どこからともなくふらっと現れ、いつの間にか
光写真館に住み着いた。過去の記憶が曖昧になっているがそんな事は微塵も感じさせない。世界の全てを写真に収めたい思っている。ところが、彼が撮る写真は全て何かの不思議な力が宿っているかのごとく空間が大きく歪んでいる。後に旅に出る
9つの世界でも同様に同じ現象がおきている。その怪奇現象の発生理由を士は「世界が自分に撮られたがっていない」と上から目線で語る。旅立つ前の世界でもこの現象はおきているのだが…。
しかし、そんな言い訳じみた解釈は誰も信じるわけもなく、自分が撮る写真のモデルになった人々の抗議を受けても、さほど気にしていない。居候し業務提携している
光写真館の
光夏海の説教には弱いが、それもまた楽しんでいるようにも思える。彼の使用しているカメラはトイカメラと呼ばれる
Black Bird Flyで多重露光や長時間露光も可能の2眼カメラ。フィルムの穴の部分まで像を写すことが出来る。このカメラの他
555の世界で写真部の
友田由里のポラロイド写真機でも同様の現象がおきている。逆に由里が撮影したBlack Bird Flyの写真は正常に撮影が出来た。
どんなことがあっても、
だいたいわかったという一言で済ませるという、かなり大雑把な性格。また、クレジットカードは作らない主義で、現金主義であるのだが業務提携している光写真館では、フィルム代を滞納している。
光栄次郎の代金の催促ものらりくらりとかわし払ったかと思えば、代金のたしにもならない金額で栄次郎をごまかす。
結果を導き出すため、女性である
八代藍をためらいもなく殴る、などという自分流の流儀を平気で通すため、かなりの誤解を生み、なおかつ性格が曲がっており、いつも一言多い。このためクウガの世界で
小野寺ユウスケとは当初ちょっとした確執があったが、士流の交流方法で現在は和解。なんでも器用にこなし賢い分、人との接し方は不器用である。一言多いのは相手の腹の中を探るための士流のやり方なのかもしれない。
アギトの世界ではユウスケの
八代淘子の笑顔を守る願いの為に、ショウイチを助けようとする等、ユウスケに対して彼なりの友情も示している。
光夏海に対しては初の内はからかっていたり、彼の問題行動に対する苦言にもあしらっていたものの、
シンケンジャーの世界で未だ自分の世界が見つからない士の帰りを待っていた、
アポロガイストとの戦いで自分の変わりに夏海が命の炎を奪われ瀕死になった際に、取り乱す等など大切な仲間である感じている事がわかる。
ニンジンと漢字を書くのが大の苦手。ユウスケと一緒に、栄次郎の作ったポトフを食べたときには、ニンジンをユウスケの皿に置いていた。夏海に好き嫌いはしないと怒られてもユウスケの皿からソーセージだけを奪い取っていた。
ブレイドの世界で旅に合流?してきた
海東大樹によると「
まだ食べられないの? ナマコ」と言われる。記憶が定かでない士にとって何の事なのか不明となっている。一癖二癖どころの話ではないほどのひねくれ者だが、悪い奴ではない、と感じるまでかなり苦労しそうな男である。そんな士だが本当の自分の世界を見つけてゆく中で世界の崩壊を本気で食い止めようとしている。長い世界を巡る旅の中でどこへ行こうとも自分の世界はなく拒絶される事には、平気な素振りを見せているが
その実は強がっている様に振舞ってはいたりもする
世界を破壊して、その世界を救うために仮面ライダーディケイドとして「9つの世界を巡る旅」にでる。
しかし、ディケイドの能力を使用できる記憶は曖昧になっているのだが戦い方は体が覚えており自然に体が動き、ディケイドの力を自在に使う事ができる。
また、既に上記に記載した謎の青年――9つの世界の一つであるブレイドの世界に滞在中出会った、様々な世界に移動できる能力の持ち主にして
仮面ライダーディエンド――海東と面識があるようだが・・・・・・?
その世界で必要とされている役割である職業・身分に変化する。別の世界に行った瞬間に服装も変化する。本人もこの瞬間は多少動じているが、細かいことは気にしておらず、すぐにその環境に対応する。あくまで士流ではあるが。何故服装が変化してしまうのかは謎である。