【ディケイドの物語】
光夏海の見た予知夢の中に登場。
仮面ライダーアギトと共に専用マシン「
ガードチェイサー」に搭乗し、
仮面ライダーディケイドと戦っていたが、
この夢が何であるのかは不明。
士が6番目に訪れた異世界の
アギトの世界にて登場。未確認生命体を倒すことが出来防衛策ではあるが、その過剰なまでのスペックと武装とこのシステムを使いこなせる人材が何らかの理由で不在となり、他の装着者がもてあますほどに強化されたG3-Xがおこす不祥事で世間からは非難されていた。開発者で
警視庁G3ユニットの班長、
八代淘子は元G3装着者である青年、
芦河ショウイチが突然失踪した出来事を発端にG3-Xをなんとか運用可能な状況にするために苛立っていた。未確認生命体を排除可能な
神経断裂弾が既に実践投入されグロンギへの対抗手段が整い、G3システムの強化、運用にも疑問視する声も上がる。なお、
小野寺ユウスケは「ロボット」と評していた。
G3-Xの正装着員となった
海東大樹の補欠としてユウスケが準候補者に選ばれる。しかし、彼が自分の目的で八代が持っている
G4チップを奪いかけようとしたため、ユウスケの反撃を受けたばかりか八代の威嚇射撃を受けて逃走。そのため以前は補欠であったユウスケがG3-Xの正装着員となった。
G3-Xおよびその前身となるG3は、オリジナルの物語では
仮面ライダークウガをモチーフにしたという可能性が示唆されており、ユウスケはクウガでありながら、それをモチーフとしたG3-Xに変身したことになる。
なお、一般人はもちろん、警察署に属する警官でも使いこなすのすら難しいG3-Xを、すでに仮面ライダーに変身できる人間が使いこなすという描写は、オリジナルのアギトの物語にも存在(オリジナルでは、すでにアギトである
津上翔一がG3-Xに変身している)し、ユウスケと海東の変身はそのオマージュとも言える。
【オリジナルのアギトの物語】
G1、G2計画の開発を経て、警視庁が未知の生物、未確認生命体の復活にそなえて実践配備が可能になった、「G3計画」の一つ。主な装着者はSAUL・G3ユニット所属の警察官「氷川誠」。他の装着者は記憶喪失の青年「津上翔一」、氷川の同僚である警察官「北條透」。
正式名称は、「GENERETION-3-eXtention」。
G3-Xと同じ特殊強化装甲服「
仮面ライダーG3」の戦闘データを元に開発された対
アンノウン対策の特殊強化装甲服の装備の発展型。人工AIが戦闘を学習し進化して戦闘を行なうシステムを搭載している。また装着者が考える戦闘対象への攻撃の意志がAI反応し戦闘への動作がAIの意志として動作を決定する。このような意志を持つがあくまでロボットではない。動作がこのAIの機能に依存しているため装着者との身体能力とは別にこのシステムと同調することを必要とする。当初はあまりにも人間の能力を無視した設計であったために装着者はシュミレーターの模擬訓練だけで体力の消耗が激しいものとなった。アギトの力を持つ津上翔一はこのシステムの欠点の改善なしに使いこなしている。但し、津上のような人物でないと誰でも扱える訳ではない事も浮き彫りになった。また敏感すぎる防衛システムにより人間の意志を無視した動作でシステム暴走を引き起こす事もあり、このシステムの欠点を設計者「小沢澄子」の大学時代の恩師、高村光介教授に指摘されるまで気づく事ができなかった。システムが優秀である事にだけに固執した未熟な部分を反省し、恩師高村の作ったチップを使用しAIの機能を制御し、デチューンすることにより人間の能力をベースにした運用が可能になる。この機能のパワーは背中に装着されたカートリッジ式のバッテリーから供給されており戦闘時間に一定の制限がある。
G3システムの機能を大幅に上回り、武装はG3と全て同様だがG3-Xの専用武器として「
GX-05 ケルベロス」という携行型重火器ロングバレル式ガトリングガンが配備される。このGX-05 ケルベロスは1秒間の射撃で30発の弾を連続で発射することが可能。弾倉1つの装弾数は120発。G3-Xにはこのガトリングの予備の弾倉が2つ背中に装備されている。更にケルベロスにG3の専用武器である「GM-01 スコーピオン」を合体させる事で強力な威力を持つ銃弾「GX弾」を発射する装置「
GXランチャー」を完成させることで必殺技「
ケルベロスファイヤー」が使用可能。また、G3-Xの左腕に内蔵されているコンバットナイフ「
GK-06 ユニコーン」という武器も所持しており、小回りがかなり利くが攻撃力が低いという欠点がある。
プロトタイプのG3システムと同様にこの戦闘データは「G3トレーラー」の中でモニタリングされており設計者の小沢、同じく彼女の助手「尾室隆弘」がオペレーターとして戦闘時のサポートにあたっている。
なお、GM-01 スコーピオンの詳細は仮面ライダーG3のページを参照。
アギトの力を持つ者を倒すための使徒、アンノウンさえ倒す力を、闇の青年が生んだ人類が作り出した事で闇は脅威と感じ、自分の想像を超えて行こうとする人類を亡き者にしようとした。この考えとは対照的に人類は、警視庁の白河尚純を始めとする者達がさまざまな事件と共に明らかになるアギトの力を持つ者を脅威と考えはじめ、これを阻止しようと殺害するアンノウンを保護する立場へと考えを変え、アンノウンを倒そうとする
アギトの妨害をG3システムを使い阻止を始める。
最後のアンノウン出現から1年が経過し、アギトの脅威に関する法案が国会で成立するかもとの噂がささやかれたが、立ち消えていった。が、未知の生命体への脅威はまだ消えておらず、警視庁はその脅威に備えG3ユニットの元隊員、尾室隆弘を隊長とする「G5ユニット」を結成する。装着者の人数も増え、大規模なチームが結成される。
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最終更新:2010年11月09日 04:40