ここはある会場内の一角、そこには何者かから逃げるように息をひそめている女の子がいた。
ホルスタイン柄の衣装を着ており、そしてとても大きなモノが胸に付いている女の子だった。
彼女の名前は及川雫、牛を愛する牧場娘であり、アイドルもやっている少女である。
そんな彼女は今、ある存在から逃げ隠れていた。
「何ですかあの怪物は…!あんなものに襲われたら、死んでしまいます……!」
そんな彼女の目の前には、馬の頭をした怪物が女性を襲っている光景が広がっていた。
襲っているといっても弱肉強食という意味ではない。もっと汚らわしい行為を、その怪物は行っていた。
そう、その怪物は女性に対し無理やり自分の子を作ろうとしていたのだ。
彼女、及川雫はこの会場に来てすぐに、窓の外からその光景を見てしまったのである。
そしてこの光景を見た彼女は、その女性の悲鳴から耳をふさぎながら、自分が『女性として最も屈辱的なことをされる』のを恐れて逃げてしまったのだ。
『他の人を見捨てる』という罪悪感にさいなまれながら、そして『自分の身だけでも守りたい』というエゴから、彼女はその場から逃げることを選んでしまった。
そうして彼女はこの建物の中で、怪物が自分の存在に気づかないことを祈りながら息をひそめているのである。
そんな彼女にこの後救いが訪れるのか、それとも目の前の光景を自分の身体で味わうことになるのかは、誰にもわからない………。
【及川雫@アイドルマスター シンデレラガールズ】
[状態]:健康、馬の怪物(ティクバラン)に対する恐怖(大)
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:死にたくない。かといってほかの参加者を襲うつもりもない。でもどうすればいいのか分からない。
1:自分以外に呼ばれているアイドルがいないか心配。
2:あんなものに襲われたら、死んでしまいます……!
3:助けられなくて、ごめんなさい……!
[備考]
女性(NPC)を見殺しにしたことについて、強い罪悪感を感じています。
[状態]:健康、馬の怪物(ティクバラン)に対する恐怖(大)
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:死にたくない。かといってほかの参加者を襲うつもりもない。でもどうすればいいのか分からない。
1:自分以外に呼ばれているアイドルがいないか心配。
2:あんなものに襲われたら、死んでしまいます……!
3:助けられなくて、ごめんなさい……!
[備考]
女性(NPC)を見殺しにしたことについて、強い罪悪感を感じています。
【ティクバラン@フィリピンの民間伝承】
NPC。馬の頭に人間の胴体、馬の足を持つ半身半馬の怪物。
NPC。馬の頭に人間の胴体、馬の足を持つ半身半馬の怪物。
旅人を道に迷わせる力を持ち、また人間の女性を(性的な意味で)襲うために徘徊し、
更に被害にあった女性は彼と同じ、半身半馬の怪物を産むことになると言われている。
更に被害にあった女性は彼と同じ、半身半馬の怪物を産むことになると言われている。
……早い話が、同人界隈におけるジャミ様(ドラゴンクエストⅤ)みたいなヤツである。