atwiki-logo
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このウィキの更新情報RSS
    • このウィキ新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡(不具合、障害など)
ページ検索 メニュー
チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
ページ検索 メニュー
  • 新規作成
  • 編集する
  • 登録/ログイン
  • 管理メニュー
管理メニュー
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • このウィキの全ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ一覧(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このwikiの更新情報RSS
    • このwikiの新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡する(不具合、障害など)
  • atwiki
  • チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
  • MAD QUALIA

チェンジ・ロワイアル@ ウィキ

MAD QUALIA

最終更新:2023年03月25日 14:05

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集
「う~ん、辛さの中に毒があって、実に美味しいですな~」

それを言うなら毒じゃなくてコクだろ。

トンチキな言い間違いをする少年へ、エボルトは内心でツッコむ。

頬杖を突くエボルトが見つめる先には、呑気にカレーを頬張るしんのすけの姿があった。
エボルトも先程食したカレーを提供したのは、カウンターの反対側に立つ蓮。
情報交換を済ませ、気が抜けたのか腹の虫が鳴ったしんのすけの為に大盛でよそってやった。
体は大人でも中身は5歳児の子どもには食べきれない量かもしれないが、無限の胃袋を持つ悟空の肉体ならば無問題。
あっという間に平らげ、今は二杯目を口に運んでいる。

食事自体は別に問題は無い。
今後の為にも体力は付けておいてもらわないと困る。
ただ一つ、エボルトを辟易させているのは…

「ねーねーおねえさ~ん。オラのお口に~、「しんちゃんア~ン♥」ってしてぇ~ん」

これだ。
だらしなく顔を緩ませ、ふざけた要求をしてくる。
この少年、こちらの体が女だと判明した途端にこうしてやたらと絡んで来るのだ。
体は女でも中身は男だと説明したが、理解したのかしてないのか、変わらずにこちらを女扱いする。
うんざりしたようにため息を吐いた。

「自分で食べれるだろうが」
「いや~ん、生け簀ゥ」

何が生け簀だ、それを言うならイケずだろ。

言葉には出さずに呆れるエボルトの前へ、コーヒーカップが差し出された。
チラリと視線を上げれば、湯気の昇るポットを手にした蓮がいた。
喫茶店に居候し、店の手伝いをしていただけあって何とも様になっている。
しんのすけの言動に振り回され気味の自分を労わるつもりで淹れたのだろうか。
理由は何でもいいが、一言礼を言い口をつける。

(へぇ…)

悪くない味だ。
苦みが強いがむせはせず、口の中に香ばしさが広がる。
正直言って自分が淹れたものより、遥かに上等だった。
隠れ蓑に過ぎないとはいえ、喫茶店のマスターが高校生の店番にコーヒーで負けるのは、少々納得がいかなかったが。

(ま、それはどうでもいいとしてだ)

余計な思考を投げ捨て、新たに得られた情報を整理する。
考えを纏めるのにカフェインの接種は丁度良い。



まずしんのすけが悟空の力を現段階でどれくらい引き出せるか。
これに関しては予想通り、ほとんど使えないらしい。
煉獄と共に大きな虫と遭遇した際に、岩石を素手で壊したとは聞いた。
だがその程度では特に驚きには値しない。
岩を破壊する程度、ライダーシステムでも十分可能。
それに破壊したものの、拳が酷く痛んだとのこと。
これではまだ戦力としては数えられない。

次にしんのすけの知り合い。
該当するのは一人、ではなく、一匹。
シロというペットの犬が参加していると言った。
ボンドルドがどんな理由で参加者を選出しているのか理解に苦しむ。
殺し合いを促進させるなら、他にもっと良い人材は幾らでもいるだろうに。
しんのすけと共にいた煉獄の仲間も参加しているらしいが、詳細を聞く前に死んでしまった為、知る由も無い。

しんのすけに関しては今の所これ以上の情報は無い。
しかしそれとは別に興味深い発見があった。

(あんな仕組みがあるとはねぇ)

思い浮かべるのは参加者共通の支給品、会場の地図だ。
情報交換を終え、次はどこを目指そうかと地図を取り出した。
すると驚くべき事に、殺し合いが始まってすぐに確認した時には記されていなかった複数の施設の名が載っていたのだ。
これまでずっと地図はデイパックに仕舞ったままにしていた。
何者かが後から付け足すなど不可能なはずだが、これもまた主催者の仕業と考えれば納得がいく。
名簿とコンパスをデイパック内に転送するくらいだ、地図にこういった仕組みを施すくらい容易だろう。

確認の為に蓮としんのすけの地図も見たが、やはり自分と同じように複数の施設の名が新たに載っていた。
その中で自分達が知るものは三つ。
一つ目は今いる喫茶店、ルブラン。
二つ目は蓮の体の持ち主である左翔太郎が住む街、風都のシンボルであるタワー。
そして三つ目はエボルトの体の持ち主、桑山千雪が所属する283プロダクションの事務所。
これらの施設の存在から推測できるのは、会場には参加者と関りが深い施設が複数再現されているということ。
であるならば、エボルトのいた世界の施設もどこかにあるのかもしれない。
石動の店であるnascitaか、東都の首相官邸か、もしかするとファウストの研究所かもしれない。
流石にスカイウォールは無いだろう。
あんなものがあったら、会場に転移された時点で真っ先に気付く。

(しかしまぁ…殺し合いの運営をする側としちゃあ、ちょいと抜けてるんじゃねぇのか?)

最初から地図に記載するのではなく、後から付け足し、
名簿やコンパスといった重要な支給品を渡し忘れる。
仮にも殺し合いというデスゲームを運営する者としては、どうにも脇が甘い気がする。
主催者がボンドルド一人でないのはほぼ間違いないが、もしかすると主催内部でもちょっとしたゴタゴタがあったのだろうか。
もしそうならこっちにとっては都合が良い。
ボンドルドらを排除し力を奪う取っ掛かりになり得るかもしれない。

(……いや、ちょっと待て。名簿を後から寄越したのは、他に理由があるのか?)

ふと、エボルトの脳裏にある考えが浮かんだ。
主催者はゲームが始まって一定の時間が経過してから名簿を渡した。
単なる入れ忘れと断定するのは容易い。
だが名簿を最初から支給しなかったのは、主催者も誰が参加するのかを把握できていなかったからではないだろうか。
その理由に関しては二つの仮説が立てられる。


仮説その1。
参加者を選出した者と、それ以外の者の情報共有ができていない。
それぞれバトルロワイアルを運営するにあたって協力しているとはいえ、仲良しこよしとはなっていないのではないか。
参加者の選出という最も重要な事前準備に関わらせてもらえず、名簿を後から配布するような下っ端仕事をさせられている者がいる。
殺し合いの主催者といえども、決して対等な関係は築けていないという事だ。

仮説その2。
本来参加させるはずだった者が参加できる状態では無くなり、慌てて名簿を作り直した。
既に分かり切っている事だが、参加者達は皆別人の肉体に精神を閉じ込められている。
どんな方法で肉体を入れ替えたかは置いておくとして、実際には現在参加している者達以外にも、参加者として選ばれた者達がいたのではないだろうか。
例えばだが、しんのすけの肉体の持ち主である孫悟空、彼もまた別人の体に精神を閉じ込められ参加させられる予定があったとする。
しかし、いざ殺し合いの直前になって肉体と精神の入れ替えに不具合が起こり、悟空は死亡、或いは参加できる状態では無くなってしまったとしたら?
参加させる予定の者が死んだなら、当然名簿も作り直しを余儀なくされるだろう。

また、二つ目の仮説が正しかったなら、そこから更に別の仮説も浮かび上がる。
エボルトは本来殺し合いに参加する予定は無く、元々参加するはずの者が死んだ為に急遽穴埋めとして参加させられたのではないだろうか。
根拠としてはやはり自分の今の状態だ。
まだ蓮と出会う前に、エボルトは千雪の肉体にも関わらずブラッド族の能力が使える理由を、「この身体にブラッド族の能力で憑依したまま固定されている」と推測した。
何故エボルトにだけは他の参加者と違う処置を施したのか。
理由は至って単純。急ごしらえで用意した参加者であるエボルトには、他の参加者のように精神を別の肉体に移す時間が無かった。
だからエボルト自身の能力を利用する形で、別人の体になったという体裁だけは保たせた、といった所か。
千雪の体を選んだのは、参加者としてアルストロメリアの大崎甜花がいるからその縁かもしれない。

(…まぁ、結局はただの推測でしかないんだがな)

長々と考えてはみたものの、ハッキリとした証拠は一つも無い。
深い理由は何もなく、名簿はうっかり配布し忘れてましたというお間抜けなオチである可能性とて十分ある。
主催者に関する情報の多くは謎に包まれたままだ。
もっと多くの参加者を見つけるか、或いはバトルロワイアルが進んで行けば自ずと手に入るのかもしれない。

コーヒーを再度口に含み、チロリと唇を舐める。
何気ない仕草に二人の少年がドキリとしたのを意に介さず、片手で白色の容器を転がす。
ロケットフルボトル。石動の記憶から抽出した60本のフルボトルの一つ。
しんのすけに支給されていたのを譲渡され手に入れた。
出来ればこの調子で他のフルボトルやエボルドライバーも取り戻したい所だと思いながら、カップを持ち上げる。

その時だ。

外から異様な気配を感じ、次の瞬間、入口のガラスをぶち破って何かが現れたのは。


◆◆◆


『■■■■■!またシロに餌あげるの忘れたでしょ!』
『え~、オラ今忙しからかーちゃんがやっといて~』
『テレビ見てるだけだろーが!』
『オラ、えっちゃんのお天気コーナー大好きなの』

誰かが怒られている。
でも誰だっけ?思い出せないや。
お腹がペコペコになり過ぎてるから、よく分かんない事を考えちゃうのかな。

僕のお腹はギュルルルって、凄い音を立てている。
早く人間をいっぱい食べたいなぁ。
喫茶店から漂う人間の匂いにつられて、僕の口からは涎がたくさん垂れて来た。

我慢できなくて、ガラスのドアに突進して中に入った。
割れたガラスでちょっと切っちゃったけど、あっという間に痛くなくなった。
でも今はそんなのどうでもいいや。

喫茶店の中には匂いの通り三人の人間がいた。
綺麗な女の人、ムキムキな男の人、帽子を被ったお兄さん。
女の人はお胸とお尻が大きくて、とっても柔らかそうだった。
噛み千切ったら凄く美味しいんだろうなぁ。
男の人は筋肉ムキムキで噛み応えがありそう。
いっぱいいっぱい噛んでから、飲み込まなくちゃ。
お兄さんは分かんないけど、食べることに変わりは無い。

やっぱり最初は柔らかそうな女の人がいいな。
そう思って僕は、女の人目掛けて飛び掛かった。


◆◆◆


飛び込んで来た者は少女の姿をしていた。
ふわふわとした癖っ毛に、人懐っこい印象のパッチリとした瞳。
だが今の少女を見て人畜無害と判断する人間はいないだろう。
だらしなく開かれた口からは鋭い牙が覗き、涎をボタボタと溢している。
四つん這いの姿勢で唸る姿は、獲物を前にした肉食獣のようだった。

「グガァアアアアアアアッ!!」

不運が重なり鬼と化した犬、シロは目の前の“肉”目掛けて飛び掛かった。
ここにいるのは自分の腹を満たすご馳走。
鬼となったシロにはそうとしか見えていない。

しかし彼らは黙って自分の死を受け入れる以外に選択肢の無い、哀れな餌では無かった。

突如現れた少女は殺気を自分へ向けている。
そう認識した瞬間に、エボルトは動き出していた。
手に持ったカップをシロへ投げつける。
まだ中身の入っていたカップは、黒い液体を撒き散らしながらシロの顔面に当たった。
陶器が顔に当たる痛みも、コーヒーの熱さもシロは気にならない。
だが一瞬動きが鈍ったのは事実。
椅子を蹴り倒し、エボルトは背後のテーブルへと身を躍らせる。
勢い良く噛みついたシロの口の餌食になるものはなく、ただ空気を切り裂いたのみで終わった。

「随分な挨拶だなぁおい!」

テーブルに身を横たわらせたまま、エボルトは右手をシロに向けた。
ついさっきまでコーヒーカップを持っていた場所には、地球に来てからの愛銃が握られている。
トリガーを引くと、トランスチームガンが火を吹く。
三発の高熱硬化弾は、犬飼ミチルの肉体など容易く貫くだろう。
発射された銃弾を躱すなど、人間には不可能。
だが鬼には関係ない。
顔を横に動かし、胴体を捩じる。
標的を仕留め損ねた銃弾は、コーヒー豆の入った瓶を破壊し、破片が床に散らばった。

獲物に思わぬ抵抗を受けたシロ。
顔を動かすと、驚きで固まっている胴着の男と目が合う。
女の人を最初に食べれなかったのは残念だが、“肉”は一つでは無いのだ。
その太い首を食いちぎってやろうとし、

「ペルソナ!」

突如現れた怪人に妨害された。

シルクハットに似た頭部を持つペルソナ、アルセーヌのスキルがシロへと放たれる。
獣の勘と、鬼となったことで強化された感覚。
これら二つによりシロは攻撃を食らう事無く背後へ跳んだ。
長い腕による一撃は空を切り、されどしんのすけから脅威を引き離すのには成功。
蓮とシロの僅か一瞬の攻防。エボルトが動くには十分な時間だった。
トランスチームガンには既に、活性化させたコブラロストフルボトルが装填済みだ。


「蒸血!」

――MIST MATCH
――COBRA…C・COBRA…FIRE

排気口と頭部の角、セントラルスタークより蒸気が噴射される。
間近で受けた熱気に短い悲鳴を漏らすシロを、バイザー越しに見据え前蹴りを放った。
硬い靴底に蹴り飛ばされ、冷たいアスファルトを転がるシロ。
変形させたトランスチームライフルを構えブラッドスタークがガラス片を踏み砕き外へ出ると、すぐに体勢を立て直した。

「ワン!ワン!」

下着が見えるのもお構いなしで四つん這いとなる少女へブラッドスタークが呆れるより先に、シロが仕掛けた。
飛び掛かって右手を振り下ろす。
ただそれだけの動作だが、速さは人間所か動物のソレよりずっと上。
ブラッドスタークは数歩横に移動する事で躱し、ほんの一瞬前に立っていた場所のアスファルトが砕け散る。

一度避けられても、シロに苛立ちは有れど大きな動揺は無い。
両脚に力を込めブラッドスターク目掛けて突撃。
今の相手は柔らかくて美味しそうな胸と尻が、ゴツゴツとした装甲で隠されている。
まずは余計な物を剥ぎ取ってやろうと、大きく口を開く。
眼前に迫るシロの口へ、ブラッドスタークはトランスチームライフルを翳す。
上と下、閉じられた歯と歯の間にスチームブレードの刃が挟まり、仮面を噛み砕かれるのを防いだ。

牙に伝わる異物の感触に顔を顰め、噛み砕かんと顎に力を込める。
が、異物の感触はあっという間に消え失せた。
刃が砕けたのではない、シロの牙がドロリと溶けたのだ。
スチームブレードに組み込まれた機能で刃を急速加熱し、軽く動かすとシロの下顎はバターのように斬り落とされた。
アーマージャックのような耐久力があるならまだしも、ミチルの体には十分過ぎる効果がある。

口半分を失った相手へブラッドスタークは攻める手を緩めない。
ブレードを胴体へ突き刺し、コブラロストフルボトルをスロットに叩き込む。

――COBRA!STEAM SHOT!COBRA!

至近距離から発射されたエネルギー弾により、シロは大きく吹き飛ばされた。
通常のスマッシュならばこれで片が付く。
残念ながら此度の敵はそう簡単にはいかないようだった。
吹き飛ばされても地面に叩きつけられる前に、空中で体を一回転させ着地。
またもや四つん這いとなり唸り声を出す。
斬り落とした顎も、溶かした歯もとっくに元通りとなっている。
ミチルが着ていた学校の制服はエネルギー弾のせいで焼け落ちたが、所々で晒された素肌は無傷。
ボロボロの制服とはミスマッチな白さの肌に、ブラッドスタークは目を細めた。

「ペルソナ!」

その声と、シロが動き出すのはほぼ同時だった。
ブラッドスタークとは別の、自身を狙う気配を察知し大きく跳んだ。
これで完全に攻撃を避けたつもりだったが、そうはいかなかった。
体の内に痛みが走った。
怨み、妬み、絶望感といった負の感情が混ぜ合わさったエネルギーがシロを蝕んだ。

エボルトに少し遅れてルブランを出た蓮は、敵へと躊躇せずペルソナのスキルを放った。
マハエイハ。
エイハよりも広範囲の敵に呪怨属性の攻撃を叩き込むスキル。
バトルロワイアルに巻き込まれるより以前に、メメントスで手に入れたスキルカードを使って習得させていたのが功を為した。


謎の痛みを与えたのが帽子の青年だと分かると、シロはそちらへ疾走する。
対する蓮も続けてスキルを放った。
スラッシュ。物理属性のスキルがシロへと襲い掛かる。
しかし当たらない。蓮がアルセーヌの力を行使するより、シロの動きの方が速い。
敏捷性を削るスクンダを放つ余裕は無い。
ペルソナによる攻撃を中断し、蓮は回避行動に移る。

(っ!駄目だ、速過ぎる…!)

翔太郎の肉体は決して身体能力が低い訳では無い。
師である鳴海荘吉が直々に鍛えた甲斐も有り、高いレベルで体術を会得している。
翔太郎の身体能力と、シャドウ相手に培った蓮の戦闘経験なら、例えペルソナが無かったとしても並の相手には引けを取らない。
だが蓮が今相手にしているのは人間を超越した化け物、鬼だ。
鬼になったばかりのシロの力は、十二鬼月や無惨といった面子の足元にも及ばない。
しかしそれは、決してシロが脅威にならないという事では無い。
たとえ下級の鬼でも、その身体能力と生命力は人間を超えているのだ。

折角引き入れた戦力がこのまま殺されるのを、黙って見ているエボルトではない。
敵は顎を斬り落とされても、エネルギー弾の直撃を食らっても殺せなかった。
ならば確実に殺せる部分を狙うだけ。
どれだけ再生能力に優れていようと、首輪が爆発すればくたばるだろう。
というかそうでなければ首輪の意味が無い。
左腕に銃身を置き、スコープを覗き込み、トリガーに指を掛けた。

大口径の銃弾が首輪を貫き爆発…とはならなかった。

鬼になって強化された感覚が、シロへ命の危機を伝えた。
己の感覚に従い、シロは蓮の着ているベストの裾を咥えると背後へと思いっきり放り投げた。
女子高生が顎の力だけで成人男性を投げ飛ばすなど、鬼になっていなければ不可能な芸当だ。

「っ!!?!」
『おいおい!?』

こちらへ突っ込んでくる蓮に、エボルトは狙撃を中断せざるを得なくなった。
ブラッドスタークに変身している自分はともかく、生身の蓮はタダでは済まない。

「ペ、ルソナァッ!!」

激突の直前に間一髪でペルソナを召喚する。
主の意思に従い、アルセーヌは蓮をキャッチして地面に下ろした。
パレスにいる間は現実世界とは違い、怪盗団として超人的な身体能力を発揮できた為、今のように放り投げられても受け身を取れたはず。
しかしここはパレスでない上に、自分の体は左翔太郎という別人のもの。
アルセーヌを召喚できていなかったらと思うと、背筋が寒くなる。

ブラッドスタークと蓮、シロがそれぞれ構え直す。
先手を切るのは誰か。
ブラッドスタークの銃弾か、蓮のペルソナか、シロの牙か。
そのどれでもない。
突如始まった戦闘に置いて行かれた4人目が、ここに来て動き出した。


「こらーっ!そこのおねえさん!お兄さん達をいじめるなーっ!」

眉を吊り上げ元気いっぱいに乱入してきた胴着の男、しんのすけ。
いきなり女子高生くらいの女の子が入って来たかと思えば、自分達に襲い掛かり戦いとなった。
急展開に軽く混乱していたが、女の子は自分と一緒に戦ってくれると言った二人を傷つけようとしているのは確か。
煉獄のように逃げずに戦うと決意したしんのすけに、大人しく隠れている気は無く、自ら戦場に顔を出した。

新たに参戦した“肉”へ、シロは歯を剥きだしにして威圧する。
ようやく腹を満たせると思ったのに、余計な抵抗ばかりされて一向に食べられない。
治まる気配のない空腹がシロを苛立たせ、“肉”への殺意を滾らせる。
蓮もまた、しんのすけの乱入に焦りを覚えながらアルセーヌのスキルを放とうとし、ブラッドスタークは極めて冷静に照準を合わせる。

「オラだって…オラだって皆をお助けするゾ!ひっさつ…」

それぞれの緊張感が高まる中、しんのすけは…


「ケツだけアタッーーーーック!!!」

勢い良く尻を露出させた。
上半身は屈み、引き締まった尻を相手へ堂々と突き出す。
鍛え上げられたサイヤ人の肉体に相応しい、ガッチリとした漢の尻だった。

「ほらほらほらほら!ブリブリー!ブリブリー!」

両手を上下に振り、尻を突きだした姿勢のまま接近するしんのすけ。
余りに珍妙な光景を前に、蓮は顔を引き攣らせ、エボルトも思わず頭を抱えた。
一方で迫る尻を前にしたシロは固まっている。
しんのすけのおバカな行動に唖然としているからか?
それも間違ってはいないが、もう一つ大きな理由があった。


○○○


『ほーらほらー!ブリブリー!』
『たいやいー!』
『くぉら■■■■■!人前でお尻出すなって前から言ってるでしょ!■■■■が真似したらどうするの!』
『んもー、かーちゃんはおケツはデカいのに心は狭いですなー』
『…ほっほーう、言ってくれるじゃないの』
『ハッ!?い、今のはオラの可愛いジョージだゾ~』
『それを言うならジョークでしょ~?…もう遅い!』
『ぬおおおおおお…!ゆ、許して~……』

(なに…これ……)

頭の中に何かが浮かび上がる。
誰かが怒られているみたいだけど、誰なのか分からない。
分からない人の事なんて考えたってどうにもならないはず。
なのに、僕の頭には知らない人達の事が浮かんでいた。

何がどうなっているのか分からない。
分からないけど、どうしてか、胸がざわざわしてくる。

こんな事になってるのも、きっとお腹が空いているからだ。
やっと人間を食べれると思ったのに、何時まで経っても食べさせてくれない。
撃ったり斬られたり、気持ち悪い痛みに襲われたり。
凄くイライラする。
頭に浮かぶ知らない人たちの事も、今は邪魔に感じてイライラする。

早く、早く人間を食べなきゃ。
そう思った時、僕の耳に何かの音が聞こえた。

今度は何だろうと音のした方を見ると、男の人がバイクに乗ってやって来た。

僕はこの人を、違う、この御方を知っている。
僕を鬼にしてくれた御方。

僕の大切な、ご主人様だ。


○○○


嬉しそうに目を輝かせ、こちらに駆け寄って来た。
まるで自分の主人への信愛を示すかのようなポーズ、所謂「おすわり」をする。

そんなシロの姿に、耀哉はただただ胸が痛くなるばかりだった。

シロがそう遠くへは行っていないと考え、バイクを走らせ街中を捜索していた耀哉。
ふと聞こえて来たのは、誰かが戦っているであろう激しい音。
猛烈に嫌な予感を抱きスピードを上げ、到着した先でシロと三人の参加者を見つけた。

無惨の血を与えられ鬼と化した者は皆、無惨への忠誠心を植え付けられる。
すぐ傍に居た自分を襲わず、わざわざ外に人間を探しに行った事からも予想はできた事だ。
耀哉自身が望んで行ったことでは無いが、心優しい犬の体と心を変貌させてしまったのは紛れも無い事実。
どれだけ後悔しても時は戻せない、耀哉が犯した罪は無くならない。
だからせめてもの償いをし、悪鬼と化したこの身を滅ぼすまで。

「すまないシロ…」

己の罪の象徴である犬へ、自然と呟きが口から漏れる。
その言葉に強く反応する者がいた。

「シロ…?シロ!」

しんのすけだ。
家族の名が出た事に驚愕し、耀哉へと近づく。
その後ろからは同じく驚いた表情の蓮と、仮面で表情の読み取れないエボルトが続いた。

「お、おじさん、今シロって…」
「君は……そうか、君がしんのすけか……」

相手の反応を見て、耀哉はこの胴着姿の男こそ、シロの飼い主であるしんのすけと察した。
またもや耀哉の胸が締め付けられ、途方も無い罪悪感が湧き出す。
しんのすけとシロはこんなにも近くにいたのだ。
自分が鬼にさえしなければ、再会し互いの無事を喜び合っていたはずなのに。
現実には鬼と化した姿を家族に見せるという、残酷な結果となってしまった。
心が挫けそうになるが、鬼にした罪から逃げる訳にはいかない。
しんのすけへ重い口を開いた。

「すまないしんのすけ、シロは……私のせいで鬼に、人を喰う怪物となってしまった……」
「え……?」

何を言われたのか分からず、しんのすけは凍り付く。
だが思い返してみれば、確かにシロの行動は怪物としか言いようがないものだ。
明らかに人間のものでは無い身体能力、どれだけ傷つけられても一瞬で治る体。
何よりも、問答無用で自分達に襲い掛かった。
信じたくはない。しかし信じるしかない光景を目の当たりにしている。


「な、なんで……なんでシロに酷いことしたの…?」

質問には答えず、ただすまないと告げることしかできなかった。
ボンドルドのせいで無惨の肉体にされたからだとか、そんな言い訳を口にする気はない。
全ては自身の無謀さが引き起こしたこと。

「…しんのすけ。全ては私の愚かさが招いたことだ。だからせめて、シロが君を傷つける前に、私の手で終わらせる」
「っ!?」
『撃っても斬っても死ななかった奴をどうする気だ?』
「鬼は太陽の光が弱点だ。だが、この場では恐らく首輪の爆発でも死ぬだろう。…その後で、私も日の下に出てこの身を朽ち果てさせる」
「何か、何か無いのか?元に戻す方法は……」

縋るような蓮の言葉に、耀哉は黙って首を横に振った。
珠世のような知識の持ち主がいれば、鬼を人間に戻す薬が開発できるかもしれない。
だがそれだって今すぐに可能な訳ではないし、そもそも薬ができるまでにシロが、そして耀哉自身が理性を保てる保証は何処にも無い。
下手な希望を与える事は、後々になってより大きな絶望と化す。
だからこそ耀哉は、自分一人が罪を背負いここで終わらせる事を決意しているのだった。

「だ、ダメだゾ……シロは…!」

大切な家族が殺される。
そんな事は絶対にさせないと、しんのすけは耀哉を阻止しようとする。

「来るな!!」

怒声を放ち、しんのすけを近づけさせまいとする。
一瞬、相手の動きが止まった隙に、耀哉は未だ「おすわり」をしたままのシロを抱きかかえその場を離れた。
シロを殺す事に変わりは無いが、家族の前で行う必要はない。
しんのすけ達から離れた場所で殺し、その後すぐ自分も死ぬ。
胸中で幾度も謝罪を繰り返しながら、しんのすけ達に背を向けた。


○○○


このままではシロが殺される。
大切な家族と、二度と会えなくなってしまう。

確かにシロは怪物になってしまったのかもしれない。
だけど、それでもしんのすけにとっては野原家の一員なのだ。

だから死なせたくない、助けたい。

だけどシロを抱えた耀哉の動きは速くて、あっという間に背中が遠ざかって行く。
一緒にいる仲間の二人でも追いつけないのだろう。

しかし追わなければ、止めなければシロは殺される。

その事実が、しんのすけの心へ深い悲しみと怒り、焦りを生み出す。
それに呼応するかのように、脳裏へ幾つもの光景が蘇った。


『心配しないで、ちょっと休むだけ……。ちょっと休んだら…また…頑張れるから……』

人形の少女が目の前で消えていく。


『お前の言う通り、最後までそれを使わないで良かった……』

侍が目の前で力尽きる。


『しんのすけ…強く……胸を張って……強く生きろ……君の勇気は……きっと……』

一緒に悪者を倒すと約束した剣士が、目を閉じる。


そうして最後に浮かんだのは、しんのすけの記憶には無い光景。

『やっ、やめろフリーザーーーーーッ!!!!!』
『悟空ーーーーーーっ!!!!!』

男の人が殺された。
誰なのかは知らないけど、その光景はしんのすけの心を大きく揺さぶった。

シロも同じように死んでしまう。
同じように殺される。
そんなのは嫌だ。

―――絶対に嫌だ!!!


○○○


「シロから離れろぉおおおおおおおおおおオオオオォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」

爆発が巻き起こる。
否、しんのすけを中心に光が溢れ出している。
アスファルトは紙の様に捲れ上がり、周囲の建造物にもヒビが入った。

「なっ…!?」
『こいつは……』

驚く仲間の声も、今のしんのすけには届かない。
シロを助ける。
その思いだけに突き動かされ、駆け出した。

爆発的な加速で耀哉の元へと到達する。
驚愕に目を見開いたその顔面へ、拳が放たれた。
咄嗟に片腕を顔の前に翳せたのは、無惨の肉体による恩恵だろう。
しかし、孫悟空の拳は生半可な抵抗など真正面から捻じ伏せる。

防御に翳した腕がへし折れ、肉と血が撒き散らされる。
真っ直ぐに突き進んだ拳は耀哉の頬へと到達。
痛みを感じる間すら与えず、脳を激しく揺らし、

「――――ッ!!!!!!!」

鬼狩りの首領を、盛大に殴り飛ばした。

「はぁ、はぁ、はぁ……お…?」

吹き飛ぶ耀哉を見送る事無く、しんのすけはドッと崩れ落ちた。
体が鉛のように重たい。
巨大な虫に刺された時も同じように体がフラついたが、あの時よりももっと疲労が圧し掛かっている気がする。

悟空の体に宿る気の解放。
しんのすけが無惨の肉体である耀哉を殴り飛ばせた理由はそれだ。
だがしんのすけは悟空の体に完全に慣れてはいない。
そんな状態で気を一気に解き放ち、無事ではいられなかった。
体力の消耗は激しく、荒い呼吸を繰り返す羽目になっている。

物凄く体がダルいけど、シロは助けられた。
その事には一先ず胸を撫で下ろす。
そうして顔を上げると、

「ガギィイイイイイッ!!」

こちらを噛み殺そうと迫るシロがいた。


「おわぁ!?やめるんだゾ!シロ!」

しんのすけの抗議を無視し押し倒す。
体格で勝るとはいえ、消耗が激しい体では鬼を前に力負けした。
とにかくシロを落ち着かせようと手を伸ばすが、すぐに間違いだったと思い知る。

伸ばされた腕に、シロが躊躇なく噛みついた。

「う、わああああああああああ!!?!」

しんのすけの絶叫が街に響き渡る。
牙が肉を貫き血が噴き出る。
絶えず激痛を訴えるのは、しんのすけの左腕。
虫に刺された時の比ではない痛みに、しんのすけの頭が真っ白になっていく。

元の飼い主の悲鳴を聞いても、シロが大人しくなる気配はない。
むしろその悲鳴が心地良いとさえ感じていた。

(よくも、よくも僕のご主人様を!!)

今のシロにとって耀哉は自分を鬼にしてくれた、絶対の忠誠を誓う主。
記憶が欠落しつつあるシロには、主を傷つけようとしたしんのすけは敵でしかない。
絶対に許せない、喰い殺してやる。
湧き上がる怒りのままに、まずは腕をを噛み千切らんとした。

だがそれを許さない者達がここにはいる。

――ICE STEAM!

シロの凶行を止めるかのように、電子音声が響く。
トランスチームライフルの銃口から発射されたのは、冷気を纏った特殊弾。
今まさにしんのすけを殺そうとしていたシロへ着弾した。
只の銃弾ならば即座に再生するが、これは殺す為に撃ったのではない。
チェンソーの悪魔と戦った時と同じく、敵を凍らせて動きを止める為だ。

「キャンッ!」

体が凍り付き悲鳴を上げるシロ。
尤も鬼の身体能力を以てすれば脱け出すのは容易い。
それを邪魔する者がいなければ、の話になるが。

「ペルソナ!!」

主の指示を受けて、アルセーヌのスキルが発動される。
シロ目掛けて放たれる一本の針。
胸部に突き刺さった針はシロの体へ溶けるようにして消えていく。

「クゥン……」

鋭い痛みが体中を駆け巡ったかと思えば、急激にシロの意識は薄れていく。
酷く傷ついたのような表情を浮かべる男を睨みながら、シロの瞼が閉じられた。

「シロ…?シロ…!?」
「大丈夫、眠っただけだ」

慌てるしんのすけを落ち着かせようと声を掛ける。
蓮の言葉に嘘偽りは無い。
現にシロは死んではおらず、寝息を立てていた。
蓮が放ったスキルの名は夢見針。
敵一体を睡眠状態にするスキルだ。
シロが危険な怪物になってしまったとしても、しんのすけの家族を殺す真似は蓮にはできなかった。
だからと言って放置する訳にもいかず、一先ず眠らせるという手段を取った。

「そっか……お兄さん、ありが……」

礼の言葉を最後まで言い切る事無く、しんのすけも意識を手放した。
急激な体力の消耗に左腕の傷、怪物となったシロに襲われたりとで心身ともに限界が来たのだろう。
グッタリとしたしんのすけを蓮は慌てて抱き起す。
死んではいないようだが、屋内で休ませる必要があるようだ。
殴り飛ばされた人も気になるが、先にしんのすけとシロをルブランの中に運ぼうとする。


『どうやら、もうひと働きしなきゃならんようだぜ』

うんざりしたようなエボルトの呟き。
バイザー越しに見つめる先には、起き上がった耀哉がいた。
シロを殺させない為とはいえ、思いっきり殴り飛ばされたのだ。
怒っているならどうにかしなければと、蓮が口を開きかける。

「っ…」

言葉が出て来ない。
自分達を見つめる耀哉の顔を見てしまったからだ。
さっきまでの耀哉は酷く苦しそうな、辛そうな表情だった。
なのに今は、ゾッとする程に無表情。
まるで機械のような無機質な瞳が蓮達を射抜いた。


○○○


産屋敷耀哉という人間は決して心が脆弱な者ではない。

隊士達の絶望を我が事のように感じ取り、少しでも悲しみを癒そうとする慈愛さ。
先祖代々の呪いに蝕まれながらも、弱音を吐かずに戦い続ける強さ。
何より、覚悟していたものとはいえ無惨討伐の布石として、妻子諸共自爆する執念。

病弱な身でありながら、耀哉は間違いなく強者だった。

しかし、此度の殺し合いは耀哉の心をへし折るかのような不運に幾度も見舞われた。

よりにもよって宿敵の肉体に精神を入れられるという、尊厳を破壊するかの如き目に遭い、
宇宙よりの侵略者の毒により、知らず知らずの内に体を乗っ取られ、その挙句に罪の無い参加者を鬼へと変えてしまった。
追いかけた先には鬼と化したシロを、家族であるしんのすけと再会させてしまう始末。
愛する家族が鬼にされる絶望を味わった。
風柱の不死川実弥を始め、そういった境遇の者は鬼殺隊にも大勢いた。
二度と彼らのような犠牲者は出すまいとしていたというのに、今回は自分が新たな犠牲者を生み出してしまった。

誰よりも無惨討伐を望んでいた耀哉だからこそ、深い絶望を味わった。

そこへ悟空の肉体による渾身の一撃を受けた。
本来の力には程遠いが、それでも耀哉の意識を僅かな間奪うだけの威力はあった。

弱り切った精神と、失われた意識。
今も耀哉を蝕むスコルピオワームの毒が、絶好の条件が揃ったタイミングを見逃すはずは無く、耀哉本来の意識は闇に閉ざされた。

もしもの話になるが。
耀哉がメタモンと遭遇していなければ。
スコルピオワームの毒を受けていなければ。
保護したシロをしんのすけと再会させ、互いの無事を喜ぶ光景を暖かく見守れただろう。
煉獄の死をしんのすけと共に悲しみ、その意思を継いだしんのすけの心強い仲間となれただろう。

だが現実はそうならなかった。

【太陽を克服する為に鬼を増やせ】
【へんしんする姿を増やす為に鬼を増やしてよ】

繰り返される言葉に従い、眼前の者達を鬼にすべく駆け出す。
今の耀哉は鬼殺隊の頂点ではなく、鬼の始祖として蓮達に牙を剥いた。


○○○


「ペルソナ!」

耀哉と視線が合った瞬間、蓮は反射的にスキルを放った。
直感的に理解したのだ、この男は非常に危険な相手だと。
パレスの主と対峙しているような、全身に怖気が走るような感覚。
いや、下手をすればこれまで改心させてきた連中とは比べ物にならないかもしれない。
危機感に急かされるようにスクンダを放ち、相手の敏捷性を削いだ。

一方でスキルを食らった耀哉は体が重くなるような、不快な感触を味わった。
だが関係無い。
多少は遅くなったかもしれないが、無惨の肉体はこの程度では止められない。
右腕を触手に変えて振り下ろす。

――ELECTRIC STEAM!

電撃を纏った銃弾が三発連続で発射され、触手を貫く。
傷自体は弾が通り抜けるより早く塞がった。
しかし電撃により動きが僅かばかり鈍り、着弾の衝撃で狙いが逸れる。
蓮を切り裂き、傷口から血を混入させる触手は地面を砕き散らすに終わった。

反対の腕を触手に変え、トランスチームライフルを連射するブラッドスタークへ伸ばす。
銃弾は大半がはたき落とされ、命中してもダメージは無い。
姿勢を低くしあえて突っ込み、紙一重で触手を躱す。
顔のすぐ横を通過した左腕の触手を、スチームブレードで斬り裂く。
やはりダメージはゼロ。
刃が肉を奔った瞬間に再生が開始されるのだ。

片方の触手を避けたと思えば、もう片方の触手が迫る。
跳躍し回避に移るブラッドスターク。背中の僅か数ミリ下を触手が通過した。
地面に到達するまでの僅かな間に狙いを付け、トリガーを引いた。
狙いは耀哉の顔面。
黙っていればさぞや女性受けしそうな、端正な顔が吹き飛ぶ。
それもほんの一瞬の事、再生の完了した瞳でブラッドスタークを見据え触手を伸ばす。

『っとォ!休憩くらいさせて欲しいもんだ!』

各部の排気口から蒸気を噴射させ、触手を再び躱す。
すれ違いざまに斬り裂き、もう片方の触手を振るう一瞬の間に発砲、そしてまた躱す。
これをブラッドスタークが幾度も繰り返し、蓮もまたスクンダとラクンダを連発する。
アルセーヌのスキルを受けて尚もこの強さだ。
これでスキルの効果が切れれば、厄介所では無い程の強さとなるだろう。
故に幾度もスキルを重ね掛けし耀哉の力を削ぐ。
されど戦況は一貫してこちらが不利。
このままでは自分の体力と精神力が尽きるのが先と、蓮は焦りを覚える。

エボルトもまた忌々し気に舌打ちを零す。
戦闘データをフル稼働で集約し、胸部装甲に搭載されたスチームジェネレーターにより出力の強化、
加えて本来は敵に放射するブラッド族のエネルギーを、自身の肉体へ流し込んで身体能力を底上げ。
ブラッドスタークの機能とエボルトの能力を最大限に使っても、まるで勝てる気がしない。
スペックで劣るブラッドスタークで、強化形態のビルドやスクラッシュドライバーの変身者を相手取って来ただけあり、エボルトは格上との戦闘に非常に慣れている。
しかしだ、アーマージャックといいこの触手男といい、こうも面倒な相手にばかり出くわせば仮面ライダーエボルの力が恋しくなってくる。


『まぁ、そんなこと言っても始まらねぇがなァ!!』

蛇の意匠が施された胸部装甲が発光し、何かがうねりながら飛び出した。
それは大蛇だ。
ブラッドスタークの胸部装甲と同じ、エメラルドグリーンの巨体を持つコブラ。
突如出現した化け物を前にしても耀哉は怯まない。
表情を変えず両腕を振り回した。
コブラはブラッドスタークらの盾となり、巨体を切り裂かれる。
ブラッドスタークの能力で召喚したエネルギー体故に、悲鳴を上げる事も無く切り離された頭部から炎を吐き出した。

「ペルソナァッ!!」

すかさず放たれるは、アルセーヌのマハエイハ。
全身を包む炎と、広範囲に効果を及ぼす呪怨属性のスキル。
倒せるとは思っていない。
僅かとはいえ隙を作れるのならば十分だ。

――ROCKET!STEAM ATTACK!ROCKET!

装填されたフルボトルの成分が、トランスチームライフルの銃弾を強化する。
銃口より発射されたのは大口径のエネルギー弾ではなく、煙を噴射しながら突き進むロケット弾だ。
己を消し飛ばさんとする強化弾を冷静に捉え、焦る事無く耀哉は身を捻って躱す。
標的を見失い、そのまま付近の民家を吹き飛ばすと思われた。
だがロケット弾は軌道を変えて上昇し、真下の耀哉目掛けて一急降下した。
追尾機能付きの強化弾だとは知る由も無く、気付いた耀哉が触手を振るうのと着弾したのは同時だった。

爆風により視界が塞がれる中、ブラッドスタークはバイザーの赤外線センサーを即座に起動。
着弾地点より煙を裂く勢いで触手が伸ばされるのを見た。
回避行動に移ろうとし、すぐにその必要は無いと分かった。
触手はブラッドスタークや蓮とは別の方向に伸ばされている。
触手の先端が巻き取ったのは、耀哉が放置していたマシンディケイダーだ。
まるでコードを巻き取るかのように、マシンディケイダーを絡め取った触手が着弾地点へと戻って行く。
次の行動を警戒するブラッドスタークと蓮だが、敵のアクションは一向に起きない。
油断なくトランスチームライフルを構えながら近づくと、納得したように武器を下ろした。

『…やれやれ、好き放題やるだけやって、逃げたか』

ブラッドスタークが見下ろす先には、地面に空いた穴。
ロケット弾はマンホールの蓋と周囲のアスファルトを吹き飛ばし、下水道への入り口を作っていた。
耀哉はバイクを回収し、この穴から逃走したのだろう。

(だが、逃げる必要があったか?)

認めるのは癪だが、今の戦闘は明らかにこちらが押されていた。
なのに何故敵は逃走を選択したのか疑問に思った時、ふと顔を上げる。
遠くの方から光が街に降り注いでいる。
夜明けの時が来たのだ。


◆◆◆


濁った水の流れる道を、耀哉はバイクで走り続ける。
ロケット弾が当たる直前、首輪を守るように肉の鎧を首元に纏わせ死を回避した。
着ていた服は所々焼け落ちたが、傷はとうに再生している。

太陽の光が会場を完全に照らし出すにはまだ猶予はあった。
だが何かの間違いが起きて、陽光がこの身を焼き尽くす事態にならないとも限らない。
多少強引にでも戦闘を続けるか、万が一の可能性を考慮し撤退するか。
耀哉が選んだのは後者だ。
皮肉な事に、無惨本人も同じ選択をしただろう。

スコルピオワームの毒に思考を塗り替えられた耀哉は、参加者を鬼にしようと動いている。
その為にはまず、耀哉本人が生き延びなければならない。
生きてさえいれば鬼を増やす機会は幾らでも訪れる。死んでしまえば不可能。
故に今は自身の生存を最優先とした。

毒に思考を塗り替えられた状態が永遠に続く事は無い、いずれは理性を取り戻す。
その時耀哉は何を思うのだろうか。
シロを殺せず、自身を殺せず、徐々に行動が無惨へと近づいてる自分自身に、何を感じるのか。


【D-6 下水道/早朝】

【産屋敷耀哉@鬼滅の刃】
[身体]:鬼舞辻無惨@鬼滅の刃
[状態]:毒により理性消失、疲労(中)、絶望(大)、シロとしんのすけへの罪悪感(大)、毒による激しい頭痛、主催者への怒り(極大)、マシンディケイダーに搭乗中
[装備]:マシンディケイダー@仮面ライダーディケイド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:鬼を増やす
1:今は太陽の光を避けて移動
[備考]
参戦時期は死亡後です。
スコルピオワームの毒に侵されています。現在無惨の肉体が抵抗中ですが、無惨の精神と共鳴した結果毒が強化され、精神が弱ったり意識を失うと理性を失います。二重人格みたいなものと考えると分かりやすい
彼が死んだとき、鬼化させたシロも死ぬのかは不明です。

※下水道がどこまで続いているかは後続の書き手に任せます。


◆◆◆


「ほらよ、食っとけ」

エボルトに投げつけられた物をキャッチする。
何なのかと見てみると、お菓子のケースのようだった。
何故こんなものを?
疑問を視線で訴えると、エボルトは肩を竦めて答えてくれた。

「そいつを食えば幾らか体力が回復するんだとよ。少しでも持ち直しといたほうが良いだろ」

そう言うエボルトは頬をモゴモゴさせている。
既に一つ食べたのだろうか。
食べ物で体力回復などまるでゲームの世界の設定みたいだが、実際パレス内では自分達も食べ物やドリンクで傷を癒していた。
自身の体験に当て嵌めてみると、このお菓子の効果も本物なのかもしれない。
エボルトに礼を言い、中から一つ取り出して口に放り投げる。
甘酸っぱい味と、ゴムのような弾力があった。
どうやらグミらしい。
しんのすけが起きたら食べさせてもらえるか、後でエボルトに頼んでみよう。

あの後、自分達は気絶したしんのすけと睡眠中のシロをルブランの二階まで運んだ。
先程の男の人の話によると、鬼とやらになったシロは太陽の光を浴びると死んでしまうとのこと。
それが本当ならばあのまま外に放置しておく訳にはいかず、こうして屋内へ移動した。
カーテンを閉め、更に部屋に飾ってあった怪盗団マークのポスターを窓枠に貼り付け日除けにする。
煉獄さんの遺体はエボルトがデイパックに入れ、ベッドにはルブランの備品であるタオルで止血したしんのすけが、ソファーにはシロが横たわっている。
遺体を物のように扱うのは気が引けたが、今は仕方ない。後できちんと埋葬したい所だ。

男の人はシロを元に戻す手段は無いと言っていた。
それが事実かどうかは分からないが、はいそうですかと大人しく受け入れるなどお断りだ。
しんのすけの為にも、どうにかシロを元に戻す方法を探さなければと決意する。
とはいえ、今のシロが危険な事は否定できない。
目が覚めたら、きっとまた襲い掛かるだろう。
それを防ぐ為に支給品の一つである、腕時計の形をした不思議な機械、そこから発射されたワイヤーで、拘束している。
説明書によると、この道具は左翔太郎さんが使っていたらしい。

それにしても何故あの男は突然こちらを攻撃したのだろう。
しんのすけに殴り飛ばされ敵意を抱いた?
それにしては相手から怒りのようなものを一切感じなかったのは奇妙だ。
一体何がどうなっているのか、考えても答えは出て来なかった。

「何にせよだ、暫くは休んどこうぜ?いい加減クタクタだ」

確かにアーマージャックとの戦闘に始まり、連戦による疲労は無視できないくらいに蓄積している。
考える事、やらなければいけない事は山のようにあるけど、それらをこなすにはしっかりと体を休めるのが必須。

椅子の背もたれに寄り掛かり、静かに目を閉じた。


○


壁に背を預けながらエボルトは考える。
先程戦った男の変貌には、何故か既視感のようなものがあった。
あの男とは初対面のはずだがと、過去の記憶を幾つか思い浮かべ、ああと納得がいった。

似ているのだ、ハザードフォームのビルドに。

ハザードトリガーというアイテムを使ったビルドの強化形態。
ハザードレベルを一時的に上昇させるが、代償として理性を失い、敵味方関係無く全てを殺すまで戦い続ける暴走状態になってしまう厄介な形態だ。
さっきの男はビルドでは無いが、しんのすけの攻撃を受けて意識を失い、人が変わったように攻撃を仕掛けるのはハザードフォームと確かに似ている。
ということは、最初に死にそうな顔でシロを殺そうとしていた方が本来の人格で、意識を失くすなどの条件が揃えば、無差別な殺戮マシーンと化すのだろう。

(面倒な置き土産を残してくれたもんだよ、全く……)

呑気に眠りこけるシロを見て、ため息を吐きたくなった。
鬼、というのが具体的にどんな性質なのかは知らない。
もっと情報を引き出したかったが、後の祭りだ。
蓮やしんのすけはシロを元に戻したいと考えているだろうが、そう上手くいくとは思えない。
人間を怪物に変えるのは案外簡単だ。
だが反対に、怪物を人間に戻すのは難しい。
ファウストを使って散々スマッシュを生み出して来たが、連中とて無事人間に戻れても重度の記憶障害や身体障害に陥る者も多々いたし、
注入したネビュラガスの量によっては人間に戻った途端に死に至る者だって存在した。
シロは元々人間では無く犬だが、鬼から元に戻すのが困難のは同じ。
必死に方法を探し回っても、結局見つからなければどうするつもりなのか。
その時に起こりえる事態を考え、嘲笑うかのように小さく笑った。

(どうせ最後は処分する以外に選択肢が無いんなら…)

有効的に使ってから、死なせてやるか。

口には出さず、眠り続ける鬼を冷たく見下ろした。


【D-6 純喫茶ルブラン/早朝】

【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[身体]:孫悟空@ドラゴンボール
[状態]:体力消耗(特大)、貧血気味、右手に腫れ、左腕に噛み痕(止血済み)、悲しみと決意、睡眠中
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、水水肉@ONE PIECE、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本行動方針:悪者をやっつける
0:……
1:逃げずに戦う
2:困っている人がいたらおたすけしたい
3:シロは怪物なんかじゃないゾ…
[備考]
※殺し合いについてある程度理解しました。
※身体に慣れていないため力は普通の一般人ぐらいしか出せません、慣れれば技が出せるかもです(もし出せるとしたら威力は物を破壊できるぐらい、そして消耗が激しいです)
※自分が孫悟空の身体に慣れてきていることにまだ気づいていません。コンクリートを破壊できる程度には慣れました。が、その分痛みも跳ね返るようです。
※名簿を確認しました。
※気の解放により瞬間的に戦闘力を上昇させました。ですが消耗が激しいようです。

【エボルト@仮面ライダービルド】
[身体]:桑山千雪@アイドルマスター シャイニーカラーズ
[状態]:疲労(極大)
[装備]:トランスチームガン@仮面ライダービルド、コブラロストフルボトル@仮面ライダービルド、ロケットフルボトル@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品×2、ピーチグミ×4@テイルズオブディスティニー、ランダム支給品1~3(シロの分)、累の母の首輪、煉獄の死体
[思考・状況]
基本方針:主催者の持つ力を奪い、完全復活を果たす
1:休む。いい加減疲れちまったよ
2:蓮としんのすけを戦力として利用
3:首輪を外す為に戦兎を探す。会えたら首輪を渡してやる
4:有益な情報を持つ参加者と接触する。戦力になる者は引き入れたい
5:自身の状態に疑問
6:アーマージャックを警戒。できればどこかで野垂れ死んで欲しい
7:出来れば煉獄の首輪も欲しい。どうしようかねぇ
8:ほとんど期待はしていないが、エボルドライバーがあったら取り戻す
9:シロに使い道はあるか?
10:今の所殺し合いに乗る気は無いが、他に手段が無いなら優勝狙いに切り替える
[備考]
※参戦時期は33話以前のどこか。
※他者の顔を変える、エネルギー波の放射などの能力は使えますが、他者への憑依は不可能となっています。
またブラッドスタークに変身できるだけのハザードレベルはありますが、エボルドライバーを使っての変身はできません。
※自身の状態を、精神だけを千雪の身体に移されたのではなく、千雪の身体にブラッド族の能力で憑依させられたまま固定されていると考えています。
また理由については主催者のミスか、何か目的があってのものと推測しています。
エボルトの考えが正しいか否かは後続の書き手にお任せします。
※ブラッドスタークに変身時は変声機能(若しくは自前の能力)により声を変えるかもしれません。(CV:芝崎典子→CV:金尾哲夫)
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。


【雨宮蓮@ペルソナ5】
[身体]:左翔太郎@仮面ライダーW
[状態]:ダメージ(中)、疲労(極大)、体力消耗(中)、SP消費(大)、無力感と決意
[装備]:煙幕@ペルソナ5、スパイダーショック@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品×2、T2ジョーカーメモリ@仮面ライダーW、無限刃@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-、ランダム支給品0~3(煉獄の分を含む、刀剣類はなし)
[思考・状況]基本方針:主催を打倒し、この催しを終わらせる。
1:とりあえず休んでおこう。
2:まずは仲間を集めたい。
3:とりあえずエボルトと行動。信用して良いのか…?
4:しんのすけの力になってやりたい。一緒にシロを元に戻す方法を探そう。
5:体の持ち主に対して少し申し訳なさを感じている。元の体に戻れたら無茶をした事を謝りたい。
6:アーマージャックは必ず止める。逃げた怪物(絵美里)やシロを追いかけて来た男(耀哉)も警戒。
[備考]
参戦時期については少なくとも心の怪盗団を結成し、既に何人か改心させた後です。フタバパレスまでは攻略済み。
支給品は確認済みで、少なくとも武器や銃火器は入っていません。
スキルカード@ペルソナ5を使用した事で、アルセーヌがラクンダを習得しました。
参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。

【シロ@クレヨンしんちゃん】
[身体]:犬飼ミチル@無能なナナ
[状態]:疲労(中)、鬼化、空腹、服がボロボロ、ワイヤーで拘束中、睡眠中
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]基本方針:??????
0:……
1:人間を喰らう
2:■■■■■や■■家の人たちを…どうするんだっけ
3:ご主人様(耀哉)を攻撃した胴着の男(しんのすけ)は許さない
[備考]
人間の言葉をそれなりに話せるようになりました。
ヒーリング能力の寿命減少は、肉体側(人間)に依存します。
犬飼ミチルを殺人鬼と勘違いしています。
鬼化により記憶の一部が欠落しつつあります

【ロケットフルボトル@仮面ライダービルド】
ロケットのエレメントを主成分とするフルボトル。
ビルドドライバーに特定のボトルと共にセットすれば、ベストマッチフォームに変身出来る他、
トランスチームガンやネビュラスチームガンに装填すれば、エネルギー弾に成分を付与できる。

【ピーチグミ@テイルズオブディスティニー】
テイルズシリーズでお馴染みの回復アイテム。6個入り。
ピーチ味は体力を50%回復させる。

【スパイダーショック@仮面ライダーW】
フィリップが開発したメモリガジェットの一つ。
通常の時計機能に加え、温度・湿度・気圧の計測、追跡マーカーなどの機能が付いた腕時計形態、ギジメモリのスパイダーメモリをインサートする事で変形するクモ型形態の二形態がある。
超合金ハイメタル製の強化ワイヤー・マイクロワイヤーやとウィンチ・ビーコンビットを射出可能。
ワイヤーはドーパントすら拘束できる程頑丈。
スパイダーメモリとのセットで支給された。

47:増え鬼Ⅱ 投下順に読む 49:たとえば絶対嘘だろって話に限って実は本当だったと思いきややっぱり嘘だったていう探り合い
時系列順に読む 50:スニッファー
34:エボルトのパーフェクトえいゆう教室 野原しんのすけ 52:逆境の中で研ぎ澄まされし爪
エボルト
雨宮蓮
47:増え鬼Ⅱ シロ
産屋敷輝哉 73:適者生存

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
タグの更新に失敗しました
エラーが発生しました。ページを更新してください。
ページを更新
「MAD QUALIA」をウィキ内検索
LINE
シェア
Tweet
チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
記事メニュー

メニュー

  • トップページ
  • プラグイン紹介
  • メニュー
  • 右メニュー


SS

本編

  • OP
  • 投下順
 ・【0~50】
 ・【51~100】
 ・【101~150】
 ・【151~200】
  • 時系列順
 ・【第一回放送までのSS】
 ・【第二回放送までのSS】
 ・【第三回放送までのSS】
 ・【第四回放送までのSS】
  • 追跡表
  • 書き手紹介

登場話

  • 【登場話候補作】
  • 【登場話候補作】(採用)

番外編

  • 没SSまとめ

資料

  • ルール
  • 地図
  • 現在位置
 ・定期放送時の参加者現在地図(身体)
  • 参加者名簿
 ・参加者名簿(組み合わせ)
 ・参加者名簿(参加者向け)
 ・参加者名簿(ネタバレ)
  • 死亡者情報
 ・第一回放送までの死亡者
 ・第二回放送までの死亡者
 ・第三回放送までの死亡者
 ・第四回放送までの死亡者
  • 死亡者名鑑
  • 支給品情報
 ・支給品一覧
 ・支給品解説
 ・支給品経過
  • タイトル元ネタ
 ・タイトル元ネタ【0~50】
 ・タイトル元ネタ【51~100】
 ・タイトル元ネタ【101~150】
 ・タイトル元ネタ(候補作)


関連リンク

  • 俺ロワ・トキワ荘:http://jbbs.shitaraba.net/otaku/12648/
  • 本スレ①:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1615384066/
  • 本スレ②:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1633849195/l30
  • 本スレ③:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1664632643/l30
  • 本スレ④:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1706338338/l30
  • したらば掲示板:https://jbbs.shitaraba.net/otaku/18420/
  • 2chパロロワ事典@wiki:https://w.atwiki.jp/wiki11_row/


リンク

  • @wiki
  • @wikiご利用ガイド




ここを編集
記事メニュー2

更新履歴

取得中です。


ここを編集
人気記事ランキング
  1. 【151~200】
  2. 第二回放送までの死亡者
  3. 第三回放送までの死亡者
  4. 第一回放送までの死亡者
  5. 燃え上がるこの想いの果て―Burning My Soul―
  6. 早すぎるΨ会?
  7. 支給品経過
  8. 【第四回放送までのSS】
  9. 【鬼滅の刃】の追跡表
  10. 【御城プロジェクト:Re】【仮面ライダーエグゼイド】【仮面ライダークウガ】【仮面ライダーSPIRITS】の追跡表
もっと見る
最近更新されたページ
  • 11日前

    自由の代償(中編)
  • 60日前

    Eにさよなら/流れ星が消えるまでのジャーニー
  • 60日前

    閑話:サバイバー
  • 60日前

    Awake
  • 60日前

    早すぎるΨ会?
  • 60日前

    【クレヨンしんちゃん】【ゴールデンカムイ】【斉木楠雄のΨ難】の追跡表
  • 60日前

    【鬼滅の刃】の追跡表
  • 60日前

    【鋼の錬金術師】【ポケットモンスターシリーズ】【無能なナナ】の追跡表
  • 60日前

    ◆5IjCIYVjCc
  • 60日前

    書き手紹介
もっと見る
人気記事ランキング
  1. 【151~200】
  2. 第二回放送までの死亡者
  3. 第三回放送までの死亡者
  4. 第一回放送までの死亡者
  5. 燃え上がるこの想いの果て―Burning My Soul―
  6. 早すぎるΨ会?
  7. 支給品経過
  8. 【第四回放送までのSS】
  9. 【鬼滅の刃】の追跡表
  10. 【御城プロジェクト:Re】【仮面ライダーエグゼイド】【仮面ライダークウガ】【仮面ライダーSPIRITS】の追跡表
もっと見る
最近更新されたページ
  • 11日前

    自由の代償(中編)
  • 60日前

    Eにさよなら/流れ星が消えるまでのジャーニー
  • 60日前

    閑話:サバイバー
  • 60日前

    Awake
  • 60日前

    早すぎるΨ会?
  • 60日前

    【クレヨンしんちゃん】【ゴールデンカムイ】【斉木楠雄のΨ難】の追跡表
  • 60日前

    【鬼滅の刃】の追跡表
  • 60日前

    【鋼の錬金術師】【ポケットモンスターシリーズ】【無能なナナ】の追跡表
  • 60日前

    ◆5IjCIYVjCc
  • 60日前

    書き手紹介
もっと見る
ウィキ募集バナー
急上昇Wikiランキング

急上昇中のWikiランキングです。今注目を集めている話題をチェックしてみよう!

  1. 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
もっと見る
人気Wikiランキング

atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう!

  1. アニヲタWiki(仮)
  2. ストグラ まとめ @ウィキ
  3. ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~
  4. 初音ミク Wiki
  5. 発車メロディーwiki
  6. 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
  7. モンスター烈伝オレカバトル2@wiki
  8. オレカバトル アプリ版 @ ウィキ
  9. 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  10. Grand Theft Auto V(グランドセフトオート5)GTA5 & GTAオンライン 情報・攻略wiki
もっと見る
新規Wikiランキング

最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう!

  1. MadTown GTA (Beta) まとめウィキ
  2. シュガードール情報まとめウィキ
  3. まどドラ攻略wiki
  4. 戦国ダイナスティ攻略@ウィキ
  5. SurrounDead 攻略 (非公式wiki)
  6. ちいぽけ攻略
  7. シミュグラ2Wiki(Simulation Of Grand2)GTARP
  8. Dark War Survival攻略
  9. 魔法少女ノ魔女裁判 攻略・考察Wiki
  10. 杖と剣の伝説
もっと見る
全体ページランキング

最近アクセスの多かったページランキングです。話題のページを見に行こう!

  1. 参加者一覧 - ストグラ まとめ @ウィキ
  2. Braid - ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
  3. 魔獣トゲイラ - バトルロイヤルR+α ファンフィクション(二次創作など)総合wiki
  4. コメント/雑談・質問 - マージマンション@wiki
  5. 全人類転送ミッション - ストグラ まとめ @ウィキ
  6. 零 -刺青ノ聲- - アニヲタWiki(仮)
  7. モンスター一覧_第3章 - モンスター烈伝オレカバトル2@wiki
  8. 鬼レンチャン(レベル順) - 鬼レンチャンWiki
  9. サーヴァント/一覧/クラス別 - Fate/Grand Order @wiki 【FGO】
  10. 868 - ストグラ まとめ @ウィキ
もっと見る

  • このWikiのTOPへ
  • 全ページ一覧
  • アットウィキTOP
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー

2019 AtWiki, Inc.