ベルサリア決戦

時はブレイブブレイドの最盛期。聖剣学が人類の間で充分に浸透してくると強力な武力を持つ魔術師がごくありふれた存在になりつつあった。
しかし「世界の敵」がブレイブブレイドによって片っ端から駆逐されていく状況においてその武力を(合法的に)試す機会はきわめて希薄であった。
やがては心臓にロストメモリーの加護が発症した少女テールを動力源・制御装置として取り込んだ聖剣ベルサリアを起動し、単なる武力の挑戦という目的でブレイブブレイドへ矛先を向けた。
双方ともに甚大な被害は避けられないと予測されたが、ユハビィ(聖剣士)の活躍により驚くほど迅速に決着はつけられた。
それでも先鋒となった聖剣士の多くが犠牲となっており、ブレイブブレイドの快進撃は嘘のように足止めを食う。
人類全体への聖剣学の普及を恐れたエクセイレスブレイブブレイドの過剰な支配と聖剣学の研究の縮小を取り決めた。
ロストメモリーの加護の危険性を明確に知らしめた事件である。
最終更新:2009年09月25日 08:38