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変態という名の淑女

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「お、お姉さまああああああああああっっ!! むほおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!! お姉さまあああああああああああああああっっ!!
 おっ、おほおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!! しゅ、しょごいですわあああああああああああああ!!! ン、ンほおおおおおおおッッッ!!!」

白井黒子は絶叫していた。
つい数分前、ルフィとエースが惨殺された光景を目の当たりにし、彼女は強い怒りとその揺るぎない正義の信念に従い「わたくしはジャッジメントですの! 海馬乃亜、貴方を必ず捕まえますわ。覚悟なさい」と一人で宣言。
必ずや、あの海馬乃亜と名乗る少年を捕まえると確固たる決意を固める。
そして少し落ち着いてから、この殺し合いが小学生前後の子供達を集めたこと、その中で自分を小学生扱いされたことにまた憤怒する。
「あのクソガキャア、いくら数か月前はランドセルを背負っていたとはいえ、わたくしを小学生呼ばわりとはどういった了見ですの!」とキレ散らかしながらランドセルを開ける。
すると、中には見慣れたパンツが数枚入っていた。
それは間違いなく、黒子が愛する御坂美琴のもの。間違える筈がない、普段から慣れしたんだ手触り、形、匂い、舌触り、絶対にそうだと確信した。
更に何よりも驚くべき事実も発覚する。それは履きたて、使用済み、未洗濯であるという驚愕の事実である。何を意味するか? 
この魅惑の布切れ達はつい数分前まで、あの御坂美琴の秘所に直に接触し、その薄っぺらい紙のような装甲で守り続けてきたのだ。
未成熟な二つの丘の上に咲く桃色の突起物から溢れる汗を、未だ異性を知らぬ純潔の蕾から滲みだす愛液を、その小さな面積で一心に受け止めてきた下着達。
そうと分かれば、触って、嗅いで、舐めて、被って楽しむしかない。

「ふぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!! こ、これしゅごいですわあああああああああああ!!!
 こ、このランドセル! 下着の鮮度を一切落としていませんのおおおおおおおおおおおお!!!」

黒子を悩ませることの一つに下着の鮮度があった。
元から使用済み下着を盗みだす、しかも履いた直後のものをこうして使用することは非常に難しい。
何故なら、下着を取る事まではダメージ覚悟で可能だが、それを使うとなると一旦御坂から離れなければならなくなる。普通に考えて、御坂が自分の下着で楽しみだす相手を見逃す筈がない。
故に安全をある程度確保してからようやく楽しむことが出来る訳だが、その時には染みついた風味、感触、体臭、全てが劣化してしまっている。
だが、このランドセルにはそれがない。奪ったパンツを、その時の鮮度のまま保存することが可能なのだ。証拠に体温がまだ下着に残っていた。

「……おっと、これはお姉さまのではありませんわね。あのガキャ、こんなトラップまで用意するだなんて……ですが、わたくしのお姉さま愛を舐めない事ですわ。
 ああん! お姉さまあああああああああッッ! くろこは…くろこは狂ってしまいそう……!」

御坂の下着中に混じっていた貝殻のブラジャーと白いパンツを放り棄てる。
凄まじいまでの集中力、恐ろしいまでの洞察眼、狂っているまでの嗅覚、壊れているまでの記憶力。ありとあらゆる五感を駆使し、その二つが御坂のものではないと断定し排除した。

「うへっ、うへへへへぇ……お、おっほおおおおおおおおッッ!!!!!」

「へ、へんたい……!?」

「………………コホン、わたくしは怪しいものではありませんわ。ご安心を」

服まで脱ぎ捨てなくて良かったと黒子は自分の自制心を心の中で褒め称え、目の前に現れたピンク髪の小さな幼女に向き直った。



「へんたい」
「変態ではありませんの。わたくしは白井黒子ですの。良いですわね、アーニャさん?」
「ババア声」
「あーあーエホン……鈴を転がしたような声とおっしゃって頂けませんこと?」
「ババア」
「……仕方ありませんわね。変態よりはマシですわ。では、わたくしの事はババアと呼ぶこと、よろしいですわね?」
「へんたいババア」
「悪化してますわよ」

その少女は、アーニャ・フォージャーと黒子に名乗った。本人曰く、6歳と主張するものの黒子の印象としてはもっと幼くも見える。口調も舌足らずなところが目立った。

「へんたい! ぱんつ頭からかぶってる!」

黒子を見て目を輝かせて変態と呼びつけるものの、むしろ大騒ぎして助けを呼ばれるよりはマシかもしれない。
流石の黒子とて、先ほどまでの光景は完全に事案になってもおかしくないと自覚はしている。

「お辞めなさい! あれは帽子ですの、決していかがわしい行為ではありませんの。淑女の嗜みでしてよ」
「みさかのぱんつ! こどもぱんつ!」
「御坂……? わたくし、ここに来てからお姉さまとしかお呼びしていませんが……その名前は何処で?」
「はっ!?」

アーニャは相手の心を読み取る読心術を持つ。かつて、ある組織に被験体007として生み出された超能力者だ。
組織に嫌気が差し逃亡を図った後、孤児院や施設、里親を転々としていた。
今はスパイと殺し屋の両親の元で偽りとはいえ、フォージャー家に落ち着いたもののその心を読む能力については未だ誰にも明かしてはいない。

「もしかすると、貴女は心を読む能力者なのではありませんの?」
(あ、アーニャのこと、ばれた? ど、どうしよう……)

幼い子供とはいえ、能力を駆使しながらもその正体を隠し続け社会に紛れ込んでいたアーニャだが、今開かれている殺し合いに対して彼女自の処理能力も流石にパンクしてしまったのだろう。
目の前で二人の兄弟が爆殺され殺し合いを命じられた恐怖、乃亜の残虐さに対する畏怖、頼りになる両親から強制的に引き離された不安、そんな中で馬鹿みたいに変態行為を楽しんでいた黒子の存在はアーニャにとってに一時の癒しになっていた。
だから、気が緩んでしまった。
普段からは考えられない凡ミス、黒子の心から御坂美琴の名前を読み取り、それを口にしてしまったことは、それなりに長い期間能力を隠し続けてきたアーニャらしからぬ、だが致命的なミスだ。

「え、えーと……アーニャは」

アーニャの短い人生の中で関わった施設や里親達の事を思い出す。皆、アーニャの心を読んだ言動を不振がり、中にはその能力に気付いた者も居たのだろう。
彼らに共通しているのは、全員アーニャを不気味がり恐れ、全員が遠ざけようとしたに違いない。
例えアーニャに悪意がなくとも、誰しも読まれたくない心はある。心を読む力とはそれだけ強大なものだ。

「なるほど、まだ小さいのに苦労もなさったのでしょう……。大丈夫ですわ」

アーニャの目の前から黒子の姿が消えた。ポカンと口を開けて見ていると、背後からポンと頭に手が置かれる感触がする。

「わたくしも貴女と同じ能力者ですの。アーニャさん、心が読めているのなら、今わたくしが頭に思い浮かべた事も分かるでしょう?」

「がくえんとし……? えすぱーががいっぱい!?」

「ええ、だからそういう事には慣れていますの。そう怯えなくても良いんですのよ」

黒子は優しくアーニャへと語り掛ける。その心には何の打算もなく、怯えも恐怖も蔑みもない。


「特に精神系能力は、色々触れたくもない物にも触れてしまいますものね。隠しておきたいのも無理はありませんわ。
 この事はわたくしと貴女だけの秘密、ということにしておきますの」

黒子は唇に人差し指を置いてウィンクを送った。

(アーニャがえすぱーってバレても、こわがらない……?)

『こんな小さな子まで殺し合いに巻き込むだなんて、あの乃亜という少年は何を考えていますの』
『決して見過ごす訳にはいきませんわ。わたくしはジャッジメントですもの。例えここが学園都市でなかろうと、このような殺し合い、許しませんわよ。海馬乃亜!』
『必ずやこの娘を、いえここに呼ばれた全ての子供達を家に帰してみせますわ』

「じゃっじめんと……? ちあんいじ……せいぎのみかた?」

「ああ……失礼、わたくしの心を読んだんですのね。そうですわね……正義の味方というのもこそばゆいですが、警察というか……」

「せいぎのみかた……ひーろー? わくわくっ! じゃっじめんと! こえにだしたい!!」

今まで培われた常識や経験の違いはあれど、アーニャの見てきた中で黒子は非常に善性の強い人物に見受けられた。
それこそ、かっこいい嘘つきである父親のロイドやスプラッタな面もあるが心優しい母親のヨルのように。

「あ、アーニャ……へんたいババア……ううん、くろこについてく! ……いい?」

「ええ……喜んで。
 ジャッジメントとして、そして同じ能力者の先輩としても後輩を導くのは当然のことですもの」

「うい!」

ニコりと温和な笑みを浮かべて、黒子はアーニャへとほほ笑んだ。

「お約束します。貴女はわたくしが守りますの。そして、必ずお父様とお母様の元へお連れしますわ。ですから、決してこのような殺し合いに乗らないで下さいまし」
(じゃっじめんと、カッコいい……!)

その姿はアーニャがテレビでよく見るボンドマンのように不敵で大胆で、そして頼れる心強さを感じさせた。

『しかし……お姉さまのパンツのことは、あまり考えてはアーニャさんの教育に悪いですわね……。で、でも乃亜を捕まえた後に帰ったら……ふへへへへへぇ……はっ!? いけませんわ黒子、別の事を考えますの!
 50009345+8979169790=お姉さまァ……こ、これは……いけないと思えば思うほどお姉さまの事が……こういう時は類人猿のことを……萎えなさいわたくしの煩悩!!
 ああ、でも忘れられませんわぁ……お姉様の温もりの残ったぁ……バカ! 黒子のお馬鹿!! バカ!バカ! 類人猿! 類人猿!! 類人猿!!! お姉さま!! お姉さま!!! お姉さま!!!!!』

(でも、すっごいへんたい……)

『お姉さま!! お姉さま!!お姉さま!! お姉さま!!お姉さま!! お姉さま!!お姉さま!! お姉さま!!お姉さま!! お姉さま!!お姉さま!! お姉さま!!お姉さま!! お姉さま!!
 お姉さま!! お姉さま!!お姉さま!! お姉さま!! お姉s―――――』

(あれ? きゅうにこころよめない……なんで?)




※御坂の下着とセット扱いとして混じっていた以下のアイテムが黒子に廃棄され放置されています。

【ロキシーのパンツ@無職転生 ~異世界行ったら本気だす~】
【プロフェッサー・ダルタニアンの貝殻のブラジャー@金色のガッシュ!!】




【白井黒子@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康、ムラムラ(絶大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2、御坂の下着×沢山@とある魔術の禁書目録
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止め、乃亜を捕まえる。
1:アーニャを守る。他の子供も保護する。
[備考]
エンデュミオンの奇蹟は経験済みです。


【アーニャ・フォージャー@SPY×FAMILY】
[状態]:健康、制限による超能力無効(ランダムで復活)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:いえにかえる。
1:くろこについてく。じゃっじめんと、カッコいい……でも、へんたい……。
2:こころ、よめなくなった……どうして?
3:ちち、ははにあいたい……。
[備考]
アニメ2クール目以降からの参戦です。
心を読む超能力に制限が掛けられています。その為、本人の意思に関係なく、ランダムで能力の発動と無効が交互に発生します。

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