意思ーーーーー何かをしようとするときの元となる心持ち。
goo国語辞書より引用。
goo国語辞書より引用。
第一章 生きて帰る意思
「一体……これは何なんですか!?」
訳もわからないままこの浮遊大陸に送られ、ひたすらに困惑の色を隠せない女性。
訳もわからないままこの浮遊大陸に送られ、ひたすらに困惑の色を隠せない女性。
女性の名は真手凛
”生論社”に所属する編集者。
”生論社”に所属する編集者。
「たしか……これから青山先生のサイン会が始まるはずだったはず……」
そう――――――
凜は自分の担当作家である青山翠こと青山ブルーマウンテンのサイン会を開催する大切な一日のはずだった。
そう――――――
凜は自分の担当作家である青山翠こと青山ブルーマウンテンのサイン会を開催する大切な一日のはずだった。
しかし、その大切な一日は性欲という一人の男による欲望により塗りたくられてしまった——————
(翠ちゃん……翠ちゃんはこんな悪趣味な場所にいませんよね?)
凜は祈る。
自分の担当作家が巻き込まれていないことを。
凜は祈る。
自分の担当作家が巻き込まれていないことを。
「絶対に……生きて帰るんだからッ!」
編集者は動く。
日常へ帰るために——————
日常へ帰るために——————
——————その意思は心ぴょんぴょん跳ねる
【真手凛@ご注文はうさぎですか?】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:生きて帰る
1:他の参加者と合流したい
[備考]
※参戦時期はご注文はうさぎですか?BLOOM10羽青山ブルーマウンテンのサイン会準備前より
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:生きて帰る
1:他の参加者と合流したい
[備考]
※参戦時期はご注文はうさぎですか?BLOOM10羽青山ブルーマウンテンのサイン会準備前より
終章 大志を抱く意思ある2人の女性
性欲が跋扈する浮遊大陸。
「……」
眉を顰めて睨みつづける少女ーーーーー
眉を顰めて睨みつづける少女ーーーーー
少女の名は乃木若葉
四国にある良家「乃木家」の出身で居合道を得意とする中学2年生。
しかし、若葉にはある「力」がある。
四国にある良家「乃木家」の出身で居合道を得意とする中学2年生。
しかし、若葉にはある「力」がある。
「…私は貴様を許さない。必ず尊厳を弄びて殺した少女の報いを受けさせる」
ー恩義や情けには報いを。攻撃されたら報復をー
ー恩義や情けには報いを。攻撃されたら報復をー
乃木若葉の旨。
ゆえに若葉は罪なき少女を殺めたメフィスとフェレスを許さないーーーーー
ゆえに若葉は罪なき少女を殺めたメフィスとフェレスを許さないーーーーー
「勇者の名にかけて」
そう乃木若葉は「勇者」であるーーーーー
そう乃木若葉は「勇者」であるーーーーー
☆彡 ☆彡 ☆彡
「これは…一体……?」
浮遊大陸に誘われ、戸惑いを隠せない着物女性。
浮遊大陸に誘われ、戸惑いを隠せない着物女性。
着物女性の名は徳川家茂。
江戸幕府第14代将軍ーーーーー
江戸幕府第14代将軍ーーーーー
紀州徳川家の娘で本来の名は福子。
なぜ、女性である福子が徳川家康が開いた江戸幕府の将軍となったのかというとーーーーー
なぜ、女性である福子が徳川家康が開いた江戸幕府の将軍となったのかというとーーーーー
それは3代将軍家光の御世の頃であった。奇病、赤面疱瘡により日の本の男子が一時絶滅寸前にまで陥ったことがある。
ほとんどが男子にかかると言う恐ろしい赤面疱瘡はなんと、家光公の命まで刈り取ってしまう……
そこで春日局は家光公の落胤の少女に目をむけ、世継ぎを儲けさせようと企む。春日局の死後。その少女は将軍につきそれ以来、代々女性の徳川将軍が生まれた。
原因となった赤面疱瘡は家斉の時代に開発されたワクチンの強制接種により撲滅に成功したが、13代将軍家定の死去した後、大老井伊直弼による推薦もあり女性であるが14代将軍の座についた。
ほとんどが男子にかかると言う恐ろしい赤面疱瘡はなんと、家光公の命まで刈り取ってしまう……
そこで春日局は家光公の落胤の少女に目をむけ、世継ぎを儲けさせようと企む。春日局の死後。その少女は将軍につきそれ以来、代々女性の徳川将軍が生まれた。
原因となった赤面疱瘡は家斉の時代に開発されたワクチンの強制接種により撲滅に成功したが、13代将軍家定の死去した後、大老井伊直弼による推薦もあり女性であるが14代将軍の座についた。
(いけない…早く江戸に戻らねば大問題となる!)
家茂は今の状況に焦る。
ただでさえ、攘夷を叫ぶ薩摩や公家たちの声が大きくなっているなか、将軍である自分がいなくなれば、幕府の権威が完全に失墜する。
なにより、帝に直接、言上した「お守り」するとの約束が果たせなくなる。
家茂は今の状況に焦る。
ただでさえ、攘夷を叫ぶ薩摩や公家たちの声が大きくなっているなか、将軍である自分がいなくなれば、幕府の権威が完全に失墜する。
なにより、帝に直接、言上した「お守り」するとの約束が果たせなくなる。
(まずは、殺し合いに乗っていない他の参加者と合流をしたい…)
生きて帰るためにも家茂は男が申した殺し合いに乗らない参加者を探すべく歩く。
生きて帰るためにも家茂は男が申した殺し合いに乗らない参加者を探すべく歩く。
「あれは……南蛮風の女子(おなご)?」
家茂は見かけた女子に声をかけるーーーーー
家茂は見かけた女子に声をかけるーーーーー
☆彡 ☆彡 ☆彡
「……」
若葉は手を顎に当てながら思考する。
(徳川家茂?…おかしい。家茂は男性ではないの…?)
若葉は話しかけてきた目の前の着物女性の名に考え込んでいる……
若葉は手を顎に当てながら思考する。
(徳川家茂?…おかしい。家茂は男性ではないの…?)
若葉は話しかけてきた目の前の着物女性の名に考え込んでいる……
(でも、この女性が嘘をついているようにも見えない……とりあえず、様子を見てみるか)
若葉は女性を家茂として接することに決めた。
若葉は女性を家茂として接することに決めた。
「?いかがした。私の名前に何か疑問でも?」
(私を将軍か疑っている?…もしや、服装と言いこの女子は南蛮の者?いや…それにしては発する言葉は流暢……ふむ)
家茂は黙っている女子の容姿を見つつ、考え込む……
(私を将軍か疑っている?…もしや、服装と言いこの女子は南蛮の者?いや…それにしては発する言葉は流暢……ふむ)
家茂は黙っている女子の容姿を見つつ、考え込む……
「いえ。将軍家茂公とは知らずこのような無礼な振る舞い申し訳ございません」
若葉はとりあえず目の前の女性を徳川家茂として認識する。
若葉はとりあえず目の前の女性を徳川家茂として認識する。
「いえ。構いません。将軍とはいえ、ここではその地位は何も意味をなさぬ。それで、そなたの名は?」
(おいおい信頼を結んでいけば分かることか…)
とりあえず、家茂も疑問を横に置き、若葉と会話を続ける。
(おいおい信頼を結んでいけば分かることか…)
とりあえず、家茂も疑問を横に置き、若葉と会話を続ける。
「私の名前は乃木若葉です。ご安心ください。その御身は私が守ります」
勇者として人々を守る。たとえ、歴史上の人物でもそれは変わらないーーーーー
勇者として人々を守る。たとえ、歴史上の人物でもそれは変わらないーーーーー
「それは、たのもしい。頼りにするぞ若葉殿」
家茂は若葉の申し出に朗らかな笑みを浮かべる。
家茂は若葉の申し出に朗らかな笑みを浮かべる。
☆彡 ☆彡 ☆彡
(さて、家茂公に伝えるべきか……どうする?)
若葉は家茂が生きていた時代より150年も未来を生きている人間である。
当然ながら徳川の時代は終わっている。
若葉は家茂が生きていた時代より150年も未来を生きている人間である。
当然ながら徳川の時代は終わっている。
(歴史上の人物に未来を教えても大丈夫なのか?…たしか、タイムパラドックスとか聞いたことがあるが……)
乃木若葉は悩むーーーーー
【乃木若葉@乃木若葉は勇者である】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを打破し、主催の男(ヒエール)に報いを受けさせる
1:家茂や他の参加者を守る
2:ひなたは巻き込まれていないことを願う……
[備考]
※参戦時期は丸亀城の戦いの後
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを打破し、主催の男(ヒエール)に報いを受けさせる
1:家茂や他の参加者を守る
2:ひなたは巻き込まれていないことを願う……
[備考]
※参戦時期は丸亀城の戦いの後
☆彡 ☆彡 ☆彡
(若葉と名乗る女子…並々ならぬ決意を秘めておるようだ)
家茂は若葉の揺るぎない目から感じ取った。
家茂は若葉の揺るぎない目から感じ取った。
(新しき世を迎えようとする今、流れに倣いたい。私は若葉なる女子から新しき風を学びたい)
家茂は単なるお飾りの将軍ではない。
思慮深く聡明な女性。
家茂は単なるお飾りの将軍ではない。
思慮深く聡明な女性。
未来人かつ戦う力を持つ若葉と出会えたこと徳川家茂は幸甚である。
【徳川家茂@大奥 (漫画) 】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3
[思考・状況]
基本方針:生きて帰る
1:若葉と行動をともにする
2:若葉と申す女子に興味が湧いた
[備考]
※参戦時期は17巻、一度目の上洛を終えて江戸に戻った直後
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3
[思考・状況]
基本方針:生きて帰る
1:若葉と行動をともにする
2:若葉と申す女子に興味が湧いた
[備考]
※参戦時期は17巻、一度目の上洛を終えて江戸に戻った直後