この作品は性的表現が含まれています。
過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください
過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください
「んー……」
バトルロワイアルのために用意された街の一角で、褐色の肌をした、白を基調としたセーラー服を着た少女が目を覚ました。
「ふわーぁ……」
少女は眼を擦りながら、溜まっていた眠気を発散するかのような盛大なあくびをする。
「……寒い」
路上で寝てしまっていたようで、地面がひんやりと冷たい。周囲の様子を確かめた直後、少女は何かを思い出したかのようにこう呟く。
「あー、大変なことになっちゃったねえ」
なんとも緊張感のない声で少女は言う。少女の名はシロッコ。過去の大戦で戦った艦の魂をその身に宿す『艦娘』の一人だ。イタリアにルーツを置く艦らしく、その身に纏うセーラー服の色はどこかイタリアの国旗を彷彿とさせる。
「死んじゃった子、グレちゃんにちょっと似てたなー……あ、シロッコにも首輪ついてる」
眠たげないつもの調子を崩さずに、シロッコは自身の首に食らいついている首輪を確認する。
「夢じゃないんだー……。うーん、どうしよっか」
シロッコは夜空を見上げながら考える。
勿論のこと、シロッコは死にたくない。マエストラーレ級駆逐艦の姉妹――マエストラーレ、グレカーレ、リベッチオとは離れ離れになりたくないし、鎮守府で自分を指揮する提督も嫌いではない。できることなら、今すぐ帰りたいところだが、ではどうやって帰還するかといえば分からない。このゲームを壊すか、最後の一人になることを目指すか。
勿論のこと、シロッコは死にたくない。マエストラーレ級駆逐艦の姉妹――マエストラーレ、グレカーレ、リベッチオとは離れ離れになりたくないし、鎮守府で自分を指揮する提督も嫌いではない。できることなら、今すぐ帰りたいところだが、ではどうやって帰還するかといえば分からない。このゲームを壊すか、最後の一人になることを目指すか。
「……人殺しちゃったら、マエスト姉さんもグレちゃんもリベちゃんも怒るよね」
そんなことをシロッコが呟いた、その時だった。
「んー?なにあれ」
建物と建物の間から、シロッコに向かって何かが飛来してくる。
「……うわぁ。へんな格好」
シロッコがそう驚嘆せざるを得ないほどに、それはあまりにも突飛な姿形をしていた。
形容するなら、『白いアヒル型のおまるを模したモノで空を飛ぶパンストを被った人間』。その時点で変というレベルではないことが分かるだろう。しかも、おまる型の飛行物体の下からはその人物の脚が突き出ており、尚のこと外見の滑稽さを増していた。
形容するなら、『白いアヒル型のおまるを模したモノで空を飛ぶパンストを被った人間』。その時点で変というレベルではないことが分かるだろう。しかも、おまる型の飛行物体の下からはその人物の脚が突き出ており、尚のこと外見の滑稽さを増していた。
「……なに?何か用?その格好、『えろとらっぷ』ってやつにでも引っ掛かったの?持ってるそれも、オモチャみたいだね」
シロッコは小首を傾げながら、自身の前に降り立ったパンストを被った人間に対して言う。そいつは大きめの銃を持っていたが、銃口もなく傍から見ればただのオモチャのようにしか見えなかった。よく言えば純真、悪く言えば無防備、無警戒。そんなシロッコの気質が命取りとなる。
パンストを被った人間はシロッコに返事を返すこともなく、手持ちの銃をシロッコに向けてピンク色の光線を発射する。
パンストを被った人間はシロッコに返事を返すこともなく、手持ちの銃をシロッコに向けてピンク色の光線を発射する。
「え――」
まさかそれが弾を撃てる銃だとは思いもしなかったシロッコは回避する余裕もなく、ピンク色の光線に被弾してしまった。
「えぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺっ!?!?」
シロッコは素っ頓狂な声を上げ、ピンクの光に包まれながら身体を大の字に広げて痙攣させる。その間にシロッコの身に着けていたセーラー服は下着に至るまで綺麗に消え去り、代わりに新たな布が再構築されてシロッコの褐色肌の裸体に着せられていく。
「ふぇ――へ?なにこれ!?」
ピンクの光が収まり、自分の身体を確認したシロッコは目を見開いた。気づけば、彼女は股の部分を腰骨の位置まで鋭角にカッティングした水着――所謂「ハイレグ水着」を強制的に着せられていたのだ。シロッコの未だ凹凸の薄いくびれからうっすらと見える鼠径部の線も丸出しになっており、股を強調した、非常にきわどい格好になっていた。
「ふわ~、これが『えろとらっぷ』ってやつ?」
眠たげな調子を崩さないものの、その声は普段よりも上擦っており、シロッコが慌てていることは明白であった。
今、この場にいるのはパンストを被った人間に、ハイレグ水着を着せられた小麦色の肌の幼げな少女。この光景は異様という他ない。
今、この場にいるのはパンストを被った人間に、ハイレグ水着を着せられた小麦色の肌の幼げな少女。この光景は異様という他ない。
「シロッコにこんな格好させて、あたしをどうするつもり?」
ほんのり頬を紅く染めながら、目の前のパンストを被った人間を見据えるシロッコ。
その傍らで、何か使えるものがないか、持っていたデイバックの中に手を入れようとする。
その傍らで、何か使えるものがないか、持っていたデイバックの中に手を入れようとする。
「――あれ?なんで動けないの~?」
しかし、シロッコの身体は金縛りにあったかのように気をつけをしたまま動かなかった。
「これも、あなたの仕業?」
シロッコが聞くも、目の前のパンスト人間は応えない。しかし、既に手持ちの銃は下げており、この状況が目の前の人物の思い通りであることは明白であった。
「――ハイグレ!」
そんな時、シロッコの口から突如変な掛け声が発される。それと同時に、シロッコは腰を落として蟹股に脚を開き、両手でV字を形作るように交差させ鼠径部をなぞるように動かす。
「……へ?何これ、いつの間に――」
しかし、そんな滑稽なことをシロッコが意図してするはずもない。
「あれ?あれれ?身体が勝手に……ハイグレ!ハイグレっ!やだっ、シロッコそんなこと言ってなハイグレ!」
それでも、シロッコの身体は操られるかのように所謂「コマネチ」をするポーズを繰り返し取り、口をつくかの如く「ハイグレ」と言わされる。
「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!ハイグレっ!」
(な、なにこれ……?ハイグレするたびに、気持ちよく……?)
(な、なにこれ……?ハイグレするたびに、気持ちよく……?)
やがて、最初はぎこちなかったシロッコのハイグレの動作が明らかにキレを増してくる。そして、シロッコがハイグレのポーズを取るたびに水着にかろうじて隠された股間が刺激され、快楽の波が押し寄せてくる。
「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!ハイグレェっ!」
嫌そうだったシロッコの顔は、いつしか自慰行為に夢中になる女子のような扇情的な表情になっていた。
(このハイグレってやつ、すごく気持ちいい……癖になっちゃいそう……)
度重なるハイグレのポーズによって、その快楽は閾値を超えようとしていた。
(こんな感じはじめて……すっごく幸せ……ハイグレ魔王様に感謝しないと……あれ、ハイグレ魔王様って誰――)
その瞬間、シロッコの脳内に声が響いてきた。
――あなたはハイグレ人間として生まれ変わり、ハイグレ魔王様に仕えて生きていくのです。
――ハイグレ銃で仲間を増やし、ハイグレ魔王様の元に帰還しなさい。
――さすれば、ハイグレ魔王様もお喜びになられるでしょう。
――ハイグレ銃で仲間を増やし、ハイグレ魔王様の元に帰還しなさい。
――さすれば、ハイグレ魔王様もお喜びになられるでしょう。
「ハイグレ!ハイグレハイグレハイグレハイグレ――」
「――ハイグレえええええええっ!!!」
「――ハイグレえええええええっ!!!」
その声に応えるかのように、一際大きなハイグレのポーズを取りながら、シロッコは絶頂した。首を仰け反らせ、水着の股間部に液体を滲ませながら、ビクビクと震えている。
それは、シロッコの「艦娘としての生」の終わりでもあった。
それは、シロッコの「艦娘としての生」の終わりでもあった。
§
「――ハイグレハイグレッ!ハイグレ人間シロッコ、洗脳完了しました!ハイグレ人間にして頂きありがとうございます!ハイグレグラッチェ!」
しばらく静止した後、シロッコはこれまでの態度が嘘であるかのように機敏にハイグレをポーズを取りながら、目の前のパンスト人間に忠誠の言葉を贈った。
パンスト人間――否、パンスト兵は、その様子を見届けるとおまる型の物体に乗って飛び立って行く。去り際に、ハイグレ人間となったシロッコに餞別を贈るかのように、懐からピンク色の洗脳光線を出す銃――ハイグレ銃を取り出し、シロッコに手渡していった。
パンスト人間――否、パンスト兵は、その様子を見届けるとおまる型の物体に乗って飛び立って行く。去り際に、ハイグレ人間となったシロッコに餞別を贈るかのように、懐からピンク色の洗脳光線を出す銃――ハイグレ銃を取り出し、シロッコに手渡していった。
「パンスト兵様、ありがとうございます!いただいた銃でハイグレ人間を増やして参ります。ハイグレ!」
シロッコはハイグレのポーズを取りながら去っていくパンスト兵に最大限の感謝を示し、見送った。
「ハイグレってこんなにいいものだったんだね~。あたしすっかり勘違いしてた」
身も心もハイグレ人間にされてしまったシロッコは、自身がハイレグ水着を纏っっているという幸福感を噛みしめる。
「ここでじっとしちゃいられない。殺し合いに参加してる皆にも、ハイグレの素晴らしさを、ハイグレ人間になる幸せを伝えなきゃ!」
そう言って、シロッコはハイグレ銃を構えながら歩き出した。
「殺し合いの主催も参加者も、みんなハイグレ人間になれば殺し合いなんてやめるっしょ。そしてみんなで仲良く手を取り合って、ハイグレ魔王様のもとに帰るんだ!」
ハイグレは世界を救う――冗談抜きでそう信じながら。
すべては、未だ見ぬハイグレ魔王様のために。
すべては、未だ見ぬハイグレ魔王様のために。
【シロッコ@艦隊これくしょん】
[状態]:ハイグレ人間、ハイグレ魔王への忠誠、健康
[装備]:ハイグレ銃、ハイレグ水着
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから帰還する
1:ハイグレ銃でハイグレ人間を増やす
2:ハイグレ人間全員で協力する
3:みんなハイグレ人間になればいいじゃん
[備考]
※ハイグレ銃で洗脳されています。
※ハイレグ水着の下には何も着ていません。
※いずれは主催もハイグレ人間にして殺し合いを丸く収めるつもりです。
[状態]:ハイグレ人間、ハイグレ魔王への忠誠、健康
[装備]:ハイグレ銃、ハイレグ水着
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから帰還する
1:ハイグレ銃でハイグレ人間を増やす
2:ハイグレ人間全員で協力する
3:みんなハイグレ人間になればいいじゃん
[備考]
※ハイグレ銃で洗脳されています。
※ハイレグ水着の下には何も着ていません。
※いずれは主催もハイグレ人間にして殺し合いを丸く収めるつもりです。
『支給品紹介』
【ハイグレ銃@クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王】
パンスト兵からの手渡しによりシロッコに支給。
ハイグレ魔王軍で末端のパンスト団も使う一般的な兵器であり、銃から出る光線を一発当てると
どんな人間も一発でハイレグ水着の格好にさせた上で洗脳する事が出来る恐怖の兵器。
ハイグレ人間にされたばかりの者は顔がひきつって嫌そうにしているが、時間が経てば洗脳が進み、笑顔でハイグレをするようになっていき、
やがて原作のまつざか先生のように嬉々としてハイグレ魔王軍に従うようになる。
此度のバトルロワイアルではハイグレのポーズを行うたびに股間に性的刺激が行くようになっており、
絶頂を迎えると完全に洗脳されてハイグレ魔王軍に忠誠を誓うようになっている。
【ハイグレ銃@クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王】
パンスト兵からの手渡しによりシロッコに支給。
ハイグレ魔王軍で末端のパンスト団も使う一般的な兵器であり、銃から出る光線を一発当てると
どんな人間も一発でハイレグ水着の格好にさせた上で洗脳する事が出来る恐怖の兵器。
ハイグレ人間にされたばかりの者は顔がひきつって嫌そうにしているが、時間が経てば洗脳が進み、笑顔でハイグレをするようになっていき、
やがて原作のまつざか先生のように嬉々としてハイグレ魔王軍に従うようになる。
此度のバトルロワイアルではハイグレのポーズを行うたびに股間に性的刺激が行くようになっており、
絶頂を迎えると完全に洗脳されてハイグレ魔王軍に忠誠を誓うようになっている。
『NPC紹介』
【パンスト兵@クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王】
ハイグレ魔王の部下。オマルのような飛行艇に乗り、ハイグレ銃を持っている。
原作では編隊を組んで街にくり出し、地球人をハイグレ光線でハイレグ水着姿のハイグレ人間にしていった。
此度のバトルロワイアルではあくまでNPCであり、見かけた未洗脳の参加者を見かけ次第ハイグレ人間にしていくようプログラムされている。
また、相当数のハイグレ銃を所持しており、参加者をハイグレ人間に洗脳した場合はハイグレ銃を支給するようになっている。
【パンスト兵@クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王】
ハイグレ魔王の部下。オマルのような飛行艇に乗り、ハイグレ銃を持っている。
原作では編隊を組んで街にくり出し、地球人をハイグレ光線でハイレグ水着姿のハイグレ人間にしていった。
此度のバトルロワイアルではあくまでNPCであり、見かけた未洗脳の参加者を見かけ次第ハイグレ人間にしていくようプログラムされている。
また、相当数のハイグレ銃を所持しており、参加者をハイグレ人間に洗脳した場合はハイグレ銃を支給するようになっている。
「あ……ああ……」
これらの一部始終を、建物の中に隠れて見ていた者がいた。
「そんな……シロッコ……どうしてこんなことに……」
それは奇しくも、マエストラーレ級姉妹の長女であり、シロッコの姉でもあるマエストラーレだった。ポロポロと涙を零しながら、その場に崩れ落ちる。
この場所に転送される前、妹であるグレカーレに雰囲気の似た少女が無惨に殺された時に、シロッコの姿は確認していた。長女として、妹だけは守ってみせる。そう思っていたはずだったのに。
この場所に転送される前、妹であるグレカーレに雰囲気の似た少女が無惨に殺された時に、シロッコの姿は確認していた。長女として、妹だけは守ってみせる。そう思っていたはずだったのに。
(どうして、あの時動けなかったの……あの時私が助けに入っていればシロッコは……!)
動けなかった。目の前に広がる光景が、シロッコをあんな風に作り変えてしまった奴があまりにも異様で、身体が竦んでしまった。
「っ……」
今一度、窓を除いてパンスト人間とシロッコのいた場所を確認する。もう既に両者共に去ってしまったのか、夜の静けさを取り戻していた。
「……」
分かっている。パンスト人間の持っていた銃が、撃った相手を問答無用で洗脳してしまう機能があろうとはそれを目にするまで思いもしなかっただろう。
仮に、マエストラーレが助けに入ってもシロッコと仲良くハイグレ人間にされていたに違いない。
しかし、目の前で辱められる妹を前にして動けなかったという事実は、間違いなくマエストラーレの心を蝕んでいた。
仮に、マエストラーレが助けに入ってもシロッコと仲良くハイグレ人間にされていたに違いない。
しかし、目の前で辱められる妹を前にして動けなかったという事実は、間違いなくマエストラーレの心を蝕んでいた。
「ごめんねシロッコ……待ってて。お姉ちゃんがいつか助けてあげるから」
だが、希望が断たれたわけではない。洗脳されたとはいえ、シロッコは生きている。生きてさえいれば、艦娘としてのシロッコに戻すことだってできるはずだ。
(長女だもん……絶対に諦めないんだから!)
マエストラーレは涙を拭い、戦う決意を固める。妹を取り戻すために、そして妹と共に帰還するために。
【マエストラーレ@艦隊これくしょん】
[状態]:シロッコを救えなかった後悔
[装備]:マエストラーレ級姉妹の制服
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから帰還する
1:シロッコをハイグレ人間から取り戻す
2:協力できそうな人がいれば協力する
[備考]
[状態]:シロッコを救えなかった後悔
[装備]:マエストラーレ級姉妹の制服
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから帰還する
1:シロッコをハイグレ人間から取り戻す
2:協力できそうな人がいれば協力する
[備考]