ケルテン侯爵


シガ王国の軍務大臣。軍部に強い影響力を持つ。
丸っこい体形。声は野太く威厳がある*1

王祖ヤマトに連なる王家の血筋を崇拝しており、もし人質を取られたとしても直系の孫や嫡子よりも王家を取ると、孫娘が語る程である。だが、それ故に、一族は王家から絶大な信頼を得て、代々国王軍の采配を任されている*2



WEB版では

10章の迷宮都市編が初出。迷宮都市セリビーラの迷宮で迷族が魔神薬を作っていた際に、「ケルテン侯爵がバックにいると思っていた」「顔は見せないが特徴的な声で間違いない」と証言され名前が出た。
この時はまだ、どのような役職にあるのか、どのような人物かなどは一切不明。

その後王都編に移り、少しづつ小出しで情報が出てくる。
  • 魔人薬密造騒ぎの時に「反逆」の疑いで捕縛され、不名誉な審議官による尋問を受けて、無関係だと証明されている*3
  • 上級貴族夫人達のお茶会でも「愛国家のケルテン侯爵が叛逆の疑いをかけられるなんて」と驚かれる
  • 弟が王配としてヨウォーク王国へ嫁いでいる
  • オーユゴック公爵に迷惑をかけたからと、溺愛している孫娘に珍しい種類の鳥?を送った。*4


書籍版では

タルトゥミナの港で大規模な魔人薬の密輸が摘発された際に、犯罪組織が「魔人薬を提供したのはケルテン侯爵」と証言し、諜報部隊の捜査でケルテン侯爵が管理する軍の倉庫の1つから大量の魔人薬が発見された*5。反逆容疑を掛けられたことから、軍務大臣の職を辞して自宅で謹慎していた。

支配人が祖父の無罪をクロに訴え出たことからサトゥーが調べることになる。
真相は、軍需産業関係者が野心過多な貴族を煽って引き起こした冤罪であり、ナナシが証拠を魔法で録画したものを国王の前で再生し冤罪を晴らしている*6
その後、17巻で軍務大臣に返り咲いている*7

家族

弟:名称、および順番不明。
  ヨウォーク王国の王配(王妃の婿)として嫁いだとWEB版に記載あり*8
次男:ケルテン名誉子爵
孫:デュモリナ・ケルテン (ケルテン名誉子爵の娘)
孫:チナ・ケルテン (ケルテン名誉子爵の娘)
孫:エルテリーナ・ロンドルベール(書籍版のみの設定)



+ タグ編集
  • タグ:
  • 人物
  • 貴族
  • シガ王国
最終更新:2024年12月08日 00:37

*1 書籍版 17巻 叙勲

*2 書籍版 12巻 ベリアの魔法薬

*3 web版12-17.

*4 WEB版12-18.お茶会の闖入者 https://ncode.syosetu.com/n9902bn/354/

*5 書籍版 12巻 感謝の宴

*6 書籍版 13巻 王都

*7 書籍版 17巻 叙勲

*8 WEB版12-18.お茶会の闖入者 https://ncode.syosetu.com/n9902bn/354/