ロイヤル・サンフォード(宇宙暦?年 -792年 )は自由惑星同盟の政治家。原作登場人物である。男性。

略歴

1 前世

 宇宙歴796年帝国領侵攻作戦「諸惑星の自由」当時の最高評議会議長。政権浮揚を図るため、無謀な帝国領侵攻を行って同盟を滅亡させ(53話)、史上最悪の議長と呼ばれた(49話)宇宙歴801年、オーベルシュタインの草刈りで収監される。

2 逆行後

 宇宙歴788年10月エル・ファシルの英雄として郷里に帰ったエリヤが祝賀会で出会った人物(4話)国民平和会議(NPC)所属の下院議員であり、タッシリ九区選出とある。おそらくタッシリ星系第四惑星パラスの主要都市パラディオン市はこの選挙区に含まれているのであろう。この時期、孫娘がエリヤのファンであり、サインを書いてもらった。当時の彼の役職である下院院内総務は党五役の一つであり、党の大幹部であった。(5話)
 宇宙歴792年11月エル・ファシル解放運動(ELN)に暗殺された。宇宙歴791年に実施された対帝国反攻作戦「自由の夜明け」において、同盟軍の強引な攻撃で惑星エル・ファシルが焦土になったことに激怒したELNは、「自由惑星同盟に与するすべての者に無制限攻撃を加える」と宣言し、「エル・ファシル復興を目指す超党派議員連盟」の最高顧問を務めていたため、最初に狙われた。彼の孫娘シルビア・サンフォードが後継者候補の一人として出馬した。(13話)なお、彼女が後継者となれたかは作中では明記されていない。
 宇宙暦793年9月NPC政審会長ヨブ・トリューニヒトが憲兵司令官クレメンス・ドーソン少将に知名度の大切さを諭すとき、彼のエピソードについて言及した。(14話)

昨年亡くなられたサンフォード先生は、幹事長を務めておられた時に女性問題が発覚すると、
すぐに街頭演説に立って、『有権者の皆様! 私がスケベのサンフォードであります!』とぶちあげて、聴衆を集めた。(14話)

 宇宙暦796年11月准将に昇進した第三六機動部隊司令官エリヤ・フィリップスパラディオン市に帰郷した際、墓参りに訪れている。(49話)その際に孫娘からサンフォード議員の伝記『大幹事長ロイヤル・サンフォード』『ロイヤル・サンフォード――保守の良心』をプレゼントされている。前の世界では史上最悪の議長と呼ばれた人物だが、この世界では暗殺されたおかげで評価が上がったようである。


最終更新:2024年04月27日 14:29