コンペロリショタバトルロワイアル@ ウィキ

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「随分と、面白い真似をしてくれるじゃあない」

 くつくつと笑う少女の声が、闇に覆われた森に響き、消えていく。

 「人間達を集めて、殺し合わせる。面白い見世物だわぁ。ママや、お姉ちゃんが居たら、もっと面白くなったのに」

 顔貌に愉悦を浮かべ、言葉を紡ぐのは、深い気品を漂わせる漆黒のゴシック・ロリータ調のドレスに身を包んだ、10代前半の病的なまでに白い肌と、鮮血色の紅い瞳が特徴的な美少女だ。
 全体的に線が細く、壊れそうな程に華奢で儚い。殺し合いの場に放り出されれば、一時間と持たずに絶命する。外見だけで判ずればそうなるだろう。
 だが、この少女と相対すれば、否、この少女の姿を見れば、誰もが等しくこの言葉を浮かべるだろう。
 曰く、『邪悪』曰く、『怪物』と。
 少女は正しく人では無い、誰しもが持つ欲望が人を呑み込み人外魔性へと変じた存在である影魔(エクリプス)。
 そのエクリプスの王であった存在が、聖天使に産み落とさせた存在。始原(アルファ)にして終末(オメガ)たる影魔姫。その名はオメガエクリプス。
 真正の魔であり、正邪善悪を問わず人間を喰らい、犯し、苛み、玩弄し、その血も肉も骨も精神も魂すらも貪り尽くす暴帝であった。
 そんな存在がこの様な場所に居れば、恐怖でも憤怒でもなく愉悦を感じるのも当然と言えるだろう。
 愉しげに笑う少女は、どこまでも浮ついた表情でいたが、それが唐突に急変した。

 「アイツの言い分じゃあ、ママもお姉ちゃんも呼ばれていない。つまりこの殺し合いを止めて、アイツを斃そうとする正義のヒロインは居ない…。詰まらないなぁ」

 公園を訪れた幼児が、遊びたかった遊具が事情により使えなかった。喜び勇んで食卓についた幼児が、夕食のおかずが、食べたいと思っていたものとは違っていた。
 そんな些細な理由で癇癪を起こして荒れ狂う様に、影魔姫の感情が激変する。

 「美味しくないし、愉しくもない人間(オモチャ)がどれだけ居ても詰まらないだけ」

 幼い少女の全身から立ち登る、濃密な魔力。影魔姫の邪性に支えられた瘴気は、影魔姫の周囲の空間を陽炎の如くに歪ませ、触れた木を草を瞬時に萎らせ、枯れ落とす。

 「まぁ良いわぁ。取り敢えず、此処にいる人間どもに、これでもかと言う程に絶望を味合わせてやるわ。そんなに美味しくは無いだろうけど、お腹の足しにはなるわ…。その後はぁ……」

 何が琴線に触れたのか、再度影魔姫は笑い出す。

 「最後はアイツよ。けれどもただじゃぁ殺さない。たっぷり嬲って、いっぱい犯して、殺してあげる」

 あの傲慢尊大にこの影魔姫を見下ろしていた顔が、自分が与える悦楽と苦痛でどう歪むのか、考えるだけで愉しくなってくる。
 くつくつと笑う影魔姫の影が、影魔姫を中心に円形に広がり、影から無数の生物の特徴を無秩序に混ぜ合わせたかの様な、グロテスクで悍ましい肉蛇が生えてくる。
 白濁した粘液に濡れた複数の巨大な肉蛇に囲まれて、少女は口元を歪めた。

【オメガエクリプス@聖天使ユミエルシリーズ】
[状態]:健康 不機嫌
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3
[思考・状況]基本方針:全員飽きるまで嬲って犯してから殺す
1:乃亜は絶対に殺す
2:正義のヒロインやヒーローがいたら念入りに嬲り殺す

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