カストロプ討伐戦とは798年2月頃行われた反逆者マクシミリアン・フォン・カストロプの討伐戦。銀河帝国の内戦である。

1 戦いの背景

 宇宙歴796年10月下旬、財務宰相と称された副宰相カストロプ公爵が「事故死」。帝国宰相リヒテンラーデ公爵は不正蓄財疑惑を理由に後継者であるマクシミリアン・フォン・カストロプへの相続手続きを延期した。財務省はカストロプ家の財産調査、司法省はカストロプ派の汚職捜査を開始。カストロプ派に対する粛清が始まった。
 宇宙歴798年1月27日、自由惑星同盟軍は「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦を発動。中立派諸将の守備するニヴルヘイム総管区は失陥した。同盟軍の大規模侵攻は帝国内で不満を抱く者たちのの蜂起を招いた。こうした混乱の中で支配階級の中にも離反者が現れた。中でもカストロプ公爵に至っては、「銀河連邦を復活させる」と言って近隣星系を侵略した。
 このカストロプ公爵を討伐すべく、ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥が帝都オーディンを出発した。

2 両軍の指導者・指揮官


3 戦いの経過

 作中ではこの戦いの詳細については記述されていない。ラインハルトはカストロプ公爵の反乱を三六時間で平定し、帰路に就いたという。

4 結果及びその影響

 ラインハルトがカストロプ討伐に駆り出されたため、同盟軍をミズガルズ総管区で迎撃する役割はリンダーホーフ元帥に任された。しかし、彼には同盟軍を食い止めることはできず、同盟軍の銀河帝国の中枢であるアースガルズ総管区への侵攻を許す結果となる。
 一方、ラインハルトがカストロプ公爵の拠点であるニダヴェリール総管区の惑星ラパートを早期に占領できたことで、リヒテンラーデ派はラパートを本拠地として活用できるようになった。
最終更新:2018年05月19日 00:41