チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
Bad Communication
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changerowa
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虫に変えられて、半ば錯乱状態にあった私だが、放送により、強制的に現実へと引き戻された。
いや、本当に現実なのかは私にはもう分からなくなってきている。
放送の内容は、絶望を深めるには十分すぎるものだった。
いや、本当に現実なのかは私にはもう分からなくなってきている。
放送の内容は、絶望を深めるには十分すぎるものだった。
既に一部が破け、中身が見えているデイパック。
すでに口にし、破棄した食料品は製品として洗練されすぎていて、
何マルク積めばこれほど贅沢な品が手に入るのだろう、という考えがよぎってしまうほどには非現実的な品だった。
それだけでも訳が分からない代物だというのに、いつの間にか名簿とコンパスが追加されていたのだ。
現代は科学が発展し、数十年前には思いもよらなかったことが次々と可能になっているが、
それでも無から物を作り出すような荒唐無稽な現象を起こせるわけではない。
たとえ千年経っても、人類には不可能であろう現象を、主催者なる者は気軽に見せつけてくる。
すでに口にし、破棄した食料品は製品として洗練されすぎていて、
何マルク積めばこれほど贅沢な品が手に入るのだろう、という考えがよぎってしまうほどには非現実的な品だった。
それだけでも訳が分からない代物だというのに、いつの間にか名簿とコンパスが追加されていたのだ。
現代は科学が発展し、数十年前には思いもよらなかったことが次々と可能になっているが、
それでも無から物を作り出すような荒唐無稽な現象を起こせるわけではない。
たとえ千年経っても、人類には不可能であろう現象を、主催者なる者は気軽に見せつけてくる。
悪夢だ。
いとも簡単に起こされる超常現象も、殺し合いをするという状況も、この姿も、何もかもが悪夢そのものだ。
いとも簡単に起こされる超常現象も、殺し合いをするという状況も、この姿も、何もかもが悪夢そのものだ。
名簿は見ない。見たくない。
仮に、知り合いがいたとして、どんな言葉を投げかけられるだろうか。
仮に、知り合いがいたとして、どんな態度で姿を現せばいいだろうか。
仮に、知り合いがいたとして、どんな言葉を投げかけられるだろうか。
仮に、知り合いがいたとして、どんな態度で姿を現せばいいだろうか。
父母や友人、同僚、下女がいたとして、私が私とみなされなかったとき、正気でいられるだろうか。
それならば、せめて何も知らないまま、何も知られないままでいたい。
そう思うのは、おかしいことだろうか。
それならば、せめて何も知らないまま、何も知られないままでいたい。
そう思うのは、おかしいことだろうか。
兄の件がなければ、必死でここにいるのは私だと訴えたことだろう。
この身体の中にいるのは、一人の人間なのだとまわりに訴えたことだろう。
おそらく、そう訴えていたであろう兄がどのような末路をたどったか。
……恐怖で身体がぶるりと震える。
それでも、ただ一人、私一人だけは、私を人間だと思っていたい。
この身体の中にいるのは、一人の人間なのだとまわりに訴えたことだろう。
おそらく、そう訴えていたであろう兄がどのような末路をたどったか。
……恐怖で身体がぶるりと震える。
それでも、ただ一人、私一人だけは、私を人間だと思っていたい。
そのような、ささやかな祈りを乞う時間すら、私には与えられなかった。
「ャンッ! キャッッ! キャインッ! ィャン!」
「ハァ、ハァ、ま、待てェ~、止ま゛って~!」
「ハァ、ハァ、ま、待てェ~、止ま゛って~!」
町の入り口に差し掛かったあたりで聞こえてきた悲鳴と怒号。
おそるおそる、入口の角から通りをのぞき込むと、ほぼ四つ足で転びながらも必死で走る少女が、建物の角からこちら側……町の出口に向かってきていたのだ。
息を切らして声がかすれてしまっているのだろうか。
まるで壊れかけた蓄音機、ぶつ切りの悲鳴をあげているといった様相だ。
少女は町の入り口に陣取る私の姿を見て、びくりと驚き、止まる。
だが、その後ろからは、紺色の軍服を着こみ、髪の毛が銃口のように飛び出した大男が、その凶悪な形相を真っ赤にして追ってきていて……。
おそるおそる、入口の角から通りをのぞき込むと、ほぼ四つ足で転びながらも必死で走る少女が、建物の角からこちら側……町の出口に向かってきていたのだ。
息を切らして声がかすれてしまっているのだろうか。
まるで壊れかけた蓄音機、ぶつ切りの悲鳴をあげているといった様相だ。
少女は町の入り口に陣取る私の姿を見て、びくりと驚き、止まる。
だが、その後ろからは、紺色の軍服を着こみ、髪の毛が銃口のように飛び出した大男が、その凶悪な形相を真っ赤にして追ってきていて……。
そうだ。私たちは殺し合いをしているのだ。
すでにやる気に満ち溢れている者がいるのだと、主催者は言っていた。
その答え合わせが目の前の光景であり、あの少女は大男に目を付けられた犠牲者で、今まさに凶行がおこなわれようとしている現場なのだ!
そして、私だって例外ではなくその犠牲者になりうるのであって……!
すでにやる気に満ち溢れている者がいるのだと、主催者は言っていた。
その答え合わせが目の前の光景であり、あの少女は大男に目を付けられた犠牲者で、今まさに凶行がおこなわれようとしている現場なのだ!
そして、私だって例外ではなくその犠牲者になりうるのであって……!
「キャ゛ン! ィ゛ャン゛!」
「キィ゛ィ゛!」
(ヒィッ……!)
「キィ゛ィ゛!」
(ヒィッ……!)
少女が、もはや悲鳴にもなっていない悲鳴をあげる。
もはやぼろぼろと言っていい姿の少女。
ぬぐう暇もないのか、涙と鼻水が体腔の周囲をわずかに濡らしている。
苦しげに息を切らして、べろんと舌を垂らしている。
呼吸すらロクにできていないのではないか。
がくがくと震える手は、それを支える身体ごと、今にも崩れ落ちてしまいそうだ。
何度も転んだのか、石畳で擦りむいたのか、その手や足には無数の擦り傷が生まれ、流れ出す血が美味しそうだ。
私は触角を開き、その奥にある口を左右に開口する。
もはやぼろぼろと言っていい姿の少女。
ぬぐう暇もないのか、涙と鼻水が体腔の周囲をわずかに濡らしている。
苦しげに息を切らして、べろんと舌を垂らしている。
呼吸すらロクにできていないのではないか。
がくがくと震える手は、それを支える身体ごと、今にも崩れ落ちてしまいそうだ。
何度も転んだのか、石畳で擦りむいたのか、その手や足には無数の擦り傷が生まれ、流れ出す血が美味しそうだ。
私は触角を開き、その奥にある口を左右に開口する。
「キィ゛ィ゛、キキキィ゛ィ゛ィ゛!?」
(今、私は何を……!?)
(今、私は何を……!?)
自分の思考への理解が追い付かない。
今、何を考えた?
今、何を考えた?
「ャン! キィャイン!」
「こ、こぉらぁ゛! ゼェ、その子、から、ハァ、離れてくだ、しゃい!」
「こ、こぉらぁ゛! ゼェ、その子、から、ハァ、離れてくだ、しゃい!」
息を切らし、顔を真っ赤にしながらも追いついてきた強面の男が、私を追い払おうとする。
どう見ても、傷ついた少女を化け物が捕食しようとしている場面だ。
捕食者はこの男ではなく、私なのだ。
どう見ても、傷ついた少女を化け物が捕食しようとしている場面だ。
捕食者はこの男ではなく、私なのだ。
複眼に映るその光景。
大男が四方八方から自身を睨みつけているように錯覚してしまう。
少女が私に怯えているように見えてしまう。
大男が四方八方から自身を睨みつけているように錯覚してしまう。
少女が私に怯えているように見えてしまう。
だがしかし、同時にこの男も、捕食者なのだと、私はそう思ってしまった。
無意識か反射なのか、少女の血に気付いた男が、舌なめずりをしたように見えたからだ。
無意識か反射なのか、少女の血に気付いた男が、舌なめずりをしたように見えたからだ。
少女が再び、悲鳴をあげて転がりながら四つ足で走り出す。
そのパニックは私にも伝染する。
そのパニックは私にも伝染する。
ぶるりと身体が震える。よたよたと必死で方向転換し、慣れない身体を動かして逃亡する。
擦り減った心はもう限界だったのだろうか。
失禁してしまった。真実はどうあれ、私はそう思った。
擦り減った心はもう限界だったのだろうか。
失禁してしまった。真実はどうあれ、私はそう思った。
実際のところ、排出したのは尿どころではなかった。
腹部そのものを、地面にぼとりと排出していた。
腹部そのものを、地面にぼとりと排出していた。
再び少女が逃げたことに面食らっていた男が、さらに驚きの声をあげ、数秒固まる。
驚きたいのは私だ。
信じられないのは私のほうだ。
なぜ腹が落ちるのか。
この身体はいったいどうなっているのか。
まるで虫からトカゲに変身したかのような錯覚を覚えるが、ただ一つ、逃げる時間を稼げたのは確かなのは感謝するべきなのだろうか。
信じられないのは私のほうだ。
なぜ腹が落ちるのか。
この身体はいったいどうなっているのか。
まるで虫からトカゲに変身したかのような錯覚を覚えるが、ただ一つ、逃げる時間を稼げたのは確かなのは感謝するべきなのだろうか。
複眼に映る私の腹部は、まるで生きているように、ドクッドクッと波打っている。
大男は目を見開くも、私を追う選択はとらないようだった。
再び少女を追おうと駆け出し、ひとまず事態が収拾したことに安堵した。
大男は目を見開くも、私を追う選択はとらないようだった。
再び少女を追おうと駆け出し、ひとまず事態が収拾したことに安堵した。
どこまで気楽な気分が抜けていなかったのだろう。
この私の思い通りにならない身体が、そんな甘いことを許してくれるはずがないのに。
この私の思い通りにならない身体が、そんな甘いことを許してくれるはずがないのに。
私の腹部は、次の瞬間、爆弾のように破裂した。
大男が爆発に巻き込まれて動かなくなった。
そこに新たに現れた少女が、信じられないような化け物を見る目で、私を睨みつけていた。
そこに新たに現れた少女が、信じられないような化け物を見る目で、私を睨みつけていた。
(わ、私じゃないわ! 私は何もしてないじゃない! 私は誰かを傷つける気なんかなかったのに!
なんで!? どうして!? 見ないで、見ないでよ!! 私は化け物じゃない! 人間なのに!
来ないで、誰か、来ないで! 助けて! イヤだ!)
なんで!? どうして!? 見ないで、見ないでよ!! 私は化け物じゃない! 人間なのに!
来ないで、誰か、来ないで! 助けて! イヤだ!)
複眼に映る光景が、少女たちの目で塗りつぶされる。
十分に血を通わせられない脳に、恐怖が押し寄せる。
一人の人間が一度に受け取るにはあまりにも膨大な感情に、こころが押しつぶされる。
十分に血を通わせられない脳に、恐怖が押し寄せる。
一人の人間が一度に受け取るにはあまりにも膨大な感情に、こころが押しつぶされる。
そして私は、その場から逃げ出した。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
東方仗助は、少女を追って走り続けている。
どうにもそのしゃべり方にはとてつもない違和感を覚えるが、中身が違っている以上、仕方がない。
私に背を向けているため聞き取りづらいが、なぜか四つん這いで先頭を走っている女こそが、その元の身体らしい。
――あと後ろから追ってくるエルドルが騒がしいのも声を聞き取りづらい原因ではある。
――なぜ踊りながら走ってくるのだ!?
どうにもそのしゃべり方にはとてつもない違和感を覚えるが、中身が違っている以上、仕方がない。
私に背を向けているため聞き取りづらいが、なぜか四つん這いで先頭を走っている女こそが、その元の身体らしい。
――あと後ろから追ってくるエルドルが騒がしいのも声を聞き取りづらい原因ではある。
――なぜ踊りながら走ってくるのだ!?
ひとまず後ろに関心を割くのは精神力の無駄だと判断し、前方に集中する。
女、そして仗助は建物の角を曲がり、町の出口のほうに向かっていく。
女、そして仗助は建物の角を曲がり、町の出口のほうに向かっていく。
「こ、こらぁ゛! ゼェ、その子から、ハァ、は、離れてください!」
仗助の怯えの混じった声に、足を止める。
どうやら第三者がいるらしい。
これだけ騒いでいれば、見つかって当然なのかもしれないが……。
どうやら第三者がいるらしい。
これだけ騒いでいれば、見つかって当然なのかもしれないが……。
(な、なんだあれは? 新手のスタンドか?)
建物の影から慎重に事態を覗き見れば、街の出口近辺に巨大な虫が鎮座していた。
その虫は仗助に怯えたのか興味がないのか、くるりと方向転換すると、ずるりと腹部を切り離し、そのまま立ち去っていく。
残された腹部は生きているかのように、不気味に蠢いている。
建物の影から慎重に事態を覗き見れば、街の出口近辺に巨大な虫が鎮座していた。
その虫は仗助に怯えたのか興味がないのか、くるりと方向転換すると、ずるりと腹部を切り離し、そのまま立ち去っていく。
残された腹部は生きているかのように、不気味に蠢いている。
(一体なんなんだ……? とても生き物とは思えん。どうしたものか……)
逡巡していると、仗助が再び女を追おうと走り出す。
これはいかんと再度自身も動こうとしたそのときだった。
不気味に蠢く虫の腹部が、突如爆発したのだ。
逡巡していると、仗助が再び女を追おうと走り出す。
これはいかんと再度自身も動こうとしたそのときだった。
不気味に蠢く虫の腹部が、突如爆発したのだ。
(あれを初見で防ぐのは厳しいだろうな)
背後から完全に不意打ちをくらった格好になった仗助は、吹き飛ばされて入口の柱に頭をぶつけ、ぐったりと動かなくなった。
下手人の虫は、脚を止めている。
こちらを観察しているのだろうか。隙を見せないように、こちらも睨み返した。
背後から完全に不意打ちをくらった格好になった仗助は、吹き飛ばされて入口の柱に頭をぶつけ、ぐったりと動かなくなった。
下手人の虫は、脚を止めている。
こちらを観察しているのだろうか。隙を見せないように、こちらも睨み返した。
「な、なんですかな、今の音は!?」
だが、エルドルが奇妙な舞とともに現れると同時に、慌てて立ち去っていったようだ。
だが、エルドルが奇妙な舞とともに現れると同時に、慌てて立ち去っていったようだ。
「エルドルさん、事態は急を要する。
門のところに爆発物が仕掛けられていたらしく、男が一人巻き込まれたようだ。
あなたの支給品に救急箱のようなものはないか?
私は、彼の支給品を探ってみる」
「支給品ですな? しばしお待ちくだされ!」
門のところに爆発物が仕掛けられていたらしく、男が一人巻き込まれたようだ。
あなたの支給品に救急箱のようなものはないか?
私は、彼の支給品を探ってみる」
「支給品ですな? しばしお待ちくだされ!」
状況はあまりに不可解。
身体を切り離して爆発させるなど、生物としてはおおよそまともな生態ではない。
スタンドなのか、あるいは支給品なのか、それとも参加者なのか、まさかの原生生物か。
巨大な頭部に阻まれて首輪の有無を確認できなかったのは痛い。
ただ、降って湧いたチャンスなのは確かだ。
無論、救急箱など探すつもりはない。
目当ては、東方仗助のプロフィール。
身体を切り離して爆発させるなど、生物としてはおおよそまともな生態ではない。
スタンドなのか、あるいは支給品なのか、それとも参加者なのか、まさかの原生生物か。
巨大な頭部に阻まれて首輪の有無を確認できなかったのは痛い。
ただ、降って湧いたチャンスなのは確かだ。
無論、救急箱など探すつもりはない。
目当ては、東方仗助のプロフィール。
幸運なことに、この負傷は爆傷に分類される。
キラークイーンの能力を用いて、ダメ押しに小爆発を起こせば、先の爆発のダメージを回復しきれずに倒れたと偽装することができる。
問題は、エルドルはスタンドを視認できるのか? という一点だ。
キラークイーンの能力を用いて、ダメ押しに小爆発を起こせば、先の爆発のダメージを回復しきれずに倒れたと偽装することができる。
問題は、エルドルはスタンドを視認できるのか? という一点だ。
エルドルが経歴を偽って話しているとは考えていない。
経歴を誤魔化すためだけに、キタキタ踊りなどというけったいなダンスを考えつき、実際に踊りだす狂人がいるとは思えない。
あれは相当年季の入った……そんなことは心底どうでもいい。
話は逸れたが、たとえばエルドルに資質がなくとも、元の身体の持ち主に資質があれば、視認できてしまう可能性がある。
拙速は避けなければならない。
経歴を誤魔化すためだけに、キタキタ踊りなどというけったいなダンスを考えつき、実際に踊りだす狂人がいるとは思えない。
あれは相当年季の入った……そんなことは心底どうでもいい。
話は逸れたが、たとえばエルドルに資質がなくとも、元の身体の持ち主に資質があれば、視認できてしまう可能性がある。
拙速は避けなければならない。
『彼の持ち物に、救急箱はなかった。
彼を助けるために、エルドルさんが誰かほかの人を探しに行ってはくれないか。
キタキタ踊りの後継者選出とやらで磨かれたあなたの交渉力こそがカギになりそうだ。
私は、ここで彼の容態を見張っているよ』
彼を助けるために、エルドルさんが誰かほかの人を探しに行ってはくれないか。
キタキタ踊りの後継者選出とやらで磨かれたあなたの交渉力こそがカギになりそうだ。
私は、ここで彼の容態を見張っているよ』
そして、エルドルが十分に離れてから、容体が急変して死亡したという偽装し、殺害する。
その後、爆発を仕掛けた参加者が再び襲ってきたように偽装工作をし、物陰で監視するのがいいだろう。
ここは町だ。隠れる場所などいくらでもあるし、凶器が爆発物なら偽装工作などお手の物だ。
その後、爆発を仕掛けた参加者が再び襲ってきたように偽装工作をし、物陰で監視するのがいいだろう。
ここは町だ。隠れる場所などいくらでもあるし、凶器が爆発物なら偽装工作などお手の物だ。
エルドルのような善良でマヌケな参加者であれば偽装を真実とみなすだろう。であれば姿を現せばよい。
逆に乗り気な者や、偽装を見抜くような注意深く疑り深い者がくれば、そっと離れてしまえばよい。
もちろん、承太郎や康一といった、私の正体を知る者を連れてきた場合は言うまでもない。
逆に乗り気な者や、偽装を見抜くような注意深く疑り深い者がくれば、そっと離れてしまえばよい。
もちろん、承太郎や康一といった、私の正体を知る者を連れてきた場合は言うまでもない。
これでいこう。
粗があるのは認めよう。
たっぷり時間をかけて考えれば、より合理的で安全なやり方も思いつくかもしれない。
だが、私の正体を暴く可能性のある者、何より私を殺した男の姿をした者と行動するストレスを負いたくはない。
たっぷり時間をかけて考えれば、より合理的で安全なやり方も思いつくかもしれない。
だが、私の正体を暴く可能性のある者、何より私を殺した男の姿をした者と行動するストレスを負いたくはない。
大義は得ている。仗助の支給品を探ることを、咎める者などいない。
プロフィールを探し当て、私は紙を開いた。
プロフィールを探し当て、私は紙を開いた。
【E-5 街入口/黎明】
【犬飼ミチル@無能なナナ】
[身体]:東方仗助@ジョジョの奇妙な冒険
[状態]:左背面爆傷、気絶、疲労(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いはしたくない
1:シロを追いかけて止める
[備考]
参戦時期は少なくともレンタロウに呼び出されるより前
自身のヒーリング能力を失いましたが、クレイジーダイヤモンドは発動できます。
【犬飼ミチル@無能なナナ】
[身体]:東方仗助@ジョジョの奇妙な冒険
[状態]:左背面爆傷、気絶、疲労(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いはしたくない
1:シロを追いかけて止める
[備考]
参戦時期は少なくともレンタロウに呼び出されるより前
自身のヒーリング能力を失いましたが、クレイジーダイヤモンドは発動できます。
【吉良吉影@ジョジョの奇妙な冒険】
[身体]:二宮飛鳥@アイドルマスターシンデレラガールズ
[状態]:疲労(小)
[装備]:
[道具]:基本支給品、東方仗助の肉体プロフィール、ランダム支給品0~3
[思考・状況]基本方針:優勝狙い
1:東方仗助の肉体プロフィールを確認する
2:鬱陶しいエルドル(キタキタおやじ)を遠ざけ、東方仗助の姿をした人物と肉体プロフィールを処分し、偽装する
3:バレないように参加者を殺していく。
4:しかしこの少女の手、なかなか美しい
[備考]
参戦時期は死亡後です。デッドマンズQは経験していません。
パイツァ・ダストは制限により使用できません。
魔法陣グルグルの世界について知りました。
[身体]:二宮飛鳥@アイドルマスターシンデレラガールズ
[状態]:疲労(小)
[装備]:
[道具]:基本支給品、東方仗助の肉体プロフィール、ランダム支給品0~3
[思考・状況]基本方針:優勝狙い
1:東方仗助の肉体プロフィールを確認する
2:鬱陶しいエルドル(キタキタおやじ)を遠ざけ、東方仗助の姿をした人物と肉体プロフィールを処分し、偽装する
3:バレないように参加者を殺していく。
4:しかしこの少女の手、なかなか美しい
[備考]
参戦時期は死亡後です。デッドマンズQは経験していません。
パイツァ・ダストは制限により使用できません。
魔法陣グルグルの世界について知りました。
【アドバーグ・エルドル(キタキタおやじ)@魔法陣グルグル】
[身体]:ヘレン@アイドルマスターシンデレラガールズ
[状態]:疲労(中)
[装備]:腰みのと胸当て@魔法陣グルグル
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、最初着ていた服
[思考・状況]基本方針:キタキタ踊りの力で殺し合いを止めて見せますぞ~
1:支給品を確認する
2:体は返すつもりだが、その前にキタキタ踊りの後継者を見つけたい
[備考]
参戦時期は魔法陣グルグル終了後です。グルグル2や舞勇伝キタキタは経験していません。
ジョジョの奇妙な冒険の世界について知りました。ただしスタンドに関することは知りません。
[身体]:ヘレン@アイドルマスターシンデレラガールズ
[状態]:疲労(中)
[装備]:腰みのと胸当て@魔法陣グルグル
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、最初着ていた服
[思考・状況]基本方針:キタキタ踊りの力で殺し合いを止めて見せますぞ~
1:支給品を確認する
2:体は返すつもりだが、その前にキタキタ踊りの後継者を見つけたい
[備考]
参戦時期は魔法陣グルグル終了後です。グルグル2や舞勇伝キタキタは経験していません。
ジョジョの奇妙な冒険の世界について知りました。ただしスタンドに関することは知りません。
【E-5 街道/黎明】
【シロ@クレヨンしんちゃん】
[身体]:犬飼ミチル@無能なナナ
[状態]:疲労(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いには乗らない
1:ミチルから逃げる
2:しんちゃんや野原家の人たちを探す
[備考]
今のところは犬語でしかしゃべれませんが、慣れれば人間の言葉をしゃべれるかもしれません。
ヒーリング能力の寿命減少は、肉体側(人間)に依存します。
犬飼ミチルを殺人鬼と勘違いしています。
【シロ@クレヨンしんちゃん】
[身体]:犬飼ミチル@無能なナナ
[状態]:疲労(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いには乗らない
1:ミチルから逃げる
2:しんちゃんや野原家の人たちを探す
[備考]
今のところは犬語でしかしゃべれませんが、慣れれば人間の言葉をしゃべれるかもしれません。
ヒーリング能力の寿命減少は、肉体側(人間)に依存します。
犬飼ミチルを殺人鬼と勘違いしています。
【D-5 街道/黎明】
【グレーテ・ザムザ@変身】
[身体]:スカラベキング@ドラゴンクエストシリーズ
[状態]:恐慌、体力減少
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:絶望、過剰な怯え
1:この場から離れる
[備考]
しっぽ爆弾は体力を減少させます。切り離した腹部は数時間ほどで再度生えてきます。
【グレーテ・ザムザ@変身】
[身体]:スカラベキング@ドラゴンクエストシリーズ
[状態]:恐慌、体力減少
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:絶望、過剰な怯え
1:この場から離れる
[備考]
しっぽ爆弾は体力を減少させます。切り離した腹部は数時間ほどで再度生えてきます。
18:正義のためなら鬼となる | 投下順に読む | 20:仮面に隠れた悪意を見せずに |
16:Sea Tripper | 時系列順に読む | 21:ジャスティスフォーの運命、丁か、半か |
08:増え鬼 | 犬飼ミチル | 37:吉良吉影はシンデレラに憧れる |
吉良吉影 | ||
アドバーグ・エルドル(キタキタおやじ) | ||
シロ | 47:増え鬼Ⅱ | |
Die Verwandlung | グレーテ・ザムザ | 28:燃え上がるこの想いの果て |