サイラス・フェーガン(宇宙暦766年 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。

1 外見

立派な口ひげが提督級の貫禄を醸し出す。

2 略歴

2-1 前世

 宇宙歴795年僚艦が宇宙艦隊司令長官ロボスの戦力保全命令を盾に引き返す中、最後まで民間船保護の責任を全うした巡航艦「グランド・カナル」の艦長。帝国巡航艦二隻を相手にして部下ともども戦死したが、民間船の半数を逃すことには成功した。この出来事はグランド・カナル事件として報道された。

2-2 逆行後

 宇宙歴796年に第八一一独立任務戦隊旗艦「グランド・カナル」艦長を務めている。階級は宇宙軍少佐。カネとコネを遠慮無く使う同戦隊司令エリヤ・フィリップス代将に批判的だった。エル・ファシル七月危機の後、宇宙軍中佐に昇進する。(47話)
 その後、第一三艦隊旗艦「ヒューベリオン」初代艦長として、また提督として活躍したらしい。(102話)
 宇宙歴798年からの「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦で第四統合軍集団司令官ヤン・ウェンリー大将のもとで華々しい武勲を挙げたようである。
 宇宙歴802年のトリューニヒト政権の同盟軍再編後は第一三艦隊司令官代理クリストファー・デッシュ大将のもとで副司令官に就任し、宇宙軍中将まで昇進している。(102話)また「青天白日」の異名で知られ、ヤン・ウェンリー一二星将の一人に数えられていた。(108話)同年10月から始まった第九次イゼルローン要塞攻防戦では柔軟さに欠けた。(111話)


3 能力

 士官学校卒業の経歴、豊かな武勲のわりには昇進が遅い。清廉すぎて煙たがられたからである。

4 性格

 清廉剛直で曲がったことは絶対にしない。

5 座乗艦

  • 第八一一独立任務戦隊旗艦「グランド・カナル」(少佐:艦長として乗艦)
  エル・ファシル七月危機(第39話 - 44話)
  • 第一三艦隊旗艦「ヒューベリオン」(大佐?:艦長として乗艦)*1
  帝国領侵攻作戦「神々の黄昏(ラグナロック)作戦」(第56話 - 64話)
  • 第四統合軍集団旗艦「ヒューベリオン」(大佐?:艦長として乗艦)*2
  帝国領撤退戦 - 第二次ヴァルハラ会戦(第64話 - 69話)
最終更新:2019年07月10日 18:17

*1 この時点で旗艦艦長である記述はない。あくまで推測

*2 既に提督として艦長職を退いている可能性もある。あくまで推測