ウォルフガング・ミッターマイヤー(宇宙暦768年 - )は銀河帝国の軍人。原作登場人物である。

1 外見

 蜂蜜色の癖毛、明るい光で満たされたグレーの瞳、男前ではないが人柄の良さがにじみ出た顔。

2 略歴

2-1 前世

 「獅子泉の七元帥」の一人であり、オスカー・フォン・ロイエンタールと共に双璧と謳われた名将。ラインハルトの死後、元老会議議長、国務尚書となり、国家の安定を優先して絶大な威信で軍の暴発を抑えた。ヒルデガルド皇太后が貴族制度を復活させた際には、ケスラー元帥と共に他の七元帥を説得し、皇太后支持でまとめた。

2-2 新版

 宇宙歴794年の第六次イゼルローン要塞攻防戦で善戦する。階級は宇宙軍少将。皇太子派と違う系列。
 宇宙歴795年の第三次ティアマト会戦でも善戦する。この年の下旬に発足したローエングラム元帥府で副査閲監を務める。(34話)
 宇宙歴798年の第一次ヴァルハラ会戦時にはラインハルト・フォン・ローエングラム宇宙軍元帥率いる国内艦隊で最精鋭の分艦隊を率いている。階級はおそらく宇宙軍中将。(58話)
 宇宙歴799年2月12日の第二次ビブリス星域会戦では同盟軍精鋭部隊の一つであるモートン前衛集団と引き分けた。彼の分艦隊は通称ミッターマイヤー機動集団と呼ばれている。同年3月27日の第三次ビブリス星域会戦でモートン前衛集団と並ぶ第三統合軍集団最強の部隊、ヘプバーン高速集団を撃破する。これは「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦における帝国艦隊最初の勝利である。(64話)同年の第二次ヴァルハラ会戦最終局面ではラインハルト直属部隊を攻撃したホーランド支隊を追撃する。配下のバイエルライン少将を失うも、ホーランド機動集団副司令官マリサ・オウミ宇宙軍准将、第三六機動部隊司令官セルゲイ・ポターニン宇宙軍准将らを戦死させ、前方展開部隊司令官エリヤ・フィリップス宇宙軍准将らにまでも重傷を負わせた。(69話)
 宇宙歴801年2月のローエングラム大元帥のクーデター時、ミズガルズ総監代行に就任する。この時階級は宇宙軍大将。(96話)
 宇宙歴803年に盟友ロイエンタールシルヴァーベルヒが解任されるとこれに抗議の声を挙げる。その後、ポケットマネーを兵に与えたことが「婉曲的な政治批判」であるとして、けん責処分を受けた。この時既に宇宙軍上級大将。(116話)
 同年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)後、救国軍事会議議員に任命される。またこの時点でタンネンベルク猟騎兵艦隊司令官を務めている。その後、暴動鎮圧に向かう。ミッターマイヤーが姿を現すと暴徒は武器を捨てて歓声をあげた。(117話)

3 能力

 戦法は単純だが、判断速度が異常なまでに速く、どんな手を打ってもすぐに対処してくる。

4 性格

 公明正大な人物。誠実さと道理に富んでいる。
最終更新:2019年07月04日 20:52