第一艦隊とは自由惑星同盟軍の宇宙軍正規艦隊の一つ。

概略

1 経緯

 第二艦隊第三艦隊第四艦隊とともに、同艦隊はダゴン星域会戦以前からの伝統を誇り、他の正規艦隊より格上とされていた。(56話)

 自由惑星同盟宇宙軍創設と歴史を等しくするこの艦隊は、少々特異な立場にあった。首星ハイネセンの警備、同盟領中央宙域(メインランド)の治安維持を主任務としており、対帝国戦の前線には出ない。また、錬成した部隊を他の一一個艦隊に提供する教育訓練部隊の役割も兼ねていた。(8話)

 宇宙歴768年、クーデターを起こしハイネセンポリスを3日間に渡り制圧した。(ハイネセン六月危機)(77話)

 宇宙歴791年7月8日、幹部候補生養成所を卒所したエリヤ・フィリップス少尉は同艦隊所属の宇宙母艦「フィン・マックール」の補給科に着任した。
 同月、、同艦隊後方部長クレメンス・ドーソン准将、各艦の調理室のゴミ箱を調べて回る。
 同年9月23日、ドーソン少将、フィリップス少尉を見出す。(8話)
 同年10月1日、フィリップス少尉、同艦隊所属「フィン・マックール」から第三艦隊司令部へ出向。(9話)
 宇宙歴792年6月1日、フィリップス中尉、第三艦隊司令部から「フィン・マックール」へ復帰。
(12話)
 宇宙歴793年1月、フィリップス中尉、「フィン・マックール」から憲兵司令部へ異動。(13話)

 宇宙歴792年4月、ドラゴニア=パランティア戦役(「自由の夜明け」作戦)においてドラゴニア方面軍参謀長を務めたネイサン・クブルスリー少将が中将昇進の上、同艦隊司令官に就任したものと推測される。
 宇宙歴793年12月時点でシトレ派のクブルスリー中将が司令官を務めている。(15話)
 宇宙歴795年1月時点で、同盟軍再編に手腕をふるう同艦隊司令官クブルスリー中将が宇宙艦隊司令長官ラザール・ロボス大将の後任の候補に名前が挙がる。(29話)

 宇宙歴798年1月より開始された「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦では当初国内に残留する。(55話)
 宇宙歴798年11月、宇宙艦隊副司令長官ボロディン中将が率いる増援部隊(レグニツァ軍)に同艦隊の一部が参加する。(62話)
 宇宙歴799年5月、ラグナロック戦役において同盟軍は敗北を喫する。

 宇宙歴799年~宇宙歴800年にかけて、良識派体制の同盟軍再編が実施される。四個分艦隊・一個陸戦隊基幹の正規艦隊(レギュラー・フリート)を廃止し、二個分艦隊基幹の機動集団を新たな戦略単位とした。
 これに伴い、同艦隊は解体された。(77話)なお、同艦隊司令官クブルスリー中将はは宇宙艦隊総参謀長となり、宇宙軍大将に昇進した。(71話)

 宇宙歴802年、トリューニヒト政権の同盟軍再編により、バーラト星系に再び第一艦隊が編成された。 「平等の騎士」ことクルト・フォン・エルクスレーベン大将が新司令官に就任した。(92話)
 同年10月、第九次イゼルローン要塞攻防戦において、第三艦隊第八艦隊第九艦隊とともに、ヤン・ウェンリー元帥が率いる援軍を構成している。(111話)この間、同艦隊司令官エルクスレーベン大将はスキャンダルで失脚し、副司令官ユリジッチ中将が指揮権を代行している。(108話)
 宇宙歴804年11月時点で、前イゼルローン総軍参謀長ヒョードル・パトリチェフ宇宙軍大将が司令官を務めている。(123話)


2 歴代司令官


氏名 派閥 任期 備考
ネイサン・クブルスリー宇宙軍中将 シトレ派 宇宙歴792年4月-宇宙歴799年9月 宇宙艦隊総参謀長に栄達
                    良識派体制の同盟軍再編によって解体                    
                    トリューニヒト政権の同盟軍再編によって再編成                    
クルト・フォン・エルクスレーベン宇宙軍大将 不明 宇宙歴802年2月-宇宙歴802年10月 スキャンダル(エルクスレーベン事件)によって失脚
フョードル・パトリチェフ宇宙軍大将 ヤン・ファミリー 宇宙歴804年-

3 所属人物


宇宙暦791年頃

後方部長 クレメンス・ドーソン宇宙軍准将

第一一三機動部隊司令官 マリサ・オウミ宇宙軍准将
第一一三母艦戦隊司令 プラール宇宙軍[[代将
第一母艦群司令 ヴィルジンスキー宇宙軍大佐

副参謀長 クレメンス・ドーソン宇宙軍准将

クブルスリー提督時代


エルクスレーベン提督時代

副司令官 ユリジッチ宇宙軍中将

パトリチェフ提督時代

最終更新:2021年06月26日 23:56