ウォリス・ウォーリック(宇宙暦710年 - 宇宙歴766年)は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。

1 外見

 やや黄ばんだ紅葉色の髪と、同色の瞳をもった中背の伊達男。容姿にしろ言動にしろ、気障で芝居がかっていたため“男爵”と呼ばれていた。(外伝四巻)

2 略歴

 宇宙歴710年、惑星パラスゴルディアス市で誕生。
 宇宙歴721年から宇宙歴725年頃まで同パラディオン市で過ごす。(92話)
 宇宙歴730年、同盟軍士官学校を次席で卒業。「七三〇年マフィア」の一員となる。
 宇宙歴738年のファイアザード星域会戦に第一線の指揮官として参戦し、完勝に貢献する。
 宇宙歴745年頃には宇宙軍中将に昇進し、第五艦隊司令官となる。同年の第二次ティアマト会戦ではハウザー・フォン・シュタイエルマルク艦隊から痛撃を受ける局面もあったものの、多大な戦果を挙げる。
 宇宙歴749年、宇宙軍大将に昇進。
 宇宙歴751年、宇宙艦隊司令長官に就任。
 宇宙歴753年、軍を退役
 宇宙歴756年までの三年間私立大学の学長を務める。
 宇宙歴760年まで惑星パラスの知事を務める。同年、国防委員長となり、元帥号を授与される。
 宇宙歴766年、心臓発作により死去。晩年は不運が重なり、失脚、引退を余儀なくされた。

 宇宙歴802年には彼の名がイゼルローン要塞の港の名前の一つになっている。

 キャメロン・ルーク元帥とともに惑星パラスの誇りとされる英雄である。(49話)パラス出身のエリヤ・フィリップス提督も尊敬している。死後、惑星パラス上の都市ゴルディアス市パラディオン市との間でどちらが彼の郷里かをめぐって対立が生じているらしい。パラディオン市出身のエリヤ・フィリップス提督がどちらの説をとっているかは言うまでもない。(92話)

3 能力

 有能な指揮官で、ブルース・アッシュビー提督の作戦行動に不可欠の人材だった。多芸な男で、友人であるアルフレッド・ローザス提督から「何をやっても一流の寸前までいけた男」と評された。(外伝四巻)

4 性格

 多彩多芸に甘んじて真の一流に達するための執念に欠けていた。(外伝四巻)
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最終更新:2023年03月01日 14:16