第八一一独立任務戦隊とはエル・ファシル海賊討伐任務部隊エル・ファシル方面軍司令官直轄部隊麾下の一部隊。旗艦は「グランド・カナル」

概略

1 結成

 宇宙歴795年12月エル・ファシル方面軍が編成されるにあたり、エリヤ・フィリップス代将が司令に就任した。他のエル・ファシル方面軍の部隊度同様、軍縮によって冷遇されてきた地方部隊から構成されていたので、装備、練度、士気が極端に低下していた。(39話)エリヤはヨブ・トリューニヒト国防委員長とのコネを生かし、潤沢な予算を活用して部隊の再建にあたった。(40話)

2 陣容

「第八一一独立任務戦隊」の陣容は以下のとおりである。
  • 司令
  • 副司令
  • 主要幕僚
主席幕僚兼作戦主任ガオラン・スラット宇宙軍大佐 人事主任エッペルマン宇宙軍大尉(解任)→セウダ・オズデミル宇宙軍大尉 情報主任メイヤー宇宙軍大尉
後方主任ムートン宇宙軍少佐(解任)→ノーマン宇宙軍少佐 旅団最先任下士官マッコーデール宇宙軍准尉
  • 旗艦艦長
  • 戦隊司令部付士官
セウダ・オズデミル宇宙軍大尉(人事主任に転任) ウルミラ・マヘシュ宇宙軍中尉 シェリル・コレット宇宙軍中尉
  • 群司令
第一任務群司令 アントネスク宇宙軍大佐 第二任務群司令 タンムサーレ宇宙軍大佐
第三任務群司令 セシル・ラヴァンディエ宇宙軍大佐(解任)→アーロン・ビューフォート宇宙軍中佐
  • 衛生主任
  • 所属不明
ソフィア・ロペラ宇宙軍一等兵

3 経緯

 宇宙歴796年4月、エル・ファシル海賊討伐任務を開始、エル・ファシル方面軍司令官ディエゴ・パストーレ中将の指揮のもと勇名を馳せる。(41話)
 しかし、同年7月7日、ゲベル・バルカルの戦いで敗北を喫し、第二任務群司令タンムサーレ大佐を始め多くの将兵を失った。その直後にエル・ファシル革命政府による声明が発表され、エル・ファシル七月危機が起こった。(42話)
 残存戦力を率いる司令官代行ヤン・ウェンリー准将により、司令エリヤ・フィリップス代将はエル・ファシル防衛部隊の指揮を任されたため、副司令マーカス・オルソン大佐が司令代行として指揮を執ることになった。セウダ・オズデミル大尉、ウルミラ・マヘシュ中尉、シェリル・コレット宇宙軍中尉もエル・ファシル防衛部隊へ転出した。(43話)
 同月17日ヤン・ウェンリー准将の指揮のもと、エル・ファシル星域会戦でエル・ファシル海賊を主力とするエル・ファシル革命軍を壊滅させ、エル・ファシル七月危機は去った。(44話)

 作中に明確な記載はないが、エル・ファシル七月危機を鎮圧したのち解散したものと思われる。
最終更新:2017年10月04日 23:32