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天野誠司

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 史上最悪の魔術師集団ソロモン七十二柱の創始者にして、“モーロック”の名を冠する最強の魔術師であり、土代遥香の祖父、土代厳字の親友でもあり宿敵でもあり、遥香の師でもある人物。

 見た目こそ30代半ばではるが、それは魔術により延命と延老化しているからであり、彼の生年月日は明治44(西暦1911)年8月9日になる。

 第二次世界大戦の直前にナチス・ドイツへと渡り、ヨーロッパの地にて呪術の研究(内容的には、軍事的利用)に従事し、そこの研究施設にて一人の若い女性と出会う。

 互いに将来を誓い合ったが、天野の研究が生者の用いる呪術の枠を超えて、死者そのものを利用するというテーマへと移り、度重なる実験の過程で将来の妻にすると誓った女性は、天野の目の前で命を落としてしまう。

 以降、死者という存在そのものに激しい憎悪を抱き、かねてより計画していた魔術師組織の結成を決意し、ドイツ敗北から東西冷戦の時代、ひたすら世界各国を渡り歩き、素養ある魔術師を探し求め続けてきた。

 米ソ冷戦下では、様々な国を巡っては暗躍してきたが、それは単に道を外れた魔術師としての活躍だけではなく、狩人としても闘いに身を投じ、時には核戦争勃発の危機から、世界を救ったことさえもあった。

 90年代後半より、具体的な儀式の地点割り出しに入り、2004年に日本の東京が最有力候補地に挙がると、日本に拠点を構える(武器密売人『香坂則路』として水城玲二と接触したのも、この時期である)。

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