プリキュアへの変身というものは、本当なら本来の変身者しか変身することは出来ないものだ。
この殺し合いにおいては、中身が別人でも身体が本人のものなら変身出来ていたことはあった。
作品によってはそれと同じように中身が別人でも変身できたことはある。
だがまた別のシリーズ作品によっては、肉体が本人でも精神が別人だと変身出来ない描写があったものも存在する。
まあ…その作品は現時点ではこの物語には一応関わりが無いため、これ以上は割愛する。
その作品自体でも、エピソードによっては中身が別人でも変身できるんじゃないかみたいな台詞は一応存在していた。
この殺し合いにおいては、中身が別人でも身体が本人のものなら変身出来ていたことはあった。
作品によってはそれと同じように中身が別人でも変身できたことはある。
だがまた別のシリーズ作品によっては、肉体が本人でも精神が別人だと変身出来ない描写があったものも存在する。
まあ…その作品は現時点ではこの物語には一応関わりが無いため、これ以上は割愛する。
その作品自体でも、エピソードによっては中身が別人でも変身できるんじゃないかみたいな台詞は一応存在していた。
とにかく、プリキュアというものはそれぞれ本人しか変身できないもののはずなのだ。
今回、戦兎が使用したアイテムにも本来の持ち主がいた。
コンパクトの正式名称はスイーツパクト、変身に使っていたスイーツのミニチュアもそれ専用のアニマルスイーツと呼ばれる種類の1つ、うさぎショートケーキ。
宇佐美いちかという人物が、キュアホイップに変身するために使っていたアイテムだ。
今回、戦兎が使用したアイテムにも本来の持ち主がいた。
コンパクトの正式名称はスイーツパクト、変身に使っていたスイーツのミニチュアもそれ専用のアニマルスイーツと呼ばれる種類の1つ、うさぎショートケーキ。
宇佐美いちかという人物が、キュアホイップに変身するために使っていたアイテムだ。
戦兎がそれを使った結果変身した存在は、謂わば仮面ライダーにプリキュアのガワを被せたかのようなものだった。
仮面ライダービルドが、その上からキュアホイップの衣装を着たような姿になっていた。
正確に言うと、ディケイドビルドの上から被さっているものだった。
先ほどの名乗りも、「キュア仮面ライダーホイップディケイドビルド」となるのがおそらく正解だろう。
前述したように、基本的にはキュアホイップの衣装の方が上側だが、ベルトのディケイドライバーだけはホイップのドレス衣装よりも上側になっていた。
仮面ライダービルドが、その上からキュアホイップの衣装を着たような姿になっていた。
正確に言うと、ディケイドビルドの上から被さっているものだった。
先ほどの名乗りも、「キュア仮面ライダーホイップディケイドビルド」となるのがおそらく正解だろう。
前述したように、基本的にはキュアホイップの衣装の方が上側だが、ベルトのディケイドライバーだけはホイップのドレス衣装よりも上側になっていた。
今の戦兎には、心身共に宇佐美いちかの要素は存在しない。
なのに本来本人専用のこのアイテムが使えたのは、主催陣営による調整があったから…というわけではない。
主催陣営はこのアイテムに何も手は加えていない。
なのに本来本人専用のこのアイテムが使えたのは、主催陣営による調整があったから…というわけではない。
主催陣営はこのアイテムに何も手は加えていない。
それでも、戦兎がこれを使えたことについてはいくつか要素が混じった結果という仮説が立てられる。
1つは、モチーフの被り。
ビルドもホイップも、兎と別の何かを組み合わせた姿が基本のものだ。
そんな共通点があるために、ビルドとホイップは親和性があったのかもしれない。
1つは、モチーフの被り。
ビルドもホイップも、兎と別の何かを組み合わせた姿が基本のものだ。
そんな共通点があるために、ビルドとホイップは親和性があったのかもしれない。
次に、現在の戦兎達を悩ませている、ノワールビルドがいるというこの状況。
ノワールビルドはビルドとプリキュアの力が合わさらなければ倒せない。
けれども、プリキュアの力を使える者はこの場にいなかった。
たとえプリキュアのアイテムがあっても、それを使える者はいなかった。
このままではノワールビルドは無敵の存在となるかもしれない。
だから、それを防ぐために一時的にスイーツパクトが力を貸してくれたのかもしれない。
アニマルスイーツの中に残留していたキュアホイップの光で、この場で破壊者に利用されている闇のキラキラルを祓うために。
ノワールビルドはビルドとプリキュアの力が合わさらなければ倒せない。
けれども、プリキュアの力を使える者はこの場にいなかった。
たとえプリキュアのアイテムがあっても、それを使える者はいなかった。
このままではノワールビルドは無敵の存在となるかもしれない。
だから、それを防ぐために一時的にスイーツパクトが力を貸してくれたのかもしれない。
アニマルスイーツの中に残留していたキュアホイップの光で、この場で破壊者に利用されている闇のキラキラルを祓うために。
そして最後に、戦兎の『心』だ。
仮面ライダーもプリキュアも、基本的には戦う理由は同じ。
それはきっと、他の種類のヒーロー達にとっても。
彼らが戦う主な理由は、きっと、『守るために』だ。
たとえ陰謀によって創られたヒーローだとしても、戦兎は、仮面ライダービルドは、人々の愛と平和(ラブ&ピース)を守るために戦った。
宇佐美いちか/キュアホイップも、スイーツに込められた『大好き』の気持ちを、皆の笑顔を守るために戦った。
守るために戦うというのは、倒すためよりもきっと大事なことだろう。
そしてこの場においても、桐生戦兎は仲間を守るという気持ちを持って戦っている。
もしもこの場に宇佐美いちかが居れば、彼女も同じ気持ちを持って戦うだろう。
仮面ライダーもプリキュアも、基本的には戦う理由は同じ。
それはきっと、他の種類のヒーロー達にとっても。
彼らが戦う主な理由は、きっと、『守るために』だ。
たとえ陰謀によって創られたヒーローだとしても、戦兎は、仮面ライダービルドは、人々の愛と平和(ラブ&ピース)を守るために戦った。
宇佐美いちか/キュアホイップも、スイーツに込められた『大好き』の気持ちを、皆の笑顔を守るために戦った。
守るために戦うというのは、倒すためよりもきっと大事なことだろう。
そしてこの場においても、桐生戦兎は仲間を守るという気持ちを持って戦っている。
もしもこの場に宇佐美いちかが居れば、彼女も同じ気持ちを持って戦うだろう。
だからこそ、スイーツパクトは戦兎のその『心』に応えた。
ここで起きた現象の理由は、これまで述べた要因が混ざり合って起きたとしか考えられない。
これはきっと、今この瞬間にだけ許されていることなのだろう。
これはいわゆる、奇跡と呼ばれる現象であろう。
ここで起きた現象の理由は、これまで述べた要因が混ざり合って起きたとしか考えられない。
これはきっと、今この瞬間にだけ許されていることなのだろう。
これはいわゆる、奇跡と呼ばれる現象であろう。
◆
「キュア仮面ライダーホイップビルド!できあがり!」
「「『『『「「……………」」』』』」」
「「『『『「「……………」」』』』」」
戦兎がそう高らかに名乗るのを見て、この場にいる者達が皆凍りつく。
理性を失っているはずの者達も、そうだった。
それ程までに、今起きた現象の衝撃は大きかった。
仮面と装甲に包まれた男の子向けの格好いい印象を抱かせるヒーローが、一瞬でその上から明らかに女の子用のフリフリな可愛らしいドレス衣装を身に纏った。
その上、これまた可愛らしいポーズをしながら決め台詞を言った。
名乗ったヒーロー名も、何か異様に長くなっていた。
ポーズと名乗りが終わった後、背後に何故か出現していた巨大なケーキは消滅していた。
理性を失っているはずの者達も、そうだった。
それ程までに、今起きた現象の衝撃は大きかった。
仮面と装甲に包まれた男の子向けの格好いい印象を抱かせるヒーローが、一瞬でその上から明らかに女の子用のフリフリな可愛らしいドレス衣装を身に纏った。
その上、これまた可愛らしいポーズをしながら決め台詞を言った。
名乗ったヒーロー名も、何か異様に長くなっていた。
ポーズと名乗りが終わった後、背後に何故か出現していた巨大なケーキは消滅していた。
『……戦兎、何急にこのタイミングでふざけてるんだ?』
「…うるせー!何故か体が勝手に動いたんだよ!つーか、そんなことお前にだけは言われたくないわ!」
「…うるせー!何故か体が勝手に動いたんだよ!つーか、そんなことお前にだけは言われたくないわ!」
ポーズを解除した後、戦兎はエボルトの言葉に対し反論する。
実際に、戦兎はここまで何故か体が勝手に動き、決め台詞は勝手に言わされた。
確かに戦兎は力を貸してくれと言い、スイーツパクトとアニマルスイーツもそれに応えてくれた。
けれども、こんな姿になってしまうことまでは予想してなかった。
もっとこう…自分にも合う感じにデザインは調整してくれることを期待していた。
だが、それは流石に高望みだった。
そもそも使っているキュアホイップ用のアイテムをそのまま使っているのだから、キュアホイップをそのまま被せたかのような見た目になる方が自然だろう、多分。
実際に、戦兎はここまで何故か体が勝手に動き、決め台詞は勝手に言わされた。
確かに戦兎は力を貸してくれと言い、スイーツパクトとアニマルスイーツもそれに応えてくれた。
けれども、こんな姿になってしまうことまでは予想してなかった。
もっとこう…自分にも合う感じにデザインは調整してくれることを期待していた。
だが、それは流石に高望みだった。
そもそも使っているキュアホイップ用のアイテムをそのまま使っているのだから、キュアホイップをそのまま被せたかのような見た目になる方が自然だろう、多分。
『………ノワーールッ!!』
少し間をおいた後、思い出したかのようにノワールビルドが再び動き出す。
コーヒーゼリーの鎖を、再度戦兎に向けて射出する。
コーヒーゼリーの鎖を、再度戦兎に向けて射出する。
「うおっ!」
戦兎はそれを、咄嗟に跳躍で回避しようとする。
確かにそれで、ノワールビルドの攻撃は避けられた。
ただし、過剰に。
確かにそれで、ノワールビルドの攻撃は避けられた。
ただし、過剰に。
「うおおっ!?」
真っ直ぐにジャンプした戦兎は、空高く舞い上がった。
これは、本来のビルドのジャンプ力で行ける高さである55mを大きく超えていた。
暗い夜なせいであまりよく見えた訳では無いが、もし明るかったら戦兎も地上にいる者達も互いが小さく見えたことだろう。
これは、本来のビルドのジャンプ力で行ける高さである55mを大きく超えていた。
暗い夜なせいであまりよく見えた訳では無いが、もし明るかったら戦兎も地上にいる者達も互いが小さく見えたことだろう。
キュアホイップも、とても高いジャンプ力を持っている。
そんなホイップとビルドの脚力が合わさり、今回の結果を作り出した。
その力の加減が出来なく、戦兎は天高く舞い上がった。
本来のキュアホイップの変身者、宇佐美いちかも初変身時に似たようなことを起こしてしまっていたりする。
戦兎は最高点まで到達した後、そのまま自由落下をし始める。
そんなホイップとビルドの脚力が合わさり、今回の結果を作り出した。
その力の加減が出来なく、戦兎は天高く舞い上がった。
本来のキュアホイップの変身者、宇佐美いちかも初変身時に似たようなことを起こしてしまっていたりする。
戦兎は最高点まで到達した後、そのまま自由落下をし始める。
◇
戦兎がそんな風になっていることを察したJUDOは、甜花から奪っていたウォーターメロンガトリングをどこか遠くに投げ捨てる。
そして腰からケータッチを取り外し、それを操作しようとする。
自由落下中の空中では、身動きが取りにくく隙が大きい。
そこを狙い、JUDOは戦兎に向かって大技を放とうとしていた。
そして腰からケータッチを取り外し、それを操作しようとする。
自由落下中の空中では、身動きが取りにくく隙が大きい。
そこを狙い、JUDOは戦兎に向かって大技を放とうとしていた。
『ガンッ!』「ム…」
しかし、JUDOのその行動は止められた。
何処からともかく、弾丸が飛んで来た。
弾丸はJUDOの手元の辺りに命中し、ケータッチの操作を中断させられる。
何処からともかく、弾丸が飛んで来た。
弾丸はJUDOの手元の辺りに命中し、ケータッチの操作を中断させられる。
『戦兎はやらせねえぜ?やられる前に、やれってな』
JUDOに向かって弾丸を当てたのは、エボルトだった。
エボルトはトランスチームガンとスチームブレードを合体させ、ライフルモードにして狙いを定めて弾丸を撃った。
エボルトはトランスチームガンとスチームブレードを合体させ、ライフルモードにして狙いを定めて弾丸を撃った。
…しかし、エボルトが今このような行動を取れたことは、JUDO視点だと少し不可解な点が存在していた。
ついさっきまで、エボルトはアナザーカブトの相手をしていた。
今みたいに冷静に狙撃を行う余裕は無いはずだった。
その答えは、何かを考える間もなくすぐに分かることになる。
ついさっきまで、エボルトはアナザーカブトの相手をしていた。
今みたいに冷静に狙撃を行う余裕は無いはずだった。
その答えは、何かを考える間もなくすぐに分かることになる。
「ウワアアアアアァァッ!!」
アナザーカブトが、JUDOの方目掛けて突撃しようとしていた。
これは、エボルトがそっちの方に向かうよう仕向けたわけではない。
とは言っても、今アナザーカブトにさせられているしんのすけが正気に戻ったからこうなっている訳ではない。
ただし、完全に理性を失ったままの状態というわけでもない。
先ほど起きたビルドによるキュアホイップへの変身、あれによりこの場にいる全員が一瞬呆けた。
それは、アナザーカブトも例外ではなかった。
その呆けた一瞬の間に、しんのすけの意識がほんの少しだけ浮上した。
そのしんのすけの意思が、一瞬視界に入ったJUDOの方を敵だと認識した。
とは言っても、今アナザーカブトにさせられているしんのすけが正気に戻ったからこうなっている訳ではない。
ただし、完全に理性を失ったままの状態というわけでもない。
先ほど起きたビルドによるキュアホイップへの変身、あれによりこの場にいる全員が一瞬呆けた。
それは、アナザーカブトも例外ではなかった。
その呆けた一瞬の間に、しんのすけの意識がほんの少しだけ浮上した。
そのしんのすけの意思が、一瞬視界に入ったJUDOの方を敵だと認識した。
「オラガ、ミンナヲ、オタスケ…!」
僅かに戻ってきたしんのすけの意思が、アナザーカブトの口から呻き声のような言葉を漏らさせる。
「くだらん」
JUDOはしんのすけが接近して殴りかかろうとすると読み、払いのける心づもりでいた。
しかし、それは外れることになる。
しかし、それは外れることになる。
「アク…ション…」
アナザーカブトは肘と脇を閉め、前腕を体の前に向ける構えをとる。
「ビイィィィィィィィィームッ!!」
「ぐあっ…!」
「ぐあっ…!」
アナザーカブトの前腕から、電撃のように光線(ビーム)が出た。
そのビームはJUDOの方へと向かっていき、命中してダメージを与えた。
そのビームはJUDOの方へと向かっていき、命中してダメージを与えた。
自分の体の中を巡っているエネルギー、それが何なのかをしんのすけは感覚で掴んでいた。
以前もしんのすけが所持したことのあるアクションストーン、これがあれば、アクションビームが撃てることをしんのすけは知っていた。
未だほとんど暴走状態ではあれど、僅かに浮上した意識がアクションストーンのエネルギーでアクションビームを放つことを考えた。
だからアナザーカブトが、JUDOに向かってアクションビームを発射するなんてことが起きた。
本来なら、アクションストーンは体内に入れて使うものでは無いのではあるが。
以前もしんのすけが所持したことのあるアクションストーン、これがあれば、アクションビームが撃てることをしんのすけは知っていた。
未だほとんど暴走状態ではあれど、僅かに浮上した意識がアクションストーンのエネルギーでアクションビームを放つことを考えた。
だからアナザーカブトが、JUDOに向かってアクションビームを発射するなんてことが起きた。
本来なら、アクションストーンは体内に入れて使うものでは無いのではあるが。
「ウ、ア…」
アナザーカブトがアクションビームを放てた時間は短かった。
この殺し合いにおいて、アクションストーンを使ってビームを放つのには体力を消耗する。
元々素体にされているしんのすけが体力を大きく消耗していたため、アナザーカブトのアクションビームは長くもたなかった。
ビームを放つのを終えたアナザーカブトは、両膝と両手を地面につく姿勢となる。
この殺し合いにおいて、アクションストーンを使ってビームを放つのには体力を消耗する。
元々素体にされているしんのすけが体力を大きく消耗していたため、アナザーカブトのアクションビームは長くもたなかった。
ビームを放つのを終えたアナザーカブトは、両膝と両手を地面につく姿勢となる。
『ホラホラ、今がチャンスだぞ!しんのすけに続け!』
それを見たエボルトが急かすように蓮達にも動くよう催促する。
同時に、スチームライフルのトリガーを何度も引いてJUDOに向けて弾丸を発射し続けていた。
同時に、スチームライフルのトリガーを何度も引いてJUDOに向けて弾丸を発射し続けていた。
「ッ!……喰らえ!」
「ナパームボム!」
「ナパームボム!」
エボルトからの催促に従い、蓮と双葉も攻撃し始める。
蓮が選ぶのは前と同じく、遠距離でも攻撃できるワンショットキルのスキルだ。
双葉はナパームボムの魔法を唱えてJUDOに向けて小さな爆弾を飛ばす。
◇
ここでJUDOに向けて行動できたのは蓮と双葉の2人までだ。
甜花の方は今、こっちの方を気にしている暇じゃない。
戦兎が天高く舞い上がった後、ノワールビルドは彼女の方に向かって来ていた。
…このことについての描写等は、また後述とする。
今はまず、JUDOとそれを相手にしている者達についてどうなるかを先に記述するものとする。
◇
蓮が選ぶのは前と同じく、遠距離でも攻撃できるワンショットキルのスキルだ。
双葉はナパームボムの魔法を唱えてJUDOに向けて小さな爆弾を飛ばす。
◇
ここでJUDOに向けて行動できたのは蓮と双葉の2人までだ。
甜花の方は今、こっちの方を気にしている暇じゃない。
戦兎が天高く舞い上がった後、ノワールビルドは彼女の方に向かって来ていた。
…このことについての描写等は、また後述とする。
今はまず、JUDOとそれを相手にしている者達についてどうなるかを先に記述するものとする。
◇
「チッ…」
『ATTACK RIDE TIME』
『ATTACK RIDE TIME』
JUDOはエボルトからの弾丸を浴びながらも、ディケイドライバーにカードを装填する。
選んだのは、仮面ライダーブレイドが持つタイムスカラベのラウズカードの力。
これによりJUDO以外の時間が停止する。
ただし前に使った時と同じく、これによる時間停止の間は敵を攻撃することはできない。
単純な回避のために時は止められた。
選んだのは、仮面ライダーブレイドが持つタイムスカラベのラウズカードの力。
これによりJUDO以外の時間が停止する。
ただし前に使った時と同じく、これによる時間停止の間は敵を攻撃することはできない。
単純な回避のために時は止められた。
時を止めたJUDOは少し前に出る。
進んだのは、蓮のいる方向でもあった。
これによりJUDOはやや蓮に近付いた形となる。
やがてタイムスカラベの効果が切れ、時は動き出す。
JUDOの背後でワンショットキルとナパームボムが着弾し、爆発を起こす。
進んだのは、蓮のいる方向でもあった。
これによりJUDOはやや蓮に近付いた形となる。
やがてタイムスカラベの効果が切れ、時は動き出す。
JUDOの背後でワンショットキルとナパームボムが着弾し、爆発を起こす。
『KUUGA KAMEN RIDE ULTIMATE』
爆発を尻目にJUDOはすかさずケータッチを操作する。
これは、先ほど止められた戦兎を狙う攻撃のためのものではなかった。
ターゲットは、蓮の方であった。
JUDOはケータッチを操作しながらでも、蓮のいる方に向けて走り続けた。
走りながら、同じ走行ポーズをとりながら新たなライダーがJUDOの隣に現れる。
これは、先ほど止められた戦兎を狙う攻撃のためのものではなかった。
ターゲットは、蓮の方であった。
JUDOはケータッチを操作しながらでも、蓮のいる方に向けて走り続けた。
走りながら、同じ走行ポーズをとりながら新たなライダーがJUDOの隣に現れる。
禍々しき黒の装甲に身を包んだそれの名は、仮面ライダークウガ・アルティメットフォーム。
聖なる泉が枯れ果てる時に雷の如く現れ、太陽を闇に葬らんと言われる凄まじき戦士が、破壊者の隣に降り立つ。
ディケイド激情態によって召喚されたためか、その目は究極の闇を象徴するかのような黒に染まっていた。
聖なる泉が枯れ果てる時に雷の如く現れ、太陽を闇に葬らんと言われる凄まじき戦士が、破壊者の隣に降り立つ。
ディケイド激情態によって召喚されたためか、その目は究極の闇を象徴するかのような黒に染まっていた。
『FINAL ATTACK RIDE KU KU KU KUUGA』
JUDOはクウガ・アルティメットフォームを召喚後すぐに、必殺技用のカードをディケイドライバーに装填する。
この場における決着を、すぐにでもつけるつもりでいるようだった。
この場における決着を、すぐにでもつけるつもりでいるようだった。
「グアッ!?」
「ジョーカー!?」
「ジョーカー!?」
JUDOがドライバーから必殺技の音声を流した直後、JUDOとクウガ・アルティメットフォームが蓮に向かって手をかざす。
すると、蓮の体に異変が起きる。
彼の変身してる仮面ライダージョーカーの体が、発火した。
体に飛ばされた火を付けられたわけではない、ライダーのジョーカーの装甲の一部が直接に炎に変化したかのようだった。
すると、蓮の体に異変が起きる。
彼の変身してる仮面ライダージョーカーの体が、発火した。
体に飛ばされた火を付けられたわけではない、ライダーのジョーカーの装甲の一部が直接に炎に変化したかのようだった。
クウガ・アルティメットフォームが持つ超自然発火能力、それが蓮に向けて一瞬使われた。
超自然発火能力は分子の動きを操ることで発火現象を起こす、簡単に避けられるものではない。
不幸中の幸いとして、これが使われたのはほんの一瞬であったために、致命的なダメージにはならなかった。
だからと言って安心できるものでは全くない。
JUDOとクウガ・アルティメットフォームは蓮が発火で怯んでいる間にも走って近付いてくる。
その2人の右手の拳は固く握りしめられて構えられており、それらにエネルギーが集まっているようだった。
明らかにその拳を、どちらとも蓮にぶつけるつもりのようだった。
超自然発火能力は分子の動きを操ることで発火現象を起こす、簡単に避けられるものではない。
不幸中の幸いとして、これが使われたのはほんの一瞬であったために、致命的なダメージにはならなかった。
だからと言って安心できるものでは全くない。
JUDOとクウガ・アルティメットフォームは蓮が発火で怯んでいる間にも走って近付いてくる。
その2人の右手の拳は固く握りしめられて構えられており、それらにエネルギーが集まっているようだった。
明らかにその拳を、どちらとも蓮にぶつけるつもりのようだった。
『フルボトル!スチームアタック!』
『相棒をやらせるかよ!』
『相棒をやらせるかよ!』
エボルトが腰のベルトから一時的にラビットエボルボトルを取り出し、スチームライフルにセットする。
スチームブレードと連結させる前の、トランスチームガンだった状態でセットした時と同種の効果が発揮される。
変身しているのがエボル・ラビットフォームであることもあり、その時以上のスピードでエボルトは加速する。
スチームブレードと連結させる前の、トランスチームガンだった状態でセットした時と同種の効果が発揮される。
変身しているのがエボル・ラビットフォームであることもあり、その時以上のスピードでエボルトは加速する。
『オオオオオオオッ!!』
「グッ…」
「グッ…」
エボルトはJUDOとクウガ・アルティメットフォームを中心に、その周囲を円を描いて高速でグルグル回りながらトランスチームガンから弾丸を連射する。
加速しているおかげで、JUDOがほしふるうでわで素早さを上げていても、蓮の近くに辿り着く前にこの攻撃を行うことはできた。
加速しているおかげで、JUDOがほしふるうでわで素早さを上げていても、蓮の近くに辿り着く前にこの攻撃を行うことはできた。
「どけェッ!!」
『グオアァッ!!?』
『グオアァッ!!?』
JUDOは弾丸の雨を浴びながらも、それに耐えながら突っ込んで来た。
弾丸はある程度の量はクウガ・アルティメットフォームが盾となっていたために、行動不能になる程のダメージにはならなかった。
そうしてエボルトが描く円の中央から外側に向けて移動してきた。
円に近付いて来た時、JUDOはクウガ・アルティメットフォームと共に腕を横向きに薙ぎ払った。
結果、クウガ・アルティメットフォームの拳がエボルトの胴体に掠めた。
その拳に充填されていたエネルギーがエボルの胸部付近で弾けた。
そして発生した衝撃波に、エボルトは遠くまで吹っ飛ばされる。
スチームライフルも手から離して落としてしまう。
エボルトを吹っ飛ばした後、クウガ・アルティメットフォームの姿は消える。
今ので溜めていたエネルギーが発散され、技が発動したことになってしまった。
弾丸はある程度の量はクウガ・アルティメットフォームが盾となっていたために、行動不能になる程のダメージにはならなかった。
そうしてエボルトが描く円の中央から外側に向けて移動してきた。
円に近付いて来た時、JUDOはクウガ・アルティメットフォームと共に腕を横向きに薙ぎ払った。
結果、クウガ・アルティメットフォームの拳がエボルトの胴体に掠めた。
その拳に充填されていたエネルギーがエボルの胸部付近で弾けた。
そして発生した衝撃波に、エボルトは遠くまで吹っ飛ばされる。
スチームライフルも手から離して落としてしまう。
エボルトを吹っ飛ばした後、クウガ・アルティメットフォームの姿は消える。
今ので溜めていたエネルギーが発散され、技が発動したことになってしまった。
『あー、いってえなあ…』
地面を転がった後、エボルトはすぐに起き上がった。
変身は解除されておらず、意識も正常にあるようだった。
今回、エボルトはJUDOとクウガ・アルティメットフォームによる攻撃を諸に喰らったわけではない。
掠めただけだったおかげで、エボルトはまだ何とか変身を維持できる状態にあった。
ただし、遠く離れたためにこの瞬間に蓮の方に加勢に行くことはもうできない。
変身は解除されておらず、意識も正常にあるようだった。
今回、エボルトはJUDOとクウガ・アルティメットフォームによる攻撃を諸に喰らったわけではない。
掠めただけだったおかげで、エボルトはまだ何とか変身を維持できる状態にあった。
ただし、遠く離れたためにこの瞬間に蓮の方に加勢に行くことはもうできない。
そうこう言っている間にも、JUDOは走り続けて蓮の方に近付いて行く。
素早さが上がっていることもあり、至近距離に着くのはすぐのことだった。
だが、問題はそこまで無い。
エボルトの円を描く攻撃は、時間稼ぎになってくれていた。
素早さが上がっていることもあり、至近距離に着くのはすぐのことだった。
だが、問題はそこまで無い。
エボルトの円を描く攻撃は、時間稼ぎになってくれていた。
「マガツイザナギ」
エボルトが時間稼ぎをしてくれていた間に、蓮はペルソナをマガツイザナギにチェンジしていた。
そして、そのペルソナが持つスキルの1つであるヒートライザで、自身の攻撃力・防御力・命中・回避を上げていた。
そして、そのペルソナが持つスキルの1つであるヒートライザで、自身の攻撃力・防御力・命中・回避を上げていた。
『JOKER!MAXIMUM DRIVE!』
エボルトが吹っ飛ばされた辺りのタイミングで、蓮は腰に付けたロストドライバーにあるマキシマムスロットにT2ジョーカーメモリを装填した。
これにより、蓮の拳にメモリのエネルギーがチャージされていく。
それは…本来のメモリの性能を超えた高エネルギーであった。
これにより、蓮の拳にメモリのエネルギーがチャージされていく。
それは…本来のメモリの性能を超えた高エネルギーであった。
ジョーカーメモリには使用者の感情の力で性能の上限を超える能力がある。
雨宮蓮は今、JUDOに対する激しい感情…怒りが存在していた。
特に、しんのすけをアナザーカブトにしてこちらを襲わせようとしたことに対して。
ただでさえ自分と因縁のある怪人の姿に変えただけでなく、無理に変身・暴走させられていることにしんのすけはとても苦しんでいる。
しかも途中で無理矢理なパワーアップをさせたせいで、しんのすけに更なる消耗をさせた。
蓮はこのJUDOの外道な行いを、絶対に許すことができないと感じていた。
そこには、とても暗く『黒い』感情が存在していた。
その感情は、自分がメタモンを一方的に嬲って殺した時にも存在していたことを、今は自覚していなかった。
雨宮蓮は今、JUDOに対する激しい感情…怒りが存在していた。
特に、しんのすけをアナザーカブトにしてこちらを襲わせようとしたことに対して。
ただでさえ自分と因縁のある怪人の姿に変えただけでなく、無理に変身・暴走させられていることにしんのすけはとても苦しんでいる。
しかも途中で無理矢理なパワーアップをさせたせいで、しんのすけに更なる消耗をさせた。
蓮はこのJUDOの外道な行いを、絶対に許すことができないと感じていた。
そこには、とても暗く『黒い』感情が存在していた。
その感情は、自分がメタモンを一方的に嬲って殺した時にも存在していたことを、今は自覚していなかった。
その黒い感情のエネルギーが蓮の拳の中に溜まっていく。
今目の前でエボルトが吹っ飛ばされたことで、その分の感情も上乗せされる。
先ほど発火させられたことによる焼ける痛みは、この瞬間だけは感じていなかった。
近付いてくるJUDOは、クウガ・アルティメットフォームが消えたにも関わらず、拳を構えたまま突撃してくる。
今目の前でエボルトが吹っ飛ばされたことで、その分の感情も上乗せされる。
先ほど発火させられたことによる焼ける痛みは、この瞬間だけは感じていなかった。
近付いてくるJUDOは、クウガ・アルティメットフォームが消えたにも関わらず、拳を構えたまま突撃してくる。
「ライダー…パンチ!!」
「ハアアアッ!!」
「ハアアアッ!!」
JUDOと蓮が同時に右手でパンチを放つ。
どちら共の拳にも、相手を『破壊』するためのエネルギーが溜まっていた。
2人の拳は、どちらも黒い炎のようなものを溢れさせながら、残り約1㎝でぶつかり合いそうになっていた。
どちら共の拳にも、相手を『破壊』するためのエネルギーが溜まっていた。
2人の拳は、どちらも黒い炎のようなものを溢れさせながら、残り約1㎝でぶつかり合いそうになっていた。
「ファイア!」
拳同士がぶつかり合う寸前で、炎がJUDOの視界を塞いだ。
佐倉双葉の放ったファイアの魔法が、JUDOの眼前に向けて放たれた。
このファイアは、JUDOへのダメージにはならなかった。
だが、これで十分であった。
佐倉双葉の放ったファイアの魔法が、JUDOの眼前に向けて放たれた。
このファイアは、JUDOへのダメージにはならなかった。
だが、これで十分であった。
「ウワアアアアアアァーッ!!」
蓮とJUDOの拳が僅かにズレながらぶつかり合う。
お互いの拳が滑り合いながら前に進む。
その際、JUDOの拳の勢いに飲まれ、蓮の右手の親指と人差し指は耐え切れずに『破壊』される。
やがて2つの拳と腕は、進みながら交差する。
お互いの拳が滑り合いながら前に進む。
その際、JUDOの拳の勢いに飲まれ、蓮の右手の親指と人差し指は耐え切れずに『破壊』される。
やがて2つの拳と腕は、進みながら交差する。
JUDOの拳は少し狙いを外れ、仮面ライダージョーカーの顔の横を、左頬を切り裂きながら通り過ぎる。
そして蓮の拳は、ディケイド・コンプリートフォームの胸のライダーカードが入る部分、ヒストリーオーナメントに向けて進み、突き刺さった。
「グオアアアアアアァーッ!!?」
感情が籠められた一撃を喰らったJUDOは、後方へと吹っ飛ばされる。
同時に、ディケイド・コンプリートフォームの姿から、その前のディケイド激情態の姿の段階に戻った。
その姿のままJUDOは地面に落ち、滑って行き、やがて静かになった。
同時に、ディケイド・コンプリートフォームの姿から、その前のディケイド激情態の姿の段階に戻った。
その姿のままJUDOは地面に落ち、滑って行き、やがて静かになった。
◆
ようやく、話をノワールビルドの方に戻す。
『ノワー…』
戦兎が天高く舞い上がった後、ノワールビルドは少しの間空を眺めていた。
しかしやがてすぐに、視線は上の方から外される。
今が真夜中であるため、空の彼方に飛んでった戦兎がよく見えなくなったからだ。
戦兎を見失ったノワールビルドは、地上にいる方の敵を捕捉する。
しかしやがてすぐに、視線は上の方から外される。
今が真夜中であるため、空の彼方に飛んでった戦兎がよく見えなくなったからだ。
戦兎を見失ったノワールビルドは、地上にいる方の敵を捕捉する。
「ひっ…」
『……ノワーールッ!!』
『……ノワーールッ!!』
ノワールビルドは、甜花に目を付けた。
彼女は今、斬月・ウォーターメロンアームズには変身している状態だが、武器は無双セイバーが1本だけだ。
他に使えそうだったものは全部奪われてしまった。
彼女は今、斬月・ウォーターメロンアームズには変身している状態だが、武器は無双セイバーが1本だけだ。
他に使えそうだったものは全部奪われてしまった。
甜花は震えながら腰に差されている無双セイバーに手を伸ばす。
『ノワール!!』
甜花が無双セイバーを掴み、腰から引き抜くよりも早く、ノワールビルドは攻撃しようとする。
蒼炎を纏う巨大な拳を、甜花に向けて振りかざす。
蒼炎を纏う巨大な拳を、甜花に向けて振りかざす。
「キラキラキラルン!ホイップ・デコレーション!」
『ノバマッン!?』
『ノバマッン!?』
甜花にその拳が振り抜かれることはなかった。
それより先に、ノワールビルド目掛けて上空から巨大な生クリームの塊が高速で落ちてきた。
ノワールビルドは頭からクリームを被り、視界を塞がれる。
勢いよくぶつけられたことにより、ノワールビルドは腰を屈められ、頭を垂れさせられる状態になる。
それより先に、ノワールビルド目掛けて上空から巨大な生クリームの塊が高速で落ちてきた。
ノワールビルドは頭からクリームを被り、視界を塞がれる。
勢いよくぶつけられたことにより、ノワールビルドは腰を屈められ、頭を垂れさせられる状態になる。
クリームの塊は、空中にいる戦兎から発射された。
その手の中には、プリキュアの武器であるキャンディロッドが握られている。
プリキュアの力でこの武器を召喚し、技を発動してノワールビルド向けてクリームを飛ばした。
ホイップ・デコレーションのクリームでノワールビルドが怯んで間もなく、戦兎がようやく地上の元の場所に戻ってきた。
その際、ずいぶんと高い所から落ちてきたためか、戦兎は轟音を鳴らして地面を揺らしながら着地した。
その手の中には、プリキュアの武器であるキャンディロッドが握られている。
プリキュアの力でこの武器を召喚し、技を発動してノワールビルド向けてクリームを飛ばした。
ホイップ・デコレーションのクリームでノワールビルドが怯んで間もなく、戦兎がようやく地上の元の場所に戻ってきた。
その際、ずいぶんと高い所から落ちてきたためか、戦兎は轟音を鳴らして地面を揺らしながら着地した。
「すまん甜花ちゃん!危ない目に合わせた!」
「あっ…うん…」
「あっ…うん…」
戦兎の言葉に甜花は曖昧な言葉にならない声しか返せない。
先ほどはすぐに上方向に跳んでいったためによく分からなかったが、こうして出てきたことで改めてその格好が確認できるようになる。
自分たちアイドルが着るようなもの並みにフリフリで可愛いドレス衣装。
それが、戦兎の変身するビルドというヒーローのガワの上から被せられている。
それはあまりにも異様な光景であった。
正直、反応に困る。
主に、カッコいいと思えば良いのか、それともかわいいと思えば良いのかについて。
先ほどはすぐに上方向に跳んでいったためによく分からなかったが、こうして出てきたことで改めてその格好が確認できるようになる。
自分たちアイドルが着るようなもの並みにフリフリで可愛いドレス衣装。
それが、戦兎の変身するビルドというヒーローのガワの上から被せられている。
それはあまりにも異様な光景であった。
正直、反応に困る。
主に、カッコいいと思えば良いのか、それともかわいいと思えば良いのかについて。
『ノバ!ノワール!』
ノワールビルドが顔にこびりついたクリームを手で剥がそうとする。
空いた視界から覗かせた目で、戦兎に向けて敵意を込めて睨み付ける。
空いた視界から覗かせた目で、戦兎に向けて敵意を込めて睨み付ける。
「ハアアア…ハアッ!」
『ノバーブ!?』
『ノバーブ!?』
戦兎は次にキャンディロッドを左手に持ち、その先端を自分の前で回転させた。
それに伴い、戦兎の前に段々と大きなクリームの塊が形成されていった。
そして戦兎はそのクリームを、右手に持ったドリルクラッシャーを、ブレードモードでドリル部を高速回転させながら勢いをつけながら突いた。
すると、そのクリームはまるでドリルのような形を取りながら、高速回転しながら前方へと進んで行った。
ドリル型のクリームはノワールビルドにぶつかり、弾け、後方へと吹っ飛ばした。
それに伴い、戦兎の前に段々と大きなクリームの塊が形成されていった。
そして戦兎はそのクリームを、右手に持ったドリルクラッシャーを、ブレードモードでドリル部を高速回転させながら勢いをつけながら突いた。
すると、そのクリームはまるでドリルのような形を取りながら、高速回転しながら前方へと進んで行った。
ドリル型のクリームはノワールビルドにぶつかり、弾け、後方へと吹っ飛ばした。
「甜花ちゃん…色々あったけど、もう大丈夫だ。安心してくれ。今度こそ、あいつを倒す」
「戦兎さん…」
「戦兎さん…」
戦兎は甜花の方を向きながら穏やかな口調で話しかける。
戦える手段をどんどん失い、不安になっていく甜花を安心させるために。
甜花はそれまで手と体を震わせながら無双セイバーを上向きに持っていた。
だが、戦兎の言葉を聞いて震えを治め、無双セイバーの刃も下向きに下ろした。
そうして、彼の戦いを見守ろうとしていた。
彼の背は、(見た目に違和感はあるが)、大きく頼もしく見えた気がした。
戦える手段をどんどん失い、不安になっていく甜花を安心させるために。
甜花はそれまで手と体を震わせながら無双セイバーを上向きに持っていた。
だが、戦兎の言葉を聞いて震えを治め、無双セイバーの刃も下向きに下ろした。
そうして、彼の戦いを見守ろうとしていた。
彼の背は、(見た目に違和感はあるが)、大きく頼もしく見えた気がした。
『ラビット』『タンク』
『ベストマッチ』『Are you ready?』
『鋼のムーンサルト ラビットタンク』
『ベストマッチ』『Are you ready?』
『鋼のムーンサルト ラビットタンク』
『ノワァーール……』
戦兎が甜花に話しかけていた頃、ノワールビルドは自分の姿を変えていた。
ベルトに差すボトルを最初のものに戻して、ビルドの基本フォームであるラビットタンクのベストマッチフォームを模した姿に戻っていた。
キードラゴンでは成果を出せている感じが無いからそうしたのか、それとも戦兎のビルドの姿に合わせて完全な実力勝負で決着をつけようとしているのか、その思惑は分からない。
分かるのは、この戦いはもうすぐ終わるだろうということだけ。
その証拠に、ノワールビルドは自身のベルトを操作し続けて、本物のビルドよろしく必殺技を発動する準備をしているようだった。
ベルトに差すボトルを最初のものに戻して、ビルドの基本フォームであるラビットタンクのベストマッチフォームを模した姿に戻っていた。
キードラゴンでは成果を出せている感じが無いからそうしたのか、それとも戦兎のビルドの姿に合わせて完全な実力勝負で決着をつけようとしているのか、その思惑は分からない。
分かるのは、この戦いはもうすぐ終わるだろうということだけ。
その証拠に、ノワールビルドは自身のベルトを操作し続けて、本物のビルドよろしく必殺技を発動する準備をしているようだった。
「……お前のその力の出所は俺には分からない。だけどな、何度でも言わせてもらうぞ」
「その力…仮面ライダービルドの力は、俺1人だけでできたものじゃない」
「愛と平和を胸に生きていける世界を創るため、仲間たちと共に創り上げてきたものだ!」
「あいつらのためにも、そしてここにいる今の仲間たちのためにも!その力をこれ以上悪用させたりしない!」
『ノワアアアァァァァールッ!!』
「愛と平和を胸に生きていける世界を創るため、仲間たちと共に創り上げてきたものだ!」
「あいつらのためにも、そしてここにいる今の仲間たちのためにも!その力をこれ以上悪用させたりしない!」
『ノワアアアァァァァールッ!!』
戦兎の言葉の意味をノワールビルドが理解しているかどうかは分からない。
けれども、戦兎に対する大きな殺意があることは見てとれた。
ならばもう、お互いにやることは同じだ。
戦兎も自分が巻くベルトに対し必殺技発動のための操作を行う。
ネオディケイドライバーだけはプリキュア衣装よりも上側に来ていたのは、このためのようでもあった。
けれども、戦兎に対する大きな殺意があることは見てとれた。
ならばもう、お互いにやることは同じだ。
戦兎も自分が巻くベルトに対し必殺技発動のための操作を行う。
ネオディケイドライバーだけはプリキュア衣装よりも上側に来ていたのは、このためのようでもあった。
『FINAL ATTACK RIDE BUI BUI BUI BUILD』
『Ready go』
「ハアッ!」
『ノワッ!』
『Ready go』
「ハアッ!」
『ノワッ!』
戦兎とノワールビルドが同時に後ろ向きに跳ぶ。
どちらも着地した瞬間に、それぞれの足元からクリームがまるで噴水のように噴き出し、戦兎とノワールビルドは持ち上げられる。
違いは、戦兎の方は淡いピンクがかった白色で、ノワールビルドの方のクリームは黒かった。
そしてどちらともの前に、同じ形をした『グラフ』が出現する。
それは、前に戦兎がディケイドビルドの時にボルテックフィニッシュを発動する際に出したものと同じ形だった。
けれどもどちらともそれぞれ、その時のグラフとは異なる点が存在していた(グラフ上に記される点mのことではない)。
どちらも着地した瞬間に、それぞれの足元からクリームがまるで噴水のように噴き出し、戦兎とノワールビルドは持ち上げられる。
違いは、戦兎の方は淡いピンクがかった白色で、ノワールビルドの方のクリームは黒かった。
そしてどちらともの前に、同じ形をした『グラフ』が出現する。
それは、前に戦兎がディケイドビルドの時にボルテックフィニッシュを発動する際に出したものと同じ形だった。
けれどもどちらともそれぞれ、その時のグラフとは異なる点が存在していた(グラフ上に記される点mのことではない)。
ノワールビルドのグラフは、コーヒーゼリーでできていた。
また禍々しいモヤのようなものを出す、黒色のホイップクリームのがグラフの原点0からX軸とY軸の両方にかけて等間隔に隙間を空けながらデコレーションされていた。
それらのクリームはまるで、グラフのメモリの代わりのようでもあった。
また禍々しいモヤのようなものを出す、黒色のホイップクリームのがグラフの原点0からX軸とY軸の両方にかけて等間隔に隙間を空けながらデコレーションされていた。
それらのクリームはまるで、グラフのメモリの代わりのようでもあった。
また、戦兎のグラフは白と淡いピンク色のクリームで出来ていた。
こちらのXY軸には、白のホイップクリームと赤い苺のようなものが交互に、こちらもメモリのように等間隔に並んでいた。
こちらのXY軸には、白のホイップクリームと赤い苺のようなものが交互に、こちらもメモリのように等間隔に並んでいた。
戦兎とノワールビルドは、これまた同時にクリームの上から跳んでグラフの曲線の頂点に降り立つ。
そして前に戦兎がやったのと同じく、ライダーキックの姿勢でグラフの上を滑り台のように滑りながら降りていく。
その際、お互いにそれぞれの色のクリームが飛沫となって飛び散っている。
そして前に戦兎がやったのと同じく、ライダーキックの姿勢でグラフの上を滑り台のように滑りながら降りていく。
その際、お互いにそれぞれの色のクリームが飛沫となって飛び散っている。
それぞれが滑り落ちるグラフの先端は互いにぶつかり合う。
ぶつかり合ったことにより、それぞれの大きさが違うことが視覚的にも強調される。
もちろん、体の大きいノワールビルドのグラフの方が大きい。
戦兎の出したグラフの先端は、その巨大なグラフの先端に飲み込まれそうにも見えた。
ぶつかり合ったことにより、それぞれの大きさが違うことが視覚的にも強調される。
もちろん、体の大きいノワールビルドのグラフの方が大きい。
戦兎の出したグラフの先端は、その巨大なグラフの先端に飲み込まれそうにも見えた。
やがて、滑り落ちてきた戦兎とノワールビルドの足もぶつかり合った。
光と闇の強大な力の衝突により、周囲に衝撃波が走る。
光と闇の強大な力の衝突により、周囲に衝撃波が走る。
『ノワール…!』
足のサイズが倍以上に大きいため、闇の波動が広がる範囲も広くなる。
それは今にも、戦兎ごと飲み込まんとする勢いだった。
ノワールビルドはその見かけ上の大きさに任せて、戦兎を闇の力でゴリ押して蹴り殺そうとする。
ノワールビルドは、これで勝てると思ったのか、口角は少し上げた。
それは今にも、戦兎ごと飲み込まんとする勢いだった。
ノワールビルドはその見かけ上の大きさに任せて、戦兎を闇の力でゴリ押して蹴り殺そうとする。
ノワールビルドは、これで勝てると思ったのか、口角は少し上げた。
「……そんなものが、通用するものか!」
だが、戦兎の方が押し返し始める。
同時に、ぶつかり合う足の裏の間から光輝くクリームが奔流する。
同時に、ぶつかり合う足の裏の間から光輝くクリームが奔流する。
ノワールビルドは、目の前の相手をただ感情に任せて倒そうとしているだけ。
けども、守るべき仲間のいる戦兎の方が、背負う想いは遥かに強大だ!
けども、守るべき仲間のいる戦兎の方が、背負う想いは遥かに強大だ!
「勝利の法則は、決まった――!!」
戦兎がそう宣言すると同時に、ホイップビルドのキックがノワールビルドの足裏を貫いた。
戦兎はそのまま体ごとノワールビルドの足を貫通する。
そしてその勢いのまま、戦兎のキックはノワールビルドの胸の黒星のマークにも突き刺さる。
戦兎はそのまま体ごとノワールビルドの足を貫通する。
そしてその勢いのまま、戦兎のキックはノワールビルドの胸の黒星のマークにも突き刺さる。
『ノワール……ノワアアアアアァァァーーーーールッ!!!』
戦兎…ホイップビルドのライダーキックは、ノワールビルドの体も貫いた。
勢いで、ノワールビルドの体に穴が開き、戦兎はそこを通り過ぎた。
同時に、ノワールビルドは全身を淡いピンクがかったクリームに包まれる。
それが弾けると、中にいたノワールビルドの姿が消滅していた。
先までノワールビルドのいた位置には、その元となっていたアナザービルドウォッチとエリシオのカードが少しの間浮いていた。
それもやがて、まるで塵になるように消滅した。
破壊者によって産み出されたコーヒーゼリーの無敵の巨人は、遂に浄化された。
仮面ライダーとプリキュアの美しき魂が、邪悪な心を打ち砕いた。
勢いで、ノワールビルドの体に穴が開き、戦兎はそこを通り過ぎた。
同時に、ノワールビルドは全身を淡いピンクがかったクリームに包まれる。
それが弾けると、中にいたノワールビルドの姿が消滅していた。
先までノワールビルドのいた位置には、その元となっていたアナザービルドウォッチとエリシオのカードが少しの間浮いていた。
それもやがて、まるで塵になるように消滅した。
破壊者によって産み出されたコーヒーゼリーの無敵の巨人は、遂に浄化された。
仮面ライダーとプリキュアの美しき魂が、邪悪な心を打ち砕いた。
◆
「終わっ…た……?」
戦兎がノワールビルドを倒すところを見届けた甜花は、呆然としながらそう呟く。
その言葉の通り、ノワールビルドとの戦いは確かにこれで終わった。
その言葉の通り、ノワールビルドとの戦いは確かにこれで終わった。
「ああ……グウッ!?」
ノワールビルドを撃破した直後、戦兎に異変が起こる。
一瞬体がこわばったかのような様子を見せる。
その直後、腰の下の方に付いていたスイーツパクトがそれの入れ物ごと勝手に地面に落下した。
同時に、戦兎からプリキュア衣装が光の粒子になるように消滅し、ディケイドビルドの姿に戻った。
ノワールビルドを倒したため、プリキュアの力はもう必要なくなった。
スイーツパクトも役割を終えたため、力を貸すのを止めたようだった。
一瞬体がこわばったかのような様子を見せる。
その直後、腰の下の方に付いていたスイーツパクトがそれの入れ物ごと勝手に地面に落下した。
同時に、戦兎からプリキュア衣装が光の粒子になるように消滅し、ディケイドビルドの姿に戻った。
ノワールビルドを倒したため、プリキュアの力はもう必要なくなった。
スイーツパクトも役割を終えたため、力を貸すのを止めたようだった。
『あーあ、その姿もそこまでか。もしかしたら、美空辺りに見せたら喜ぶかもしれなかったのになあ』
「エボルト…」
「エボルト…」
エボルトも戦兎の方に話しかけてくる。
実は、戦兎がノワールビルドを倒したのと、蓮がJUDOをライダーパンチで吹っ飛ばしたのはほぼ同時に起きていた。
そのために少し会話をする余裕ができていた。
実は、戦兎がノワールビルドを倒したのと、蓮がJUDOをライダーパンチで吹っ飛ばしたのはほぼ同時に起きていた。
そのために少し会話をする余裕ができていた。
『俺のことも今の仲間と呼んでくれて嬉しいねえ』
「……言葉の綾だ。確かに今は協力するしかないが、お前は仲間とははっきりと言えない」
『ハッ!今更言うねえ…』
「……言葉の綾だ。確かに今は協力するしかないが、お前は仲間とははっきりと言えない」
『ハッ!今更言うねえ…』
エボルトは一旦その場にどっかりと座り込む。
彼も、今回のことはかなり疲れたようだった。
彼も、今回のことはかなり疲れたようだった。
「グアッ…」
「ジョーカー!」
「ジョーカー!」
突然、蓮が苦しみにあえぐ声を出しながら片膝と片手を地面に着く。
直前まで、JUDOに対する激しい怒りの感情により、体の痛みがほとんど麻痺していた。
その痛みが今、一気にぶり返してきた。
特に激しく酷かったのは、右手の親指と人差し指を失ったことと、体に火を付けられたことによる火傷の痛みだ。
これに対し佐倉双葉がプロメテウスから完全に離れて地上に降り、蓮の下へと駆けつける。
直前まで、JUDOに対する激しい怒りの感情により、体の痛みがほとんど麻痺していた。
その痛みが今、一気にぶり返してきた。
特に激しく酷かったのは、右手の親指と人差し指を失ったことと、体に火を付けられたことによる火傷の痛みだ。
これに対し佐倉双葉がプロメテウスから完全に離れて地上に降り、蓮の下へと駆けつける。
双葉により、蓮、エボルト、戦兎、甜花の4人にモラルサポートの効果が発動される。
これにより4人の体力と傷がある程度癒される。
今回は双葉も消耗しているためなのか、アクティブサポートまでの効果は発動しなかった。
傷が癒されたことで出血は止まったが、蓮の失われた指は再生しなかった。
これにより4人の体力と傷がある程度癒される。
今回は双葉も消耗しているためなのか、アクティブサポートまでの効果は発動しなかった。
傷が癒されたことで出血は止まったが、蓮の失われた指は再生しなかった。
◇
「グウ…アア…!」
「しんのすけ…」
「しんのすけ…君…」
「しんのすけ…」
「しんのすけ…君…」
このタイミングで、さっきまで動けなかったアナザーカブトがふらつき、体を少し回転させながら起き上がり始めた。
立ち上がったアナザーカブトは拳を振り上げて、ふと目に着いた甜花のいる方へとゆっくりと歩いて向かってくる。
甜花に対し、攻撃しようとしているようだった。
先ほどは一時浮上したしんのすけの意思が、再びアナザーカブトの力に飲まれたようだった。
一度アクションビームを使ったことで、体力と一緒にしんのすけの精神力も消耗したためにそうなったようだった。
肉体の体力はもうほとんど無いのだろうに、アナザーカブトの力が無理矢理にでも動かしているようだった。
立ち上がったアナザーカブトは拳を振り上げて、ふと目に着いた甜花のいる方へとゆっくりと歩いて向かってくる。
甜花に対し、攻撃しようとしているようだった。
先ほどは一時浮上したしんのすけの意思が、再びアナザーカブトの力に飲まれたようだった。
一度アクションビームを使ったことで、体力と一緒にしんのすけの精神力も消耗したためにそうなったようだった。
肉体の体力はもうほとんど無いのだろうに、アナザーカブトの力が無理矢理にでも動かしているようだった。
「待て!」
そんなアナザーカブトに対し、戦兎が前に出る。
エボルトは、戦兎は何か考えがあって先に動いたのだろうと判断し、対処を任せて動かなかった。
蓮は、体の痛みにより動きたくても先に動けず、少し心苦しいがこちらも先に動いた戦兎に任せる形になった。
エボルトは、戦兎は何か考えがあって先に動いたのだろうと判断し、対処を任せて動かなかった。
蓮は、体の痛みにより動きたくても先に動けず、少し心苦しいがこちらも先に動いた戦兎に任せる形になった。
「しんのすけ…今助けてやるからな」
戦兎はそう言うと、新たなカードを1枚取り出す。
それは、戦兎はこれまで使ったことのないカードだった。
戦兎に支給されたネオディケイドライバーには、最初から20枚以上のカメンライド用のカードが付属していた。
しかし、戦兎がこれまで使っていたのはその内の約半分…それも、いわゆる平成二期と言われるシリーズの仮面ライダー達のカードがほとんどだった。
基本の姿も、ネオディケイドではなく本来の自分が変身していたビルドの方を主としていた。
平成一期と呼ばれるシリーズのライダー達のカードはディケイドも含めて一度も使っていなかった。
しかし今ここで初めて、戦兎はそのカードを使おうとしていた。
それは、戦兎はこれまで使ったことのないカードだった。
戦兎に支給されたネオディケイドライバーには、最初から20枚以上のカメンライド用のカードが付属していた。
しかし、戦兎がこれまで使っていたのはその内の約半分…それも、いわゆる平成二期と言われるシリーズの仮面ライダー達のカードがほとんどだった。
基本の姿も、ネオディケイドではなく本来の自分が変身していたビルドの方を主としていた。
平成一期と呼ばれるシリーズのライダー達のカードはディケイドも含めて一度も使っていなかった。
しかし今ここで初めて、戦兎はそのカードを使おうとしていた。
取り出したカードは、仮面ライダーカブトのものだ。
前に双葉が話した通りなら、野原しんのすけを変貌させたあのアイテムは、それの元となったライダーと同じ力をぶつければ破壊できるとのことだった。
現に、ノワールビルドを形作っていた方のアイテムも、ビルドの力をぶつけたことで確かに消滅していた。
そしてしんのすけが変貌させられた時、アイテムは「カブト」という音声を流した。
今戦兎が取り出したカードも、「KABUTO」と書かれており、描かれているライダーも今のしんのすけの姿を整えたものような感じはあった。
このカードのライダーが目の前にいる怪人…アナザーカブトの元になっていることは戦兎の目にも明らかだった。
元は見知らぬライダーで、カードをこれまで使ったこともなかったため、この監獄内の戦いでは今まで使わなかった。
しかしアナザーライダーの弱点が証明された今、これを使わない手はなかった。
これを使うことで、しんのすけの体に埋め込まれたウォッチを破壊し、2度とアナザーカブトが復活しないようにしようとしていた。
前に双葉が話した通りなら、野原しんのすけを変貌させたあのアイテムは、それの元となったライダーと同じ力をぶつければ破壊できるとのことだった。
現に、ノワールビルドを形作っていた方のアイテムも、ビルドの力をぶつけたことで確かに消滅していた。
そしてしんのすけが変貌させられた時、アイテムは「カブト」という音声を流した。
今戦兎が取り出したカードも、「KABUTO」と書かれており、描かれているライダーも今のしんのすけの姿を整えたものような感じはあった。
このカードのライダーが目の前にいる怪人…アナザーカブトの元になっていることは戦兎の目にも明らかだった。
元は見知らぬライダーで、カードをこれまで使ったこともなかったため、この監獄内の戦いでは今まで使わなかった。
しかしアナザーライダーの弱点が証明された今、これを使わない手はなかった。
これを使うことで、しんのすけの体に埋め込まれたウォッチを破壊し、2度とアナザーカブトが復活しないようにしようとしていた。
そして戦兎は意を決して、そのカードをネオディケイドライバーの中に装填した。
◆
「……………違う!!駄目だ!!止めろおおぉーーっ!!!」
「え?」
『KAMEN RIDE KABUTO』
「え?」
『KAMEN RIDE KABUTO』
突然、双葉が必死な表情をしながら叫んだ。
戦兎に対し、今の行動を止めろと言った。
しかし、既に遅かった。
戦兎はもう、カブトへのカメンライドを終えていた。
戦兎に対し、今の行動を止めろと言った。
しかし、既に遅かった。
戦兎はもう、カブトへのカメンライドを終えていた。
『FINAL FORM RIDE KA KA KA KABUTO』
戦兎がカブトの姿になった直後、音声が鳴り響いた。
それは、戦兎の持つネオディケイドライバーから流れたものではない。
それは、戦兎の持つネオディケイドライバーから流れたものではない。
遠くに吹っ飛ばされたはずのJUDOが持つ、白のディケイドライバーから流れたものだった。
「グアアッ!!?」
直後、戦兎に新たな異変が起こる。
同時に、戦兎の体に一瞬だけ激痛が走った。
まるで、体を無理矢理折りたためられたかのような痛みだった。
同時に、戦兎の体に一瞬だけ激痛が走った。
まるで、体を無理矢理折りたためられたかのような痛みだった。
大体、その通りの現象が起きていた。
音声が流れた直後、まずは戦兎の首が180度回転した。
同時に、背中部分に謎のパーツが新たに出現した。
そのパーツには、赤くて巨大なカブト虫の角のようなものが付いていた。
パーツは背中の方で下から上にかけて半回転する。
その回転に合わせて、戦兎は腰を前かがみに無理矢理折りたためられる。
折りたためられたことで、新たに現れたパーツのカブト虫の角部分が前に出る。
そのおかげで、戦兎が一体何の姿に変形させられたのかが分かりやすくなる。
音声が流れた直後、まずは戦兎の首が180度回転した。
同時に、背中部分に謎のパーツが新たに出現した。
そのパーツには、赤くて巨大なカブト虫の角のようなものが付いていた。
パーツは背中の方で下から上にかけて半回転する。
その回転に合わせて、戦兎は腰を前かがみに無理矢理折りたためられる。
折りたためられたことで、新たに現れたパーツのカブト虫の角部分が前に出る。
そのおかげで、戦兎が一体何の姿に変形させられたのかが分かりやすくなる。
それはまるで、仮面ライダーカブトの変身アイテムであるカブト虫型のメカ、カブトゼクターをそのまま人間大に巨大化させたかのようなものだった。
「ゼクターカブト」、戦兎が変形させられたのはそう呼ばれているものであった。
「ゼクターカブト」、戦兎が変形させられたのはそう呼ばれているものであった。
変形させられたはずみで、戦兎が持っていたドリルクラッシャーやデイパック等はその場で地面に落ちる。
戦兎が変形させられたゼクターカブトは宙に浮き、その後目の前にいたアナザーカブトを無視して別の方に高速で飛んでいく。
その方角は、先ほど蓮に殴り飛ばされたJUDOがいる方角であった。
戦兎が変形させられたゼクターカブトは宙に浮き、その後目の前にいたアナザーカブトを無視して別の方に高速で飛んでいく。
その方角は、先ほど蓮に殴り飛ばされたJUDOがいる方角であった。
『クソッ!!』
エボルトが慌て気味に手の中に生成していたエネルギー弾をJUDOがいるはずの方角に向けて放つ。
しかし、そのエネルギー弾はその方角に向けて動かされていたゼクターカブト状態の戦兎に命中した。
しかし、そのエネルギー弾はその方角に向けて動かされていたゼクターカブト状態の戦兎に命中した。
「グアアッ!!」
エネルギー弾に当たったゼクターカブトは、ひっくり返った状態になって地面を滑る。
裏側を向けて滑り続けるゼクターカブトは、やがてある人物の体にぶつかって止まる。
裏側を向けて滑り続けるゼクターカブトは、やがてある人物の体にぶつかって止まる。
それは、既に立ち上がっている状態となっていたJUDOだ。
「フン!」
JUDOはゼクターカブトの裏側の後部辺りにあった隙間に左手を突っ込む。
そこで、何かを無理矢理取り出そうとするような動作を見せる。
そこで、何かを無理矢理取り出そうとするような動作を見せる。
『ガチャッ』
「ガハッ!?」
「ガハッ!?」
JUDOはやがて、ゼクターカブトから目的のものを取り外した。
それは、戦兎がこれまで変身に使っていた「ネオディケイドライバー」だった。
それは、戦兎がこれまで変身に使っていた「ネオディケイドライバー」だった。
それと同時に、戦兎がゼクターカブトから人型の姿へと戻る。
ただしそれは当然、さっき変身したディケイドカブトの姿ではない。
この殺し合いにおいて与えられた、佐藤太郎のツナギ姿だ。
戦兎は、自身の変身を解除させられてしまった。
ゼクターカブトから人型に戻った戦兎は、その反動で少し浮いた後、すぐに地面に叩きつけられる。
ただしそれは当然、さっき変身したディケイドカブトの姿ではない。
この殺し合いにおいて与えられた、佐藤太郎のツナギ姿だ。
戦兎は、自身の変身を解除させられてしまった。
ゼクターカブトから人型に戻った戦兎は、その反動で少し浮いた後、すぐに地面に叩きつけられる。
『戦兎ォッ!!』
エボルトが慌てるような様子を見せながら戦兎のいる方に向けて走り出そうとしていた。
「みん…」
エボルトの声に反応して、戦兎は地面に転がされた状態のまま何とか顔をそっちの方に向ける。
この殺し合いで出会った仲間達…左翔太郎/仮面ライダージョーカーの姿の雨宮蓮、ルッカの姿の佐倉双葉、孫悟空の姿(だったがアナザーカブトの姿にされた)野原しんのすけ。
あまり仲間だとは認めたくないが、(今は仮面ライダーエボル・ラビットフォームの姿になっている)桑山千雪の姿を与えられたエボルト。
そして、この殺し合いにおいて一番最初に出会い、大切な人の姿と望まぬ形で再会させてしまった、(今はアーマドライダー斬月・ウォーターメロンアームズの姿をしている)彼女。
自身の妹である、大崎甘奈の姿を与えられた大崎甜花。
この殺し合いで出会った仲間達…左翔太郎/仮面ライダージョーカーの姿の雨宮蓮、ルッカの姿の佐倉双葉、孫悟空の姿(だったがアナザーカブトの姿にされた)野原しんのすけ。
あまり仲間だとは認めたくないが、(今は仮面ライダーエボル・ラビットフォームの姿になっている)桑山千雪の姿を与えられたエボルト。
そして、この殺し合いにおいて一番最初に出会い、大切な人の姿と望まぬ形で再会させてしまった、(今はアーマドライダー斬月・ウォーターメロンアームズの姿をしている)彼女。
自身の妹である、大崎甘奈の姿を与えられた大崎甜花。
距離を離されてしまったが、桐生戦兎はそんな彼らの姿を視界に入れ、声をかけようとする。
『バン』
だが、戦兎の言葉は最初の一単語も最後まで発せられないまま終わらされた。
そしてその言葉の続きも、もうこれ以上聞くことは永遠に出来ない。
そしてその言葉の続きも、もうこれ以上聞くことは永遠に出来ない。
左手にネオディケイドライバーを持ったJUDOは、すかさず右手の方でライドブッカーを持ち、ガンモードに変形させた。
銃口が標的へと向けられ、トリガーもすぐに引かれた。
その際、JUDOは言葉を1つも発さなかった。
ぶっ殺すと思った瞬間に、既にその行動は終わっていた。
銃口が標的へと向けられ、トリガーもすぐに引かれた。
その際、JUDOは言葉を1つも発さなかった。
ぶっ殺すと思った瞬間に、既にその行動は終わっていた。
ライドブッカーから放たれたエネルギー弾は、佐藤太郎の赤いツナギを破りながら背中に侵入した。
そうして彼の体に穴が空き、そこから血液が噴出する。
JUDOの放った弾丸は、心臓を貫いていた。
そうして彼の体に穴が空き、そこから血液が噴出する。
JUDOの放った弾丸は、心臓を貫いていた。
「ゴフッ」
佐藤太郎の姿の戦兎の口からも血が吐き出される。
心臓が破裂して流れ出た血液が食道を逆流し、最後に吐血させた。
それを最後に、彼は顔を突っ伏して動かなくなった。
心臓が破裂して流れ出た血液が食道を逆流し、最後に吐血させた。
それを最後に、彼は顔を突っ伏して動かなくなった。
明日を創り出すことを信じて戦ってきた正義のヒーローは、まるで一般人のように呆気ない最期を迎えた。
【桐生戦兎@仮面ライダービルド(身体:佐藤太郎@仮面ライダービルド) 死亡】