カルメン・エスピノーザ(宇宙暦?年頃 - 宇宙歴799年)は自由惑星同盟の軍人。オリジナルキャラクターである。女性。

1 略歴

 第一一艦隊D分艦隊司令官ウィレム・ホーランド少将のエピソードで登場した。彼女は部下から九万ディナールもの大金を借りたことが発覚し、退役して退職金で返済するよう命じられた。ところが、ホーランド提督が「彼女には九〇万ディナール出しても惜しくない」と言って借金を肩代わりしてやった。この件がきっかけでホーランド少将の配下となり、「九〇万ディナールの女」と呼ばれるようになった。(51話)
 宇宙歴798年からの「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦において、第一一艦隊D分艦隊を構成する三個機動部隊の一つ、第一六五機動部隊司令官代理を務めている。階級は宇宙軍代将。(56話)エリヤ・フィリップス准将率いるD分艦隊先鋒の第三六機動部隊に続いて、イゼルローン回廊に侵攻した。(57話)
 帝都オーディン陥落後、D分艦隊がホーランド機動集団に増強された後も、ホーランド機動集団に所属する。なお、この頃には准将に昇進している。(66話)
 宇宙歴799年の第二次ヴァルハラ会戦中にウォルフガング・ミッターマイヤー中将の猛攻を受け壮絶な戦死を遂げる。(69話)

 おそらく「ホーランド二八将」の一人である。

2 性格

 「病的な浪費癖の持ち主」(51話)とあり、人格にやや難のある一方、前方展開部隊司令官エリヤ・フィリップス少将は自身を「勇敢さはエスピノーザ准将に劣り」(66話)としている。ホーランド提督の部下のうちでもっとも勇敢であった。

3 能力

 「優秀な空戦部隊指揮官」(51話)また、「最強の戦闘力と最悪の浪費癖を持つ」(69話)とあり、極めて攻撃力の高い提督であった。
最終更新:2019年02月13日 15:06