DQⅤ(DS版)
DS版Ⅴで追加された
花嫁候補。
ツンデレどころではないツン99%の女。世界の全てが自分のために回っていると考えている。
発表されるやいなやDQ界隈に大嵐を巻き起こした。
来歴
【フローラ】の実の姉であり、彼女と同じく養子として
【ルドマン】に育てられた。
おしとやかなフローラとはまるで逆の性格で、とにかくキツく、高飛車で、主人公を「小魚」呼ばわりする。
サラボナの町人ほぼ全てから不評を買っており、服の趣味もまるでキャバ嬢の如き派手さである。
結婚までの経緯もかなり特異で、リング二つを集め終え、いざビアンカかフローラかを選ぶ……という段階になったところで、
通常の会話以外では事前の
イベント一切なしに突然、
「なかなか見所があるじゃない。(中略)仕方ないから私があんたと結婚してあげるわ。いいわね?」
といった感じで乱入してくる。
彼女を選ぶと「ホンキかね?」「勇気がある」「大変な旅になる」「女を見る目がない」など、あらゆるサラボナ住民からさんざんに評される。
彼女が普段町の人々にどんな態度で接していたのか目に浮かぶようだ…
Bボタンで会話すると、事あるごとに主人公を「小魚みたいな顔」「しもべ」と称し、暇さえあればケチョンケチョンに貶してくる。
その後の石化と復帰については他の嫁2人と同じだが、最後まで毒舌は健在。
キャラクター
初めて情報が公開された際は、あまりの強烈なキャラ設定に「堀井が狂った」などと非難され、上記のような、
今風に言えばKYな求婚の仕方、
更に典型的なツンデレキャラに期待していたプレイヤーも、あっと言う間に日和るそこらのツンデレキャラと違ってそうそうデレる事のない彼女に辟易し、
発売当初は「完全にM向けの嫁だろ」「蛇足だ」「ただのツンツン」等と中々の酷評であったし、そのイメージは今でも残ってはいる。
しかし結婚後随所でBボタン会話をしていくと、
- 口の悪い中でも人を気遣う優しさ。
- 暗い所やお化けが苦手といった普通の女の子らしい所など結婚前とは違った一面を見せる。
- 勇者じゃない事を悔やむ女の子に「あなたの力もたくさんの人を守れる素晴らしいもの」と諭す。
- 子供達が「優しいお母さん」「2人の子供に生まれて幸せ」と慕うのも頷けるほど良いお母さんだったり。
などといった彼女の意外な一面が垣間見れる。
またファンの間ではBボタン会話による滝の洞窟でのデレ、ラスボス直前での「告白」が人気が高い。
彼女を嫁にした場合は見逃さないようにしよう。
なお、ビアンカの事を「最初に会った時から他人のような気がしない」とか、
エンディング中にビアンカが拾われた子だという事を知ると、
「えっ ビアンカも…?……」と言うセリフから鑑みて、彼女とフローラ、ビアンカは三姉妹だという説もあるが定かではない。
余談だが、フローラを嫁にして子供達と一緒に彼女を訪ねた後Bボタン会話をすると、
「小魚」の本当の意味(実は素直に誉めない彼女なりの誉め言葉)が明かされる。
ちなみにここまで癖の強いキャラにした理由について、堀井雄二氏は「SFC版でみんなビアンカを選ぶと思ったら意外とフローラを選んだ人も多かったので、今回追加される新たな嫁候補は誰も選ばなさそうなキャラにしてみた」と発言している。
まあ前述の通り十分魅力的なキャラであるので、堀井氏の目論見はいい方向で外れたわけだが、
彼はその後
更に癖の強いキャラを登場させることに挑戦し……。
戦闘力
一応魔法使い系統なのだが、覚える呪文は他の嫁2人よりかなり劣っている。
攻撃呪文はベギラゴン止まりであり、イオナズンもメラゾーマも覚えてくれない。
他にない呪文はメダパニのみである。
その分、攻撃力が魔法使いとしては高めになっており、専用装備として2回攻撃が可能なネイル系統を有する。
Lv.25くらいまでは力も順当に伸びるので、そこそこ物理攻撃でも頑張ってくれる。
装備タイプが剣や金槌を装備できる武闘タイプのキャラながら素早さも高め。
とはいえ、やはり本職の物理アタッカーに比べると攻撃力が低めなのは否めない。
ネイル系よりもギラ系特効を持つ
【ほのおのツメ】を持たせたほうがダメージが大きくなるだろう。
後半になると力が伸び悩むという大きな欠点があるものの、
時同じくして手に入る
【まじんのかなづち】を装備できてしまう。
基本的に魔神の金槌を装備できるキャラは鈍足ばかりだが、彼女は素早さもそこそこあるため、
ほしふるうでわ+魔神の金槌によるメタキンキラーとして大暴れする。
離脱期間の長さゆえにどうしてもレベル差が開いてしまうものの、
そのレベル差を自らの腕で埋めるアグレッシブ極まるヨメである。
呪文の貧弱さを考慮しても、戦力的には他2名より上と評していいだろう。
習得呪文
最終更新:2014年02月26日 18:14