エルフヘイムの戒律
エルフヘイムの戒律は、エルフヘイムに古くから伝わる護らねばならないといわれていること。
この戒律を破るとエルフヘイムは滅びると伝わっている。
概要
- 15歳の誕生日を過ぎたハイエルフは任意でひとりのダークエルフを「パートナー」に選ぶことができる。
- ダークエルフは15歳の誕生日までにハイエルフの「パートナー」をひとり必ず選ばなければならない。
- 15歳の誕生日を過ぎてパートナーを持たないダークエルフは、エルフヘイムに滅亡をもたらす存在。
- パートナーは生涯ただひとり
- パートナーを失ったダークエルフは、エルフヘイムに滅亡をもたらす存在。
- ハイエルフとダークエルフは結婚できない。
- ハーフエルフは、生まれたその時よりエルフヘイムに滅亡をもたらす。
ダークエルフとハーフエルフにとってあまりに過酷な差別的な内容であるが、エルフヘイム内では当たり前のものとなっており、異議を唱えるものは少ない。また、
ドンチャッカの話によると
エルフであるならば誰であっても、戒律を知る事ができ、それが『偽りでは無い』事を感じ取る事が出来,それは言葉で教えるようなものでは無いという。経緯は知らないが護らなくてはいけない当たり前のものいう認識か。
しかし、一部のエルフはこの戒律に異議を唱え
レジスタンス組織を結成。密かにハーフエルフやダークエルフを匿い、戒律を破る事態となっている。彼らの主張は
『戒律によって訪れる災いは、皆で少しづつ分かち合うべきであり、ハーフエルフやパートナーのいないダークエルフだけに押し付けるべきでは無い』というもので、戒律を否定しているわけではない点に注意が必要である。(戒律を否定から入ると話が食い違うため)。
潜在的には同情していた一般のエルフたちは
レジスタンス活動に対して大きな反発もしていない。
成立の経緯
戒律の成立があまりにも古く、2010年11月現在エルフでその意味を知るものを確認できていない。
予言者・森の主によると、その成立は数千年前。
そのころエルフヘイムは『
密告者』と呼ばれる強大な敵に侵略されており滅亡寸前であった。しかし、時の
妖精騎士伯ウェンディは諦めず、決死の探求の末『密告者』を封印する秘術を見つけ出しそれを実行したのである。
自らに密告者を封じる者と、それが解けぬよう外側から封じる者。すべての妖精騎士たちはパートナーを作り『密告者』を封印することに成功。妖精騎士の子孫らは、この封印を護る為、厳しく戒律を守り今まで生きて来たという。
恐らく『密告者』とは強力な
マスカレイドであり、それを封印しておくために戒律は守られてきたというのが真実であるようだ。
戒律を破るとどうなるのか
戒律を破るとどうなるかは
エルフヘイム編あらすじ第一弾にて判明した。
15歳以上のダークエルフは外から封じるというハイエルフの力がなくなると封印が解けその身体から棘を放ち続けるようになる。また、ハーフエルフに関しては最初から封印の力が及ばなくなるため生まれたその瞬間から棘を周囲に放ち続ける危険な存在となる。
エルフヘイム編開始時の状況
戒律を破るものが出始めたことで封印はとけ始め多くの『密告者』・棘がエルフヘイムに拡散し始めているようだ。
その量はエルフヘイム全体を覆うほどではないもののマスカレイド化するエルフが出現し、
沼地の魔女はそれを利用して
アンデッドに棘を封印して軍勢を整えるよう暗躍。
挙句に
森の主自身も棘に蝕まれ、森の動物たちが大量にマスカレイド化するという事態まで発展している。
妖精騎士の寝所
2011年1月に
クライブがより詳しい戒律の仕組みを語ってくれた。
かつて妖精騎士伯ウェンディは密告者からエルフヘイムを守るため、『自分達の体内に棘を封印する』方法を作った。厳しい戒律によりダークエルフの体内に棘を封じた彼らだったが、それではダークエルフが死んでしまえば、その『棘』は器を抜け出し世界へ拡散してしまう。
それを防ぐために作られたのが
妖精騎士の寝所という装置だった。
その名の通り、多くの妖精騎士達が眠る場所。
そこで眠る妖精騎士達の力によって『外へ出てしまった棘』を集め、一時的に世界樹へ預ける。そして、新たに生まれ来る器――ダークエルフに『棘』を封じ直すという一連の流れを編み出したのである。
生まれながらに棘をダークエルフが宿すのはこの一連の仕組みがあるからだ。
だが、数百年前よりここを管理するはずのスフィクス家によってこの仕組みは崩れ去ってしまっている。
関連項目
最終更新:2011年01月25日 10:21