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Escape~楽園の扉~

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だれでも歓迎! 編集
※この作品にはえっちぃ表現が含まれています。
えっちぃのは嫌いですという方には不快となるかもしれない内容なのでご注意ください。



「むぅ...誰もこない...」

もうじきに日が昇ろうとする中、金髪の少女・金色の闇は不満げに唇を尖らせていた。
リルトットとの戦闘を経てから闇が向かったのは、浜辺だった。
水がある場所を目指そうと決め、真っ先に思いついたのは海。
幾らか試運転してみて、これだけの水量を操れればリルトットのような強者にも引けを取らないと確信したのはいいものの、彼女やキウル達はおろか、誰とも出会えず。
えっちぃことが更新できないまま、朝を迎えようとしていた。

「海水も使えるってわかったのはよかったけど、ここから離れたら元も子もないし...どうしようかなぁ」

闇は考える。
如何に多くの参加者と遭遇するか。
如何に効率よく多くのえっちぃことを回収するか。
如何に効率よく優勝を目指していくか———

「...ダメダメ、こんなのぜんぜん気持ちよくない!」

殺し屋としての思考に呑まれそうになる己の頭をぶんぶんと横に振るう。
ダークネスと化す前の闇であれば、優勝を狙うにせよ脱出を狙うにせよ、冷静にシリアスに物事を考え、効率よく過程を踏んでいくのが当たり前だっただろう。
だが、今の自分はダークネス。欲望の枷を外した本物の自由。
本能に欲望に快楽に、もっと正直になれ。
ルールも理性も投げ捨てて混沌を生め。
それこそがえっちぃことなのだから。

「二回もお預け喰らってイライラしてるんだ...そうだ、きっとそう」

結城リト以外と『本番』をするつもりはないけれど、獲物を四匹も逃がしたままでは欲求不満にもなるというもの。
なにか発散したい。どんな形でもいい。スッキリしてまた欲望に身を委ねたい。

「仕方ない...次の獲物を探しに行くかなぁ」

ぽりぽりと頭を掻きつつ、闇は踵をかえす。
その時だった。

ふらふらと覚束ない足取りで、こちらに向かって少年が走っていることに気が付いたのは。


逃げる。逃げる。

立ち止まっては、また走りだして。

ぜぇぜぇと息を切らして、やっぱりまた走りだして。

ただひたすらに彼は逃げる。

ごとりと地に落ちこちらを見つめる少年の空虚な双眼から。
どくどくと地を伝いこちらに向かってくる赤色から。

一緒に殺し合いを止めると約束してくれた彼女の躯から。
己の犯した失態という名の罪から。

「ど、どらえも...ぜぇ、ぜぇ」

のび太は射撃の腕前以外は決して高い身体能力を有しているわけではない。
基本的に運動もできなければ体力も無い。
それでも足を止めないのは怖いからだ。
足を止めたら置いてきたものたちに追いつかれそうで、ただただ恐ろしいのだ。

「た、たすけて...」

みっともなく涙と汗と鼻水を撒き散らしながら、それでも誰かのせいにしなかったのは彼の良心からか。
けれど、もう耐えられない。
置いてきたものが身体に纏わりつき、咎人を押さえつける鉄球のように重たくする。
倒れた。
どことも知らぬ砂浜で、ついに彼の身体は動けなくなる。

(...ぼく、このまま死んじゃうのかなぁ)

じゃりじゃりとした感触を肌で確かめながら、ぼんやりと思う。
ここは殺し合いだ。
このまま寝ていれば、ドジでのろまな自分はあっさりと誰かに殺されてしまうだろう。

(...ふふっ、それでもいいかもね。僕のせいでみんな死んじゃったんだもん)

だが、身体に力が入らない。いや、入れたくないのだ。
もしもここで立ち上がって、また誰かが拾ってくれたら、きっとその人にも迷惑をかけてしまう。
そんなのはいやだ。
もう誰にも自分のせいで傷ついてほしくない。誰の死も背負いたくなんてない。

(ジャイアンや静香ちゃんたちはこんなところに来てないといいな...スネ夫、僕もそっちに行けたら今度は仲間はずれになんてしないでおくれよ...なんて、僕がスネ夫のところに行けるわけないか)

思考も身体も投げ出してしまえば楽になる、なんてことはなくて。
目を瞑れば、すぐにでもリップやニンフ、ベッキーやロキシーの最後の姿が浮かんでくる。
折れても諦めても逃がしてくれない。
それどころか力を抜いたばかりにもっと重たくずっしりとのしかかってくる。

(楽に...楽になりたいよう...)

誰も助けになど来ない。
誰も慰めになど来ない。
ただ空しく風が吹くだけだ。

「こんにちわぁ」

甘ったるい声音に、のび太はゆっくりと顔を起こす。
見れば、金髪の少女がしゃがみ込みのび太の顔を覗き込んでいた。

(か、可愛い...)

少女は控えめに言っても静香並に可憐で可愛らしい顔立ちだった。
そんな少女に声をかけられたものだから、のび太の頬も思わず紅潮してしまう。

「どうしたんですか?そんなにバテバテになって」
「ぁ...」

問いかけに返答しようとするも、喉がつかえて声が出ない。
疲労と溜め込んだ罪悪感によるものだ。
代わりに出るのは涙。
温かい体液が頬を伝い砂浜に零れ落ちる。

「...大変な目に遭ったみたいですね」
「...ぅ」
「楽になりたいですか?」

楽になりたい。その言葉にのび太は目を見開き、少女を見つめる。
少女は笑っている。
それが好意的なものではないなにかであることはなんとなく察しがついた。
けれど、楽にしてくれるというのなら。仮に自分を殺すという意味でも。

「なりたい...楽になりたいよぉ...」

この辛く苦しい現実から逃げたいと、縋らずにはいられない。

のび太のその返事に、少女・闇の笑みは深まり。

「ええ。たっぷりどっぷり、蕩けさせてあげますよ♡」

闇が右手を掲げると共に、海流がのび太に躍りかかった。

「わっ!?」

海水が蠢き、のび太の服の隙間から入り込む。

「な、なにこれ...!?」

驚くのび太が身を捩ろうとも逃げることはできない。

にゅる

「!?」

海水が、蛞蝓のように身体を這う感触がする。
ぬるぬるとしたソレに怖気が走り、拭おうと藻掻く。

「大丈夫、大丈夫。そのまま身を委ねて...」
「は、はい...」

虐められっ子の性か、囁かれる声に反射的に従ってしまう。

にゅる ぬるっ にゅるっ

気持ち悪いと思った感触は、徐々にむずむずとしたもどかしさに変わっていく。

「ん...」

思わず声が漏れた。
それを皮切りに、もどかしさはまた別の感覚に変わっていく。
つぅ、と背筋をなぞられればゾクゾクと肌が粟立ち、不思議な感覚に陥っていく。
海水はにゅるにゅるとのび太の肢体を蠢き、脇の下、うなじ、耳の穴、へそ、臀部...あらゆる箇所を這いずり回っていく。

「ふわぁ...」

自分でも想像だにしないほどの甘い声に、のび太は驚いた。
出そうと思って出したわけではない。ただ、闇の言う通りに身を委ねていたら自然と漏れ出ていたのだ。

「ふふっ、感じてるみたいですねぇ♪」
「か、かんじる...?」
「快感...気持ちいいってことですよ」
「きもち、いい...?」

のび太の知る気持ちよさとは、汗だくの身体を洗い流した時のさっぱり感だとか、あやとりを見事完遂させた時の達成感、あるいは睡眠欲を満たした時に感じるものである。
いま与えられているコレは、のび太の知る気持ちよさとはまるで違う。
不快感と浮遊感をちょうどいいバランスで与えられているような新しい感触だ。
その未知の感覚は、のび太の重苦しい気持ちと身体を確かに軽くしていた。

「っ、はぁ、はぁ」

気が付けば頬が熱くなり、息も荒くなっていた。
のび太は苦しいことが嫌いだ。何事も楽に済めばこともなしと思っている。
なのに、この荒い呼吸には嫌悪を抱かない。熱い顔にも拒否感がない。

「イヤですか?」
「う、ううん...もっとしてほしい...」

むしろ、この先を知りたいと心身が求めていた。

「~~~~~~~~♪」

その懇願に闇の背筋がゾクゾクと粟立つ。
快楽に負け、涎や涙が滲むあまりにもみっともない顔。
これだ。
普段、リトの不本意なテクで少女たちが曝け出す欲望の表情。
闇の求める"えっちぃ"モノはここにあった。

(これが女の子か、あるいは結城リトのような可愛らしい顔立ちなら満点でしたが...)

闇とて、えっちぃことをするのが相手が誰でもいいというほどに無差別ではない。
この会場に連れてこられる前でも、顔立ちは整っていても好みのタイプではないザスティンら青年以上の所謂『おっさん』、校長のような不快感の塊である肥満体脂肪漢は論外だと食指が動かなかった。

のび太は好みのタイプではなく整った顔立ちでもないが、嫌悪を抱くほどでもないので、欲求不満でハードルの下がっているいまでは落第点。
なにより、キウルや小恋と違って自分から求めてくるという新鮮な息吹なため、闇の興もそそるというもの。

「いいですよ...もっと、もぉっと気持ちよくなりましょうね♪」

そして凌辱(にゅるにゅる)は更なるステージへと進む。

「ひあっ!?」

のび太の声が甲高く漏れる。
身体のある一点を包まれたのだ。
その一点とは———男にも女にも共通する部位、乳首。
小学生であるため、未だに未開発の新雪を海水がにゅるにゅると弄り始める。

「ひゃっ、だ、だめっ」
「ダメ、ですかぁ?ならやめましょうか?」
「やっ、やめ、ないで...」

にぎにぎと乳首が摘ままれる度にのび太の声は甘く漏れ出ていく。
のび太はまだ小学生。
彼とて異性に興味はあっても、精々、静香のパンチラや入浴シーンがあれば鼻を伸ばす程度。
自分から積極的に異性に触れようと思わなければ、自らの身体を慰めるほどに成熟しているわけでもない。
そんな彼が、心が弱り切ったいまの状態で甘い刺激に襲われれば、ソレに傾倒してしまうのも無理はない話で。

のび太の願望に応えるように、海水は指の形を象り、その先端をコリコリと弄り始める。

「ひゃああああ!」
「あっ、ここが弱いんですねえ♪」

弱点を見つけた闇は、ここぞとばかりに海水で乳首を責め立てる。
巧みな指使いで摘まみ、軽く引っ張ったりしたかと思えば。

チ ュ ウ ウ ウ ウ ウ

「んんんっ!」

タコの吸盤のように吸い付かせてみたり。

「はっ、はっ」

止めて⇔止めないで。
こそばゆい⇔気持ちいい。
恥ずかしい⇔スッキリする。

しつこいぐらいの乳首への責めにのび太の思考はふやけ、正反対の感情が反復横跳びしてしまう。
けれど、のび太はそれがイヤではなかった。
だって。

いま、この瞬間は、怖いのも、辛いのも、苦しいのも、ナニモカモを忘れられるから。

「もう一押し...えいっ♡」

海水が蠢く速度を増し、乳首だけでなく、ついには白ブリーフの中にまで侵食していく。

「あひぃっ!?そ、そこは...!」

さしもののび太も急所を弄られれば羞恥が勝る。

にゅにゅにゅ

だがそんな感情も、己の分身を包み込まれる快感には勝てなくて。
海水はブリーフの中ののび太を伸ばしては縮め刺激を与え続ける。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

下半身と上半身への刺激にのび太の意識はチカチカと点滅し始め、声にならぬ嬌声が漏れ始め、快楽を求めているのか無意識のうちに腰がヘコヘコと動き始める。

「ふふっ、いいですよその調子ですよ。そのままイッちゃってください」
「い、イッちゃう?」

荒い息遣いのまま、辛うじて保っている意識の中問いかける。
闇はその言葉ににんまりと笑みを深め、耳元に唇を寄せ囁いた。

「...最高に、えっちぃ瞬間ということですよ♡」

闇の囁きにのび太の背筋はぞわぞわと粟立ち、下半身にこみ上げてくるモノの勢いを止めることもできず。

『のび太さんのえっち!』

闇の囁いた『えっちぃ』と頻繁に耳にする静香の『えっち』が脳内をリフレインし。

「し、しずか、ちゃ...」

未知の快楽に屈した彼の意識は、そこでぷつりと途絶えた。
そして意識が消え、力が抜けると共に。

じょぼぼぼぼぼ

溜められた欲望が、海水の中に解き放たれた。


「え?うそ...ナニこれ...」

それを見届けた闇は、思わず放心していた。
ダークネスと化す前に習っていた保険の授業で、男の子のアレを弄り最高にえっちぃ気分になると白い粘液が出ることは知っている。
だがのび太が発射したのは粘液ではなく尿。
遍く生物が雌雄関係なく排出する、しかし人前で出すのは憚られる液体だ。
大人の階段を昇る時に見ることになる粘液以上に、誰にも見られたくない代物だ。
けれど、彼はソレを出した。
女の子の前で、粘液以上に恥ずかしいものをお漏らししたのだ。

「こ、こんな...こんなの...」

両手を頭に添えつつぷるぷると震える。
あまりの出来事に臆したのか?
いや、違う。

「さいっっっっっこうに、えっちぃじゃないですかぁ♡」

むしろその逆。
彼女は、のび太の放尿に『えっちさ』を見出していた。

快感に屈し、見せたくないものまで曝け出してしまう。
それこそが『えっちさ』の真髄である。

今回は好きでもない少年相手だったので直接触れずに海水でにゅるにゅるしたが、もしもこれがリトで、自分の技でやっている最中に起きればもう青天の霹靂だ。
それに美柑。
もしもこの会場に彼女がいたら、こんな風にえっちくしてあげたくなる。
みんなから頼られる美柑。
いつも自分に構ってくれる美柑。
自分と友達になってくれた優しい美柑。
愛しい愛しい親友が、あんな風に快楽を求めて情けなくへこへこと腰を振り自分を求めてくれたら。
そして誰にも見られたくない放尿なんて見せてくれたら。
もうそれだけで最高にえっちぃだろう。
そんな中で彼女を殺せたらきっと天井至極のえっちさだろう。

(ああ...もっと知りたい、突き詰めたい♡)

頬を紅潮させ、荒い息遣いのままに、闇はのび太を変身(トランス)で変化させた髪の毛で包み、彼の来た方角へと足を進める。
今回は初の絶頂体験でタイミングを逃し、『えっちぃ気分のまま天国へ送る』ことが出来なかった。
だから、快楽を自ら求めてくれた彼は、今度こそそんな感覚のままで殺して本番(リト)の時に失敗しないように練習台にしたい。

とはいえ、無理やり起こすのも可哀想だし、かといって彼が目覚めるまでここで待つというのも時間が勿体ないので、彼が逃げてきたと思しき方角へと向かうことにする。
逃げてきたということは即ち、他の参加者がいる可能性が高い。

開始から数時間、他の参加者に出会えなかったため、彼女の欲求はまだ満たされていない。
いまはとにかく他の参加者に出会い、えっちぃことを見出しながら殺したい。

のび太の開発で実践したことから、ブラックマリンの扱いにもかなり慣れてきたし、いまならリルのようなと遭遇しても遅れをとることはないだろう。

期待に胸を弾ませながら、次なるえっちぃことを求め、ハレンチな彼女は歩き出すのだった。


【一日目/早朝/F-8/浜辺】

【野比のび太@ドラえもん 】
[状態]:強い精神的ショック、悟飯への反感、疲労(大)、肩に切り傷(小)、気絶。闇の髪にくるまれている。
[装備]:ワルサーP38予備弾倉×3、シミ付きブリーフ
[道具]:基本支給品、量子変換器@そらのおとしもの、ラヴMAXグレード@ToLOVEる-ダークネス-
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。生きて帰る
0:気絶中。
1:僕は、僕が、殺した……?
2:もしかしてこの殺し合い、ギガゾンビが関わってる?
3:みんなには死んでほしくない
4:魔法がちょっとパワーアップした、やった!
[備考]
※いくつかの劇場版を経験しています。
※チンカラホイと唱えると、スカート程度の重さを浮かせることができます。
「やったぜ!!」BYドラえもん
※四次元ランドセルの存在から、この殺し合いに未来人(おそらくギガゾンビ)が関わってると考察しています
※ニンフ、イリヤ、雪華綺晶との情報交換で、【そらのおとしもの、Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ、ローゼンメイデン、ドラえもん】の世界観について大まかな情報を共有しました
※魔法がちょっとだけ進化しました(パンツ程度の重さのものなら自由に動かせる)。
※リップが死亡したため、肩の不治は解除されています。


【金色の闇@TOLOVEる ダークネス】
[状態]:疲労(小)、興奮、ダークネス状態
[装備]:帝具ブラックマリン@アカメが斬る!
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~2(小恋の分)
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから帰還したら結城リトをたっぷり愛して殺す
0:のび太が目を覚ましたら彼でもっとえっちぃことを突き詰めたい。
1:えっちぃことを愉しむ。脱出の為には殺しも辞さない。もちろん優勝も。
2:えっちぃのをもっと突き詰める。色んな種類があるんだね...素敵♡
3:さっきの二人(ディオ、キウル)は見つけたらまた楽しんじゃおうかな♪
4:あの女の子(リル)は許せない。次に会ったら殺す。
5:もしも美柑がいるならえっちぃことたくさんしてあげてから殺す。これで良い…はず。

[備考]
※参戦時期はTOLOVEるダークネス40話~45話までの間
※ワームホールは制限で近い場所にしか作れません。


059:ピンポンダッシュ 投下順に読む 061:夜明け後
時系列順に読む
056:BATTLE ROYALE 命尽き果てるまで戦い続ける者たち 野比のび太 078:聖少女領域
005:剥がれ落ちた羽にも気付かずに 金色の闇


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