マリサ・オウミ(宇宙暦759年頃 - 宇宙歴799年)は
自由惑星同盟の軍人。オリジナルキャラクターである。女性。
1 外見
小動物を思わせる童顔と輝くような美肌を持ち、四〇歳手前だったのに二〇代半ばに見えた。
2 略歴
宇宙歴792年に
第一艦隊所属の
第一一三機動部隊司令官を務めている。(12話)階級は宇宙軍准将。(12話)これ以前に艦長や戦隊司令として偉功を立てた。(74話)
宇宙歴798年には
第一一艦隊D分艦隊副司令官を務めている。
エリヤ・フィリップス宇宙軍准将を一方的に嫌っていた。(56話)同年の「
神々の黄昏(ラグナロック)」作戦ではほとんど武勲を挙げられず、少将待遇なしの准将に留まる。(67話)
宇宙歴799年の
第二次ヴァルハラ会戦では
ウィレム・ホーランド中将の旗艦ディオニューシアが行方不明になった後、
ホーランド機動集団の指揮権を引き継ぐ。その後、乗艦のセントクレアが撃沈する際に「疲れた」と言い退艦を拒否、死亡する。(69話)当初、少将への名誉昇進の上、名誉戦没者勲章を与えられ、
ウェイクフィールド国立墓地へ埋葬されたが、
良識派体制下で国防委員会が戦死認定の基準を変更し、「艦が完全に破壊された時、脱出可能なのに脱出しなかった指揮官・艦長は戦死扱いしない」との方針を示した為に、すべての処置を取り消された上で墓を移すように言われた。
宇宙歴800年、
母親から相談を受けた
エリヤ・フィリップス予備役少将が国防委員会と交渉を行ったが不調に終わり、母親が国防委員会を裁判で訴える事態になった。退役軍人連盟と第一一艦隊遺族会に加え、右派議員や右翼団体も支援に乗り出し、右派と
良識派の代理戦争の様相を呈した。(73話)
3 能力
「提督としては無能だったが、かつては艦長や戦隊司令として偉功を立てた。」とある。
ピーターの法則による昇進できる限界点に達して、無能と評価された人である。
4 人柄
「ひがみっぽいおばさん」と
アルマ・フィリップス少佐に揶揄されていた通り、自身の能力に見合わない地位まで出世してしまったためかかなり精神的に追い詰められ、攻撃的な性格になっていた様子がうかがわれる。
5 座乗艦
- 第〇〇機動部隊旗艦「セントクレア」(准将:第一一艦隊D分艦隊副司令官として乗艦)
- フラインスハイム星域軍 所属分艦隊旗艦「セントクレア」(少将:フラインスハイム星域軍副司令官として乗艦)
帝国領撤退戦 - 第二次ヴァルハラ会戦(第64話 - 69話)
最終更新:2018年06月18日 15:41