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わたしにはそれが信じられなかったわたしにはただもうそれが信じられなかっ
たただもうそれを信じることができなかったわたしにはわたしにはわたしには
ただもうそれが信じられなかったそれが信じられなかったそれが信じられなか
ったわたしにはただもう信じられなかったそれが信じられなかったそれが信じ
られなかったわたしにはわたしにはただもうわたしにはただもうできなかった
わたしにはただもうそれが信じられなかったそれを信じることができなかった
わたしにはそれが信じられなかったそれが信じられなかったそれが信じられな
かった
たただもうそれを信じることができなかったわたしにはわたしにはわたしには
ただもうそれが信じられなかったそれが信じられなかったそれが信じられなか
ったわたしにはただもう信じられなかったそれが信じられなかったそれが信じ
られなかったわたしにはわたしにはただもうわたしにはただもうできなかった
わたしにはただもうそれが信じられなかったそれを信じることができなかった
わたしにはそれが信じられなかったそれが信じられなかったそれが信じられな
かった
引用:「好き? 好き? 大好き?」内「つぶやき」より
みすず書房刊 R・Dレイン著 村上光彦訳
みすず書房刊 R・Dレイン著 村上光彦訳
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「ねぇ君、教えて欲しいんだ」
グリム童話のピノキオのような人形が呟いた。
その言葉には何処か恐れがあるようで、少しだけ震えていた。
目の前にいるのは手足を縛られたゴシックロリィタの服に身を包んだ縦ロール少女の人形。
糸の絡まったその姿はマリオネット人形のようにも見える。
その言葉には何処か恐れがあるようで、少しだけ震えていた。
目の前にいるのは手足を縛られたゴシックロリィタの服に身を包んだ縦ロール少女の人形。
糸の絡まったその姿はマリオネット人形のようにも見える。
「簡単なナゾナゾだよ、ボクに足りないモノって何?」
人形の名は『ピノッキモン』。
かつてデジタルワールドを支配したダークマスターズに所属するデジモンの一体だった。
自分勝手で、自分本位で、自己中心でワガママ。無邪気で残酷な支配者。
叱ってもらうことは無く、忠告なんて聞きやしない。
逆らうものはみんな死刑にしてきた。
それが出来るだけの暗黒の力を与えられてしまった、哀れな子供。
かつてデジタルワールドを支配したダークマスターズに所属するデジモンの一体だった。
自分勝手で、自分本位で、自己中心でワガママ。無邪気で残酷な支配者。
叱ってもらうことは無く、忠告なんて聞きやしない。
逆らうものはみんな死刑にしてきた。
それが出来るだけの暗黒の力を与えられてしまった、哀れな子供。
結果としてピノッキモンは、敗北した。
配下のデジモン達からも見捨てられ、誰からも助けてもらえずに生涯を終えるという皮肉な最後で。
かつて忠臣のジュレイモンが言った勝てない理由『自分に足りないもの』、それが何なのか最期まで分からないままに。
配下のデジモン達からも見捨てられ、誰からも助けてもらえずに生涯を終えるという皮肉な最後で。
かつて忠臣のジュレイモンが言った勝てない理由『自分に足りないもの』、それが何なのか最期まで分からないままに。
「ホラもう早くしてよ、殺しちゃうよ!」
支給品として配られたハンマーを構え、頭部へと振り下ろそうとするフリをする。
それなのに向かい合った少女はなんの興味もなさそうにブツブツと何かを言っている。
それなのに向かい合った少女はなんの興味もなさそうにブツブツと何かを言っている。
「ああ、もう、無視しないでよ!『クリーンアップ』!」
ピノッキモンは我慢が出来ない。癇癪のままに動く。
左手の糸で相手の動きを封じながら、右手でハンマーを構える。
マンモス三頭分の重さを誇るそれは、普通の人間では持つことすらできない。
だが、究極体というデジモンの最高峰へと上り詰めたその力を持ってすれば、容易に振り下ろせてしまう。
左手の糸で相手の動きを封じながら、右手でハンマーを構える。
マンモス三頭分の重さを誇るそれは、普通の人間では持つことすらできない。
だが、究極体というデジモンの最高峰へと上り詰めたその力を持ってすれば、容易に振り下ろせてしまう。
「はあ、くだらない」
プチン、と糸が千切れる。
ハンマーが振り下ろされる瞬間、バックステップで回避される。
ハンマーが振り下ろされる瞬間、バックステップで回避される。
「な、なんでお前も僕の術が効かないんだよ」
「……アンタみたいなワガママの言う事なんて聞くわけないでしょ」
「……アンタみたいなワガママの言う事なんて聞くわけないでしょ」
本来であれば、ピノッキモンの出す糸は同じ究極体デジモンであろうと体のコントロールを奪うことが出来る。
但し、中にはメタルエテモンやメタルガルルモンのように振り解けてしまう場合がある。
但し、中にはメタルエテモンやメタルガルルモンのように振り解けてしまう場合がある。
「私が従うのは……そう、フェイスレス様だけ」
少女はうっとりと、空虚に、盲信に空を仰ぐ。
ゴスロリの人形、『ディアマンティーナ』にとって殺し合いなど興味はない。
彼女の存在理由は創造主であるフェイスレスの役に立つことだ。
当然、乃亜の言う事を聞く気は無い。
見ず知らずの自動人形の言うことには興味すらない。
ゴスロリの人形、『ディアマンティーナ』にとって殺し合いなど興味はない。
彼女の存在理由は創造主であるフェイスレスの役に立つことだ。
当然、乃亜の言う事を聞く気は無い。
見ず知らずの自動人形の言うことには興味すらない。
そのフェイスレスが自分を愛していない事を知った今も、彼女は決してそれを受け入れない。
自動人形は自らの存在理由を失ったとき、機能停止する。
だから、彼女の機構は状況を『理解』しようとしない。
結果として、茫然自失していたところをピノッキモンに捕らえられていた。
自動人形は自らの存在理由を失ったとき、機能停止する。
だから、彼女の機構は状況を『理解』しようとしない。
結果として、茫然自失していたところをピノッキモンに捕らえられていた。
「……クマちゃん達ぃ」
スカートをたくし上げると、その中からボドボドとクマのぬいぐるみが飛び出した。
一瞬で加速したクマ達は、即座にピノッキモンへと肉薄。
慌ててハンマーを構えんとするが、叩き落とすのも間に合わない。
その隙を付きクマ達に光が集まり自爆。
閃光と爆風が周囲を包み込む。
全てが収まったとき、ピノッキモンの姿は消えていた。
一瞬で加速したクマ達は、即座にピノッキモンへと肉薄。
慌ててハンマーを構えんとするが、叩き落とすのも間に合わない。
その隙を付きクマ達に光が集まり自爆。
閃光と爆風が周囲を包み込む。
全てが収まったとき、ピノッキモンの姿は消えていた。
○○○
「ふーんだ、アイツも今度会ったら死刑にしてやるからな!」
ピノッキモンは子供だ。
だけど、その外見からは想像出来ないが、彼もまた究極体という階級まで昇りつめた、デジタルワールドの最強の一角である。
支給されたハンマーの柄を伸ばして距離を取り、爆発の直撃を避けた。
同じ究極体デジモンの必殺技を至近距離で直撃で受けたのならまだしも、爆風程度では致命傷にはならない。
だけど、その外見からは想像出来ないが、彼もまた究極体という階級まで昇りつめた、デジタルワールドの最強の一角である。
支給されたハンマーの柄を伸ばして距離を取り、爆発の直撃を避けた。
同じ究極体デジモンの必殺技を至近距離で直撃で受けたのならまだしも、爆風程度では致命傷にはならない。
「なんなんだよみんなしてさあ……ムカツクなあ」
その言葉は森に響けど、誰からも答えは帰ってこない。
返事をするものは居ない。
ピノッキモンの周りに居た者はみんな去ってしまったし、死んでしまったし、殺してしまった。
返事をするものは居ない。
ピノッキモンの周りに居た者はみんな去ってしまったし、死んでしまったし、殺してしまった。
『君、友だちいないでしょ』
以前選ばれし子供達の一人タケルに言われた言葉が不意に頭をよぎる。
「なんだよもう!アイツも、ジュレイモンも、キウイモンも、ガーベモンも、デラモンも、ブロッサモンも、マッシュモンも、ウッドモンも、レッドベジーモンも皆キライだ!」
ピノッキモンに友達はいない。
そのムシャクシャする感情の原因に、心が足りないピノキオは気づくことが出来ない。
そのムシャクシャする感情の原因に、心が足りないピノキオは気づくことが出来ない。
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なぜ僕じゃダメなんだよ
僕から去らないでよ
僕を愛してくれよ
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フェイスレス様はワタクシを愛している。
フェイスレス様はワタクシを愛している。
フェイスレス様はワタクシを愛している。
フェイスレス様はワタクシを愛している。
フェイスレス様はワタクシを愛している。
愛していないなんてあり得ないあり得ないあり得ない。
愛している愛している愛している。
じゃあなんで分解なんてするの?
なんでそんな顔するの?
フェイスレス様はワタクシを必要としていない?
あり得ないあり得ないあり得ない。こんなことあり得ない。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで。
だってワタクシはあんなに尽くしたのに、
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで。
こんなに愛しているのに。愛して愛して愛して愛して。
愛してくれないなんて。愛して愛して愛して愛して。愛してくれないなんて。
ワタクシを愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して。
ワタクシを愛して愛して愛して。ワタクシを。愛して愛して愛して愛して愛して愛して。
エレオノールのことはあんなに愛しているのに。選んでくれないの?
なんで私じゃ駄目なの?愛して愛して愛して愛して愛して愛して。
なんでなんで愛して愛して愛してなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで。
愛して愛して愛して愛してそんな顔をしないで、『なんの用だ』なんて言わないで。
『よく来たな』って言って、愛して愛して愛して『会いたかったぞ』って言って。
抱きしめて。一日千回抱きしめて。一日一万回抱きしめて。愛して愛して愛して愛して
こう言ってほしいの愛して愛して愛してエレオノールよりも愛してるって、その元になったフランシーヌよりも愛してるって。
ワタクシ一人だけをずうーっと愛して。
こんなに尽くしたのに。アナタのために尽くしたのに。ひどい。
何でワタクシじゃ駄目なの?
フェイスレス様はワタクシを愛している。
フェイスレス様はワタクシを愛している。
フェイスレス様はワタクシを愛している。
フェイスレス様はワタクシを愛している。
愛していないなんてあり得ないあり得ないあり得ない。
愛している愛している愛している。
じゃあなんで分解なんてするの?
なんでそんな顔するの?
フェイスレス様はワタクシを必要としていない?
あり得ないあり得ないあり得ない。こんなことあり得ない。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで。
だってワタクシはあんなに尽くしたのに、
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで。
こんなに愛しているのに。愛して愛して愛して愛して。
愛してくれないなんて。愛して愛して愛して愛して。愛してくれないなんて。
ワタクシを愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して。
ワタクシを愛して愛して愛して。ワタクシを。愛して愛して愛して愛して愛して愛して。
エレオノールのことはあんなに愛しているのに。選んでくれないの?
なんで私じゃ駄目なの?愛して愛して愛して愛して愛して愛して。
なんでなんで愛して愛して愛してなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで。
愛して愛して愛して愛してそんな顔をしないで、『なんの用だ』なんて言わないで。
『よく来たな』って言って、愛して愛して愛して『会いたかったぞ』って言って。
抱きしめて。一日千回抱きしめて。一日一万回抱きしめて。愛して愛して愛して愛して
こう言ってほしいの愛して愛して愛してエレオノールよりも愛してるって、その元になったフランシーヌよりも愛してるって。
ワタクシ一人だけをずうーっと愛して。
こんなに尽くしたのに。アナタのために尽くしたのに。ひどい。
何でワタクシじゃ駄目なの?
分解なんかしないで。
ずぅーっとアナタのそばに居させて。
ずぅーっとアナタのそばに居させて。
ワタクシだけを
愛して
愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
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愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して
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エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
エレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのようにエレオノールのように
「エレオノールの、ように?」
○○○
ディアマンティーナは創造主であるフェイスレスの性質を強く受け継いでいる。
自分勝手で、自分本位で、自己中心。
『お前は僕にそっくりだよ』と、創造主自ら称するほどに。
ならばその思考の行き着く先も、かつての彼と同じになる。
自分勝手で、自分本位で、自己中心。
『お前は僕にそっくりだよ』と、創造主自ら称するほどに。
ならばその思考の行き着く先も、かつての彼と同じになる。
「そうだわ」
自動人形は自らの存在理由を失ったとき、機能を停止する。
創造主であるフェイスレスに存在を否定された時点でどのみち彼女の生涯は終わる運命だった。
だけどその瞬間、殺し合いに呼ばれたことで目的を失った機械人形はどうなるか。
自らが存在するための代替行為を見つけてしまうのだ。
それはさながら、
フランシーヌの代わりにフランシーヌ人形に愛してもらおうとし、
フランシーヌ人形の代わりにアンジェリーナに愛してもらおうとし、
アンジェリーナの代わりにエレオノールに愛してもらおうとしたフェイスレスのように。
創造主であるフェイスレスに存在を否定された時点でどのみち彼女の生涯は終わる運命だった。
だけどその瞬間、殺し合いに呼ばれたことで目的を失った機械人形はどうなるか。
自らが存在するための代替行為を見つけてしまうのだ。
それはさながら、
フランシーヌの代わりにフランシーヌ人形に愛してもらおうとし、
フランシーヌ人形の代わりにアンジェリーナに愛してもらおうとし、
アンジェリーナの代わりにエレオノールに愛してもらおうとしたフェイスレスのように。
「それなら、ワタクシがエレオノールになればいい!」
ディアマンティーナへと向ける愛は単なる道具へと向ける愛?
なら道具じゃなくなったとすれば?
真実の愛はひとつだけ?
ならその愛を手に入れるには?
なら道具じゃなくなったとすれば?
真実の愛はひとつだけ?
ならその愛を手に入れるには?
「フェイスレス様に愛してもらえる!フェイスレス様に愛してもらえる!」
パズルのピースがパチパチと埋まっていく。
思い浮かぶのは宇宙空間でフェイスレスと自分が永遠に一緒にいる姿。
フェイスレスも才賀勝に記憶を転送<ダウンロード>しようとしていた事を思い返しながら考えが纏ってゆく。
思い浮かぶのは宇宙空間でフェイスレスと自分が永遠に一緒にいる姿。
フェイスレスも才賀勝に記憶を転送<ダウンロード>しようとしていた事を思い返しながら考えが纏ってゆく。
ここに来る直前、フェイスレスはフランシーヌという、エレオノールそっくりの人形を作っていた。
なら優勝して自分もあの人形そっくりに作り替えてもらえばいい。
あのコロンビーヌも身体を作り替えれたのだから、自分も出来ないことは無いだろうと。
そうすればエレオノールへと向ける『本物の愛』を向けてくれる。
なら優勝して自分もあの人形そっくりに作り替えてもらえばいい。
あのコロンビーヌも身体を作り替えれたのだから、自分も出来ないことは無いだろうと。
そうすればエレオノールへと向ける『本物の愛』を向けてくれる。
きゃははと嗤い、スキップを踏む。
なんでこんなことに気づかなかったのかと自虐するような笑みで。
なんでこんなことに気づかなかったのかと自虐するような笑みで。
「待っててくださいねぇ、フェイスレス様ぁ」
甘ったるい声を漏らし、恋に恋する乙女。
自己中で身勝手な壊れた人形。
観客も居ないのに、踊る道化。
新たに産まれたどす黒く燃える太陽は、夢へと一歩踏み出した。
自己中で身勝手な壊れた人形。
観客も居ないのに、踊る道化。
新たに産まれたどす黒く燃える太陽は、夢へと一歩踏み出した。
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だって僕は『自分を信じている』もん。
自分を信じて『夢』を追い続けていれば、
夢はいつか必ず叶う!
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【ピノッキモン@デジモンアドベンチャー】
[状態]:健康、イライラ、強がり
[装備]:コロッケのハンマー@コロッケ!
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:出会った参加者に僕に足りないものが何か聞く
1:気に食わない答えだったら死刑!
2:アイツ(ディアマンティーナ)ムカつく殺す!
3:乃亜もいずれ殺してやる!
4:なんなんだよもぉ……言うこと聞けよぉ……
[備考]
参戦時期はアニメ47話にて消滅した後。
※ディアマンティーナをデジモンだと思っています
[状態]:健康、イライラ、強がり
[装備]:コロッケのハンマー@コロッケ!
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:出会った参加者に僕に足りないものが何か聞く
1:気に食わない答えだったら死刑!
2:アイツ(ディアマンティーナ)ムカつく殺す!
3:乃亜もいずれ殺してやる!
4:なんなんだよもぉ……言うこと聞けよぉ……
[備考]
参戦時期はアニメ47話にて消滅した後。
※ディアマンティーナをデジモンだと思っています
【ディアマンティーナ@からくりサーカス】
[状態]:健康、ウキウキ、メンヘラ悪化
[装備]:クマちゃん(まだまだ大量にある)@からくりサーカス
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:優勝してエレオノールになる
1:フェイスレス様のおそばへ
2:フェイスレス様を愛する
3:フェイスレス様に愛してもらう
4:フェイスレス様に抱きしめてもらう
5:フェイスレス様に一日千回抱きしめてもらう
6:フェイスレス様に一日一万回抱きしめてもらう
(途中省略)
100:フェイスレス様フェイスレス様フェイスレス様フェイスレス様フェイスレス様
[備考]
参戦時期はフェイスレスに分解された直後、ナイフを拾う前。(原作第90幕、アニメ版36話)
但し状態は修復されています。
※ピノッキモンを自動人形だと思っています。
[状態]:健康、ウキウキ、メンヘラ悪化
[装備]:クマちゃん(まだまだ大量にある)@からくりサーカス
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:優勝してエレオノールになる
1:フェイスレス様のおそばへ
2:フェイスレス様を愛する
3:フェイスレス様に愛してもらう
4:フェイスレス様に抱きしめてもらう
5:フェイスレス様に一日千回抱きしめてもらう
6:フェイスレス様に一日一万回抱きしめてもらう
(途中省略)
100:フェイスレス様フェイスレス様フェイスレス様フェイスレス様フェイスレス様
[備考]
参戦時期はフェイスレスに分解された直後、ナイフを拾う前。(原作第90幕、アニメ版36話)
但し状態は修復されています。
※ピノッキモンを自動人形だと思っています。
【クマちゃん@からくりサーカス】
ディアマンティーナに支給。
彼女と共にいるクマのぬいぐるみ型自動人形。
ディアマンティーナの指示で相手への噛みつきや爆発をおこなう。
戦闘するのに困らないだけの数が支給されている。
ディアマンティーナに支給。
彼女と共にいるクマのぬいぐるみ型自動人形。
ディアマンティーナの指示で相手への噛みつきや爆発をおこなう。
戦闘するのに困らないだけの数が支給されている。
【コロッケのハンマー@コロッケ!】
ピノッキモンに支給
マンモス3頭分の重さを誇る木製ハンマー。
普段のコロッケはこれが重りになっており、手放すとスピードやパワーが向上する。
指示すれば如意棒のように柄を伸ばすこともできる。
内部にブラック禁貨があるかどうかは後続にお任せします。
ピノッキモンに支給
マンモス3頭分の重さを誇る木製ハンマー。
普段のコロッケはこれが重りになっており、手放すとスピードやパワーが向上する。
指示すれば如意棒のように柄を伸ばすこともできる。
内部にブラック禁貨があるかどうかは後続にお任せします。