足を止めると、グレーテは自分が草原にいる事に気が付いた。
市街地での騒乱から少しでも遠ざかりたくて一心不乱に走り続けていたが、周囲の景色は無数の建造物が建ち並んでいる様から一変、
一面の草花が風に揺られている光景へとなっている。
市街地での騒乱から少しでも遠ざかりたくて一心不乱に走り続けていたが、周囲の景色は無数の建造物が建ち並んでいる様から一変、
一面の草花が風に揺られている光景へとなっている。
逃げている最中、彼女は一度も振り返る事をしなかった。
だからあの後何が起きたのかを知る由も無い。
ただ逃げる背中に声は届いていた。
岩を素手で砕いた男の悲痛な叫びと、地の底から響くような稼働音。
直接見ずとも何が起きたのかは察せられる。
きっとあのモンスターのような参加者に、剣を持った男が殺されたのだ。
自分のすぐ背後で人が殺されたという事実は、グレーテに次は己の番かもしれないという恐怖を与えた。
だからもう何も見たくないし聞きたくもないと、脇目も振らずに逃げて来たのだ。
だからあの後何が起きたのかを知る由も無い。
ただ逃げる背中に声は届いていた。
岩を素手で砕いた男の悲痛な叫びと、地の底から響くような稼働音。
直接見ずとも何が起きたのかは察せられる。
きっとあのモンスターのような参加者に、剣を持った男が殺されたのだ。
自分のすぐ背後で人が殺されたという事実は、グレーテに次は己の番かもしれないという恐怖を与えた。
だからもう何も見たくないし聞きたくもないと、脇目も振らずに逃げて来たのだ。
街を出た事で少しだけ気持ちが落ち着いたのか、自身が走ってきた方を振り返る。
遠くの方に街灯の灯りがぼんやりと見えるだけで、あのモンスターは追って来ない。
ひょっとして岩を素手で砕いた男も、自分が逃げた後で殺されてしまったのだろうか。
やはり彼らが差し伸ばしてくれた手を拒絶したのは間違いだったのでは、そんな罪悪感にも似た後悔が浮かび上がる。
遠くの方に街灯の灯りがぼんやりと見えるだけで、あのモンスターは追って来ない。
ひょっとして岩を素手で砕いた男も、自分が逃げた後で殺されてしまったのだろうか。
やはり彼らが差し伸ばしてくれた手を拒絶したのは間違いだったのでは、そんな罪悪感にも似た後悔が浮かび上がる。
(…違う。私の、私のせいなんかじゃない!だって、こんな化け物を本気で受け入れる人間なんて、いるはずが……)
必死に己に言い聞かせる。
もし本当に彼らが何の打算や悪意も無く、本気でグレーテを仲間に迎え入れようとしてたのなら、自らの手で救われる道を潰してしまったという事ではないか。
そんな事はあってはならない。
どうせ彼らだって、父がグレゴールをステッキで殴りつけ、リンゴをぶつけたように、グレーテを傷つけるに違いないのだ。
自らの間違いを受け入れられないグレーテは、もうこれ以上は余計な事を考えないように再度走り出した。
もし本当に彼らが何の打算や悪意も無く、本気でグレーテを仲間に迎え入れようとしてたのなら、自らの手で救われる道を潰してしまったという事ではないか。
そんな事はあってはならない。
どうせ彼らだって、父がグレゴールをステッキで殴りつけ、リンゴをぶつけたように、グレーテを傷つけるに違いないのだ。
自らの間違いを受け入れられないグレーテは、もうこれ以上は余計な事を考えないように再度走り出した。
それから間もなくのことだった。彼女がソレを見つけたのは。
「ギギィ!?(ヒィッ!?)」
悲鳴を上げるのも無理は無い。
グレーテの目の前には男の死体が転がっているのだから。
グレーテの目の前には男の死体が転がっているのだから。
端正な顔立ちの男だった。
身に着けた鎧は所々が砕け散り、痛々しい傷が露わとなっている。
よく見ると、この周辺だけ草花が吹き飛んでいる。
間違いなく何者かとの争いがあったのだろう。
唯一の救いと言うのも奇妙であるが、男の顔に苦痛や絶望は見当たらず、どこか晴れやかな笑みを浮かべていた。
男のが誰と戦い、何を想って死んだのかはグレーテの知る所では無い。
そんな事よりまだ近くに、男を殺した参加者がいるかもしれないと恐怖を抱く。
なら早々に立ち去るのが一番なのだが、怯える心とは裏腹にグレーテの視線は男へ釘付けとなった。
身に着けた鎧は所々が砕け散り、痛々しい傷が露わとなっている。
よく見ると、この周辺だけ草花が吹き飛んでいる。
間違いなく何者かとの争いがあったのだろう。
唯一の救いと言うのも奇妙であるが、男の顔に苦痛や絶望は見当たらず、どこか晴れやかな笑みを浮かべていた。
男のが誰と戦い、何を想って死んだのかはグレーテの知る所では無い。
そんな事よりまだ近くに、男を殺した参加者がいるかもしれないと恐怖を抱く。
なら早々に立ち去るのが一番なのだが、怯える心とは裏腹にグレーテの視線は男へ釘付けとなった。
「ギ……」
破損した鎧の下、晒された素肌に付けられた傷。
死後数時間が経過したのだろう、血は渇き黒く固まっている。
常人であれば深い傷に痛ましさや嫌悪感を感じるのかもしれない。
死後数時間が経過したのだろう、血は渇き黒く固まっている。
常人であれば深い傷に痛ましさや嫌悪感を感じるのかもしれない。
だがグレーテは違う。
凝固した血を見ていると、無性に口内が疼き出す。
既に固まってしまっているが、あの血を飲みたいという欲求が――
既に固まってしまっているが、あの血を飲みたいという欲求が――
(………………ッ!!?!)
自分が今何を考えたのか。
男の死体を見て、何を欲した?
我が事ながら信じられない思いで後退る。
男の死体を見て、何を欲した?
我が事ながら信じられない思いで後退る。
よくよく思い返せば、市街地にいた時から自分はおかしくはなかったか?
強面の男に追いかけられていた少女の傷口から流れる血を見て、何を考えた?
自分を捕まえようとした男に触角を突き刺した時、急に渇きが癒えたのは何故だ?
強面の男に追いかけられていた少女の傷口から流れる血を見て、何を考えた?
自分を捕まえようとした男に触角を突き刺した時、急に渇きが癒えたのは何故だ?
(ああ、嘘、こんなの嘘よ……!)
醜悪な毒虫の体になろうと、心までは変わらない。
自分は正真正銘、グレーテ・ザムザという名の人間だ。
そう信じていたのに、自分が人間の血を欲していると理解した瞬間、音を立てて崩れる気がした。
自分は正真正銘、グレーテ・ザムザという名の人間だ。
そう信じていたのに、自分が人間の血を欲していると理解した瞬間、音を立てて崩れる気がした。
これではまるで、体だけでなく心までもが
醜い怪物になってしまったようではないか。
(いや…いやぁあああああああああああああああああッ!!!)
最早自分自身さえもが信じられず、絶叫を上げてグレーテは逃げ出した。
救いの手を差し伸べる者は現れない。
彼女自身が、救われる道を拒絶してしまったのだから。
救いの手を差し伸べる者は現れない。
彼女自身が、救われる道を拒絶してしまったのだから。
【D-5 草原/早朝】
【グレーテ・ザムザ@変身】
[身体]:スカラベキング@ドラゴンクエストシリーズ
[状態]:恐慌、頭部に切り傷
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本方針:絶望、過剰な怯え
1:この場から離れる
2:喉の渇きが消えた…何だか良い気分…
3:私は心まで怪物になったの……?
[備考]
※しっぽ爆弾は体力を減少させます。切り離した腹部は数時間ほどで再度生えてきます。
※デイパックの破れた傷が広がっています。このまま移動し続ければ他にも中身を落とすかもしれません。
※血の味を覚えました。
[身体]:スカラベキング@ドラゴンクエストシリーズ
[状態]:恐慌、頭部に切り傷
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本方針:絶望、過剰な怯え
1:この場から離れる
2:喉の渇きが消えた…何だか良い気分…
3:私は心まで怪物になったの……?
[備考]
※しっぽ爆弾は体力を減少させます。切り離した腹部は数時間ほどで再度生えてきます。
※デイパックの破れた傷が広がっています。このまま移動し続ければ他にも中身を落とすかもしれません。
※血の味を覚えました。
○
グレーテが去り、静けさを取り戻した草原。
青白くなった顔で横たわるリオン・マグナスの死体に、そっと近付く者が現れた。
青白くなった顔で横たわるリオン・マグナスの死体に、そっと近付く者が現れた。
「…何だったんだアレは」
決して少なくない金を掛けたであろう、白の衣服を纏った男。
檀黎斗は巨大な虫が去って行った方角を眺め、訝し気に呟いた。
檀黎斗は巨大な虫が去って行った方角を眺め、訝し気に呟いた。
少女とマゼンタ色の仮面ライダーがそれぞれ別方向へ別れた後、黎斗はリオンの死体の元へと移動した。
撮影した画像で確認できたが、ライダーは水や食料の入ったバッグは持ち去ったものの、鎧の男が使っていた武器は放置していったらしい。
ライダーの力が有れば他の武器は不要と考えての行動なのかは、黎斗に分かり様は無かった。
だが使うかどうかはともかくとして、一応回収しておいて損は無い。
幸い距離もそれ程離れてはいなかった為、特に迷う事無く武器の回収に走った。
撮影した画像で確認できたが、ライダーは水や食料の入ったバッグは持ち去ったものの、鎧の男が使っていた武器は放置していったらしい。
ライダーの力が有れば他の武器は不要と考えての行動なのかは、黎斗に分かり様は無かった。
だが使うかどうかはともかくとして、一応回収しておいて損は無い。
幸い距離もそれ程離れてはいなかった為、特に迷う事無く武器の回収に走った。
そうして徐々に死体へと近づいた時、黎斗とは反対の方から何者かが近付いて来るのが見えたのだ。
そこで一度足を止めると草むらに身を潜め、ライブモードに変形させたバットショットで、相手の姿を確かめた。
驚いた事に相手の姿はどう見ても人間ではない、巨大な虫の化け物。
もしや新たなバグスターでも会場に放たれたのではと考えたが、あんな気味の悪い虫に関係するガシャットを開発した覚えはない。
ズームして観察すると、自分のとはサイズが違うが首輪らしきリングがあった。
まさかこいつも参加者なのかと声に出さずに驚く黎斗には気付かず、巨大な虫はじっと死体を見つめたかと思えば、唐突に鳴き声を上げて走り去っていった。
そこで一度足を止めると草むらに身を潜め、ライブモードに変形させたバットショットで、相手の姿を確かめた。
驚いた事に相手の姿はどう見ても人間ではない、巨大な虫の化け物。
もしや新たなバグスターでも会場に放たれたのではと考えたが、あんな気味の悪い虫に関係するガシャットを開発した覚えはない。
ズームして観察すると、自分のとはサイズが違うが首輪らしきリングがあった。
まさかこいつも参加者なのかと声に出さずに驚く黎斗には気付かず、巨大な虫はじっと死体を見つめたかと思えば、唐突に鳴き声を上げて走り去っていった。
「ふむ、私はまだ運が良かったと考えるべきか?」
死体の傍に佇みながら、顎に手を当て考える。
あの虫の正体はともかくとして、中身は恐らく人間だろう。
だとしたら悲惨極まりない。
人間とはかけ離れた姿になり、意思疎通もままならない。
あの見た目では何もせずとも警戒心を与えてしまう。
もし自分があんな体に精神を閉じ込められていたらと考えると、背筋が寒くなる。
天津は黎斗とは相容れない人間だが、あの虫よりは遥かにマシだ。
だとしたら悲惨極まりない。
人間とはかけ離れた姿になり、意思疎通もままならない。
あの見た目では何もせずとも警戒心を与えてしまう。
もし自分があんな体に精神を閉じ込められていたらと考えると、背筋が寒くなる。
天津は黎斗とは相容れない人間だが、あの虫よりは遥かにマシだ。
(だがまぁ、もし彼女達と行動を共にしていたら、あの虫を放って置きはしなかったのだろうな)
お人好しの少年少女、リトといろはを思い浮かべ呆れたように笑う。
あの二人なら得体の知れない虫の化け物だろうと、放置せずに接触を試みたかもしれない。
それ以前に、鎧の男とマゼンタ色のライダーの戦闘にも介入した可能性だってある。
あれやこれやと首を突っ込んで、それに巻き込まれてはたまったものではない。
やはり別行動をとって正解だったと改めて思いつつ、本来の目的である転がった武器に手を付けた。
あの二人なら得体の知れない虫の化け物だろうと、放置せずに接触を試みたかもしれない。
それ以前に、鎧の男とマゼンタ色のライダーの戦闘にも介入した可能性だってある。
あれやこれやと首を突っ込んで、それに巻き込まれてはたまったものではない。
やはり別行動をとって正解だったと改めて思いつつ、本来の目的である転がった武器に手を付けた。
(短剣はともかくとして、こんな物で戦っていたのか?)
クリスマス用の長い蝋燭を手に取り眺める。
長さからして剣に見立てられない事も無いが、実際の戦闘で役に立つのかは疑問である。
ダメ元で付近の草へと振るって見たら、パラパラと切断できた。
刃らしき部分はどこにも見当たらないにも関わらず、何故斬れたのか。
よく分からない武器だと困惑するも、使い物にはなるようなので短剣と共にデイパックへ仕舞う。
長さからして剣に見立てられない事も無いが、実際の戦闘で役に立つのかは疑問である。
ダメ元で付近の草へと振るって見たら、パラパラと切断できた。
刃らしき部分はどこにも見当たらないにも関わらず、何故斬れたのか。
よく分からない武器だと困惑するも、使い物にはなるようなので短剣と共にデイパックへ仕舞う。
武器の回収を終えるともうここに用は無い。
そろそろ合流場所へ行くべきだろう。
いろは達が生きているのなら、役立つ情報の一つでも手に入れておいて欲しいものだ。
もし死んでいるのなら、厄介な参加者を道連れにしてくれていると都合が良い。
どちらにせよ、自分の役に立つのなら生死は問わない。
そろそろ合流場所へ行くべきだろう。
いろは達が生きているのなら、役立つ情報の一つでも手に入れておいて欲しいものだ。
もし死んでいるのなら、厄介な参加者を道連れにしてくれていると都合が良い。
どちらにせよ、自分の役に立つのなら生死は問わない。
悪意に満ちた笑みを隠さず、踵を返し早足で来た道を引き返していった
【D-5 草原/早朝】
【檀黎斗@仮面ライダーエグゼイド】
[身体]:天津垓@仮面ライダーゼロワン
[状態]:健康
[装備]:ベルデのデッキ@仮面ライダー龍騎、バットショット@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品、着火剛焦@戦国BASARA4、パラゾニウム@グランブルーファンタジー、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]基本方針:優勝し、「真の」仮面ライダークロニクルを開発する
1:人数が減るまで待つ。それまでは善良な人間を演じておく。
2:次の放送が流れるあたりにいろは達と合流。
3:優勝したらボンドルド達に制裁を下す。
[備考]
※参戦時期は、パラドに殺された後
※バットショットには「リオンの死体、対峙するJUDOと宿儺」の画像が保存されています。
[身体]:天津垓@仮面ライダーゼロワン
[状態]:健康
[装備]:ベルデのデッキ@仮面ライダー龍騎、バットショット@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品、着火剛焦@戦国BASARA4、パラゾニウム@グランブルーファンタジー、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]基本方針:優勝し、「真の」仮面ライダークロニクルを開発する
1:人数が減るまで待つ。それまでは善良な人間を演じておく。
2:次の放送が流れるあたりにいろは達と合流。
3:優勝したらボンドルド達に制裁を下す。
[備考]
※参戦時期は、パラドに殺された後
※バットショットには「リオンの死体、対峙するJUDOと宿儺」の画像が保存されています。
○
人間のと、そうでないもの。
二つの足音がJUDOの鼓膜へ届いた。
二つの足音がJUDOの鼓膜へ届いた。
宿儺とは反対のエリアへ移動していたJUDOは、ふと新たに得た力を確認しておこうとライドブッカーを開いた。
数枚のカードを取り出してみると、確かに力が増している事が分かる。
ディケイド以外のカードは薄っすらとシルエットが浮かび上がるだけだったが、今はハッキリと姿が写し出されていた。
古代ではクウガ、現代では未確認生命体第四号の名で広く知られている戦士。
それが新たに得た、というよりも取り戻したディケイドの力の一つ。
数枚のカードを取り出してみると、確かに力が増している事が分かる。
ディケイド以外のカードは薄っすらとシルエットが浮かび上がるだけだったが、今はハッキリと姿が写し出されていた。
古代ではクウガ、現代では未確認生命体第四号の名で広く知られている戦士。
それが新たに得た、というよりも取り戻したディケイドの力の一つ。
カードを眺めるJUDOは直感的にクウガの持つ能力を理解した。
外見からしてプロトタイプ達とも関係がありそうだが、ディケイドと同様にJUDOが初めて見る戦士だ。
にも関わらず、まるで前々から知っていたかのような感覚には首を傾げた。
尤もJUDOの肉体である門矢士もまた、光夏実からディケイドライバーを渡された際に、記憶喪失であるというのに九つの世界のライダーの力を完璧に使いこなしたという経験がある。
それを考えると、JUDOの身に起きた現象も不思議ではないのかもしれない。
外見からしてプロトタイプ達とも関係がありそうだが、ディケイドと同様にJUDOが初めて見る戦士だ。
にも関わらず、まるで前々から知っていたかのような感覚には首を傾げた。
尤もJUDOの肉体である門矢士もまた、光夏実からディケイドライバーを渡された際に、記憶喪失であるというのに九つの世界のライダーの力を完璧に使いこなしたという経験がある。
それを考えると、JUDOの身に起きた現象も不思議ではないのかもしれない。
「ほう…」
クウガの持つ能力に一つ、興味を惹かれるものがあった。
早速試すべくカードをドライバーに挿入すると、一瞬で姿が変わる。
まず始めは赤い装甲と複眼の、クウガの基本形態とも言えるフォームへ。
続けてカードを差し込むと、装甲と複眼の色は緑へと変わった。
ペガサスフォーム。クウガの視覚や聴覚などを限界以上に強化し、遠距離からの攻撃を主体とした形態。
早速試すべくカードをドライバーに挿入すると、一瞬で姿が変わる。
まず始めは赤い装甲と複眼の、クウガの基本形態とも言えるフォームへ。
続けてカードを差し込むと、装甲と複眼の色は緑へと変わった。
ペガサスフォーム。クウガの視覚や聴覚などを限界以上に強化し、遠距離からの攻撃を主体とした形態。
目当ての姿へ変身し終えると、耳へと侵入してくる音へ意識を集中する。
異様にハッキリと聞こえる風の音に加え、二種類の足音をJUDOの聴覚が捉えた。
どちらも先程までJUDOがいたエリアにいるようだ。
偶然立ち寄ったか、はたまた自分が去るのを遠くから観察して近付いたか。
どちらにせよ、彼らの存在を放って置くつもりはない。
とはいえこちらの身体は一つで、向こうは二人。
片方の追跡は諦めねばならない。
異様にハッキリと聞こえる風の音に加え、二種類の足音をJUDOの聴覚が捉えた。
どちらも先程までJUDOがいたエリアにいるようだ。
偶然立ち寄ったか、はたまた自分が去るのを遠くから観察して近付いたか。
どちらにせよ、彼らの存在を放って置くつもりはない。
とはいえこちらの身体は一つで、向こうは二人。
片方の追跡は諦めねばならない。
(だが、あちらも捨て難いな)
ペガサスフォームで察知したのは二つの足音だけではない。
東にある街、そこで何者かが放ったであろう閃光をこの目で捉えたのだ。
誰が放ったにしろ、中々の破壊力を秘めた閃光はJUDOに興味を抱かせた。
街へ向かい、その者と闘争を楽しむのも悪くは無い。
東にある街、そこで何者かが放ったであろう閃光をこの目で捉えたのだ。
誰が放ったにしろ、中々の破壊力を秘めた閃光はJUDOに興味を抱かせた。
街へ向かい、その者と闘争を楽しむのも悪くは無い。
(フム、どこへ向かうか…)
どこへ行くにせよ、願わくば退屈せずに済む相手であって欲しいものだ。
想定外の傷を負わせた鎧の男や、自分に死を予感させた少女のように、ただの餌ではない力を見せてくれるのなら、
この渇きも少しは満たされる筈なのだから。
想定外の傷を負わせた鎧の男や、自分に死を予感させた少女のように、ただの餌ではない力を見せてくれるのなら、
この渇きも少しは満たされる筈なのだから。
【E-5 草原/早朝】
【大首領JUDO@仮面ライダーSPIRITS】
[身体]:門矢士@仮面ライダーディケイド
[状態]:負傷(中)
[装備]:ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド ライドブッカ―@仮面ライダーディケイト
[道具]:基本支給品×2(リオン)、アタックライド@仮面ライダーディケイト
[思考・状況]基本方針:優勝を目指す
1:闘争を楽しむ。その為にどこへ向かうか…
2:宿儺と次出会ったら、力が戻った・戻ってないどちらせよ殺し合う
3:優勝後は我もこの催しを開いてみるか
[備考]
※参戦時期は、第1部終了時点。
[身体]:門矢士@仮面ライダーディケイド
[状態]:負傷(中)
[装備]:ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド ライドブッカ―@仮面ライダーディケイト
[道具]:基本支給品×2(リオン)、アタックライド@仮面ライダーディケイト
[思考・状況]基本方針:優勝を目指す
1:闘争を楽しむ。その為にどこへ向かうか…
2:宿儺と次出会ったら、力が戻った・戻ってないどちらせよ殺し合う
3:優勝後は我もこの催しを開いてみるか
[備考]
※参戦時期は、第1部終了時点。
56:World is mine | 投下順に読む | 58:サムライハート |
時系列順に読む | ||
28:燃え上がるこの想いの果て | グレーテ・ザムザ | 82:人生は選択肢の連続 |
44:宣戦布告のGame master! | 檀黎斗 | 69:リリカル血風譚 |
29:両頭の蛇 | 大首領JUDO | 73:適者生存 |