コンペロリショタバトルロワイアル@ ウィキ

本当は残酷な世界名作劇場

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とある納屋の中、そこでは一人の少年がスケッチブックを片手に絵をかいていた。

その少年の名はネロ。

フランダース地方の小さな農村出身の、画家になることを夢見る少年であり、あの世界名作劇場でおなじみの『フランダースの犬』の主人公でもある少年だ。

そんな彼は今、スケッチブックを片手に絵をかいていた。

彼の目の前にある光景、それは……

「あぁぁあぁぁああああああっっっ!!!熱い熱いアツイィィィィッッッ!!!」

全身を炎に包まれた状態で悶え苦しむ少女、アロアの姿だった。

「アロア、なんだいその踊りは?もっと腰を振りなよ!」

そしてそれを見つめるネロ少年は火炎放射器を背負いながら、嗤っていた。

実をいうとこのネロ少年は、とある漫画家が原作をかなりダークな内容にパロディした作品の登場人物であり、
それ故にかなり歪んだ美意識と人格を持ち合わせている危険人物なのである。

「いいねぇ!最高だよ君は!!」
「うううううああぁぁぁあああああぁあああっ!!!」

ネロの言葉に応える余裕などないのか、少女は必死になって身体を動かして暴れまわった。
しかしどんなにもがいでも彼女の身体から広がる炎は一向に消える気配はない。
むしろもがく度にさらに勢いを増して燃え広がっていくようにさえ見えた。
そう、まるで彼女を中心に地獄絵図が広がっているかのように……

(ネロ……一体、どうしちゃったの……?)

そして火に包まれたアロアは死ぬまで踊り続けた後、隅の塊となった姿のまま倒れ、塵へと化していったのだった。

【アロア@フランダースの犬(アニメ) 死亡】

「……だめだね。これじゃああの時できた"誰にも真似できない最高の絵"には程遠いよ……!」

そしてアロアが苦しみ抜いて死ぬ様を余すところなくスケッチに描き上げたネロ少年はため息をつきながらそれを閉じてそうつぶやいた。

「…まあ、こんなところにこもってても仕方ないか。さあ、最高の絵を描きに出発だ!」

そうしてしばらくすると彼は納屋の扉を開けて外へと歩き出していった。

―― 今わの際に完成した最高の絵を、もう一度完成させるために……

―― "周囲の人に悪意を振りまき、最終的に人々になぶり殺しにされた人間の姿"を、今度は絵画として描き起こすために……。

【ネロ@世界冥作劇場】
[状態]:健康、自分が求める題材が見つからない苛立ち(中)
[装備]:スケッチブック@現実、火炎放射器@FARCRY 5(ファークライ5)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本行動方針:誰にも真似できない最高の絵を、もう一度完成させる。
1:自分自身を最高の絵にしたはずなのに、なぜ今この場にいるのかは分からない。
2:もう一度、あの素晴らしい絵を、今度は他の人の姿で作り上げたい。
3:パトラッシュの導きがないのは少し不安。
[備考]
参戦時期は怒り狂った人々によってパトラッシュともどもなぶり殺しにされた後。

『支給品紹介』
【スケッチブック+鉛筆@現実】
 ネロに支給。用紙を本のように束ねたもので、完全に折り返して絵を描くのに他のページが邪魔にならないように渦巻状の金具でまとめられたもの。
 またスケッチを行うための鉛筆も付属している。

【火炎放射器@FARCRY 5(ファークライ5)】
 ネロに支給。広範囲を攻撃できる火炎放射器で威力も申し分なく、敵に囲まれた際は頼りになる。
 もちろん火は燃え移るものなので、自分を燃やさないように注意が必要。

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