コンペロリショタバトルロワイアル@ ウィキ

新たなる生命を抱いて

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
「いや、確かに僕は背が低いですよ?童顔だって言われることもなくはないよ?だからって…高校生にもなってランドセルはないんじゃないかなあ!」

誰に言うでもなく、不満を漏らす少年がいた。
彼の名は広瀬康一。
ぶどうヶ丘高校の高校生ではあるが、不幸なことにその体型ゆえにこのバトルロワイアルに参加させられてしまった少年である。

「最初の場所で見かけた他の参加者…それにこのランドセル…ここに呼ばれてるのはそういう人達ってことだよね」

自分が『そういう人達』の中に混ぜられているのは釈然としないが。
参加者の多くは康一よりも幼い少年少女なのだろう。
年長者であり、スタンド使いである自分が守らなければ。
ランドセルの中身を確認した康一は、決意と共に歩き出した。

「!あれは…」

しばらく歩いていると、一人の参加者の後ろ姿を見つけた。

「サトシ…セレナ……お兄ちゃん…みんな、どこ…?」

見た所まだ年齢が二桁にも達していないだろう女の子は、不安そうな表情で辺りをキョロキョロと探っていた。
知り合いを探しているのだろう。
こんな小さな子にこんなことを疑うのも失礼だが、人探しをしているのなら殺し合いに乗っているということはないだろう。

「あの、大丈夫?」

康一は少女の背中に声をかけた。
すると、

「お兄ちゃん!?」

少女は嬉しそうな表情で振り向き…そしてすぐにその表情は曇った。

「お、お兄ちゃんじゃなくてごめん。その、僕は広瀬康一、もちろん殺し合いをするつもりなんてない。君の名前も教えてもらっていいかな」
「ユリーカ、だよ。お兄ちゃん…コーイチとそっくりな声をした人を探してるの」
「そっか…お兄さんはその…このランドセルが似合うような人なの?」
「あ、このバッグ、かわいいよね!殺し合いなんて物騒なことに巻き込まれたのは嫌だけど、このバッグはお気に入りなんだ!」
「そ、そうなんだ」

ユリーカの話に康一は戸惑う。
どうも話を聞く限り、このユリーカという少女はランドセルを知らないらしい。
特殊な環境で育ったのか、あるいは…

(メルヘンとかファンタジーじみてるけど…異世界、とか?)

康一がそんなことを考えている中、ユリーカは康一をじっと見ていた。
正確には、康一が持っていた『あるもの』を。

「ねえそれ…ポケモンのたまごだよね?」
「え、ユリーカちゃん…このたまご…ポケモンが何なのか知ってるの!?」

康一はランドセルの支給品を調べた後、その内の一つを抱えていた。
その支給品の名は『ポケモンのたまご』。
ポケモンが何なのかは分からなかったものの、持って歩いていれば何かが生まれるということなのでとりあえず抱えていたのだ。
そして今、目の前にいる少女は謎の生き物ポケモンについて知っているらしい。

「ねえコーイチ、そのたまご、ユリーカが貰っちゃダメかな?」
「このたまごを?」
「うん…サトシもセレナもお兄ちゃんも、デデンネもいないけど…ポケモンがいれば、どんな怖いことでも乗り越えられる気がするの」
「ユリーカちゃん…分かった、これは君に預けるよ」
「ありがとう!」

ユリーカはぱあっと顔を輝かせながら、康一からポケモンのたまごを受け取った。

「ポケモンのたまご、キープ!これからよろしくね!」
「持つの疲れたら代わるからね。それじゃあ、行こうか!」
「うん、お兄ちゃ…じゃなくて、コーイチ!」

【ユリーカ@アニメポケットモンスター】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3、ポケモンのたまご@ポケットモンスターシリーズ
[思考・状況]基本方針:お兄ちゃんや仲間を探し、ここから抜け出す。
1:コーイチと行動する。お兄ちゃんと似た声で調子狂うなあ
2:たまご、何が産まれるかな
[備考]
参戦時期はミアレジム戦以降、旅が終わる前です。

【広瀬康一@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:幼い少年少女を守り、殺し合いを止める
1:ユリーカと行動する。
2:自分が選ばれたことに釈然としない。高校生でランドセルって…
[備考]
4部終了後からの参戦です。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー