「こんなこと...絶対に許せない...」
殺伐とした空気に包まれた会場の中、少女、高町なのはは主催に対して怒りを露にしていた
突然人々を殺し合いに巻き込み、平気で見せしめとして人を殺すなんて絶対に許せない行為だった
突然人々を殺し合いに巻き込み、平気で見せしめとして人を殺すなんて絶対に許せない行為だった
「何とかしたいけど...レイジングハートがないんじゃ...」
レイジングハートとはなのはが愛用するインテリジェントデバイス。
レイジングハートさえあれば戦力に関しては問題ないであろうがそのレイジングハートは恐らく主催の手によって支給品として誰かに支給されているだろう...とその時...
レイジングハートさえあれば戦力に関しては問題ないであろうがそのレイジングハートは恐らく主催の手によって支給品として誰かに支給されているだろう...とその時...
──ガサガサ──
「!!」
近くの茂みから音がし、なのはは驚いて振り返った、するとその茂みから数体のゴブリンが出てきた
「「「「「ゴブゴブ!!」」」」」
(っ...!よりによってレイジングハートがない時に...)
(っ...!よりによってレイジングハートがない時に...)
レイジングハートがなくては一体ならまだしも数体は相手にできないと考えたなのはは逃げようとしたが咄嗟にゴブリン達に囲まれてしまった
(...!?これはまずいかも...)
「「「「「ゴブーー!!」」」」」
(ごめん...みんな...)
「「「「「ゴブーー!!」」」」」
(ごめん...みんな...)
数体のゴブリンが一気になのはに飛びかかった、なのははただでは済まないことを悟ると目を閉じ覚悟した...その時...
──ふわっ──
突然身体が浮くような感覚に襲われた、なのはが目を開けるとたくさんのお姉さんにモテるぐらいのイケメンが自分をお姫様抱っこしていた、なのははその突然の出来事に顔を赤くした
「え...?///」
「君、大丈夫?」
「あ、あなたは...?」
「話は後で、まずはあの化け物達を倒してくるゾ!」
「君、大丈夫?」
「あ、あなたは...?」
「話は後で、まずはあの化け物達を倒してくるゾ!」
なのはを降ろした男はゴブリン達の前に立ち金属バットを持ち剣道の構えをした
「ゴブーー!!」
一体のゴブリンが男に飛びかかった、しかし
「面ーーー!!」
「ゴブ!?」
「ゴブ!?」
男の素早く放った打突がゴブリンの面にヒットした、面を打たれたゴブリンはそのまま倒れた
「「「ゴ、ゴブーー!!」」」
自分達の仲間一匹があっさりやられ、男のあまりの強さに怯むが三体のゴブリンが一気に飛びかかった、しかしそれでも男は動じず
「かん!とう!めーーーん!!!」
「「「ゴブーーー!?」」」
「「「ゴブーーー!?」」」
一気に三体のゴブリンを全てなぎ倒した
「ゴ、ゴブーー!!!」
最後の一体はとても勝てる相手じゃないと思ったのか逃げるように去っていった
「ふぅ...」
「す...凄い...」
「す...凄い...」
大人とはいえ数体のゴブリンを直ぐに片付けた男になのはは驚いた
すると男が再びこちらに近づいてきた
すると男が再びこちらに近づいてきた
「君、怪我はない?」
「は、はい...あの...助けてくれてありがとうございます!!それと...凄くカッコ良かったです!」
「いや〜それほどでも〜♪」
「は、はい...あの...助けてくれてありがとうございます!!それと...凄くカッコ良かったです!」
「いや〜それほどでも〜♪」
なのはの率直な感想に男は照れていた...すると
──ボワン!──
「きゃ!?」
突然男の周りから煙が出てきた、煙が晴れ何があったのか見てみるとなのはは驚愕した
「え...?男の子...?」
「お?ひょっとして変身が解けちゃったのかな?」
「お?ひょっとして変身が解けちゃったのかな?」
なのはは変身が解けたと話している子供に対して唖然としていた
○○○
遡ること数分前...
「あのおじさんは...」
嵐を呼ぶ園児、野原しんのすけは主催、ヒエール・ジョコマンを見て驚きの言葉を露にした
普段忘れっぽい性格の彼だがヒエール・ジョコマンは忘れてはいなかった...それはまだひまわりが生まれる前、リング・スノー・ストームの頼みにより家族皆で戦国時代にタイムスリップしたことがある、そして途中で出会った『春日吹雪丸』と出会い、『三人と一匹の勇者』として家族と吹雪丸と共に雲黒城へ行き、雲黒斎の正体であるヒエールを倒した...かに思われたがヒエールは現代世界に逃げており現代世界に戻ってきたしんのすけ達は再び彼と戦い無事倒すことができ世界に平和が訪れた...はずだった...
普段忘れっぽい性格の彼だがヒエール・ジョコマンは忘れてはいなかった...それはまだひまわりが生まれる前、リング・スノー・ストームの頼みにより家族皆で戦国時代にタイムスリップしたことがある、そして途中で出会った『春日吹雪丸』と出会い、『三人と一匹の勇者』として家族と吹雪丸と共に雲黒城へ行き、雲黒斎の正体であるヒエールを倒した...かに思われたがヒエールは現代世界に逃げており現代世界に戻ってきたしんのすけ達は再び彼と戦い無事倒すことができ世界に平和が訪れた...はずだった...
「あのおじさんのことだ...絶対にまた良くないことを考えてるゾ...」
ヒエールがまたもや何かを企んでいる...殺し合いや性的なことについては当然幼稚園児のしんのすけには何一つ理解できなかった、しかし何か良からぬことを考えていることだけは分かった
「それにしても困りましたな〜...」
しかし、突然知らない場所に連れてこられてしまったしんのすけはう〜んと頭を唸らせた、一体これからどうしたらいいのか分からなかったからだ
「バックの中に何か入ってないかな〜」
とりあえずどうしたらいいか分からずしんのすけはデイバックを漁った、すると中からしんのすけの見覚えのあるものが出てきた
「ん?この服、どっかで見たことあるきがするゾ?どこだっけ...?」
中から出てきたジャージの服についてしばらく思い返すとハッと思い出した
「あ、思い出したゾ、これ確かオラ達が戦国時代にタイムスリップしたときにシロがオラに渡してくれた服だゾ」
正確に言うと過去にシロの身体を借りたリング・スノー・ストームから渡された『タイムスーツ』が運良くしんのすけに支給されていた
「お?紙も入ってるゾ、え〜と...漢字ばっかりで分からないゾ...」
紙、いわゆる説明書が入っていたが漢字ばっかりでしんのすけには分からなかった、しかし過去に使用したことがあるためタイムスーツの扱い方は分かっていた
「え〜と確か、これを着てある呪文を言ったら変身できるんだよね?...なんだったっけ...?ま!後々思い出せばいっか!」
過去に教わった使い方を思い出しながらしんのすけはタイムスーツを着用する、前と変わらずしんのすけには大きすぎるため少しだぼっとしている
「相変わらず大きいですな〜...」
ここで彼の父親がいたら再びピョン吉みたいだと言われていただろう
...とその時、
...とその時、
「お?誰かいるゾ?」
しんのすけの視界に一つの人影が映った、よく見てみると女の子みたいだった
するとどこからか出てきた数体の化け物が女の子を囲んで、まさに今襲いかかろうとしていた
するとどこからか出てきた数体の化け物が女の子を囲んで、まさに今襲いかかろうとしていた
「た、大変だゾ!おたすけしなくちゃ!そうだ!呪文を唱えるんだゾ!え〜と確か...たすけてベスト!...あれ?違う?え〜と、たすけてケテケテ!...これも違う!?え〜とえ〜と...あ!思い出したゾ!!」
呪文を何回も間違えたがようやく思い出すことができ、しんのすけは思い切り息を吸って...叫んだ
「たすけてケスタ!!!!!」
○○○
しんのすけはなのはと互いに自己紹介をし、自分がタイムスーツで大人に変身しなのはを助けたことを説明した
「そうだったんだね、ありがとう!しんちゃん!」
「それほどでも〜♪困っている人をおたすけするのは当たり前ですからな!他にも困っている人がいればもちろんおたすけするゾ!」
「それほどでも〜♪困っている人をおたすけするのは当たり前ですからな!他にも困っている人がいればもちろんおたすけするゾ!」
しんのすけの放った発言になのはは心の底から凄いと思っていた
(私よりも年下でまだ幼稚園児なのに凄いな〜...それなのに私はレイジングハートがないっていうのを言い訳に何もしないで終わろうとしてた...)
デバイスがなくては何もできないと自分で思い込んでいたことになのはは情けなく思っていた
(せっかくしんちゃんが私を助けてくれたんだもん!私も頑張らなくちゃ!!)
「お?なのはちゃんどうかした?」
「あ...にゃはは!大丈夫!何でもないよ!」
「そう?とりあえず、他にも困っている人がいるかもしれないからオラと一緒に困っている人をおたすけしよう!」
「うん!そうだね!」
「お?なのはちゃんどうかした?」
「あ...にゃはは!大丈夫!何でもないよ!」
「そう?とりあえず、他にも困っている人がいるかもしれないからオラと一緒に困っている人をおたすけしよう!」
「うん!そうだね!」
こうして二人は行動を共にすることを決めた
幼い勇者と魔法少女、二人の結末は如何に...
幼い勇者と魔法少女、二人の結末は如何に...
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[状態]:健康
[装備]:SPタイムスーツ@クレヨンしんちゃん
[道具]:基本支給品、金属バット@現実、ランダム支給品1
[思考・状況]
基本行動方針:あのおじさん(ヒエール)を倒す
1:なのはちゃんと行動する
2:とーちゃん達もいたら探す
3:困っている人がいたらおたすけするゾ
[備考]
※映画の出来事を経験してます
[状態]:健康
[装備]:SPタイムスーツ@クレヨンしんちゃん
[道具]:基本支給品、金属バット@現実、ランダム支給品1
[思考・状況]
基本行動方針:あのおじさん(ヒエール)を倒す
1:なのはちゃんと行動する
2:とーちゃん達もいたら探す
3:困っている人がいたらおたすけするゾ
[備考]
※映画の出来事を経験してます
【高町なのは@魔法少女リリカルなのはA's】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本行動方針:主催(ヒエール)を倒して、みんなと脱出する
1:しんちゃんと行動する
2:フェイトちゃん達がいたら探したい
3:諦めちゃだめ!私も頑張らなくちゃ!
4:しんちゃん...カッコ良かったな〜
[備考]
参戦時期は少なくとも闇の書事件終了後です
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本行動方針:主催(ヒエール)を倒して、みんなと脱出する
1:しんちゃんと行動する
2:フェイトちゃん達がいたら探したい
3:諦めちゃだめ!私も頑張らなくちゃ!
4:しんちゃん...カッコ良かったな〜
[備考]
参戦時期は少なくとも闇の書事件終了後です
【支給品】
【SPタイムスーツ@クレヨンしんちゃん】
野原しんのすけに支給。
過去にリング・スノー・ストームから渡された特別なジャージ、これを着て『たすけてケスタ』という呪文を唱えると変身することができる
※残り変身回数4回
【SPタイムスーツ@クレヨンしんちゃん】
野原しんのすけに支給。
過去にリング・スノー・ストームから渡された特別なジャージ、これを着て『たすけてケスタ』という呪文を唱えると変身することができる
※残り変身回数4回
【金属バット@現実】
野原しんのすけに支給。
野球やソフトボールで打者が投手の投球を打つために用いられる棒状の用具
野原しんのすけに支給。
野球やソフトボールで打者が投手の投球を打つために用いられる棒状の用具