.
― 第27層「破門」 ―
― バトルフィールド:水の国 -レサーティア- 天候:曇 ―
フレイミス「――――― ッ シ ェ ア ァ ! ! (迎え撃つように座す幻影体を屈強な拳ひとつでねじ伏せ、一陣の風が如くその包囲網を潜り抜ける。目指すは勝敗を喫する、拠点クリスタル――――) 」
エリノラ「さあ、27層攻略の制限時間も迫る中で、ようやく攻略組が推し始めてきたよ!ここから攻防戦が激しくなる…!オーディエンスのみんな、応援よろしくね…! 」
仮面ライダーデモンズ(幻影)「我が命を懸けて…―――― 拠点を守るッ!!!(拠点クリスタルを守るようにどっしりと身構える) 」
デラックスファイター(幻影)「はっはっはー、デラックスファイターだー。デラックスボンバー!!(攻略組の前に立ちはだかり、デラックスボンバーを放つ) 」
デイダラ「っはん…!サソリの旦那に出し抜かれねえようにしねえとな… 芸術の出し惜しみはしねえ。派手にオイラのアートをブチかましてやる!うん!(起爆粘土を用いて制作した大量の爆弾人形を周囲に取り巻き、それら群体を幻影体に差し向ける)――――― 喝 ッ ッ ッ ッ ! ! ! ( ボ ッ ガ ア ア ア ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! ! )(片手で印を結び、起爆の合図を下すことで群体を一斉爆破。凄まじい爆炎が広がり、敵の防御網を蹴散らしていく) 」
アサギ「 いよっ―――ほっ――――った! (大型重機関銃ガジェット「爆破《 スターマイン 》」を両手に携えながらも猫のようなしなやかな動きでデラックスファイターの光線を華麗に跳躍回避。緩慢化された世界の中で眼鏡が白く反射し、レンズ越しに対象を捉え――――)――――― バ ギ ュ ゥ ン ッ ! ! (不安定な空中から高精度の狙撃を放って反撃に打って出る) 」
長曾我部元親(幻影)「――――おっとォ!そう易々と人のシマを荒されちゃあ困るぜ…!だが…欲しいもんは力づくで奪い合う!それが海賊のやり方よォ!さあ…鬼ヶ島の「鬼」と人呼ぶこの俺から奪ってみろォ!!!(柄から鎖が伸びる碇をモチーフにした槍「碇槍」を豪快に振り回しながら攻略組を牽制しつつ、四国の海を制する海賊の兄貴が大胆不敵に身構える) 」
長曾我部軍兵士(幻影)『 > > > 兄貴ィィィィイイイイイイイーーーーーッ!!!! < < < (長曾我部元親に従う有象無象の軍団が彼に士気を高められ雄叫びを上げる)』
ニル(オーディエンス)「わぁ……すごい、白熱している……!相手も、攻略組も…勢いがすごい……(その気迫に圧倒されて思わず息を呑みながらエントランスにて観戦している) 」
浮世英寿(オーディエンス)「ああ、こいつぁ面白い試合になってきたな…(既に27層を踏破した者として、余裕に満ちた表情でエントランスのカフェにてコーヒー片手に観戦を決め込んでいた) 」
肆々玖「―――そこだ。(叫ぶ兵士、混戦の状況でそれらに気配を消しながら紛れ、影のように長宗我部の背後より躙り寄って―――闘気を纏った拳による必殺の一撃を狙う!) 」
ヒロ(オーディエンス)「…熱くなってきたな、この戦い…(ニルの隣で観戦している) 」
夕霧綴理「見て、さや、すず。これ、意外と使えるー。(そう言って長曾我部軍の兵士を一体、武器であるピコハンでしばいていた) 」
村野さやか「えぇ……そんなので戦えるもんなんですね…流石綴理先輩というべきなのでしょうか……(相変わらず綴理の独特すぎる奇行に顔が引きつる。一方、そんな自分はショップで購入したであろう日本刀を武器に幻影組と応戦している。一般人のスクールアイドルではあるが、過去に『未来の先輩』と共闘した名残が今もあるのだろう。思い入れのある武器として選んだこれで、今はゲームに興じていた) 」
ブラックホール(オーディエンス)「カ~カカカ、嬢ちゃん観戦か?(英寿やニルの元に現れ、腕を組みながらモニターを見て)派手ってのはいいことだ。オレみたいなのはそれにヒッソリと紛れ込むことも出来るしな 」
デラックスファイター(幻影)「おまっ、なんかようわからん小娘の分際でヒーローの必殺技を避けていいと思ってるのか!?デラボデラボッ!!(
アサギに対して理不尽な逆ギレをしながら、デラックスボンバーを連射して狙撃を相殺し、反撃する) 」
徒町小鈴「さすが綴理先輩………明らかに威力の劣るものでそこまで戦えるとは!徒町も頑張ります!MIPチャレンジです!ちぇぇぇぇすとおおお!!!!(ショップで購入したであろう如意棒で幻影組に応戦している) 」
日番谷冬獅郎(幻影)「威勢のいいことだ… だが、俺たちにも意思がある。絶対に譲れぬ意思がな…!(
斬魄刀「氷輪丸」の切っ先を突き付けたまま、拠点クリスタル圏外で攻略組と睨みを利かせて対峙している) 」
仮面ライダーカイザ「それはこちらも同じことだ。あまりこれ以上戦闘を長引かせると困るのでね…速やかに、終わらせる…!(カイザブレイガン・ブレードモードを構えたまま日番谷との交戦に臨む) 」
長曾我部元親(幻影)「ぅおッ―――――!?( ガ ッ ギ ィ ィ イ イ ン ッ ! ! ! )(歓声を上げる兵士に紛れて迫る肆々玖の一撃を、寸での所でその気配を察すると咄嗟に振るった碇槍で力強く弾き返し、間一髪事なきを得る)へへっ…やるじゃねーか…!必殺の一撃ってのはここぞという時にこそぶっ放してこそだよな…!相手が西海の鬼である俺じゃあなければ見事に決まってたぜ。(「気に入った」と白い歯を見せながら態勢を低く構え直す) 」
フレイミス「 ギ ャ ギ ィ オ イ ン ッ ! ! (瞬間的に
アサギの前に現れるな否やデラックスボンバーの放った必殺技を義手で弾く。弾かれた光線を弧を描くように遥か向こうの海へと墜落していくのだった) 良い響きだな、「ヒーロー」ってのはよ (ニヤリ、と不敵な笑みをひとつ浮かべると共に拠点クリスタルの圏内、及びその周辺に構える敵の位置を見定める) 」
肆々玖「……防がれたか、やはり手練れ相手にはそう簡単にはいかないな。フェーズも……上がりきらない。(構え直した長宗我部を見据え、曇天の気候へと再び身を任せて気配を散らす)まあ―――別にいいか。通らないなら何度でも試行するだけだ。(足音のない歩法、だが時折"ここだ"と位置を報せるように散らした音、不規則なそれらで本命を悟らせぬようにしながら―――再び死角より長宗我部へと一撃を仕掛ける!) 」
雷電「俺もここで示すんだ、前へと進むことが出来ると……!(高周波ブレードを構えながら、幻影組に向かって猛ダッシュで突っ込んで行く) 」
十字軍兵士(アサクリ2)(幻影)「ガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャ(隊列を組み拠点クリスタル近くの水辺で防衛戦を張っている) 」
メタルマルス(幻影)「がこんがこんがこんがこんがこんがこんがこんがこんがこんがこんがこんがこん!!(十字軍兵士と一緒に走る。そして、右腕を思い切り振り回す) 」
???「君がデイダラかい?忍びらしくもなく大きい音を立てる下品な術だ。大蛇丸様から聞いたよ、暁だかなんだかって言われてチヤホヤされてるようだね……リアルの人気も高いみたいで羨ましい限りじゃないか(と、そこで一体の幻影がデイダラの前に立ちはだかる) 」
魚人族のガキ(幻影)「(モリで徒町小鈴の膝小僧を刺そうと襲いかかってくる) 」
キラーマシン(幻影)「目標補足・・・データ照合・・・JACK:コードネーム雷電ト断定・>>排除・スル(幻影が機兵の形を取る。高周波ブレードを持って駆け抜ける雷電の前に一つ目をギラリと光らせて立ちはだかり、ボウガンとサーベルを向ける) 」
久田イズナ「とりあえず拠点圏内へ索敵に行けばよいのですね!であれば大軍が構える陸路より水際から攻めるのが良好とハットリ先生もおっしゃってました!いざ、水遁の術!! ドボンッッ (水辺に思い切り飛び込み……) 【 YOU DEAD 】 (即死判定される)あ!!これアサクリ仕様の水辺!!!! 」
デイダラ「うん…?誰だ!?オイラの芸術にいちゃもんを付けるテメーは!?(???を睨みつける) 」
村紗水蜜(幻影)「はっはっは!その通り!船着き場あらばそこは水の上だろうが緑の上だろうが船の戦場!! 歩兵諸君に遅れを取る君達が船に敵う道理なし!!(自身の駆る木造船の船首に仁王立ち、錨を振り下ろし)おらー!!一網打尽!!勝った、第三部完!! 撃ェ!!(攻略組、幻影組お構いなしに砲撃の雨を降らせる) 」
ファルコ(幻影)「へっ、こんな連中……そうめんみたいなもんだぜ!!(攻略組に向かってブラスターを連射し、けん制していく) 」
???「フッ、そうだね。君は暁の有名人。それに対してボクは……知らないのも無理はないけれど……これからは覚えておくといいよ 」
雷電「(迫り来る攻撃を悉く高周波ブレードで叩き落し、現れたキラーマシンと対峙)……十字軍とは違うようだが、襲い…っ!(一瞬でキラーマシンの懐に入り込み、胴体を両断しようと高周波ブレードを振りぬく)ブ ン ッ!! 」
???→ドス・キヌタ(幻影)「音隠れの忍びはそれなりに残忍ってね!!(そう言うと腕のスピーカーを向け、デイダラに対してチャクラでコントロールした強烈な音波を浴びせようとする) 」
徒町小鈴「来ました!敵です!!徒町たちまち追い詰められました!(魚人族のガキ目掛けて如意棒を突き出す) 」
キラーマシン(幻影)「>>・・・損傷(ダメージ)・52・・>>反撃ヲ 行ウ(だが、おお、なんということだ。キラーマシンの装甲は、メタルギア月光すらも容易く両断する高周波ブレードを、大きな傷跡を残しながらも受け切ったではないか。勢いよく胴ごと回転しながらサーベルを振るい、雷電を払い追撃にクロスボウを放つ) 」
アサギ「ちょあー…っぶねーっす…!助かりましたー(デラックスファイターから守ってくれた
フレイミスに) 」
フレイミス「そのまま敵の牽制をしてくれ。これから拠点圏内へ飛び込む――――ッ!!( ダ ン ッ ! )(
アサギに合図を出すと、各々に眼前の戦闘に集中している幻影組の隙を見出し、クラウチングスタートの態勢から疾走。一目散に拠点クリスタル圏内へと飛び込むように駆け抜けていく)(俺が圏内に入れば敵は一斉に俺自身にターゲットを向ける。そうすればこいつら全員に必ず一瞬の「隙」が生じる…味方はそれを汲み取ってくれるはずだ。頼んだぞ…!) 」
拠点クリスタル「 プレイヤーが『 拠点クリスタル 』圏内に入りました。これより、カウントを開始します。 (
フレイミスが踏み込んだことでカウントがついに開始する―――――) 」
アサギ「おっ、ラジャーっす!(我先に飛び出した
フレイミスを見送るとガジェットを抱えて狙撃ポイントとなる高所へ移動。照準に敵軍を捉え、いつでも援護射撃できる構えを取った) 」
デイダラ「チィ…ッ!音隠れの忍風情が、舐めた真似を…!(音波に対し思わず両耳を手で塞ぐが…) 喝 ッ ! ! ! ( ボ ッ ガ ア ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! )(予め足元にばら撒いていたC1を一斉起爆させて距離を引き剥がす) 」
長曾我部元親(幻影)「へへっ…それで折れない男気!アンタ、敵ながら気に入ったぜ!野郎ども手を出すなよ!こいつぁ俺の獲物だァ!!(腰の低い体勢から聴覚を研ぎ澄まし、肆々玖の歩法から風を切る音を頼りに神経を研ぎ澄ます。囮を交えての巧みなステップにも動じることなく、西海の鬼は死角から現れ出でた肆々玖へと即座に振り返り、碇槍を振るって応戦する) 」
雷電「ぐっ!?こいつ……!まだ動けるのか!?(高周波ブレードを引きながら素早く宙返りして後方に退がり、サーベルを紙一重で避けるがクロスボウが突き刺さり)ぐっ……!だが、次は無い…!(クロスボウの矢を無理矢理引き抜き、素早くハンドガンを抜いてキラーマシンの傷跡に向けて連射)こっちを使うことになるとはな…! 」
日番谷冬獅郎(幻影)「ッ……!?(拠点制圧カウントの合図を聞きつけて
フレイミスを睨みつける) アイツを駆逐しろ!!(斬魄刀を手に
フレイミスへ肉薄するが―――) 」
仮面ライダーカイザ「―――― ガ ギ ィ ィ ィ イ イ ン ッ ! ! ! (日番谷の進路を遮るように回り込み、カイザブレイガンで彼の
斬魄刀を真っ向化あら受け止めることで
フレイミスへの突撃を妨害する)……よくないなあ…そういうのは……!(日番谷に鍔迫り合いを持ちかけて少しでも時間を稼ごうと試みる) 」
デラックスファイター(幻影)「だってめー……!!このデラックスファイターを無視しやがって!!どうなるか教えてやる!!デラックスボンバーーッ!!(すぐさま
アサギから
フレイミスにターゲットを変え、やけくそ気味にデラックスボンバーを放つ) 」
泉北「(前線から一歩離れた所で隙を伺っていたが、
フレイミスが駆けたのを皮切りにして拠点クリスタルへと一気にダッシュ)……!よし、隙が出来た様だな……私もッ!ここから一気に間隙を狙ってやろうッ!! 」
村野さやか「……!カウントが始まりました!あの方(
フレイミス)を全力で支援しましょう!ッ…!!(そう言うとデラックスファイターが放った光線へ果敢にも飛び込むと同時に日本刀を振るって弾き返す)……『綴理先輩』…・・私…ちゃんと、戦えてますよね……?(まるでそこにはいない誰かに――同姓同名の人物がすぐ傍にいるが――問いかけるように、少女は呟く) 」
キラーマシン(幻影)「>>・・・損傷(ダメージ)・28・32・29・32・・>>(傷跡にハンドガンを受け、冷静に損傷を報告しながらもクロスボウを放ち反撃しながら、サーベルを振り上げ)>>プロトコル:「痛恨の一撃」>・ドライブ(自らの全てを込めた渾身の一撃……すなわち、相手にとっての「痛恨の一撃」を叩き込まんと雷電に向かって振り下ろす) 」
夕霧綴理「……?さや……?ボクのこと、呼んだー?(とぼけた表情をしながらも幻影組の攻撃にピコハンのみで的確に処理している) 」
肆々玖「こういう時は……きっちり応えてくれる武人っぷり、御見逸れしたとでも言えばいいのか。けど悪いな、"目論見<クリスタル侵攻へのおとり>"は達成できた……あんたから来るならもう一度相手するよ。(目的は達した、と言わんばかりに長宗我部との間合いから一気に離脱―――)じゃあ、代わりに俺が相手してやる……一撃だけな。(自棄になったデラックスファイターの不意を突くのは容易い、意識の外から首元へ狙い澄ました貫手を振り抜く!) 」
仮面ライダーデモンズ(幻影)「ぐゥ…!しまった!混戦状態の中を狙ってくるとは…だが、ここはなんとしても死守して――― ぐぁッ!?(
フレイミスを追い出そうとするが、そこに綴理のピコハンにどつかれ転倒する) 」
徒町小鈴「はい、さやか先輩!チェーストー!!(さやかの言葉に答えるように如意棒を振り回す) 」
ドス・キヌタ(幻影)「はははどうだい!?何が暁!!何が五影以上の
実力者集団!!何が大蛇丸様より格上だ!!!お前もこの『響鳴穿』をまともに受ければイチコロ……何ッ!?(散りばめられたC1爆弾の爆風に巻き込まれ、体勢を崩す。身を守るように腕を引き)ち、調子に乗るなよ!!何が爆破忍術だ、こんなの起爆札でも…… 」
長曾我部元親(幻影)「なるほどな…こいつぁ一本取られたぜ…!だが、ここでアンタを見逃して獲物を切り替えたところでの話だ。二兎追うものは一兎も得ず…ってな!だから俺はここでアンタだけを食い止める!さあ、男同士の喧嘩といこうじゃねえかァ!!(武器を豪快に振り回すとともに先端部が発火。焔を纏う碇による乱舞を巻き起こし、肆々玖との全面衝突に躍り出る) 」
雷電「渾身の一撃……だが、それと分かっていれば、対応する事は造作もない……!!(ハンドガンから両手を離し、即座に高周波ブレードを再び抜き……キラーマシンとすり抜ける様な形でサーベルを躱し、逆にその背中に高周波ブレードを振り下ろす!!) 」
村紗水蜜(幻影)「おおっと、これは想定外。だが射程範囲内に変わりはない!(水上に船を停めたまま動かず、固定放題から拠点クリスタル圏内の
フレイミスへ砲撃を行う) 」
デイダラ「――――― ボ フ ン ッ (だが、次の瞬間だった。爆発により生じた土煙が晴れると、そこにデイダラの姿はなかった。しかし、彼が足元には大きな影が一つ。その頭上に――――)――――― そろそろ終いにしてやるぜェ!!(起爆粘土で生成した竜の背に乗るデイダラ本人が、眼下に立つドス・キヌタを嘲笑うかのように見下していた) オ ラ ァ ッ ! ! ! ( ズ ッ ガ ア ア ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! )(急降下する竜がその大きな尾を振るい、ドス・キヌタを強く薙ぎ払った) 」
デラックスファイター(幻影)「何!?いくら全力じゃないとはいえデラックスボンバーを弾く奴ばかりじゃねえか!!この生意気な、今度は全力で……!?(そう言って全力でデラックスボンバーを放とうとした瞬間、首元に激痛が走る。鋭く突き刺さった貫手、首をガクンと跳ね上げて怯む)うぎゃあああああ!!!!(はっきり言ってデラックスファイターの戦闘力の9割はデラックスボンバー。見た目とは裏腹に腕っぷしはハッキリ言って、雑魚! 肆々玖の狙いすました一撃に、悶絶しのたうち回る!) 」
拠点クリスタル「 ピ、ピ、ピ、ピ、ピ…――――― (拠点クリスタルはカウントを刻むと共にその色も変わり始めていく―――) 」
アサギ「―――― ダキュン、ダキュンッ、ダキュゥンッ!!!(村紗が放った砲弾に対し、高所から狙いすました一寸の狂いもない狙撃で華麗に撃ち抜き、
フレイミスへの砲撃を阻止した) へっへっへっ…♪ これで「支援」ボーナスはいただきっすね…♪ 」
キラーマシン(幻影)「>>・・・損傷(ダメージ)・・・(雷電に振り下ろした剣が空を切る。次の瞬間、自らの背中に走った斬撃をワンテンポ遅れて認識し)>>・・・会心ノ一撃(それは称賛なのか、それとも機械的に事実を読み上げただけなのか。そう言い残して、煙と火花を撒き散らし、機能を停止した) 」
浮世英寿(オーディエンス)「おっ…そうこうしているうちに、そろそろ終わりが近づいてきたみたいだな。見届けようぜ、この戦いの決着を―――(優雅に、しかして決して目を離すことなく、その結末を見届けようと目を光らせる) 」
ニル(オーディエンス)「…… ゴ ク リ ……(固唾を呑み、両手を結んで祈るように見入っている) 」
肆々玖「あんたみたいに一芸特化は―――とても御しやすい、そのまま弾代わりになってくれ。(のたうち回るデラックスファイターをひょいと拾い上げ、思いっきり砲撃に専念している村紗へと不意打ち気味に人間砲弾としてブン投げる!)追ってきたな。まあ、別にいいか―――だったら相手するよ、あんたに"あそこ<クリスタル>"に行かれると不味そうだ。(そして正面衝突に来た長宗我部へと向き直り、荒々しい乱舞に闘気を纏わせた拳を用いて的確に捌いてゆく。正面からは受けず、斜めより―――"受け流し"に特化した捌き方だ) 」
徒町小鈴「チェーストー!!!(水蜜の砲撃に如意棒を伸ばして相殺しようとする) 」
長曾我部軍兵士(幻影)『 \ 兄貴! / \ 兄貴! / \ 兄貴! / \ 兄貴! / \ 兄貴! / \ 兄貴! / (もはや拠点の防衛などそっちのけで長曾我部の戦闘を応援する野次馬と化している)』
ドス・キヌタ(幻影)「な……!!(絶望。それ一色に染まった表情でデイダラを見上げる。同時に悟る。目の前の彼とはまるで、「忍術」のスケールが違う。いや、元々理解していたはずだ。目の前の男は、自らが軍門に降る事を選んだ大蛇丸以上の手練れの忍びだと、理解していたというのに。正しくは、勝てると思った自分の思い上がりを、ここにきてようやく理解したのだ)う、うおわああああああ!!!!!(まず最初に抵抗を考えた。すぐに無理だと悟り、回避しようと試みた。それも無理だと気付くと、身を固めて最低限ダメージを減らそうと考え、無駄なあがきをしながら、粘土で出来た竜の一撃に飲み込まれていった) 」
雷電「(僅かに残心を取り、キラーマシンの動きが止まったのを確認してから拠点クリスタルへと走る)……さらば。次は拠点だ……!! 」
村紗水蜜(幻影)「火縄で砲弾を……!?あ、近代兵器!くっそーうちの船にもレールガンとあればなー! あったわ (徒町小鈴にレールガンをぶっぱなす) 」
ファルコ(幻影)「悪いが、これ以上クリスタルの傍にいてもらっちゃあ困るぜ!!(
フレイミスに向かって飛び掛かりながら、ブラスターを連射) 」
ブラックホール(オーディエンス)「…………決着、ならいいんだが(何か不穏な空気を感じ取るように、腕を組みながら戦いを見守る) 」
フレイミス「チッ……!(ギィギィギギギォインッ!!)(咄嗟に交差した両腕の手甲でファルコのブラスター射撃を防御し続ける)(下手に反撃に打って出れば、それこそ俺自身に隙が生まれる。動くな…山のように構えろ… ここが文字度通りの"踏ん張りどころ"だ―――!) 」
マッシブーン「 ポト コロコロ…… ドロンッッ ニンジャー!!(いつの間に忍び込んでいたのか
フレイミスの装備からモンスターボールがコロリ。プレイヤーの一人であったマッシブーンがマッスルポーズを取って現れブラスターを大胸筋で受け止める) こんなビーム……極細めんみたいなもんだぜ 」
泉北「ガ シ ッ (ファルコの背後に、"瞬間移動"で現れ……蟹挟の要領で胴体をロック)固有礼装の能力がそのまま使える、この場で!!このルールで……!私の刃は何より光るッ!!(双剣型の固有礼装……その二振りの刃を、躊躇なくファルコの脳天へと突き刺し)さあ行けーっ!!勝利は我らの手に!! 」
ニル(オーディエンス)「 ふぇ……? (あの快活なブラックホールが神妙な様子になった違和感に振り返る) 」
フレイミス「ナイスだ、助かった!(な、なんだこの大胸筋野郎!?いつのまに俺の中に!?)(平静を保っているが心の中ではマッシブーンに驚愕している) 」
ヒロ(オーディエンス)「………何かあるな(ブラックホールの様子を見て)ここで終わりじゃないような雰囲気だな 」
徒町小鈴「わわっ!?すごいものが来ました!徒町に弾き返せるでしょうか!!(無謀にもレールガンを日本刀で弾こうとする) 」
拠点クリスタル「 ピ、ピ、ピ、ピ、ピ…――――― (そして、カウントはついにクライマックスへ。10秒を切り、誰もが攻略組の勝利を確信したゾーンに入る―――――) 」
夕霧綴理「いけー、勝てー!(デモンズを抑えながら抑揚のない声で
フレイミスに叫ぶ) 」
5… 4… 3… 2… 1…――――――――――
総統(幻影)「あー村紗くん。こいつも試してほしいと視聴者から言われてるんじゃが(メガ粒子砲を村紗にぽんと渡す) 」
村紗水蜜(幻影)「ヨシ!ドカンと逝けドカンと!!(メガ粒子砲をダメ押しにぶっ放し) >>ドカン<< (反動で木造船が沈む) あのさぁ!!!!ぐわー!!!! 」
フレイミス「こいつで…ゲームセットだ―――――――――(「やりきった」―――最後の1秒が刻まれようとした時、張り詰めていた緊張感がほぐれようとしていた。だが、その次の瞬間―――――)
―――――― ド ゴ ォ゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ! (刹那の内、スローモーション化された世界の中で…一つの黒い影のみがその緩慢な空間の中を駆け抜けた。人型の影はその長い脚部を振り抜き、拠点クリスタル圏内に立つ
フレイミスを……盛大に"蹴り飛ばした"のだった)
雷電「……待て、何か……何かがおかしい、気を付けろ! 」
フレイミス「 ッ゛―――――― ? ? ! (一瞬、稲妻のような衝撃が腹部を中心に駆け巡ると視界がホワイトアウトした。気が付けば自身は宙を舞い上がっていて、目指すべきであった拠点クリスタルが一瞬のうちで遠のいていくのが目に見えた。刹那の中で、何が起こったのか理解する間もなく、そのまま水平に勢い良く蹴り飛ばされて建物の壁に強く激突した) 」
拠点クリスタル「 プレイヤーが拠点クリスタル圏外へ出てしまった為、カウントがリセットされます (
フレイミスが圏外に蹴り飛ばされたことにより、拠点クリスタルより機械的な言葉がいつもより無慈悲に響き渡る。青に差し迫ろうとしていた結晶体は元の赤色に戻り、カウントも「40秒」に初期化されてしまったのだった―――) 」
泉北「はーっはっはっはっは!!苦戦こそあったがこれで我々、の……――――ッ!!(
フレイミスが蹴り飛ばされた、次の瞬間には反応し、人型の影に向かって反射的に双剣の一振りを投げ付ける)(漏らした!?違う、これは……!!) 」
エリノラ「 ぇ ? (エリノラをはじめ、ここにいる誰もが攻略組の勝利を確信していた。それは、このゲームを観戦している全国のオーディエンスも然り。だが、そんな全員の眼を潜り抜けた「何か」に、予測が外された。その事実にしばらく茫然としていたが…)―――― ハ ッ ! だ、大丈夫…!?(慌てて
フレイミスへと駆け寄っていく) 」
雷電「隠れていたのか……!?ステルス迷彩、いや、違う……くそっ、直ぐカバーに入る!!(高周波ブレードを構え、
フレイミスと入れ替わる様に拠点クリスタルへと跳ぶ) 」
ブラックホール(オーディエンス)「おいおいここで乱入者かよ、運営も性格が悪……ってわけじゃなさそうだな……アクシデントか?(やはり何かあった、と訝しげに戦場を眺める) 」
徒町小鈴「ダメでした!!(レールガンとメガ粒子砲に吹き飛ばされる) 」
フレイミス「 ガ フ ッ … ! (完全に油断していた。最後の最後のどんでん返しを食らわされた。敵はまだ潜んでいた…自分の詰めの甘さに反吐が出そうな感情が過るが、駆け寄ってくれたエリノラに「大丈夫だ」と手を制して立ち上がる)………!(いったい何者なのか…最後に現れた妨害者の姿を目に捉えた) 」
黒フードの男「――――――――(フレイミスと入れ替わるように拠点クリスタルに立っていたのは、ここまで誰一人としてその姿を拝んだことのない人物。襤褸切れの黒いフードに上半身を覆い、唯一曝け出された口元から男性だと誰もが判断できた。その手に握られた醜悪な凶刃…けた外れの大きさを誇る大型包丁で泉北が投げ打った一振りを一瞬でいなし、ローブの切れ端が不気味に揺らいだ―――)」
浮世英寿(オーディエンス)「………!(「何者だ」―――そう言いたげそうに、映像クリスタルに大々的に映し出された謎の男に眉を潜める) 」
日番谷冬獅郎(幻影)「………―――― "お前、何者だ?"(幻影の青年が発した言葉から、フードの男が自分たちと同じ側の存在ではないことが、攻略組にも明らかとなった) 」
泉北「でっ……!?(現れた大型包丁の異様さ、そして振り払う動きの速さに一瞬面食らったような顔をするが)その風体で突然現れた事も、その動きも気に掛かるが……勝つのは我々だァッ!(黒フードの男が弾いた剣の許へ"瞬間移動"。間髪入れずに両手を向け……黒い稲妻を発生させ、黒フードの男へと放射状に発射)バチバチバチッッ…行け―ッ! 」
オーディエンス『 なんだ、あいつ…? 幻影組の新手か……? にしては雰囲気がまるで違うぞ…? 幻影たちも動揺している…?えっ、なに…?どうゆうこと…? 何が起こってんだ…… ザ ワ ザ ワ … (エントランス、あるいは幻影の巨塔から離れた世界各地でゲームを観戦している誰もがざわつきだす―――)』
肆々玖「……知り合い、じゃないんだよな。あの黒いの。(長宗我部とぶつかり合う最中、予想外の待ったがかかった戦況に流石に手は止まった。確認のため、声を掛ける) 」
雷電「幻影から見ても別枠という事か……どうやら、招かれざる客が現れた様だな…!(黒フードの男の前に立ち、高周波ブレードを構え) 」
笠間(オーディエンス)「いけーっ!!まきn……泉北ちゃーん……!!良く分かんないっすけど、ヤバそうっすけど、大丈夫……大丈夫なんすかねアレ!? 」
長曾我部元親(幻影)「……ああ…知らねえ面だ……(肆々玖との激突を休戦させ、共に謎の男を細目に見やる)……だが…なんだ、あの格好…妙に鼻に突きやがる…… 」
エリノラ「………キミ……幻影組《ファンタズマン》でも…攻略組《プレイヤー》でもないね……(少女は、男に対してはっきりと断定した) キミのその身体…同じアバター体だけど、システムに強引に乗り込んできた「外部データ」だね…?(少女の瞳、その瞳孔の奥の奥に蠢くナノサイズとも言える程の微細に羅列されたデジタルナンバーが規則的に流動していた――――) 」
フレイミス「待てッ、迂闊に手を出すな――――――(泉北に張り叫ぶが―――) 」
黒フードの男「 ユ ラ リ ――――― (だがその男は、風に吹かれる浮草のような微動で泉北の稲妻、その軌道を完璧に避けきった。否、"避けた"というよりは…稲妻の間隙を一瞬で見出し、そこに入り込んだだけとでも説明するべきか。最小限の行動で無駄な挙動を省くその様は宛ら亡霊の如き不気味さを帯びていた。その姿に誰もが息を呑んだ瞬間――――)―――― ゴ ァ゛ ッ゛ ! ! (泉北との距離を度外視した高速移動。瞬き一つの内に詰めた態勢から強烈な膝蹴りをめり込ませ、
フレイミス同様に建物へ激突させた) 」
黒フードの男「 バ サ バ サ ァ … ――――― 俺のことを忘れたか、『 エリノラ 』 ?(親しみを込めた――しかして不気味さを孕んだ――声音で彼女に問いかける) ………そうか…そうか、そうか……ククク…ッ……! (そんな彼女を察したかのように、男はフードの内側で乾いた嗤い声を掻き鳴らす) 」
エリノラ「……誰……?私は……キミのことなんて、知らない……?(ふと、自分の発した言葉に違和感が過った。何故、疑問符を浮かべたのか。何に対して、首を捻ったのか。それらの意図が、自分の発したものであるにもかかわらず、理解できずに男から視線をそらしてしまった) 」
アサギ「ちょ…ちょ…っ…?え、なんすか……?これ、演出とかじゃなくて…"マジ"な奴……?(高所から神妙な顔つきで事の成り行きを見物する) 」
村野さやか「……エリノラさん……?(エリノラの様子の以下椀に気づいたのか、彼女に対して小首を傾げる)いや、それにしても…貴方、一体何なんですか…!?私たちの味方でも…敵でもないなんて……! 」
デイダラ「ウチ(暁)の連中か…?いや、そもそも衣が違ぇ…ったく、何がどうなってんだよ。うん。 」
泉北「……は?避けられるよう、な ッ ゛ ! ? (完全に想定外の方法で回避された事に動揺した、束の間……反応する事も出来ずに膝蹴りが直撃し、建物へと激突。外壁を突き破り、内部で血を吐きながら倒れ伏し)が……か……っ? 」
雷電「……他に運営スタッフは居ないのか?明らかな異常事態だ、やるしかないというのなら……っ! 」
黒フードの男「その様子だと、随分"マワされた"ようだなァ… まあ、いい。お前が「俺」のことを覚えていようがなかろうが、そんなことは関係のねえことだ。目的はただ一つ…―――――『 お前 』なんだからなァ! (バッ、と勢い良く両腕を広げた) 」
――――― バ バ ッ ! ! ! ! (男の合図と共に、バトルフィールドである水の国のエリア、そこに集う攻略組と幻影組を取り囲むように、黒衣を纏う人影が大勢顔を出した)
赤眼のザザ(???)「――――― 狩りの、時間だ。用意、できてるな、「ジョニー」 (黒衣の集団に紛れた骸骨マスクの青年と思わしき人物。そのマスクの内側にて、自身の代名詞である赤い眼が不気味に輝いていた) 」
ジョニー・ブラック(???)「 だぁーーーーーーう……!ようやく俺たちの出番が回ってきたようだなぁ…「ザザ」ァ…? (間の抜けた大声で応えるのはフードの内側に更に紙袋でその素顔を完全に覆った青年。手にしていたナイフを手中で弾ませて、愉悦気味にエリノラ太刀を見下ろしていた) 」
徒町小鈴「まさか……新しい勢力!? 」
キャリパー(???)『 バ サ ァ ――――― ジ ャ キ … ッ …! (黒衣の集団の3割が一斉にそのフードを脱ぎ捨てると、露わとなったのは人間ではなく…人型の機会生命と思わしき存在。その手にマシンガンが装備され、銃口を攻略組並びに幻影組に突きつけた)』
ゴルドー(???)『 バ サ ァ ――――― ギ ャ リ ギ ャ リ ギ ャ リ ィ … ッ … ! (キャリパーと同様、複数機存在する大柄の機械生命体。その両腕にはチェーンソーが装備され、いつでも獲物を切り刻めるように回転を始めた)』
夕霧綴理「……さや、すず……なんだか、ヤバそうな雰囲気だよ、これ……ど、どうしよう…? 」
ニル(オーディエンス)「エリノラちゃん……!ど、どうしよう……っ… こんなのって……! 」
浮世英寿(オーディエンス)「……ああ、どう見ても異常事態だ。だが、あれだけの数…いったい、何処から…いつの間に……? 」
乙宗梢(オーディエンス)「これは………大変なことになったわね………! 」
日番谷冬獅郎(幻影)「……プレイヤーでもねえみてえだな。狙いは、『そいつ』か――――(謎の男をはじめ、周囲に次々と現れた黒衣の集団に睨みを利かせつつ、彼らが狙っているであろう『エリノラ』を注視する) 攻略戦を中止するべきだ。今は…この侵入者共を撃退することに切り替えろ…!(同じ幻影組に伝達し、刃の切っ先を攻略組から謎の第三勢力へと向ける) 」
藤島慈(オーディエンス)「綴理達が危ないよこれ!あたしたちも参戦するよ! 」
乙宗梢(オーディエンス)「落ち着きなさい慈。まずは様子を見て… 」
仮面ライダーデモンズ「……心得た…!我が命を懸けて…―――― 彼女を守るッ!!!(エリノラを庇うように彼女の前に滑り込むが――――) 」
キャリパー(???)「―――― シ ュ オ ン ッ (瞬間―――エリノラを庇うデモンズに、一体の機械生命体が腕を振りかざした態勢で移動し―――) ド グ ゥ゛ ッ゛ (―――振り抜かれた貫手でデモンズの胸部を貫いた) ピ ロ ピ ロ ピ ロ ピ ロ … (顔面のサーチアイが不規則に点滅を繰り返す。それは何らかのデータをスキャニングしているかのように、デモンズの心臓部を貫いたまま5秒ほど静止していたが、その直後に勢い良く手を抜いて跳躍後退した)」 」
仮面ライダーデモンズ → 門田ヒロミ「なッ――――(早いッ―――――) ぐ ぁ゛ ぁ゛ あ゛ あ゛ あ゛ ッ゛ ! ! ! (機械生命体に胸部を貫かれて絶叫し、全身の身動きが完全に取れなくなるほどの痙攣を帯びる) がは…ッ……!ぐ…ぁ゛……これ、は……ッ……!?気を、付けろ……こいつ、ら……ジジッ、ジ…ッ……―――― バ チ ュ ン (膝から崩れ落ちる最中、得体の知れない連中に対する警鐘を遺言に幻影体は消滅する。だが、その最期は従来のように結晶体として砕けるような演出はなく、ウイルス浸食を受けたコンピュータのように歪なノイズが全身に走り、砂嵐のように儚く 」
エリノラ「ヒロミさん…ッ!?(自身を庇った幻影体の消滅に驚愕する。幻影体を構築するのは、この幻影の巨塔と同じ『偏属性クリスタル』である。即ち、彼らは結晶から生まれ、結晶に帰る存在である。それが、その最期が、この等における摂理に反していたというあり得ない事実に困惑し、狼狽する)……これは…まさか、システム改竄…!?幻影体《ファンタズマン》のデータが上書きされた…っ……?!そんな…ありえない……っ…! 」
村野さやか「ど、どうしようたって…どうにもならないですよ!だって、これ…――――!?(デモンズことヒロミが今まで目にしたことのない消滅演出を残したことで絶句する)……な、なんですか…今の…っ……?明らかに、何かが可笑しかった……!(身に迸る戦慄に、思わず数歩退いてしまう) 」
アサギ「な、なんすか…あたしの知ってる機会生命とはだいぶ違うみたいっすけど……ちょっ、つか…今の、ヤバくないっすか…っ…!?どう見たってバグってたでしょ!?ま、まるでウイルスに浸食されちゃったみたいな…そんな感じ……とにかくこの連中、普通じゃないっすよ…っ!! 」
エリノラ「…っ……――― システムコール:E00072!案内人「エリノラ」の名の下に権限を発動! 非常事態につき、乱入者全員を対象にバトルフィールド「グレイヴ」からの強制退場!ならびに、『
カオスファンタズマ 』への出場権を剥奪!!(周囲に佇む謎の勢力に向けて掌をかざす。しかし――――) 」
エリノラの威勢ある宣言が下された直後、数秒間の沈黙が流れ出す――――――
ニル(オーディエンス)「………??なにも…起きない……?エリノラちゃん……?(何か様子が変だと、眉を潜めだす) 」
黒フードの男「――――――――――― ニ ヤ ァ 」
エリノラ「………―――――― "アクセス拒否"…っ……!?そんな…!GM権限が受け付けられないなんて、そんな…っ……!(「ありえない」と言いたげるように、わなわなと震えながら自分の掌に視線を落とす) 」
フレイミス「(度重なる衝撃の事実の連続を前にして驚愕の表情をぐっとこらえ、あくまで平静を取り繕いながら立ち上がる)……イレギュラーな異端者集団… 近頃話題に上がっている「レッドプレイヤー」よりも質の悪い奴らだと見た。お前ら、警戒しろ。未知の存在を相手取るには冷静に、距離を取りつつ対処しろ。でねえと…連中は何をしてくるかわかったもんじゃない。(手甲をガチャリと音を立てながらスライドさせ、明らかな敵意を連中に向けながら構え直す) 」
長曾我部元親(幻影)「……あの嬢ちゃん(エリノラ)の身が危ねえ…ここは一時共闘と行こうじゃねえか…!(肆々玖と肩を並べるように、碇槍の矛先を今度は謎の勢力に突き出した) 」
デイダラ「これからオイラのアートをド派手にかましてオーディエンスの奴らをあっと驚かせてやろうとしてたところなによォ…!水を差すような真似をしやがって…テメェまとめて海の藻屑どころか海ごと吹き飛ばしてやるよ!うん!(宙に滞空する粘土竜「C2ドラゴン」の背から謎の連中を見下し、掌中にある「口」から舌を出して戦闘態勢に入る) 」
仮面ライダーカイザ「俺のことを好きにならない人間は邪魔なんだよ…(カイザブレイガンを突き出すような態勢で黒衣の集団に敵意を向ける) 」
メノア(オーディエンス)「幻影の巨塔のシステムに割り込んできた連中…!?ちょっと待って!すっごく気になる…じゃなかった、異常事態じゃない!私だってまだこの塔の解析が終わっていないのに…(遅れて事態を聞きつけてエントラスの映像クリスタルに釘付けになる) 」
ドス・キヌタ(幻影)「……ハァ……ハァ……ら、乱入者だと!?こ、こんな話上から聞いてないぞ……!!(息も絶え絶えで、ぼろぼろの状態で這い出す。急変した事態に状況の把握が追い付いていないような表情で後ずさる) 」
ブラックホール(オーディエンス)「……!!(エリノラの権限が通用しないのを見て、身を乗り出して)どうなってるんだ運営!これはお前達にとっても緊急事態じゃないのか!?だとしたら今戦場にいる奴らだけじゃなくオレたちも…… 」
肆々玖「想定外に次ぐ想定外……常時にはない異常時―――まあ、別にいいか。慣れているよ、こういうのは。(このような事態でも狼狽える様子はなく、あっけからんと受け止める)あんたの心意気に信を託す事にする、だから応えてくれ。(ぶつかり合ったからこそ信ずる根拠はある、と言わんばかりに背を託す) 」
ヒロ(オーディエンス)「………これは……! 」
AIさん「(オンライン上から視聴)これは、何者かがセキュリティホールを突いて外部から捜査しているのかも知れないね?にょぽむではないからいいかっ♪ 」
エリノラ「そん、な…待って、みんな……!こんなのは――――― 」
黒フードの男(プランダラ)「 ジ ャ キ ィ ン ッ ―――― ! (緊張感に包まれる中、集団の筆頭に立つ男は手にしていた巨大包丁を「エリノラ」の一点のみに突きつけた) 『 プランダラ 』総員に告げる。邪魔者共を排除し、『 エリノラ 』を捕らえろ! 」
長曾我部元親(幻影)「よぉーし…――― 野郎どもォ!!!海戦だァァアアア!!!!(碇を上げ、自身が率いる軍団に突撃命令を下した) 」
長曾我部軍兵士(幻影)『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーッ!!!!!!!!(長曾我部元親の一声で各々に拳を高らかに突き上げ、機械生命体の群れに特攻していく)』 」
ゴルドー&キャリパー(???→
プランダラ)『 ジ ャ キ ン ッ ―――― ド ド ド ド ド ッ ! ! ! (黒フードの男を合図に、機械生命体や黒衣の集団が一斉に武装を展開し、攻略組と幻影組双方に襲い掛かった)』 」
――― Vs. 【☢ STORY BOSS☢】 謎の集団 『 プランダラ 』 ―――
赤眼のザザ(プランダラ)「さあ、行くぜ―――― ス ラ リ ッ (エストック(針剣)を携えた骸骨マスクの青年は、口元を歪に歪ませてエリノラへとゆっくり迫っていく) 」
ジョニー・ブラック(プランダラ)「おいでおいでよォ…エリノラちゃぁぁあああん…!俺たちと一緒に、楽しいことしようよォ~~~ア!(刃先に毒が塗り込まれたナイフの先端から、どす黒い液体がぽたぽたと滴る。床に落ちた黒い水滴は地を溶かし、蒸発の煙が沸き起こる) 」
21号(プランダラ)「 ブ ワ サ ァ ――― ジ ャ キ ィ イ イ ン ッ ! (黒衣の集団から一人、身にまとっていた黒フードを脱ぎ捨てると同時に肆々玖に迫る。長い袖に隠された、三方向に伸びる獰猛な黒い鉤爪「マーナガルム」。その凶刃を輝かせ、彼の足元に深い爪跡を残してエリノラと引き剥がした)……アナタ、『 21号 』の獲物…。獲物は、狩らなくちゃ…ね…?(彼の前に姿を現したのは、白銀の長い髪を伸ばした獣耳の少女。白い肌身を、一切の無駄を省いた黒い軽装に包んでいる。朴念仁な表情からは人間が持ちうる感情など感じられず、無機質な瞳に肆々玖を獲物として捉えた―――) 」
仮面ライダーカイザ「そうはさせない…――――!(カイザブレイガンをブレードモードに切り替えると同時にまずはザザへと斬りかかっていく) 」
アサギ「(敵の狙いは案内人のあの娘…?何を理由に…?いや、そんな詮索よりも―――)――― 敵の迎撃に集中するっすよ!(ダキュン、ダキュゥンッ!!)(高所から、エリノラに限りなく距離を縮めている機械生命体を優先的に狙撃を行っていく) 」
日番谷冬獅郎(幻影)「ッハァア!!!( パ キ パ キ パ キ ャ ア … ッ ! ! )(氷結系の斬魄刀「氷輪丸」を振るうことで触れるものを凍結させる斬撃を繰り出し、機械生命体の動きを停止させていく) 敵の数も戦闘力も未知数だ… なるべく互いに背を預け合いながら、死角を潰して戦え…! 」
デラックスファイター(幻影)「う、うぅ……クソッ……刺したり投げたり好き放題しやがって……!!(まだ痛みの余韻に震えて蹲っている) 」
イーリア(プランダラ)「―――ジャマ。(一つの黒フードが最前線へと躍り出る。ぎらぎらとした獣のような瞳で敵を睨め付けながら、"しゃらくさい"と言わんばかりに―――)バキャァァァァンッ!!!(獰猛で、乱暴で、凶暴な剣の叩きつけが凍りついた地面を一瞬で粉砕する) 」
村野さやか「……!綴理先輩!小鈴さん!エリノラさんを守りましょう…っ!!く…ッ!(ガギィンッ!)(三人でそれぞれエリノラを囲うようにポジショニングすると、キャリパーの突撃を日本刀でいなしていく) 」
肆々玖「ッフ―――……"猟犬"か。あんたの目は、気配は……身に覚えがある。(こちらを補足した21号を真正面に捉え、その出方を伺う)相手になろうか、飼い犬。 」
日番谷冬獅郎(幻影)「――――!(凍結した大地を叩き斬ったイーリアに警戒心を剥きだす)……テメェも剣士か… 野蛮な刃を振りやがる。(だが、敵対する彼女の危険性を察知し、斬魄刀の切っ先を突きつける) 」
夕霧綴理「おっけー(こんな状況でもマイペースを崩さず、だがさやかの指示にはしっかりと従い三人で背中を預け合いながらエリノラを庇う態勢に入る) てやー! (ピコハンでゴルドーを翻弄しつつ殴って応戦していく) 」
デイダラ「雑兵に用はねえが、オイラのアートを見せつけるには申し分ない数だ。まとめて爆ぜてやるぜェッ!!!(C2ドラゴンを操り、急降下落下していく) 喝 ッ ッ ッ ッ ! ! ! (チュボボボボボボッガアアァァアアアアンッ!!!!)(ドラゴンの背中から大量のC1を投下し、ドス・キヌタも巻き添えにした空爆を行って機械生命体を蹴散らしていく) 」
赤眼のザザ「 ガ ギ ャ ァ ア ン ッ … ! (自ら勝負に買って出たカイザと衝突し、鋼の残響を響かせる) 邪魔だな、殺して、行くか…!(そのままカイザに標的を変えてエストックによるさ刺突を繰り出していく) 」
蝶野正洋「(有無を言わずケンカキックを機械生命体に見舞い)」そんごくう(志村けん)「アーミーマー!!!(なぞのじゅもんを唱え如意棒をぶん回し)」 」
イーリア(プランダラ)「手段……なんてお利口なクチ、生憎捨ててんのよ。(―――疾い。切っ先が突きつけられた"瞬間"には既に間合いの内側まで踏み込まれている、ある種無謀とも取れる猛進―――躊躇い一つ見せない逆袈裟斬りを放つ!)くっちゃべってるクチがあんなら斬り落とす。 」
21号(プランダラ)「 相手に、なってくれる…?嬉しい…じゃあ…―――――――― 殺 る ね (足音も気配も殺した瞬間移動で肆々玖の真横へ迫る。既に鉤爪の鋭利な先端は彼の首元に差し迫っており、今まさに貫かんとしていた――――) 」
ドス・キヌタ(幻影)「クソ、こいつらも音波で……!!(そう言ってスピーカーを構えようとした瞬間)うわあああああ!!!!!(デイダラの空爆に巻き込まれ、吹き飛んでいく) 」
日番谷冬獅郎(幻影)「 ッ゛―――― ! ? ( ガ ッ ギ ャ ァ ア ン ッ ! ! ! )(言の葉を紡いでいる合間に迫られた殺気。間一髪逆手に握り直した斬魄刀でイーリアの凶刃をいなすも、その反動で大きく退かれる)……乱雑で、野蛮…だが殺意のみに重きを置いた迷い無き刃ほど、恐ろしいものは無い。俺も、本気を出させてもらう…―――― 」
日番谷冬獅郎(幻影)「―――――― 【 卍 解 】 " 大 紅 蓮 氷 輪 丸 " ――――――( パ キ ャ パ キ ャ パ キ ャ ァ ア ア ア ッ ! ! ! )(斬魄刀に秘められた能力解放と共に、刀を持った腕から連なる巨大な翼を持つ氷龍を纏い、背後に三つの巨大な花のような氷の結晶が浮かんだ) 全力で、テメェらを止める…ッ!! ( パ ギ ャ ァ ア ア ア ッ ! ! )(凍てつく一閃をイーリアに解き放つ) 」
肆々玖「ガキンッ!!("知っている"と言わんばかりに、丁度のタイミングで鉤爪を真下から拳でカチ上げる)……ああ、やっぱりな。あんたはどうやら"同類<おなかま>"らしい。俺もそうする、"俺達"ってのはいつも初手から殺りに行くからな。(じわりと、拳から―――肉体から鼓動が溢れる。曙色の輝きと、獅子の哮りのような鼓動が)どうする……お前の手の内は透けて見えてるぞ、生憎と俺のもな。 」
長曾我部元親(幻影)「おいおい、一人で無茶すんなよッ!!(肆々玖を飛び越えるとともにそのまま21号に向けて、燃ゆる碇槍を振り下ろした) 」
21号(プランダラ)「………―――――(肆々玖との対峙中、両者に割って入ってきた頭上の長曾我部を静かに見上げる。抵抗感の感じられないアンニュイな物腰だったが――――)―――――― ヒ ュ オ ッ (予備動作の無い挙動で瞬間的にその場から消失。そして―――)――――ズバババババッ、ザギンッ、ザギィンッ、ザギィィィィイイインッ!!!!(機械生命体の群れ――彼らにとっての死角――から飛び出し、乱回転を加えた斬撃からの三連斬りを間髪入れず、肆々玖と長曾我部の二人に炸裂させていく) 」
イーリア(プランダラ)「真っ向……押し、通る―――(凍てつく一閃に対して放たれるは―――)―――『閃』ッ!!!(己の性格を鏡写したような、只々愚直に磨き上げられ、鍛え上げられ―――音の速度で食らいつき食い破る獣の如き一閃であった) 」
フレイミス「 チ ッ … … ! (ドッ、ゴ、ガッ―――ズガガガガガァッ!!!)(初手、機械生命体の一体をワンツーパンツで鎮めてからの旋風脚で後方の群れに蹴り飛ばしていく) エリノラ、屈んでいろ。流れ弾に当たりたくなければな。 (エリノラの傍から離れることなく、常に防衛圏内を維持しながら周囲を注視しつつ、彼女を気遣う) 」
黒フードの男(プランダラ)「 ヒ ュ バ ッ ――――― ズ ッ バ ァ ア ア ン ッ ! ! (上空から一方的に爆撃するデイダラを見据えた男が、一度の跳躍で同じ高度に達する。既に振り抜かれた巨大包丁で、デイダラが手繰る粘土竜…その片翼を断裂した) ト ス ン … ッ … … ! (そのままエリノラ…彼女の傍にいるフレイミスの目の前に降り立った) 」
デイダラ「ダハハハハ!!どうだ!?まだまだこんなもんじゃねえz―――― ッ ! ! ? (有頂天になっていたところ、完全に油断していたところに黒フードの男の接近を許してしまった) う あ あ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ あ ! ! ? ( ド ッ ボ オ オ オ ォ ォ ォ オ オ ー ー ー ー ン … ッ … ! ! ! )(片翼を断たれたC2ドラゴンと共に真っ逆さまに、無様にも海へと墜落してしまったのだった―――) 」
フレイミス「………!(眼前に降り立った謎の男に目の色が変わり、険しい目つきで相対する)……何が狙いだ。少女一人にここまで総がかりになる程のことなのか? 」
肆々玖「―――"ここ"。(想定され得る攻撃範囲から即座に方向を判断、闘気を一極集中させて硬質化させた肉体で攻撃を受け止める)……暗殺者ってのは、乱戦でぶつかった後は警戒される。"初手で殺れるかどうか"が肝要だ。特に、俺みたいな見慣れた同業にとって俺達の気配の消し方ってのは―――(瓜二つ―――そっくりそのまま同じ気配の消し方で混戦状態の機会生命体の群れへ飛び込み、紛れ―――)……"白い画用紙の黒丸<めだちすぎ>"なんだよ、気配が無さすぎてな。(まるで知っているかの如く、的確に21号の位置へと闘気を纏う拳を振り抜く!) 」
黒フードの男 → PoH(プランダラ)「そう怖ぇ顔すんなよ、兄弟(ブラザー)。俺も、お前らも、もとはといえば同じ『攻略組《プレイヤー》』の好(よしみ)じゃねェか。……「フレイミス」とか、言ったな。知ってるぜ?最近話題のルーキーだってな。会えてうれしいぜ。…俺の名を教えておいてやろうか。俺は、『 PoH 《プー》 』。そこの小娘とはちょっとばかり因縁があってなァ……まあ、黙ってそいつの身柄を渡してくれりゃあ、今回は見逃してやるよ。(「どうだ?」と首を傾げながら安っぽい提案を持ちかける) 」
ブラックホール(オーディエンス)「くそうどうなってるんだ……!!出来る事ならオレだって……!! 」
日番谷冬獅郎(幻影)「チッ゛―――― ガ ギ ャ ギ ャ ギ ャ ア オ ァ ン ッ ! ! (氷塊を砕く象牙の如き重い斬撃を放つイーリア。彼女の一閃を真っ向から受け止めるも、その反動は大きく、ガリガリと地面を抉りながら吹き飛ばされていく) ガ ィ ン ッ ――― フンッ!!( ヒ ュ ド ド ド ッ ! ! )(周囲に形作った無数の氷柱。それらを遠方からイーリアに向けて解き放ちつつ、氷翼を羽搏かせてからの低空飛行で接近戦を持ちかけていく) 」
ニル(オーディエンス)「はわわっ…わ……!どど、どうしよう…っ……とんでもないことに、発展しちゃった……?! 」
.>> S M A S H ! ! !<<(突如、戦場の遠くからプランダラたちに向けて、無数の黄金で構成された拳が飛来する。雑兵たちを粉砕し、煙を振り払って彼らを吹き飛ばさんとする)
21号(プランダラ)「―――――!( ダ ギ ィ ィ イ イ ン ッ ! ! )(思考がリンクしているかのような、こちらの動きを完全に看破している肆々玖の挙動に微かに驚きを示しつつも冷静に交差した鉤爪で彼の拳を受け止める。小柄な少女ではその衝撃を受け止められず軽々と殴り飛ばされるも瞬時に空中で身を包んで回転しながら後退着地する) 」
ゴルドー(プランダラ)「―――― ギ ャ リ ギ ャ リ ギ ャ リ ィ ィ ッ ! ! (だがそこに、一体の機械生命体が両腕のチェーンソーを振りかぶりながら肆々玖に急襲を仕掛けた) 」
キャリパー(プランダラ)『―――― メ ギ ャ ア ア ァ ァ ア ア ッ ! ! ! (突如戦場に繰り出された金色の拳に、数基の機械生命体が四方八方へ吹き飛ばされてしまった)』 」
フレイミス「(訳アリのようだな…だが、俺たちと、同じ…?まさか、こいつら…エリノラに強制退場された経験のある「レッドプレイヤー」なのか……?)……見た目に反して随分可愛らしい響きの名前じゃねえか、プーさんよ。生憎だが、悪の手先にか弱き少女を易々と渡す程、ヒーロー腐らせていねえんだよ、俺は。(ニッ、と大胆不敵な笑みを浮かべると共に正義のヒーローを象徴とするマントを豪快になびかせた) 」
???「HAHAHA!!諸君もう大丈夫!!(大量のキャリパーたちの前に立ちふさがり、大げさな身振りでジョニー・ブラックなどフリーなプランダラに指を差す。この心強い声は、やはり、まさか……) 」
PoH(プランダラ)「………そうかそうか。(恰もわかり切った解答が来ることを読んだ薄っぺらい反応。わざとらしく相槌を繰り返してフードの内側でクククッと笑みを浅く零す) じゃあしょうがねえよなぁ。ゲームの世界じゃなければその腕も足も首もすべて三枚に降ろしてやりたいところだが。なら…―――― 永遠に暗闇《バグ》の世界を彷徨わせてやるァ!!(自身が手繰る最恐最悪の巨大包丁「友切包丁《メイト・チョッパー》」を曝け出すように構えるとフレイミスの首を斬り落とす勢いで迫った) 」
アーニャ(オーディエンス)「この声…!ひょっとして…!わくわく…!(映像クリスタルに映る???の正体に大興奮する) 」
イーリア(プランダラ)「チッ……しゃら、く……さァいッ!!(叩きつけるように剣を振り下ろし、襲い来る氷柱を片っ端から叩き落としながら―――)ブンッ!!(その影から飛び出し、間近の間合いから斬りかからんとして―――)ちいッ、またジャマか……!(放たれた黄金の拳の衝撃を受け止め、大きく突き放される) 」
???→ダークマイト(幻影)「 俺 が 来 た ( は ず れ ) 」
アーニャ(オーディエンス)「( ま た お 前 か よ )(だるだるだるだるだるだるだるだるだる)(ダークマイトの参戦にずっこける) 」
ジョニー・ブラック(プランダラ)「なんだァーーーゥ…お前ェ~…?(新たに参上したダークマイトにナイフを突きつける) 」
日番谷冬獅郎(幻影)「その隙が、お前を氷土に閉ざす―――――“千年氷牢”!!( バ ギ ャ ア ァ ン ッ ! ! ! )(イーリアがダークマイトに意識を持っていかれた隙に、彼女の周囲に無数の巨大な氷柱を立ち上げる。氷柱は勢いよく彼女に引き寄せられるように水平移動し、宛ら氷の牢獄として圧砕しようと襲い掛かった) 」
肆々玖「一瞬堪えたな。やっぱりあんたは俺の同類……いや、昔の自分を見てるみたいだ―――ッ!(好機と踏んで、攻め立てんとする出鼻をゴルドーの急襲に挫かれ、素早く後方へ退く)……なああんた、"あれ<ゴルドー>"の相手を任せられるか。"あっち<21号>"のパターンは全部理解できる、多分俺のほうが相性が良い。(長宗我部に声をかけ、二体の敵と睨み合う) 」
雷電「狙いは恐らくエリノラ……!彼女に何かある、いや……単純に運営を行っている人員を狙っているという訳か……くそっ、だが敵は幻影よりも……!(プランタラ達に向かって高周波ブレードを構え、走り込んで急襲を狙う) 」
長曾我部元親(幻影)「ああ、雑兵の掃滅なら俺に任せやがれ!(肆々玖に対し自らの胸をドン!と叩くと、狙いを21号から機械生命体に切り替える)西海の鬼を止められるもんなら、止めてみやがれェェェエエエエエーーーーッ!!!(そのまま焔を灯した碇槍を一心不乱に振るいながら無双していく) 」
ダークマイト(幻影)「HAHAHA君達若いねぇ?若さゆえの万能感、あるいは「死のゲーム」に憑りつかれた亡霊と言ったところか?安心したまえ!!この新たなる象徴……「ダークマイト」が君たちの性根を叩き直してあげるよォ!!(そう言うと両手の黄金の指輪を見せつけながら、マントを翻し)MILANO SMASH!!(彼らに向けて黄金の拳を解き放った) 」
徒町小鈴「徒町、この命に代えてもお守りします!チェーストー!!(キャリバーに日本刀で切り込む) 」
イーリア(プランダラ)「ギリィッ―――なめ、るなぁああああああッ!!(奥歯をギリギリと食いしばり、吼えながら思い切り斬撃を"真下へ"放ち―――その反動で跳び氷柱を回避―――冗談のような動きだ)その首ッ、掻っ斬る!!!(すれ違う氷柱に足をかけ、思い切り蹴って直球に突っ込みながら正確無比に首を狙った一閃を放った!!) 」
デイダラ「(ザパァ…!)チッキショー……酷ぇ目に遭った……!(海から這い上がってくる)…だが…!オイラをコケにしやがったこの怒りが、更なる芸術魂に火をつける!見てろよ…今度こそ盛大にかましてやr―――クソがああああああああああああああ(ダークマイトの黄金の拳の巻き添えを喰らい、機械生命体共と共に殴り飛ばされる) 」
雷電「(素早い動きでプランタラを急襲した、次の瞬間――――振り被った両腕を何かに撃ち抜かれ、高周波ブレードと共に肘から先がその場に落ちる)―――な、に……? 」
黒いパーカーの男(プランタラ)「はい、まず一人。 ………お前ら揃いも揃って遊びすぎじゃねえの?時間かけ過ぎだろうがよぉ(音もなく雷電の背後に現れ、その肩にぽん、と手を置き)正面からやりたくなかったからさあ、仕方ないべ? 」
――――残念ながら、貴女がたはもうお終いです(ドルケストラの三人に響く、少女と思わしき冷徹な声音――それと同時に、彼女たち三人の身動きが完全に取れなくなってしまう。それはまるで、張り巡らされた蜘蛛の糸に囚われた蝶のように――――)
黒羽咲良(プランダラ)「―――― 我々、『プランダラ』の前には、すべてのプレイヤーは人形同然なのですから。(黒いフードを脱ぎ捨てると共に、何かに貼り付けにされてしまったドルケストラの三人の前に現れるのは黒髪の少女。その手つきは、まるでマリオネットを操る傀儡師のように…指先の一つひとつを巧みに動かしていた) 」
黒羽咲夜(プランダラ)「―――― そして堕ちる…! 深淵の闇に引きずり込まれて、陽光の加護を受けた貴女たちに甘美な夜のラプソディーが歓迎するのだわ…!(咲良と同様にフードを脱ぎ捨てて現れるのは、白銀の髪にゴシック調のアンブレラを携えた"痛い"少女。恐らく「姉妹」と思われる二人は、無様にも無防備を曝け出したままの三人を愉快気に嘲笑っていた) 」
サソリ(オーディエンス)「……何やってんだあのマヌケ…… 」
肆々玖「仕切り直しと行こうか。やっと温まってきた……"フェーズ:2<セグンド>"だ。(暁の如き闘気が、その大きさと精細を一段と増し、21号に向けて踏み込む)……"直剣<エスパダ>"!(そして、拳の間合外から攻撃を空振る―――そう思わせた瞬間には手元の闘気が一本の刃と化し、直剣の間合いへと変化―――そのまま斬り込む!) 」
日番谷冬獅郎(幻影)「 な ッ゛ ―――――― (予想外であった。あまりにも大胆が過ぎる力技のみで氷柱の牢獄を飛び越えたイーリアの行動に驚愕せざるを得なかった。そして呆気にとられた頃…距離感など感じさせないイーリアの爆発的な移動で懐に潜り込まれてしまい――――)―――― ザ ギ ィ ィ ィ ィ イ イ イ イ イ イ ン ッ ! ! ! ! (死神の少年の身体が、右肩から左脇腹にかけて、真っ二つに断裂されてしまったのだった―――) 」
日番谷冬獅郎(幻影)「が…ぁ゛………ッ……!!?(絶叫を上げることも、遺言を残すことも叶わず、幻影体の身体は歪なノイズに満たされて…儚く消滅した――――) 」
村野さやか「 ! ! ? (突如身動きの取れなくなった自身の体に困惑する)……!?(そこに現れた得体の知れない姉妹。自分たちに齎した謎の力の発端が彼女たちによるものだと冷静に判断しつつも、解放に乗り出そうと身を捩る)…体が…動け、ない……っ…!? 」
フレイミス「 ッ ! ! (殺意を込めた凶刃。その刃先がエリノラではなく自分自身に向けられたのを察し、反射的に上半身を仰向けに沿って間一髪免れる) ッ ッ ッ ! (地についた下半身、その両脚を上げてすかさずPoHへ蹴りを入れこみつつ、そこからウインドミルの態勢に切り替えて連続回転蹴りを叩き込んでいく) 」
夕霧綴理「……!?さや、すず……!なに、これ…っ…?何か、変……っ…!まるで、ぐちゃぐちゃの意図に絡まったみたいな感じ……(見悶える) 」
徒町小鈴「はわわ…徒町、たちまち身動きが取れなくなってしまいました!( 」
ジョニー・ブラック(プランダラ)「 ぅおぁーーーーーーーお!? (ダークマイトの黄金の拳を猫背の態勢から軽々と跳躍回避する)ヒャァハハハハハハッ!!!(狂乱する青年は毒液の塗り込まれたナイフを振り回し、再び駆け抜けてダークマイトへ刺突を繰り出していく) 」
21号(プランダラ)「 ハ ー … ――――― ギャギィィギギンッ、ガギィンガギィン、ギャンギィンッ!!!!(浅い呼吸をひとつすると、闘気を纏う肆々玖の刃とは対照的に、覇気の無い刃を持つ鉤爪で熾烈な衝突戦を繰り広げる。火花を散らし、これが例えゲームであったとしても生死を賭けるような一瞬の油断も隙も許さない閃劇に踊り、拮抗し合う) 」
イーリア(プランダラ)「……アタシは、強くなる事に手段なんて行儀良く選んでらんない。踏み躙る事にも後悔はない、ただあんたは糧にする―――獣のように。(ギリ、と歯を食い縛って日番谷の消えた痕を見据える)だから―――眼の前に立ち塞がるなら、叩き斬る……!("次はお前"と言わんばかりにフレイミスへと急接近、大上段から猛烈な勢いで剣を振り下ろす!) 」
ダークマイト(幻影)「全力でかかってきたまえ、そんな程度じゃこの私は、象徴は倒せないぞォ!!!(飛び上がったジョニー・ブラックを目で追い、繰り出す刺突を両手にオーラを纏い素早く受け止めていく)おっとォこれは毒武器かい?だが象徴に毒など通用しなぁい!!(ナイフを握り込むように抑えると、そのまま拳を振りかぶり)身の程を知りたまえチンピラァ!!!! 」
雷電「か………あっ………(切断された両腕から血を噴き出しながら、背後の男に向かって振り返り)……まだ、ッだァァ!!(地面に落ちた高周波ブレードを足先で掴み、後ろ回し蹴りの要領で男を切り裂きに掛かる) 」
黒羽咲夜(プランダラ)「まずは…そうねぇ……――――― 貴女から、生贄になってもらおうかしら?(愉悦に目を細めると、綴理の首元に尖ったアンブレラの先端を突きつける。そして、次の瞬間―――)――――― ド グ ゥ゛ ッ゛ ! ! ! (首元から、心臓部に狙いを変えて先端で小突く。だが、その表現は生ぬるい。小突くどころか勢い余り、綴理の心臓を刺し貫いたのだった―――――――) 」
夕霧綴理「 か ふ ッ ? ! (鋭利な傘に心臓部を貫かれ、動くことのできない体が激しく震えた。これはゲームの世界。当然、心臓を貫かれたところで血が流れることも、激痛が残り続けることもない……のだが……)――――……ごめん……すず……さや…… ボク、は……ここまで、みたい、だ……もう、体力…なくなっちゃった…… 」
夕霧綴理「…でも…ボクがいなくても……二人なら、クリア…できるよね……? 頼んだ、よ…?だって、ボクたち…三人で一つの、『 DOLLCHESTRA(ドルケストラ) 』なんだから……―――――(その身体が淡い光に包まれ――しかし僅かに歪なノイズが走り――アバター体としての体が消滅。事実上のプレイヤーの「敗北」として、この戦闘から脱落した―――) 」
村野さやか「――――――― 綴 理 先 輩 ッ゛ ! ! ! (刺し貫かれ、HPが尽きてしまった綴理の脱落を…真横で、身動きの取れない状態で見届けるしかできなかった少女は、悲痛な声を張り叫んだ) 」
肆々玖「……やっと実感が湧いてきた。(暗殺者同士の剣舞は拮抗する。互いの致命を狙う刃は尽く互いが見透かし、しかし油断一つを許さない冷たい煌きが中空でぶつかり合う)命の重みだ。……俺は"こういう窮地"じゃないと、やっぱりギアが……上がらないな……ッ!!(―――拮抗、じゃない。徐々にその闘気は熱を、夜明けの輝きを増す。まるで日が昇りゆくように、刃の鋭さと攻勢の疾さが―――)この戦いには、賭かる命が確かに……ある……! 」
徒町小鈴「つ、綴理せんぱぁぁぁああい!!!!!!(脱落してしまった大先輩に対し悲痛の叫び)か、徒町のせいで……徒町のせいで……! 」
ジョニー・ブラック(プランダラ)「う、う、うわあぁぁぁああああ!!!や、やられるううううううううううう!!!!(ナイフをいなすダークマイト。彼の反撃に怖気づいて思わず両手で頭を抱え込むが――――)―――――― な ぁ ん ち ゃ っ て ♪ (ドス黒い笑みが、フードの内側で零れた) 」
ガ ク ン ッ ――――― (その時だった。ダークマイトの全身に張り巡らされた神経に異変が生じる。屈強な肉体を持つ彼の体に巡る異物めいた鼓動。徐々に激しくなる衝撃は彼の肉体を蝕み、ついには事切れたようにその身体が崩れ落ちていくのだった――――)
黒羽咲良(プランダラ)「一人、また一人と脱落(お)ちていく… 哀しいものね。だけど致し方のないこと。「人形」は所詮、何処まで行っても「人形」。自由など与えられることなく、否応なしに弄ばれるだけの存在。抗うことなど、できはしないのだから…(さやかと小鈴にもトドメをさす…ことはせず、姉妹は踵を返してエリノラへと歩み進める) 」
ダークマイト(幻影)「何!?やはり、これは、毒……!!!(崩れ落ちていく身体を見て、動揺する……) 」
ダークマイト(幻影)「……フッ、な あ ん て ね、はこちらのセリフだァ!!!(と、見せかけて。お茶目に舌を出すと、なんと崩れ落ちた身体を華麗に脱ぎ捨てる。そして再び全身に黄金の光が満ちて、さらに強靭な肉体を「錬金」する)いいことを教えてやろう!君は最初から「俺」に触れられてなどいなかったのだよ!! 」
浮世英寿(オーディエンス)「……!不味い…双方に犠牲が多すぎる……! 」
ジョニー・ブラック(プランダラ)「な、な…ぬわぁんだってえぇぇぇぇえ~~~!?!?!?一息吸えば像さえも即死させる毒霧を周囲に散布したのに、なぁぁぁあんで平気なんだよぉぉぉぉ~~~~!?!?!?!? 」
ダークマイト(幻影)「ゴホッゴホッ、そう来ると思っていてね……ゴホ……この……ダークマイトマスクは……その程度の小細工、ゴホゴホ……シャットダウンするのさ!!!(そう、この男そもそも「ダークマイト」としての顔はマスク!肉体はオールマイトを模したアーマー、顔はオールマイトを模したマスク!そのマスクにガスマスクとしての機能を付与するのも、彼の万能個性ならば不可能ではない!)……ゴホゴホッ!!と、とにかく!!貴様の毒攻撃など……通用せんゲホァ!!!!(……多分にやせ我慢も含まれていそうだが!!) 」
PoH(プランダラ)「おっととォ…!甘いなァ!(連続的に蹴りを叩き込むフレイミスを凶刃でいなし、イーリアと入れ替わるように後退し、助走をつけてフレイミスに飛び蹴りを見舞った) 」
フレイミス「ぐッ……!!( ガ ッ ギ ィ ィ イ イ ン ッ ! !! )(PoHとの交戦中に乱入してきたイーリアの剣を手甲で受け止めるが―――)―――― ぐ ァ゛ ッ ! ? (そこに、PoHの容赦ない跳び蹴りが腹部にめり込み、身体を「く」の字に曲げながら盛大に蹴り飛ばされ、地面に転倒する)……ぐ…ッ……(プレイヤーも、幻影も…すでに何人か被害が… エリノラの護衛すらままならない状況だ… このままだと、全員落されてしまう――――ッ)(追い込まれても尚周辺の戦況へ瞬時に目配せするが、芳しくない状況に冷や汗が止めどなく溢れ出る) 」
ブラックホール(オーディエンス)「そうだ、これ以上は運営側も攻略側もまずい……!!なんとかしねえのか~っ!!おい運営~っ!!!(英寿に同調し、モニターに向けて抗議する) 」
仮面ライダーカイザ「ぐゥ……!ここまで、やるとは……ッ…(ザザと交戦を続けていたが、圧倒されてしまい方膝を突いてしまう) 」
ウンネカーズ(プランタラ)「ちょっと、困りますよぉ……ポトリヴィットさん。やったのは私なのに、格好の付け方を間違わないで頂きたいものですわぁ(黒フードの男と雷電の間に"頭上”から割り込み、高周波ブレードを踏み付けて斬撃を止め)……出来れば私は正面からお相手して上げたかったんですけどね、わたしは。ですが、まあ……目的は別の所ですので(鎖付きのモーニングスターを背後から取り出し、雷電の頭部へと容赦なく振り下ろす)ブ ン ッ !!!! 」
エリノラ「あっ……!(蹴り飛ばされたフレイミスへ駆け寄り、彼の身を案じて背中に手を回す)だめ…もう、これ以上無理しないで…!急いで「離脱クリスタル」でエスケープをとって!でないと…みんな、脱落しちゃう…! 」
黒フードの男→ポトリヴィット「あぁ_!?腕持って行ったのは俺の能力だろうがよォー……まあ、知らねえや。もう一人居るしなあ……ほら、運営にチクられちまってるぜ(背後に立っていた泉北に目を向け) 」
雷電「 ば っ (モーニングスターが脳天に直撃。端正な顔の上顎から上がモーニングスターの鉄球に置き換えられるような形で、頭部を一撃で潰される) 」
21号(プランダラ)「 ガ ギ ャ ァ ン ッ ――― ズ ザ ザ ァ ー … ッ … ! (肆々玖との衝突戦から互いに距離を置き、爪先を突き付けながら次の行動を伺う。あれだけ激しい攻防戦を繰り広げていても尚、息が上がらないどころか表情一つ変わらず、少女は冷徹な眼差しに青年の姿を捕らえていた)………"こーふん"…している……?殺し合っているのに……笑って、いる……?(そんな、肆々玖の高鳴りを感じ取ったのか、彼の闘志に疑問符を浮かべる) 」
泉北「………っ……見えた、ぞ……お前の能力も、瞬間移動……ふ、ふはははは!私が居たのが運の尽きだったな!既に看過しているぞッ!(先の膝蹴りで痛む腹に顔を顰めながらも、ポトリヴィットに向かって双剣を向け)……(形勢は明らかにこちらに不利、だが……少しでもこちらに目を向けさせてやる…) 」
村野さやか「ハー…ハァ……ハァ……!!(綴理……先輩……っ……―――――)(ゲームとはいえ、頼れる先輩の脱落にはこたえるものがあった。見えない何かに貼り付けにされたまま、敵討ちに出ることも叶わないまま、無力な自分の喉を噛み殺したい勢いで首を無理矢理捩じろうと、悲壮と憤慨が臨界点を越えたえも言えぬ感情に苛まれてしまう) 」
肆々玖「押されるんだよ、背中を。"苦しくたって前だけ見てろ"って……"固有霊装<こいつ>"にな。(心臓と闘気、二つの異なる"勇気"が混ざり合う。ただ、前を見て進めと)……別に戦いが好きなんじゃないよ、ただ俺は誰かの為に戦っていたい。それが己を高める窮地ならばもっといい。(21号の一挙手一投足を見逃さぬよう見据えるが、その一方で旗色の悪さも確かに背に感じる。"せめて此処は通さない"と背負う気概だ) 」
アサギ「ちょまッ…ヤバいって――――― ! ! ? (ずっと機械生命体の大群と交戦していたが、不運にも奴らが放った流れ弾が自身のガジェットに直撃。その勢いに高所から叩き落とされてしまう)…いっつ…ッ……――――っ゛ ? ! (辛うじてダメージは少なかったが、それ以上に絶望に値にする事実に直面してしまう)…しまッ……武器破壊《ブレイク》した……ッ……(自身のガジェットが、先程の衝撃で木っ端みじんに大破してしまったということ。このゲームでは、破壊された武器はその戦闘中では修復する術はない。即ち、自分は戦う術を失った非力な一般人に成り下がってしまったのである) 」
イーリア(プランダラ)「そんな惨めに這うなら、アタシの前に立つな……そこを、どけ。(劣勢のフレイミスを眼前に据え、"次に隙を見せたら叩き斬る"と言わんばかりにギラギラとした敵意と殺意を向けて機を伺っている) 」
フレイミス「ハァ…ハァ…… 確かに、戦略的撤退という言葉もある。逃げるは恥だが役に立つという言葉もあるしな。だが…"逃げられねえ"んだよ。アンタを置いて、逃げるわけにはいかねえんだ。(苦戦を強いられ顔色が優れなくても、背後のエリノラへ振り返り無理矢理取り繕った笑顔を振りまいた)……今更…MIPだとか、勝ちだとかにこだわるつもりはない…だが…ッ……守るべきもんの為に、俺はここから退くつもりはない…ッ…!!(PoHをはじめとするプランダラの連中を睨みつける) 」
PoH(プランダラ)「クククッ……いっちょ前じゃあねえか。かっこいいなァ…ヒーローってのはよォ。だァが…もう、終わりだ。(イーリアと共に並び立ち、友切包丁を高らかに突き上げる。その凶刃で、エリノラを庇うフレイミスの首を斬り落としにかかる――――――) 」
―――― ズ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ァ ァ ァ ア ア ア ア ン ッ ! ! ! ! (だが、その時だった―――攻略組と幻影組を窮地に追い込んだプランダラ。その頭を担うPoHと、彼の傍に立つイーリアの背後から爆撃が発生し、二人をまとめて吹き飛ばしたのだった)
PoH(プランダラ)「 ッ ―――――― ! ! ? (背後に受けた大きな衝撃に吹き飛ばされ、黒煙を上げながら前のめりに転倒してしまった) な…ッ……なんだ…ァ……?(ユラリと起き上がりながら爆撃された方向を睨みつけるように見据える――――) 」
ウンネカーズ(プランタラ)「ん~………すっかりこちらの流れですねえ、奇襲を成功させた形なので、こうなって然るべきではありますけれど……(モーニングスターの鎖部分を持ち、鉄球をぶんぶんと回しながら攻略組に向かって悠然と歩き) 」
フレイミス「――――!!(なんだ…何が起こった…ッ…?)(前触れもなく吹き飛ばされた敵を目の前に動揺を隠しきれず、辺りを見渡しはじめる)………?(爆撃が飛んできたであろう方角を、目を細めて見据え出す――――) 」
イーリア(プランダラ)「だったら、アンタを踏み越えて行くまで……ッ!?(間断なく見舞う致命の刃、間違いなくフレイミスを断頭に処する筈だった一撃は急な横槍に遮られ、咄嗟に飛び退き攻撃が来た方向を睨めつける)……ジャマくさいのが、またぞろと……(その苛立ちを隠そうとする素振りもない) 」
ポトリヴィット(ウンネカーズ)「ビビりながら言っても説得力無いぜぇ、伐刀者風情がよぉ~~~~!!望み通りそのケツから……なっ!?オイオイオイ、PoH!!どうなってんだこいつはよぉ!! 」
ゴ ォ゛ ォ゛ オ゛ オ゛ ア゛ ァ゛ ―――――― ッ ! ! ! (熾烈な大混戦が佳境を迎える最中、水の国を取り囲む海…その水平線の向こうより「何か」が都に向かって急接近していた。豆粒のように小さかった影は時間と共に近づくにつれて次第に大きくなり、その姿形が浮き彫りとなっていく――――)
ジョニー・ブラック(プランダラ)「なんだぁーぅ…あれはぁ~…!?鳥かぁ~、飛行機かぁ~~~!?いや…――――― 」
赤いズゴック「―――――― キ ュ ゴ ォ ア ッ ! ! ! (水平線の彼方から飛来する存在(もの)。頭から前のめりに傾倒した態勢から海面に沿って、盛大に水飛沫を上げながら低空飛行する起動兵器が現出する。深紅の装甲。頭内部に輝く赤い単眼光。丸みを帯びた装甲には似つかわしくない背面の四対のウイングを持つリフター。海を割るように現れたその機体の相貌は宛ら、"赤い彗星"と呼ぶに相応しいだろう―――) 」
ジョニー・ブラック(プランダラ)「――――――――― バケガニだああぁぁああああああ~~~~~ッ!?!?!?!?!?(赤いズゴックの接近を目撃し、その意外な外観に仰天してしまった) 」
そこにいる誰もに驚愕が走る。
水平の彼方から飛んでくる"赤い彗星"の登場に―――――
赤いズゴック「 ズ ド ド ド ド ド ァ ッ ! ! (頭部ミサイル及び背面に装備されたリフター(飛行ユニット)「フォランテス」に内蔵されたミサイルを同時発射。それらの弾幕でプランダラたちを攪乱しつつ現場への距離を縮めていく) ズ バ バ バ バ ッ … ―――― バ シ ュ ゥ ゥ ウ ウ ン ッ ! ! (飛行接近中に海面着水するように踵で急ブレーキをかけつつ、水飛沫を盛大に上げて自身の位置、及び攻撃モーションを悟られないためのカモフラージュをかけつつ、掌底部とリフターのビームを同時射出し、更なる追撃を持ちかけた) 」
キャリパー&ゴルドー(プランダラ)『ズガガガガガッ―――ボギャンッ――ボッガァンッ―――ズッギャアアァァアアアアンッ!!!!(海から飛来する"赤い彗星"より齎された砲撃の嵐により、都を包囲する有象無象の機械生命体たちが悉く蹂躙されていく―――)』
ウンネカーズ(プランタラ)「おぉ~~~~!!凄い、まさかこんなのまで出て来るなんて……流石にサイズ差を感じてしまいますねえ、どうします?私帰りたくなって来たんですけど(モーニングスターを振り回し、弾幕を片っ端から弾きながら他のプランタラを見まわし) 」
赤眼のザザ「あれは―――― ぐ ぁ゛ ッ゛ ! ! ? (弧を描くように飛来してくるミサイル群に対抗手段がなく、成す術もなく爆撃に巻き込まれてしまう) 」
徒町小鈴「徒町はあまりにも非力です。綴理先輩が倒され、エリノラさんが倒されようとしても、何もできないなんて……!(磔にされたまま半ば諦めたかのように) 」
黒羽咲夜(プランダラ)「 ぅ゛ っ ! ! (咄嗟にアンブレラを展開し、自身と咲良の二人を爆撃の嵐から守る)な、なんですの…っ…!?あ、あれはまさか……赤き彗星の悪魔…ヴェルフェゴール!??(違) 」
ブラックホール(オーディエンス)「ゲェーッなんだあの化けガニの超人!!攻略組でも……幻影でもないのか……!? 」
ジョニー・ブラック(プランダラ)「ちょいちょいちょいちょいちょいまてまてまてまてまてぇぇぇええええええええええ~~~~~~!!?!?!?!???( ズ ッ ガ ア ア ァ ァ ア ア ア ァ ァ ァ ア ア ン ッ ! ! ! )(ミサイルからのビームという隙の無い遠距離攻撃の応酬に呑まれてしまった) 」
21号(プランダラ)「―――― ! ! (獣耳がぴくりと微動する。野生の感によるものか…海から飛来する"赤い彗星"の機体、それが齎す爆撃から一目散に退く様に建物の屋上へと飛び退いた)……イヤな…匂いが、する……! 」
PoH(プランダラ)「 ほーゥ……! ( ザ ギ ィ ン ッ ――― ボ ッ ガ ア ァ ァ ァ ア ア ン ッ ! ! )(次々と撃ちこまれるミサイルの中で、自分に迫る一基だけを切り崩し、後方にてその残骸が大破する)――――― "来るぞ"…ッ!!(着実に都に接近するズゴックを見据えると、友切包丁を手に真っ向から迎撃に打って出る) 」
ポトリヴィット(ウンネカーズ)「クソったれ、どいつもこいつも遊んでっからこんなイレギュラーが出て来やがるんだ……!!(両手で印を結び、瞬間移動で一気に高所まで離脱) 」
赤いズゴック「 ガ ギ ィ゛ イ゛ ン゛ ッ゛ ! ! (右手のクローを突き出しながら突撃し、ついに戦場の中核へと乗り出す。こちらを迎え撃たんと迫るPoHの斬撃をクローで切り崩し、そのまま突貫する) ギ ュ ル ン ッ゛ ―――― ザ ギ ィ゛ イ゛ イ゛ ン゛ ッ゛ ! ! (PoHを斬り伏した直後、インターバルを度外視した急旋回。PoHが振り返るよりも前にミサイルを撃ち込みながら、今度は錐揉み回転を加えながらリフターウィングによる斬撃を与え、イーリアやウンネカーズらを剪裁しながら横切っていく) 」
イーリア(プランダラ)「しゃら、くさい……ッ!!(真正面、こちらに飛来するミサイルを、レーザーを、全て叩き斬ってゆく)お前も……アタシの前に立ち塞がるなら、敵だ。 」
浮世英寿(オーディエンス)「―――――!!(映像クリスタルに大々的に映し出された"赤い彗星"の姿に目を奪われる) 」
フレイミス「……!?(あの赤いのは――――)(突如として参上した謎の赤い機体に呆気取られてしまう)……エリノラ、あれは、なんだ…?あれも、プレイヤーなのか……? 」
肆々玖「味方の乱入……?いや、第三勢力でもない……第四勢力とでも言うのか?(突如として崩れた均衡、激変した現状に様子を伺いつつも21号への注視を外さぬようフレイミスに近寄る)……あんた大丈夫か。まだ立てるか?立てないって言うなら蹴って立たせる。 」
エリノラ「ま、まって…確認する……!(フレイミスに催促されて赤いズゴックを凝視する。瞳孔内部で高速スクロールするデジタルナンバー。無数に羅列された数字から該当するナンバーを検索しようと試みるが―――)――――……"無い"……!?アバターコードが、無い……!?出場権限も、ログイン権限もないのに、どうやって……っ……!?(信じられないものを見るように唖然とする) 」
フレイミス「容赦ねえなお前!?……だが、大丈夫だ…悪いな……―――――!(肆々玖とのやり取りの最中、エリノラの発言に耳を疑った)……一切の権限を持たない…そんな"自由"(こと)が、ありえるのか…?(エリノラに釣られるように、茫然と"赤い彗星"の軌道をその目で追いかける) 」
PoH(プランダラ)「 ち ィ … ッ … ! !(ザギィン、ザギィン、ザギィィンッ!!) (突貫されたことで体勢を崩しかけるも、すぐに振り返ると共にミサイルを縦横無尽に斬り捌いていく) 舐めた真似をしてくれるぜ…――――― 貴 様 ァ ッ ! ! ! (グルングルングルン、ザギィンッ!! ヒュバァッ!!! )(友切包丁を片手のみで豪快に振り回しながら構え直すと共に赤いズゴックへ斬りかかっていく) 」
赤いズゴック「 ガ ッ゛ ギ ギ ギ ィ゛ イ゛ イ゛ ン゛ ッ゛ ! ! ! ( プ シ ュ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア … ッ ! ! ! )(PoHとの鍔迫り合いに躍り出ると、真正面からその凶刃を両手クローで受け止める。だが、機体スペックがその衝撃に耐えかねているのか、あるいは無理な挙動による発火限界を起こしているのか、排気口から勢いよく蒸気が噴き出した) ブ ォ ン ッ ―――― ズ ド ド ド ド ァ ッ ! ! (直後、拮抗状態を自ら振り払いつつミサイルを撃ち込みながら後退していく) 」
ウンネカーズ(プランタラ)「モビルスーツ、と言うのでしたっけ?こんなロボットとやるのは初めてです。ある意味これも初体験……… 一応正面は避けましょうか。初物は丁寧に扱うのがマナーですし ゴ ガ ギ ィ ン ン ! ! (軽いステップで突進を躱し、同時に砲弾の如き勢いでリフターウィングにモーニングスターを叩き付け、機動力を削ぎに掛かる) 」
赤いズゴック「 ユ ラ ァ … … ――――――― (機体内部より溢れ出す白い蒸気を纏い、深紅の機体は緩慢な動作で再起動するように立ち上がる。高熱を帯びた蒸気が齎す蜃気楼の影響か、一切の個人情報を幻影に惑わせるような体現に、目にする者を畏怖させる。単眼の光が、また一つ、強く輝きだす―――) 」
PoH(プランダラ)「――― ッ ヒ ャ ハ ハ ハ ハ ァ ! ! ! (ミサイルの直撃を受けても尚ひるまず、爆煙を斬り払って真っ向勝負に躍り出る) 」
赤いズゴック「 ガギンッ、ギィンッ!ギィィインッ!ガギィンッ、ガンッ、ガンッ!!ギャギィィインッ、ギィンッ、ガギャァンッ!!!(両手クローと腕部シールドを巧みに駆使し、予備動作を極限まで抑え「防御」に専念特化した挙動でこれらの斬撃を迅速に、且つ正確にPoHの斬撃を弾き返していく) 」
肆々玖「まだ状況はどうなるか分からない、立てるならそれでいい。仮にこの後あいつがまた襲ってくるなら……這ってでも守りきるんだろ。俺ならそうするし、出来なかったら一生苦しむから。(容赦ない発言の裏で、確かに心配はしているようだ) 」
赤眼のザザ(プランダラ)「ぐ…ゥ……!……!?これは……!マジかよ……あのバケガニ…『ヘッド』と、互角に、やり合っている……!?(瓦礫を押しのけてズゴックとPoHの光線を目の当たりに、その潜在能力に絶句する) 」
泉北「(赤いズゴックが暴れる中、エリノラ達の許へと駆け寄り)……皆、でもないが……無事か……?どうする、一旦ここからは離脱するか……? 」
PoH(プランダラ)「 ム ェ ァ ア ア ッ ! ! (苛烈な剣戟の直後、死角から刺す様な鋭い回し蹴りを繰り出す) シェァアッ!! (だが、その蹴り払いが何らかの手法でいなされることを予測して逆袈裟斬りによる追撃をもしかける) 」
赤いズゴック「 ブ ォ ン ッ ――― ザ ギ ィ ィ イ イ ン ッ ! ! (PoHの回し蹴り、それが繰り出されるであろう彼の態勢を先読みしたことで繰り出された鋭い脚部の薙ぎ払いを跳躍回避…否、回避ではなく左ウィングサーベルでいなした) ガ ッ゛ ギ ギ キ ゙ィ゛ イ゛ ン゛ ッ゛ ! ! (PoHの予測…それすらも看破した反撃への反撃として、リフターを独楽の様に高速回転させウィングブレードでその斬撃を弾きだしながら後退していく) 」
イーリア(プランダラ)「いつまで、もッ―――飛んでんじゃ……ねえッ!!(愚直、猛突、ただ暴の意志を伴い防御に専心して深く後退したズゴックに大きく踏み込み―――その翼へ向けて鋭い一閃を二度、重ねて放つ) 」
ウンネカーズ(プランタラ)「うーん、PoH大先生ともまともに打ち合いますか………援護に回っても面白そうですけど、折角だし物見遊山を決めても良いかもしれませんね……どうしますー?みんなであの赤いの叩き潰しますか~~?? 」
赤いズゴック「グルン、グルン、グルンッ―――― ズ ガ ガ ガ ガ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! (三回転からなるバク転でイーリアの斬撃をひとつ、また一つと確実に回避し、彼女の振るう太刀に生じた一瞬の後隙をつけ狙うように至近距離からビームを放って迎撃する) 」
PoH(プランダラ)「……そうだな…このまま袋叩きにしてやってもいいが――――(ふと、右腕に巻かれた腕時計と思わしきデバイスに視線を落とす。デジタル時計のように、何らかの時間がカウントされているが―――)―――遊び過ぎたか。そろそろ「アクセス権」が失効する頃だ… ここは一度撤退するぞ!(全員に向けて張り叫ぶと勢いよく後方へと跳躍し、水の国の住宅街、その影にPoHをはじめとする黒衣の集団が流れていくように消えるのだった――――) 」
イーリア(プランダラ)「ガギギギッ―――(剣の腹でビームを受け止め、思い切り上に振り上げて跳ね飛ばす)……糞が、のらりくらりとやる気のない攻めばっかり……次は絶対に叩き潰して蟹鍋にしてやる。(口内にたまった血を吐き捨て、共に跡形もなく消えてゆく) 」
ジョニー・ブラック&赤眼のザザ(プランダラ)『なんだよぉ~~~~……これからだってのによぉ~~~~……!! / ヘッドの指示だ。撤退、するぞ…!(ジョニーの肩をザザが掴み、共に建物の陰に逃げ込んでいった)』 」
黒羽咲良&黒羽咲夜(プランダラ)『撤退命令です。退きましょう、姉様。 / フフフ…♪お楽しみのディナータイムは最後にとって置くものよねぇ…♪また会いましょう、迷える子羊よ―――――(姉妹は優雅な足取りで踵を返していった―――)』 」
ヒロ(オーディエンス)「なんだ、ありゃ……?(赤いズゴックの善戦を見て) 」
ダークマイト(幻影)「おおお……!!ブラボー!!ブラボー!!圧倒的なパワーでヴィランどもを退けるとは、まるで全盛期のオールマイトのようだ!!……いや、まさか……あなたなのか!?その中に入っているのはオールマイト、あなたなのか!!?おおおお!!!ブラボー!!!!! 」
21号(プランダラ)「……了解。 21号、アナタ、見逃す。でも…次は、仕留める…―――――(PoHの指示を仰いで頷くと、今度は肆々玖へ振り返り、最後に抑揚のない捨て言葉を吐いて猫のように跳び去っていくのだった―――) 」
ポトリヴィット&ウンネカーズ(プランタラ)『は~~い、承知致しましたぁ~~~……まあ、確かにちょっと余裕ぶっこいて遊びすぎちゃいましたかね~~…… / クッソが、まあいいわ、大したことのねえ連中が大半ってのはよ~く分かったしよぉ~~~!(他のプランタラの面々と共に、二人揃って一瞬にして消えて行く) 」
赤いズゴック「 プ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ … … ッ … ――――――(撤退していくプランダラの連中を追随することなく見納める) キ ラ ン ッ ―――‐ ド ッ ボ オ オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ オ オ オ ン ッ ! ! ! (単眼を再発光させた深紅の機体は、取り残された面々に何かを残すこともなく飛び出すと、元居た場所へ帰るように海の中へとその身を沈めたのだった――――) 」
フレイミス「…………(あまりにも一瞬過ぎた出来事に開いた口が塞がらなかったが、喧騒が鎮まり変えようやく我に返った)……なんとか……なってしまったな…… (全身に張り巡らされた緊張感が一気に解け、落胆したように我が身を崩してしまう) 」
徒町小鈴「き、危機は去ったのでしょうか?(一時撤退していくプランタラの面々を見て) 」
肆々玖「……(げし、とフレイミスを蹴る)"不測の事態"は何とかなったが"元々の事態"は変わってないだろ。審判、元々あった戦闘どうするんだ?(状況から鑑みて処遇は半ば明らかなものの、形式上はファイティングポーズを保っている) 」
サソリ(オーディエンス)「……アイツまさか……(何か心当たりがあるように、身を沈めていくズゴックを見送り) 」
村野さやか「……!(黒羽姉妹が撤退したことで、彼女たちに齎されたであろう何らかの能力から小鈴と共に解放される)………無事、生き残れた……でも、綴理先輩は……(失意に項垂れてしまう)……!いや、でも……まだ戦いは終わっていない…。ここで私たちが勝てば、PT全員が勝利扱いとなって、先に脱落した仲間も一緒にエントランスに帰ることができるんでしたよね…!ほっ……私ったら、つい忘れていました……(安堵したように溜息をつく)……でも、この戦い…どうなってしまうのでしょうか…? 」
フレイミス「 いでっ (そうだった、と間の抜けた顔のまま転がされる) 」
エリノラ「………ハッ……!(呆然と佇んでいたが肆々玖の言葉に我に返る)……そ、そうだね… 攻略組も、幻影組も…謎の勢力に乱入されたことで試合はめちゃくちゃ…双方に脱落者も多数出てしまった…… よって、今回の試合は「不戦勝」とします!本当は最初からやり直すべきなんだろうけど…こんな事態に対応できなかった私の責任だから…だから……今回は、みんなに勝ちを譲ってあげたい… 幻影体《ファンタズマン》のみんなも、それでいいよね…? 」
長曾我部元親(幻影)「おうよっ!漢に二言は無しだ。決着をつけられなかったのは腑に落ちねえが、しょうがねえ。今回はアンタらが勝ちを持っていくといい!なぁに、遠慮はいらねえ…。だがッ!次に奴らに出くわした時は、しっかりとケジメ付けやがれ!あんな連中にやられたとなっちゃあ、俺たちの面子も立たねえぜ…! 」
長曾我部軍兵士(幻影)『流石兄貴だぜェェェェエエエエーーーーーーッ!!!!』 」
仮面ライダーカイザ → 草加雅人「(戦闘終了を受けて変身を解除する)……不戦勝か。まあ、今回ばかりは仕方ないのかもしれないが… 一体奴らは何だったのか… 運営としても今後の対処に大いに期待しているよ…?(半場圧をかけるようにエリノラに苦言を呈する) 」
肆々玖「本当の勝利まで気は抜くな―――常在戦場の心得だ。……でもそれ以外は全部良しだ、あんたがいなけりゃ審判は向こうに取られてただろうな、ナイスガッツ。(転がったフレイミスを引っ張り起こし、拳を突き出す)勝ちと一緒に、あんたの面子も頂上まで持っていくよ。(一時は背を任せた相手、長宗我部にもまた拳を突き出す) 」
デイダラ「まったくだ…!連中のせいでオイラの立場も芸術はボドボドダー!!!つーか、許せねえからなあの連中!! 」
ダークマイト(幻影)「私は彼らの行く手を阻むファンタズマンとしてではなく……彼らに手を貸すヒーローとして来た!!無論構わないよぉ? 」
ドス・キヌタ(幻影)「ふ、ふざけるな!!まだ僕の真の実力が……!! 」
長曾我部元親(幻影)「ヘッ…!それでこそよ!(肆々玖と拳を突き合わせ、大胆不敵な笑みを送ると共に背後の兵士らと共に結晶体となって消滅した――――) 」
フレイミス「…エリノラ…… 気負うなよ。お前の立場的に…板挟みになることの辛さは、誰もが理解しているはずだ。中立を保つ人間が、案外信頼できるもんだ。これからも、よろしく頼むな。(エリノラの阿分を払拭させるような友好的な笑みを送る) ああ、肝に銘じておくよ―――― ト ン (肆々玖とフィストバンプを交わす) 」
泉北「フハハハハハ!!不戦勝という結果は少し残念だが、仕方ないだろう!!勝ちは勝ちという事だからな! ………いや、本当に……何とかなって良かった……疲れた……あれ、攻略組……雷電さんは?(疲れからか素に戻り、居るはずの者が居ない事に気付き) 」
アサギ「あははは……ま、まあ…?終わり良ければすべて良しってことでぇ…?とはいえ、こんな目に遭うのはもうこりごりっすね……(はぁ、と大きなため気を吐く) 」
エリノラ「……っ… ……ありがとう…(草加の苦言とフレイミスの甘言に、複雑な表情で応える)こ、今回は不戦勝だから…残念だけどボーナスリザルトやMIPは省かせてもらうね…?代わりといっては何だけど、全員に一律としていつもより少し多めにチャオスを振り込んでおくから…。それじゃあ、みんな…今日は、お疲れ様…!今回の件に対する対処も考えるだから、次の攻略に備えてまずは準備しててね…!(そう言って転移クリスタルを出現させる) 」
徒町小鈴「えっ不戦勝…ということは綴理先輩は…? 」
村野さやか「そうですか……わかりました。……あれ…?そういえば、綴理先輩も……(泉北に続く様に) 」
エリノラ「 ふ ぇ ?(泉北とさやかの発言に振り返る。そう、本来。戦闘中に敗北し、脱落したプレイヤーは、残りのパーティめんがーが無事に勝利に導けば戦績がリセットされることなく、その階層から自動的に復活できるものである。本来ならば脱落者の彼・彼女たちが現れてもおかしくないのだが……)……もしかして、先にエントランスに自動転送されちゃった…?ごめん、後で確認してみるから、そっちもそっちで戻っているかどうか確認してくれるかな…? 」
村野さやか「あっ……わかりました…!じゃあ、小鈴さん…私たちも戻りましょう。そしたら綴理先輩を探して、無事に勝ったことを報告しましょう…!(そう言って小鈴と共に転移クリスタルへ向かって行く) 」
徒町小鈴「はい!MIPチャレンジは失敗しましたけど………徒町勝ちました!(さやかについていく) 」
泉北「成程……確かにそういう類の人間に見えたな……であれば心配はないか……? ……はあ、胡桃ちゃん居たし、後でちょっと話そう……では、次の階層で!(転移クリスタルへ飛び込み) 」
肆々玖「あまり根を詰めるなよ、審判。あんたも今日は大変だったろ、対策に頭を捻ったって劣悪なコンディションでは思考も回らないからな。(とん、とエリノラの肩を叩く)……裏に浸かりっぱなしの暮らしだったら、こんな気持ちで戦う事はなかった。表の世界ってのはやっぱり……悪くない心地だな。 」
ニル(オーディエンス)「………これで、よかったのでしょうか……(不戦勝を迎えたことでひとまず安心したが、なんだか拭いきれないとっかかりに表情が陰る) 」
浮世英寿(オーディエンス)「……さあな…… さっきの第三勢力…『プランダラ』…とかいったか…?何故、エリノラを狙う…?それに、あの「赤い機体」も……ここにきて、イレギュラーなことが立て続けに起こっている。『 運営 』はこれにどう対応するのか…… 」
ヒロ(オーディエンス)「……まだ終わってない。そんな気がする……… 」
ブラックホール(オーディエンス)「……この規模のゲームをハッキングする輩がいるってのかよ……(顔を曇らせるニルに顔を向け)……まあ、心配するな嬢ちゃん。本気でヤバくなったら運営が対処するさ。……対処、すりゃいいが 」
その頃――――――
エリノラ「――――……以上が、今回起きた事件の一連の記録映像です。(無数に浮かぶホログラムウィンドウが流れる幾何学的なデジタル空間。そこには、プランダラ襲撃事件で自身が経験したあの映像が多方面から写し出されていた―――) 」
×××「……いよいよもって『奴ら』が動き出したとはな…。私も事件が起きた時は目撃したが、まさか"エリノラ以外のGM権限を持つ者を遮断する"特殊なファイアウォールが組み込まれていたとは想定外だった。プロテクトの解除に大分時間がかかったが、事なきを得て幸いだ。 」
×××「 『プランダラ』…過去に強制退場を命じられたレッドプレイヤーの集団であることは、こちらでも特定できた。 そのリーダー格「 PoH 」をはじめ…あの場にいた全員はアバターコードを剥奪されたはずだが…何らかのアクセス権限を用いて強敵に『幻影の巨塔』へログインしてきたのだろう。事実、不正なアクセスログも検出された。こちらから逆探知して奴らの居所を突き止める。だが…――――― 」
×××「……だが、プランダラが「エリノラ以外のGM権限」を遮断したとして…『奴』は、何故あのエリアに干渉できた?(ウインドウのうちの一つ…"赤い彗星"と呼ばれる『赤いズゴック』の姿に、訝しむように喉元を震わせる) アバターコードを持たず、その上GM権限無しでは…ゲームにログインすることは絶対に不可能なはずだ。ゲームを荒すことなく、プランダラを追い払ったとはいえ…『奴』の存在も要警戒対象にするべきだ。 」
エリノラ「…………(「でも―――」といいかけたが、ぐっと唇をかんで口を噤んだ) 」
×××「そしてエリノラ…お前も、お前だ。何故、あの場にいたPTの戦闘を「不戦勝」扱いと判定した?その上、ボーナスリザルトを伏せる代わりに…本来MIPに送られる多額のチャオスよりも"高い額"を、あの場にいた全員に支給したらしいな…?仮想通貨「チャオス」は、ゲームバランスを左右する唯一のキーアイテムだ。それを、お前の独断で分配を怠れば…その均衡が崩壊することは理解できることだろう? 」
エリノラ「そ、それは…っ……―――― 」
×××「ゲームとは言えども、この「カオスファンタズマ」における通貨の価値、及び流通は社会の縮図だ。功績を得た者にはそれを称して富を、他者に縋りつくだけの無能には藁すら与えぬことを、徹底しろと命じたはずだ。 」
エリノラ「だけど…!彼らは…私を守るために、プランダラと懸命に戦って―――― 」
×××「 黙 れ (厳格な一声が、少女の反論を抑え込む) プランダラとの戦闘は、我々『 運営 』が設けたゲームではない。プレイヤーを最優先に離脱を促すことなく、お前は現場の責任を放棄し、戦闘を見守っていた。挙句の果てに、本来の幻影組《ファンタズマン》との戦闘を「不戦勝」扱いにしたことで、他のPTとの貧富の"差"ができてしまったのは事実だ。……違うか? 」
エリノラ「…………っ……(反論の余地がないのか、悔しそうに閉口する) 」
×××「エリノラ…近頃、お前の思考ルーチンに歪(ひずみ)ができていると、私は危惧している。お前はあくまでプレイヤーを導くだけの『 案内人《ナビゲーター》 』に過ぎない。そんなお前に、余計な感情も思考も必要ない。ただ『 我々 』が構えたルールに従い、このゲームを盛り上げるために行動すればいいのだ。 」
×××「 一部のプレイヤーに肩入れするな。オーディエンスを落胆させるな。イレギュラーを徹底的に排除しろ。私の言う通りに従わない場合…―――― "13度目の初期化"を行うことになるぞ 」
エリノラ「 ! ! ? 」
少女の脳裏に、在りし日の記憶が蘇―――――ることはなかった
だが、確かにそこには"在った"はずだった。
今はすっぽりと抜け落ちた、その窪みに綺麗なまでに、的確に、
切り取られてしまった記憶の輪郭が、今もそこに残っているだけだった……
エリノラ「――――――――…………わかり、ました……(失意に項垂れるように、少女はただ頭(こうべ)を垂れる。錆びついた演壇、観客のいない舞台上で、襤褸切れのドレスを身に纏いながらも、今も尚誰がために踊り続ける人形のように…黒髪の少女の眼差しからハイライトが消えかかっていく―――) 」
×××「 さァ、次はいよいよ第30層のボス戦だ。彼らの為に戦いがいのある強敵を用意した。エリノラ、しっかりとプレイヤーを導き、オーディエンスを喜ばせろ。すべては、この「ゲーム」の為に…―――― 」
エリノラ「……はい…――――――― 」
…… …… ……
私は、エリノラ
それ以上でも、それ以下でもない。ただのエリノラ
どうしてこんな大事なこと忘れてたんだっけ。わかんないや
それで、どうして私はここにいるんだっけ。 どうして?
………そう、人を集めるためだった
この高い塔を登り切れるような人を、集めなきゃ
何のために集めなきゃいけないんだっけ…… これも、忘れちゃった
忘れちゃったけど、きっと頂上から見る星空はとんでもなく綺麗なんだろうな
じゃあ、みんなを呼びにいかなきゃね―――――
最終更新:2025年05月18日 20:58