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最弱テイマーは殺し合いに巻き込まれました

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齢5歳にして、私の人生はどん底に落ちた。
だけど、まさかそれ以上のどん底があるとは、思わなかった……

「……」

足取り重く。
それでも前へ前へ歩く少女。
少女の名はアイビー。
スキル【テイマー】の【星なし】

「……」

どうしてこんなことになってしまったのだろう。
ラトメ村から出て、オトルワ街を目指していたのに、急に眠気がきて私は寝てしまった。
そして目が覚めたら……殺し合いをやる羽目に。
てっきり、ヴェリヴェラ副隊長さんが言っていたやばい人さらいの組織に捕まったのかと思ったけど、違うみたい。
また、私を追いかけてきたラトミ村の人でもなさそう。

「ソラ……」

ソラ。
私が初めてテイルした魔物。
ソラがいなければ、私はずっと独りぼっちだった。
家族に捨てられた私にできた友達。
だが、その友達も今はいない。

星なしなど、この世に存在していいはずがありません。

父の言葉が脳裏に浮かび上がる。
やっぱり、私はこの世に存在してはいけないのだろうか。

―――行くのか?

「ッ!」

―――いい旅を

「わ……」

私は生きたい。
神様のところに行ってたまるか!

顔を上げ、私は深淵を進む。
生きるために。

そう思った瞬間。
私は闇から飛び出てきた獣のような少女に組み伏せられた。

「オマエに恨みはなイ。だけど、こうしないとミカンの元に戻れなイ」

少女は、アイビーを組み伏せると、謝罪の言葉と同時に腕を振りあげる。
アイビーの命を刈るために。

「ッ!!」
(ごめんね……ソラ……そしてアダンタラ)

だめ―――

もう駄目だ。
終わりだとアイビーは目を瞑る。

しかし―――

命を刈り取る爪はアイビーを切り裂かなかった。

「……?」
「オマエ……なぜだが、オマエの匂いを嗅いでいると安心すル」
「え?」

襲撃者の言葉にアイビーはきょとんとする。

「ま、ミカンほどじゃないけどナ」

襲撃者はへへっと鼻をこすると、私から離れた。

☆彡 ☆彡 ☆彡


あれから、アイビーと少女は情報交換をした。
そこで、アイビーは襲撃者であった獣少女の名前を知る。
名はウガルル。
魔法少女であるミカンに憑いていた悪魔。

「オレ、どうしてもミカンの元へ帰りたイ。ウガルルはミカンのファミリーの一員だかラ」
「……」
(家族……)

自分とは違い、待つ家族がいる。
悲しむ家族が。
魂がないといっているけど、ミカンさんのことを話すときの顔。
決して、魂がないものとは思えない。
ウガルルの言葉にアイビーは決意する。

「よかったら、私と一緒に抗いませんか?」
「……オマエト?」

アイビーの申し出にウガルルはきょとんとする。
まるで、先ほどの逆バージョン。

「はい。乃亜って子が、このまま約束を守るとは、私は思えません。なら、少しでも帰れる道を探すのも手じゃないかなって」
「……ワカッタ、だけど、優勝しか道はないのだとしたら、オレはそっちを選ぶからナ」
「自分の道は自分で決める。ウガルルさんがそう決めたのなら私は止めない。だけど、私も死ぬつもりはないよ、生きたいから」
「フン。それと、ワタシのことはウガルルでいイ」
「それじゃあ……よろしくね、ウガルル」

こうして、アイビーはウガルルを仮テイルできたのでした。

―――まる。

【アイビー@最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました 】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:生きて帰る
1:ウガルルと行動を共にする
2:ウガルルが優勝を選ぶ道を選んだら、生きるために抗う
[備考]
漫画12話冒険者パーティを見かけた直前からの参戦です。

【ウガルル@まちカドまぞく 】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:生きて帰る
1:アイビーと行動を共にする(仮契約)
2:優勝しか帰れる道が無いのだとしたら優勝する
[備考]
肉体はウガルル召喚計画で得た依代です。
漫画6巻終了からの参戦です。

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