独自化道場:5ステップの打ち手@wiki

・乗り換えの手間を増やす

最終更新:

hara

- view
だれでも歓迎! 編集

■「乗り換えの手間を増やす」ってどういうこと?

たとえば、スマホを他社に変えるとき、
  • 電話帳やSNSの移行
  • LINEなどのよくわからないバックアップ
  • 新しいアプリの設定
  • 支払い情報の更新
など「面倒だな…」と感じたこと、ありませんか?

この「面倒くさいな」=乗り換えコストを高めることで、
お客様は「じゃあ今のままでいいか」とリピートを選ぶことがあります。

■ 具体的な方法


① 会員限定のシステムやアプリを作る
会員マイページ、履歴保存など「便利だから離れづらい」設計に

② ポイント・スタンプカード
継続して貯めたくなる仕組み(途中で変えると損に感じる)

③ 顧客データを蓄積して最適化
「あなた専用の提案」を継続的に提供することで他社が不便に感じる

④ 過去購入履歴の活用
「いつもの注文でOK」など、再注文が楽になる設計に

⑤ カスタマイズ性を持たせる
他では再現できない“自分だけの使い方”ができると、離れにくくなる

■ メリットとデメリット

メリット
  • 顧客が長く離れにくくなる
  • 他社と比較されにくくなる
  • 顧客満足度が高まれば自然とファン化する

  • あまりに“囲い込み”が強いと反感を買い、悪評につながることがある
  • 手間をかけすぎると自分の管理コストも上がる
  • 途中解約がしづらい=不信感につながらないよう、ページ設計等の配慮が必要

■ 成功させるために気をつけること


①「手間」が“お客様の利益”になっているか
囲い込みだけでなく「ここにいると便利!」と思える理由が必要

② サービスの質を落とさない
手間だけ増えてサービスがイマイチだと、むしろ離れられる原因になる

③ 常に「ラクさ」と「楽しさ」のバランスをとる
続ける理由が「面倒だから」だけにならないように注意する

■ まとめ

たとえば、あるソーシャルゲームを5年間続けてきて、現在レベル180だとします。
今から似たような別のアプリを始めてゼロからレベルを上げるのは、ちょっと腰が重たくなりますよね?

これと同じで、お客様も「今まで積み上げた便利さ・履歴・特典」を手放したくなくなる。
だから自然とリピートしてくれる=流出しづらくなるという仕組みです。

「乗り換えの手間を増やす」というのは、“不便にさせる”のではなく、
「今のお店のほうが圧倒的に便利だし、損しない」という状態をつくること。

「ここにいる理由がある」「今さら変えられない」
そう思ってもらえたら、あなたのファンとして長く応援してくれますよ。
ウィキ募集バナー