◆
「うおらぁあああああああああああああっ!!!」
怒号猛進、鉄拳炸裂。
龍の雄叫びが戦場を震わせ、半端な覚悟で挑む者を竦ませる。
紅き火炎を脚部から発し、アスファルトを焼き焦がして疾走。
此度の敵が仮面ライダーを私利私欲に用いる、相容れぬ下衆なれば。
情け容赦は一切無用、初手で完全決着に持って行く気迫で以て殴り掛かった。
龍の雄叫びが戦場を震わせ、半端な覚悟で挑む者を竦ませる。
紅き火炎を脚部から発し、アスファルトを焼き焦がして疾走。
此度の敵が仮面ライダーを私利私欲に用いる、相容れぬ下衆なれば。
情け容赦は一切無用、初手で完全決着に持って行く気迫で以て殴り掛かった。
突き出したクローズチャージの拳もまた、紅焔を宿す灼熱の一撃。
闘争心を火炎に変え、自らの技を高める機能が稼働。
地球外生命体の遺伝子を宿すが故の、人知を超える現象。
二つが合わさった殴打を受けようものなら、爆撃をモロに食らうに等しい。
闘争心を火炎に変え、自らの技を高める機能が稼働。
地球外生命体の遺伝子を宿すが故の、人知を超える現象。
二つが合わさった殴打を受けようものなら、爆撃をモロに食らうに等しい。
「いいよ!来いよ!胸にかけて胸に!(挑発)」
ともすれば、早期決着も在り得る拳を前にブレイドも真っ向より迎え撃つ。
不退転の覚悟はとうに決まった、逃げ腰なままでは優勝も夢のまた夢。
退かず、隠れず、怯えずに。
真正面から打ち破り、命を奪って己が勝利で終わりっ!閉廷っ!とするまでのこと。
標的をしかと見据え振り下ろす、黄金の大剣。
王の名を冠した専用装備、キングラウザーがクローズチャージの鉄拳を阻む。
不退転の覚悟はとうに決まった、逃げ腰なままでは優勝も夢のまた夢。
退かず、隠れず、怯えずに。
真正面から打ち破り、命を奪って己が勝利で終わりっ!閉廷っ!とするまでのこと。
標的をしかと見据え振り下ろす、黄金の大剣。
王の名を冠した専用装備、キングラウザーがクローズチャージの鉄拳を阻む。
「おらぁっ!!」
簡単に勝ちを奪えるとは、クローズチャージも思っていない。
防がれた光景に動揺を見せず、もう片方の手で腹部へ打撃を捻じ込む。
超強度のインナースーツ越しであっても無関係、衝撃が内臓までもを震わせる。
だが近接戦闘の技術、及び反応速度に優れるのは敵も同じ。
得物を片手持ちに変え、空いた手を防御へ回す。
見た目に違わぬ硬度の腕部装甲が、盾代わりとなり無傷で凌いだ。
防がれた光景に動揺を見せず、もう片方の手で腹部へ打撃を捻じ込む。
超強度のインナースーツ越しであっても無関係、衝撃が内臓までもを震わせる。
だが近接戦闘の技術、及び反応速度に優れるのは敵も同じ。
得物を片手持ちに変え、空いた手を防御へ回す。
見た目に違わぬ硬度の腕部装甲が、盾代わりとなり無傷で凌いだ。
「そんなんじゃ虫も殺せねぇぞお前よォン!?」
「るっせぇ!金メッキ野郎!」
「るっせぇ!金メッキ野郎!」
ブレイドとの距離は離れておらず、未だ拳の範囲内。
と来れば前へ突っ込むだけだ、顔面狙いのストレートを繰り出す。
頭部を僅かに逸らし躱されれば、次を放つ前に己目掛け相手の蹴りが迫る。
唸る脚部に脇腹を叩かれるも、あえて避けずに右腕で挟み込む。
抜け出さんと藻掻く暇は与えてやらない、自慢の剛力を駆使し地面に投げ付けた。
と来れば前へ突っ込むだけだ、顔面狙いのストレートを繰り出す。
頭部を僅かに逸らし躱されれば、次を放つ前に己目掛け相手の蹴りが迫る。
唸る脚部に脇腹を叩かれるも、あえて避けずに右腕で挟み込む。
抜け出さんと藻掻く暇は与えてやらない、自慢の剛力を駆使し地面に投げ付けた。
「オォンッ!?」
背中から倒れ込むも、起き上がるのを律儀に待つ理由は無し。
可変型武器、ツインブレイカーは装備済だ。
先端の打撃装置を猛回転させ、仰向けのブレイドへ振り下ろす。
可変型武器、ツインブレイカーは装備済だ。
先端の打撃装置を猛回転させ、仰向けのブレイドへ振り下ろす。
「だからこんなんじゃ俺は倒せないんだよ(棒)」
「うおっ!?」
「うおっ!?」
クッソ喧しい語録から一転、棒読みになり片手を翳す。
蒼い電撃の放射によって、クローズチャージの追い打ちを強制的に停止。
痺れが走り動きが鈍った隙へ、大剣の突きを見舞われ後退を余儀なくされる。
ラウズカードを読み込ませなくとも、アンデットの能力を行使可能。
キングフォーム最大の強みをここぞとばかりに活かして、反撃を開始。
斬撃強化と敏捷性強化、両方を纏めて発動した。
蒼い電撃の放射によって、クローズチャージの追い打ちを強制的に停止。
痺れが走り動きが鈍った隙へ、大剣の突きを見舞われ後退を余儀なくされる。
ラウズカードを読み込ませなくとも、アンデットの能力を行使可能。
キングフォーム最大の強みをここぞとばかりに活かして、反撃を開始。
斬撃強化と敏捷性強化、両方を纏めて発動した。
「24歳、学生です(初対面の相手に挨拶を忘れない人間の鑑)」
「は?」
「は?」
何故このタイミングで自己紹介を始めたのか、意図が読めない。
余裕の顕れ、若しくは迫真空手部だった頃の名残で最低限の礼儀を果たしたのか。
理由が何であれ確かなことは、気楽に言葉を返してる場合じゃあない。
瞬く間に距離を詰め、クローズチャージへ大剣が襲来。
反応を追い越す速度で装甲を刃が駆け、血飛沫に似た火花が散る。
呻き声には耳を貸さない、高周波振動を発する刀身が今度は首を狙う。
余裕の顕れ、若しくは迫真空手部だった頃の名残で最低限の礼儀を果たしたのか。
理由が何であれ確かなことは、気楽に言葉を返してる場合じゃあない。
瞬く間に距離を詰め、クローズチャージへ大剣が襲来。
反応を追い越す速度で装甲を刃が駆け、血飛沫に似た火花が散る。
呻き声には耳を貸さない、高周波振動を発する刀身が今度は首を狙う。
「っ痛ぇな……!」
『CHARGE CLASH!』
むざむざと二撃目を許しては、一方的に痛め付けられるだけだ。
対抗策は勿論ある、痛みを堪えてボトルをドライバーに装填。
ロックフルボトルの成分が活性化され、右腕に無数の鎖を巻き付ける。
キングラウザーを防ぎ、力任せに押し返す。
よろけた瞬間を見逃さず、鎖を操りブレイドの全身を絡め取った。
流し込んだエネルギーでダメージを与えるも、敵の力を考えればいつ抜け出されても不思議はない。
対抗策は勿論ある、痛みを堪えてボトルをドライバーに装填。
ロックフルボトルの成分が活性化され、右腕に無数の鎖を巻き付ける。
キングラウザーを防ぎ、力任せに押し返す。
よろけた瞬間を見逃さず、鎖を操りブレイドの全身を絡め取った。
流し込んだエネルギーでダメージを与えるも、敵の力を考えればいつ抜け出されても不思議はない。
ならば、そうなるより早く次の手に出れば良い。
左手に新たな得物、火炎剣烈火を取り出す。
ブレイドを自身の元へと一気に手繰り寄せ、聖剣の間合いに閉じ込めるや切り裂く。
修練を積んだ剣士の型ではない、荒削りな薙ぎ払いであるも。
決して標的を逃さぬ気合を込めた斬撃は、軽く見れる類に非ず。
左手に新たな得物、火炎剣烈火を取り出す。
ブレイドを自身の元へと一気に手繰り寄せ、聖剣の間合いに閉じ込めるや切り裂く。
修練を積んだ剣士の型ではない、荒削りな薙ぎ払いであるも。
決して標的を逃さぬ気合を込めた斬撃は、軽く見れる類に非ず。
しかし、ブレイドの装甲へ当たった聖剣は『カンッ』と間の抜けた音一つを立てるだけに終わった。
「んなっ!?」
「カスが効かねぇんだよ!(無敵) こんな情けない一撃、恥ずかしくないの?(嘲笑)」
「カスが効かねぇんだよ!(無敵) こんな情けない一撃、恥ずかしくないの?(嘲笑)」
無駄な足掻きを露骨に見下し、鬱陶しい拘束を抜け出す。
ライオンアンデットの能力で強化したパワーは、鎖を壊すだけに留まらない。
クローズチャージへ打撃を叩き込み、殴り飛ばされ宙で錐揉み回転。
地面へ激突までの短い猶予で、更に電撃を浴びせてやった。
ライオンアンデットの能力で強化したパワーは、鎖を壊すだけに留まらない。
クローズチャージへ打撃を叩き込み、殴り飛ばされ宙で錐揉み回転。
地面へ激突までの短い猶予で、更に電撃を浴びせてやった。
「がっ、あぁ……!」
スーツの下を駆け巡るダメージに悲鳴が漏れるも、悶え苦しむ暇はない。
旧世界での戦いで、痛みには嫌という程慣れた。
短く息を吐き立ち上がって、再度拳を構え直す。
旧世界での戦いで、痛みには嫌という程慣れた。
短く息を吐き立ち上がって、再度拳を構え直す。
敵の異様な耐久性には勿論理由があり、その一つが野獣先輩が戦闘前に使った道具。
魔導雑貨商人との取引で得たのは、何と丼いっぱいに詰まったラーメン。
大先輩のMURを誘って屋台に行く程のラーメン好きだから、一種のブラシーボ効果で傷も癒えた。
などと拓也さんの雄膣並にガバガバどころかスカスカな理由の訳がなく、これはただの食料じゃあない。
風祭小鳩ら帰宅部がリドゥでの戦いの際、使ったアイテムの一つ。
使用者の体力回復のみならず、防御力も強化する効果があるのだ。
魔導雑貨商人との取引で得たのは、何と丼いっぱいに詰まったラーメン。
大先輩のMURを誘って屋台に行く程のラーメン好きだから、一種のブラシーボ効果で傷も癒えた。
などと拓也さんの雄膣並にガバガバどころかスカスカな理由の訳がなく、これはただの食料じゃあない。
風祭小鳩ら帰宅部がリドゥでの戦いの際、使ったアイテムの一つ。
使用者の体力回復のみならず、防御力も強化する効果があるのだ。
そこへ加えてキングフォームの重厚な鎧を、トリロバイトアンデットの力で更に硬化。
烈火の斬撃を受けても、耐え凌ぐだけの強靭さを手に入れた。
烈火の斬撃を受けても、耐え凌ぐだけの強靭さを手に入れた。
「あのさぁ…(呆れ)、無駄に抵抗しないで大人しく殺されて、終わりで良いんじゃない?」
優位に立つ者特有の傲慢な語録を口にし、だが油断を持ち込まず確実に殺す気概でにじり寄る。
眼前のライダーを相手取りつつ、『本命』のもう一人を追い詰める算段を脳内で描くのを忘れずに。
眼前のライダーを相手取りつつ、『本命』のもう一人を追い詰める算段を脳内で描くのを忘れずに。
「しつこい……!」
『操る本人と同じで粘着質ですねぇ。イリヤさんのお尻を追っ掛け回すのが、よっぽどお好きなようで』
「変な喩え出さないでってば!」
『操る本人と同じで粘着質ですねぇ。イリヤさんのお尻を追っ掛け回すのが、よっぽどお好きなようで』
「変な喩え出さないでってば!」
その『本命』扱いされたイリヤは、空中で追いかっけこの真っ最中。
言葉を交わす傍ら、飛行速度は緩めずに急旋回。
判断が遅れれば最後、機銃の掃射の餌食となった。
所詮は小型と侮るなかれ、殺傷力は本物。
暗殺チームのホルマジオやリゾット・ネェロ同様に、全身風穴だらけは避けられない。
言葉を交わす傍ら、飛行速度は緩めずに急旋回。
判断が遅れれば最後、機銃の掃射の餌食となった。
所詮は小型と侮るなかれ、殺傷力は本物。
暗殺チームのホルマジオやリゾット・ネェロ同様に、全身風穴だらけは避けられない。
スタンドを操る本体から見えない位置にいるにも関わらず、エアロスミスの追跡を振り切れない。
居場所を的確に捉え、イリヤへ銃弾を浴びせんと狙い撃つ。
クラスカード集めに奔走していた頃ならともかく、相応の修羅場を乗り越えた今ならば。
飛行の集中力を途切れる事なく、回避もやってのけれるが。
居場所を的確に捉え、イリヤへ銃弾を浴びせんと狙い撃つ。
クラスカード集めに奔走していた頃ならともかく、相応の修羅場を乗り越えた今ならば。
飛行の集中力を途切れる事なく、回避もやってのけれるが。
『それに敵さんは、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるを体現してるようですね』
機銃を複数回避けていれば、流石に気付く。
ルビーが言った通り、追跡能力に反し機銃の狙いは拙い。
地上を逃げ回る標的ならまだしも、機動力に優れたイリヤ相手では。
未だ掠りもせず、執拗に追っ掛け回すのが続いていた。
ルビーが言った通り、追跡能力に反し機銃の狙いは拙い。
地上を逃げ回る標的ならまだしも、機動力に優れたイリヤ相手では。
未だ掠りもせず、執拗に追っ掛け回すのが続いていた。
「龍我さんの加勢に急がなきゃだし、こっちもやり返させてもらうから!」
この世の全ての汚物の如き男を、仲間が一人で相手取っている。
いろは達が救援に駆け付ける、といった展開を悠長に待ってはいられない。
速度を急激に上げ、距離を一気に引き離す。
逃がしはせぬと追って来るが狙い通りだ、宙へ留まり敵の接近に備えた。
いろは達が救援に駆け付ける、といった展開を悠長に待ってはいられない。
速度を急激に上げ、距離を一気に引き離す。
逃がしはせぬと追って来るが狙い通りだ、宙へ留まり敵の接近に備えた。
機銃を乱射しながら迫るエアロスミスへ、イリヤが取った手は防御。
物理耐性を引き上げ、更に光主霊石の力を行使。
徐々に近づくエアロスミスは、回転するプロペラで直接切り裂こうとし、
物理耐性を引き上げ、更に光主霊石の力を行使。
徐々に近づくエアロスミスは、回転するプロペラで直接切り裂こうとし、
「そこっ!」
主霊石を使って光球を複数配置、敵が距離を詰めたタイミングに合わせて術を発動。
球体同士を繋ぐように光の鎖が走り、雷を迸らせながら罠を生成。
エアロスミスを絡め取り固定、身動きを封じるもまだ終わりじゃない。
球体同士を繋ぐように光の鎖が走り、雷を迸らせながら罠を生成。
エアロスミスを絡め取り固定、身動きを封じるもまだ終わりじゃない。
「斬撃(シュナイデン)!」
範囲と魔力の密度を高めた刃が、戦闘機を切り裂く。
外見こそ無機物であっても、スタンドヴィジョンである以上は本体にダメージが返る。
イリヤの目の前から消失、邪魔する存在がいなくなったと分かり仲間の元へ急いだ。
外見こそ無機物であっても、スタンドヴィジョンである以上は本体にダメージが返る。
イリヤの目の前から消失、邪魔する存在がいなくなったと分かり仲間の元へ急いだ。
「アォンッ!?」
ナランチャ本人じゃあなく、新説シリーズによる力の一つに過ぎなくとも。
スタンド使いとしての、絶対の法則を無効に出来ない。
魔力の斬撃が食い込む痛みが襲い、スーツの下で出血。
おまけに雷の檻に閉じ込められた際の痺れも、体中を駆け巡る。
急ぎ新説シリーズを解除するが、一度受けた傷は健在。
スタンド使いとしての、絶対の法則を無効に出来ない。
魔力の斬撃が食い込む痛みが襲い、スーツの下で出血。
おまけに雷の檻に閉じ込められた際の痺れも、体中を駆け巡る。
急ぎ新説シリーズを解除するが、一度受けた傷は健在。
「っ!もらったぁっ!」
『SINGL FINISH!』
細かい事情を把握せずとも、生まれた隙に動かぬ馬鹿ではない。
ツインブレイカーを遠距離形態に変え、フルボトルを装填。
ガトリングフルボトルの成分が連射性能を劇的に引き上げ、光弾を大量に撃ち出す。
防御の構えを取ろうにも、直前に受けた痛みで反応が遅れた。
そこかしこに命中、炸裂を繰り返し火花が黄金の鎧を覆い隠す。
ツインブレイカーを遠距離形態に変え、フルボトルを装填。
ガトリングフルボトルの成分が連射性能を劇的に引き上げ、光弾を大量に撃ち出す。
防御の構えを取ろうにも、直前に受けた痛みで反応が遅れた。
そこかしこに命中、炸裂を繰り返し火花が黄金の鎧を覆い隠す。
『CHARGE CLASH!』
「ンアーッ!?」
光弾を撃ちっ放しで駆け出し、二本目のボトルを装填する先はドライバー。
ロケットフルボトルの成分の効果で、猛噴射による加速を発動。
反応の一切を間に合わせず、左の拳がブレイドの頬を捉えた。
高耐久を誇るのは頭部もであり、仮面を割られはしないが。
殺し切れない衝撃で脳が揺さぶられ、クッソ情けない悲鳴を上げ吹っ飛ぶ。
ロケットフルボトルの成分の効果で、猛噴射による加速を発動。
反応の一切を間に合わせず、左の拳がブレイドの頬を捉えた。
高耐久を誇るのは頭部もであり、仮面を割られはしないが。
殺し切れない衝撃で脳が揺さぶられ、クッソ情けない悲鳴を上げ吹っ飛ぶ。
「龍我さん!」
「おう!そっちも大丈夫だったか!?」
「おう!そっちも大丈夫だったか!?」
全速力で戻って来たイリヤも、このタイミングで合流。
白い肌を汚す赤は流れておらず、大きな負傷は無いらしい。
仲間の無事へ安堵するのも束の間、倒すべき相手へ意識を集中。
隣に並んだイリヤもまた、魔力を練り固め攻撃に打って出る。
白い肌を汚す赤は流れておらず、大きな負傷は無いらしい。
仲間の無事へ安堵するのも束の間、倒すべき相手へ意識を集中。
隣に並んだイリヤもまた、魔力を練り固め攻撃に打って出る。
「殺されてぇかお前らよぉ!?For iphone?(ネイティブ発言)」
されど、黙ってやられるブレイドではない。
ホモ特有の打たれ強さとしつこさが、敗北の可能性を払い除ける。
二人掛かりで来ようと無意味、対策を何も考えてないと思ったら大間違いだ。
ホモ特有の打たれ強さとしつこさが、敗北の可能性を払い除ける。
二人掛かりで来ようと無意味、対策を何も考えてないと思ったら大間違いだ。
「ほら行くどー」
クッソ気の抜ける掛け声と共に、無から出現させた鉄の塊を放る。
頭上で標的二名を見下ろし、複数個の小型な鉄球が四方八方へ散らばった。
投擲した際のやる気の欠片も無い語録と裏腹に、警戒して然るべき速度。
幅広なフルボトルバスターを取り出し、打ち払うクローズチャージに倣い。
イリヤも小柄な体躯を捩って躱すも二の腕に掠め、摩擦熱が走り、
頭上で標的二名を見下ろし、複数個の小型な鉄球が四方八方へ散らばった。
投擲した際のやる気の欠片も無い語録と裏腹に、警戒して然るべき速度。
幅広なフルボトルバスターを取り出し、打ち払うクローズチャージに倣い。
イリヤも小柄な体躯を捩って躱すも二の腕に掠め、摩擦熱が走り、
それが些事に思える程の異変が即座に起きた。
「え、な、なに!?どうなってるの!?」
『イリヤさん?落ち着いてください、一体なにが……』
「分かんないよ!急に体の感覚が変に……そ、それに龍我さんの体も……!」
『――っ!?精神干渉、いえこれは……』
『イリヤさん?落ち着いてください、一体なにが……』
「分かんないよ!急に体の感覚が変に……そ、それに龍我さんの体も……!」
『――っ!?精神干渉、いえこれは……』
混乱に苛まれるも、当然だろう。
今のイリヤは左半身の感覚を完全に失い、指先一つまともに動かせない。
影響は視界にも表れ、目に映るもの全てが右側“だけ”に見える。
クローズチャージやブレイドも、左側を消失した状態で立つという。
奇怪な光景が飛び込んでいるのだ。
今のイリヤは左半身の感覚を完全に失い、指先一つまともに動かせない。
影響は視界にも表れ、目に映るもの全てが右側“だけ”に見える。
クローズチャージやブレイドも、左側を消失した状態で立つという。
奇怪な光景が飛び込んでいるのだ。
原因は今しがた掠めた小さな鉄球だが、これはブレイドの持つ能力ではない。
野獣先輩ウェカピポ説。
ジョジョの奇妙な冒険part7、スティール・ボール・ランの登場人物である元ネアポリス王族護衛官。
ウェカピポこそ野獣先輩に間違いないと、提唱された説だ。
アニメ化決定の朗報も影響し、「下っ端のカス以下の間違いだろ」との声援を頂いている。
野獣先輩ウェカピポ説。
ジョジョの奇妙な冒険part7、スティール・ボール・ランの登場人物である元ネアポリス王族護衛官。
ウェカピポこそ野獣先輩に間違いないと、提唱された説だ。
アニメ化決定の朗報も影響し、「下っ端のカス以下の間違いだろ」との声援を頂いている。
鉄球の正体はウェカピポの家系に伝わる戦闘技術、壊れゆく鉄球(レッキング・ボール)。
本体となる大型球の投擲に伴い、衛星と呼ばれる小型の鉄球を複数ばら撒く。
衛星が僅かでも掠めてしまえばその瞬間、衝撃波が脳を狂わせ左半身失調を起こす。
具体的な症状が如何程かは、今のイリヤが何よりの答え。
本体となる大型球の投擲に伴い、衛星と呼ばれる小型の鉄球を複数ばら撒く。
衛星が僅かでも掠めてしまえばその瞬間、衝撃波が脳を狂わせ左半身失調を起こす。
具体的な症状が如何程かは、今のイリヤが何よりの答え。
「テメェ!イリヤに何しやがった!?」
「ん、まあそう、よく分かんなかったです(すっとぼけ)」
「ん、まあそう、よく分かんなかったです(すっとぼけ)」
仲間の不調を問い質すクローズチャージへ、まともな返答が寄越される筈はなく。
キングラウザーとは異なる得物を構え、秘めたる力を引き出す。
本来の使い手と、親友である黒の剣士が断じて望まない目的の為に。
キングラウザーとは異なる得物を構え、秘めたる力を引き出す。
本来の使い手と、親友である黒の剣士が断じて望まない目的の為に。
「今回調教する少女はイリヤっ。可愛らしい顔立ちと、染み一つない白い肌(嫉妬)」
アンバランス体型のちょっと足りなそうなウリセンホモの語録を無断拝借し、青薔薇の剣を突き立てる。
発動するは武装完全支配術、切っ先を起点に地面を凍結。
不調に苛まれるイリヤの元へ、棘状の氷を生やしながら範囲を拡大。
妨害へ動いたクローズチャージには、電撃を放ち牽制。
青薔薇の蔓が少女の肢体に巻き付いて、動きを封じた。
発動するは武装完全支配術、切っ先を起点に地面を凍結。
不調に苛まれるイリヤの元へ、棘状の氷を生やしながら範囲を拡大。
妨害へ動いたクローズチャージには、電撃を放ち牽制。
青薔薇の蔓が少女の肢体に巻き付いて、動きを封じた。
「くっ、この……!」
『ええい!拘束プレイとは味な真似を!こんな状況でなかったら嬉しい絵面なのですがねぇ……!』
『ええい!拘束プレイとは味な真似を!こんな状況でなかったら嬉しい絵面なのですがねぇ……!』
四肢や胴まで凍り付き、藻掻いても体は元に戻らない。
美遊の情報を引き出す為にも、イリヤにはまだ生きてもらわねば困る。
拷問し聞きたい事を聞ければサクっと始末し、自分は優勝に近付く。
その前に、邪魔者を一人消しておくが。
美遊の情報を引き出す為にも、イリヤにはまだ生きてもらわねば困る。
拷問し聞きたい事を聞ければサクっと始末し、自分は優勝に近付く。
その前に、邪魔者を一人消しておくが。
――蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れ
「ぐぁっ!?」
イリヤの救出へ動いたクローズチャージだが、余計な真似をブレイドは認めていない。
跳躍し、蝶の羽ばたきを思わせる滑空めいた動きで翻弄。
足を止めた所で懐に潜り込み、青薔薇の剣で突く。
大剣を用いた豪快な戦法とは違う、完成された剣技を存分に振るう。
跳躍し、蝶の羽ばたきを思わせる滑空めいた動きで翻弄。
足を止めた所で懐に潜り込み、青薔薇の剣で突く。
大剣を用いた豪快な戦法とは違う、完成された剣技を存分に振るう。
野獣先輩胡蝶しのぶ説。
ジャンプを代表する人気漫画、鬼滅の刃の登場人物である蟲柱。
胡蝶しのぶこそ、ズバリ野獣先輩の正体だと囁かれる説だ。
続編映画公開を待ち侘びているファンからも、「あなた、何の為に生まれて来たの?」と暖かいお言葉をもらっている。
野獣先輩でありしのぶさんでもある為、蟲の呼吸も使えて当然だった。
ジャンプを代表する人気漫画、鬼滅の刃の登場人物である蟲柱。
胡蝶しのぶこそ、ズバリ野獣先輩の正体だと囁かれる説だ。
続編映画公開を待ち侘びているファンからも、「あなた、何の為に生まれて来たの?」と暖かいお言葉をもらっている。
野獣先輩でありしのぶさんでもある為、蟲の呼吸も使えて当然だった。
「(大技を)出そうと思えば」
――蟲の呼吸 蜈蚣ノ舞 百足蛇腹
少し前までなら、ホモ特有の陰湿さで嬲る真似に出た可能性はゼロじゃない。
しかし既に優勝への決意を、一層の悲痛さと共に固めた以上は遊びを持ち込まない。
正史において、上弦の弐相手に繰り出した型がヒーローを獲物に選ぶ。
アスファルトが削られる程の踏み込みで、爆発的なスピードを発揮。
ダメージを受けたばかりのクローズチャージが、見切るのを間に合わせず急接近。
胴体目掛けて刀身を突き出し、敵も痛みで呼吸が止まり掛けた。
しかし既に優勝への決意を、一層の悲痛さと共に固めた以上は遊びを持ち込まない。
正史において、上弦の弐相手に繰り出した型がヒーローを獲物に選ぶ。
アスファルトが削られる程の踏み込みで、爆発的なスピードを発揮。
ダメージを受けたばかりのクローズチャージが、見切るのを間に合わせず急接近。
胴体目掛けて刀身を突き出し、敵も痛みで呼吸が止まり掛けた。
(むちゃくちゃ痛ぇ……)
貫通はしていないが、軽く見れる威力じゃない。
膂力と敏捷力をアンデットの力で引き上げた上で、放った奥義だ。
猛烈な吐き気と眩暈に襲われ、いっそ意識を手放し楽になりたい衝動が小さく顔を出す。
痛みからの逃避へ誘う声が、耳元へ纏わり付き、
膂力と敏捷力をアンデットの力で引き上げた上で、放った奥義だ。
猛烈な吐き気と眩暈に襲われ、いっそ意識を手放し楽になりたい衝動が小さく顔を出す。
痛みからの逃避へ誘う声が、耳元へ纏わり付き、
「うるせぇ……つってんだろうがぁっ!!!」
「おぶぇっ!?」
「おぶぇっ!?」
ふざけた誘惑は、迸り消えない心火で焼き尽くす。
ここで自分が倒れて、仲間が好き勝手に弄ばれるのを受け入れてたまるか。
そっちから近付いたのは好都合、振り被った頭部を叩き付けてやる。
頭突きという原始的な攻撃に、仮面越しへ衝撃が来た。
堪らずよろけて後退るも、この程度で終わらせると誰が言った。
ここで自分が倒れて、仲間が好き勝手に弄ばれるのを受け入れてたまるか。
そっちから近付いたのは好都合、振り被った頭部を叩き付けてやる。
頭突きという原始的な攻撃に、仮面越しへ衝撃が来た。
堪らずよろけて後退るも、この程度で終わらせると誰が言った。
『SCRAP BREAK!』
『TWIN BREAK!』
スクラッシュドライバーの操作に加え、ツインブレイカーにボトル2本を装填。
ドラゴンとロボット、自身を象徴する力と亡き仲間を重ねざるを得ない力。
更にスクラッシュゼリーへ宿る、エボルボトルの成分。
三つを合わせ、蒼炎と紅焔が龍と化して両腕にとぐろを巻く。
ドラゴンとロボット、自身を象徴する力と亡き仲間を重ねざるを得ない力。
更にスクラッシュゼリーへ宿る、エボルボトルの成分。
三つを合わせ、蒼炎と紅焔が龍と化して両腕にとぐろを巻く。
「うおらぁっ!!」
腹部へ捻じ込ませ、強化インナースーツの防御も突き抜ける威力を叩き出す。
内臓が潰れたと錯覚を抱かせるのも一瞬、アッパーカットが顎に直撃。
本人の意思と関係無しに天を見上げ、間髪入れず次が来た。
反応は一切許さない、反撃に出る暇をくれてやるなど以ての外。
黄金の鎧を粉微塵に砕かんばかりの、怒涛の殴打が繰り出される。
内臓が潰れたと錯覚を抱かせるのも一瞬、アッパーカットが顎に直撃。
本人の意思と関係無しに天を見上げ、間髪入れず次が来た。
反応は一切許さない、反撃に出る暇をくれてやるなど以ての外。
黄金の鎧を粉微塵に砕かんばかりの、怒涛の殴打が繰り出される。
「心火を燃やして……テメェをぶっ潰す!!!」
片足を軸に回転の勢いを加え、エネルギー体の龍が出現。
フィニッシュとばかりに蹴りが直撃、大口を開けた龍も噛み砕く。
悲鳴すら出せずに宙を大きく舞い、蹴とばされた小石同然にブレイドは転がっていった。
フィニッシュとばかりに蹴りが直撃、大口を開けた龍も噛み砕く。
悲鳴すら出せずに宙を大きく舞い、蹴とばされた小石同然にブレイドは転がっていった。
「調子こいてんじゃ……ねぇぞこの野郎……!馬鹿のくせによォン……!?」
大剣を杖代わりに使い、息も絶え絶えにブレイドは再度立ち上がる。
折角治った体がまた痛み、逃げ出したい欲求が浮かぶも無視。
殺す、愛しい■■ともう一度会う為に負けてなどいられない。
もっと貪欲に勝利を欲さねば、願いを叶えるのは不可能。
折角治った体がまた痛み、逃げ出したい欲求が浮かぶも無視。
殺す、愛しい■■ともう一度会う為に負けてなどいられない。
もっと貪欲に勝利を欲さねば、願いを叶えるのは不可能。
「(相手を)焼く時は!」
『ROYAL STRAIGHT FLUSH』
キングラウザーのスロット部分へ、5枚のラウズカードを装填。
病院での戦いでは不発に終わった、キングフォームが誇る最大威力の技を発動。
自身とクローズチャージを繋ぐ道となるように、カード状のエネルギーが展開される。
病院での戦いでは不発に終わった、キングフォームが誇る最大威力の技を発動。
自身とクローズチャージを繋ぐ道となるように、カード状のエネルギーが展開される。
「まだ向かって来るんなら、何度でも止めてやらぁっ!!」
『ULTIMATE MATCH BREAK!』
言葉で止まる相手じゃないなら、力を用いる以外に選択肢はない。
フルボトル3本とエボルボトル1本、装填可能な数を全て籠める。
王の得物たる大剣と、天才物理学者が遺した大剣。
膨大な熱量の光刃を互いに生成し激突、相手を砕き割るべく前に前にと押し進む。
フルボトル3本とエボルボトル1本、装填可能な数を全て籠める。
王の得物たる大剣と、天才物理学者が遺した大剣。
膨大な熱量の光刃を互いに生成し激突、相手を砕き割るべく前に前にと押し進む。
「負けられませんねぇ……!くたばるのはお前じゃい……!」
未だ記憶は戻らず、だが胸に残った愛だけは間違いじゃないと信じられる。
正しさが無くとも戦意の昂りは本物、故にライダーシステムが反応を見せるのは必然だろう。
剣崎一真とは正反対の想いなれど、融合係数の急激な上昇が発生。
クローズチャージを押し返し、覆せない決定的な敗北を与える。
勝つのは自分、自分の愛こそが何よりも強い。
正しさが無くとも戦意の昂りは本物、故にライダーシステムが反応を見せるのは必然だろう。
剣崎一真とは正反対の想いなれど、融合係数の急激な上昇が発生。
クローズチャージを押し返し、覆せない決定的な敗北を与える。
勝つのは自分、自分の愛こそが何よりも強い。
「お前にも、譲れないもんがあるのかもしれねぇけどよ……」
だが、それに真正面から否を叩き付けるのがラブ&ピースのヒーロー。
正しさに背を向けてでも、叶えたい願いを抱く。
覚悟を決めるに至った経緯を何一つ知らず、物知り顔で説教出来る立場じゃないのは百も承知。
正しさに背を向けてでも、叶えたい願いを抱く。
覚悟を決めるに至った経緯を何一つ知らず、物知り顔で説教出来る立場じゃないのは百も承知。
「自分のことしか考えないで突っ走って、関係ねぇ奴らまで巻き込むやり方は……!認められっかよ……!!」
冤罪を晴らす、恋人の仇を討つ。
自分のことだけにかまけて、周りをロクに見ようともしなかった。
仮面ライダーという存在が持つ本当の意味を、理解していなかった過去の自分が。
誰を苦しめたのか、分かっているから。
自分のことだけにかまけて、周りをロクに見ようともしなかった。
仮面ライダーという存在が持つ本当の意味を、理解していなかった過去の自分が。
誰を苦しめたのか、分かっているから。
「負けられないのは……俺の方だ……!!!」
敗北へ引き摺り込む手が伸び、腕を掴むも知った事か。
燃え盛る己の熱が、闘争心が灰も残さず阻む全てを燃やす。
感情が勝敗に影響を及ぼすのは、敵の専売特許に非ず。
ハザードレベルの急上昇によって、融合係数を引き上げたブレイドと渡り合う。
歯を食い縛り、得物の柄が壊れかねないくらいに力を籠めた。
燃え盛る己の熱が、闘争心が灰も残さず阻む全てを燃やす。
感情が勝敗に影響を及ぼすのは、敵の専売特許に非ず。
ハザードレベルの急上昇によって、融合係数を引き上げたブレイドと渡り合う。
歯を食い縛り、得物の柄が壊れかねないくらいに力を籠めた。
やがて拮抗は崩れる。
黄金の大剣に亀裂が生まれた、一途な愛の敗北という形で。
黄金の大剣に亀裂が生まれた、一途な愛の敗北という形で。
「ウッソだろお前!?信じらんねぇ!」
またしても、負けるのか。
本当の意味で覚悟を決めても、こうなるのか。
現実を嘆いても結果は同じ、キングラウザーでは防ぎ切れない極大の光刃が振り下ろされる。
鎧越しに斬られる痛み以上に、自分自身への不甲斐なさの方が余程痛い。
本当の意味で覚悟を決めても、こうなるのか。
現実を嘆いても結果は同じ、キングラウザーでは防ぎ切れない極大の光刃が振り下ろされる。
鎧越しに斬られる痛み以上に、自分自身への不甲斐なさの方が余程痛い。
「逝き過ぎィ!逝く逝く……ンアーッ! (≧Д≦)」
苦行に勤しむような泣き顔は、仮面に隠れて見えず。
悲痛さと汚さを両立させた野獣の咆哮諸共、光の中に飲み込まれていった。
悲痛さと汚さを両立させた野獣の咆哮諸共、光の中に飲み込まれていった。