この作品は性的表現が含まれています。
過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください
過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください
「ホンットここってエッチな奴ばっかりね!」
殺し合いの舞台となった浮遊大陸内にあるエロトラップダンジョンのうちの一つの中で、マエストラーレ級2番艦であるグレカーレは奮闘していた。
どうやらここは監獄を模したダンジョンとなっているようで、中には多数の牢屋と目を血走らせた囚人がおり、グレカーレ目掛けて一斉に襲い掛かってくる。
グレカーレは運悪く囚人が多数いる区画に飛ばされてしまい、こうして多くの囚人を単身相手しているのだ。
手元に艤装があったことが不幸中の幸いだった。これがなければ今頃グレカーレは囚人たちの慰み物にされていただろう。
どうやらここは監獄を模したダンジョンとなっているようで、中には多数の牢屋と目を血走らせた囚人がおり、グレカーレ目掛けて一斉に襲い掛かってくる。
グレカーレは運悪く囚人が多数いる区画に飛ばされてしまい、こうして多くの囚人を単身相手しているのだ。
手元に艤装があったことが不幸中の幸いだった。これがなければ今頃グレカーレは囚人たちの慰み物にされていただろう。
「このぉっ!」
グレカーレは連装砲を囚人に向けて放つ。その衝撃と威力で射線上にいた囚人は吹き飛ばされるも、尚も数が減る気配はない。四方八方を、グレカーレの小麦色の肌を見て鼻息を荒くする囚人たちが取り囲んでいた。
「んにゃあっ!?」
不意に、グレカーレの背後からセーラー服のスカートを鷲掴みにされる。振り返ると、すぐそこにまで迫っていた囚人がグレカーレの服を脱がそうとしていた。
「っ、近寄るなロリコン!」
グレカーレは生理的な嫌悪感を催しながら囚人の股間を蹴り上げ、スカートから手が離れた隙に囚人の包囲が薄い方へと駆け、包囲網を突破しようとする。
「あっ!?」
しかし、突破しきる前に囚人に腕を掴まれてしまう。しまった、と思う間もなく、もう片方の腕に両脚も囚人に掴まれ、四肢を拘束されてしまう。
「っ……」
ぐぐ……と力を籠めても、囚人の身体能力は人間のそれと比べると遥かに強く、いくら艦娘といえどビクともしない。
動けなくなったグレカーレの肌――髪から頬、剥き出しの脇に縞パンツ越しのお尻までを、囚人の手が容赦なく撫でる。
動けなくなったグレカーレの肌――髪から頬、剥き出しの脇に縞パンツ越しのお尻までを、囚人の手が容赦なく撫でる。
「触るな……ヘンタイッ!」
誘うわけでもなく、本気のトーンで叫ぶグレカーレ。
グレカーレの所属する鎮守府の提督に対しては自分からスカートを捲って視線を誘うこともあったが、自分から誘うのと無理矢理やられるのとでは話が全く違う。
性欲が人の形を取ったような存在に囲まれて好き放題されるというのは、いくらグレカーレといえど恐怖すら感じるものだった。
グレカーレの所属する鎮守府の提督に対しては自分からスカートを捲って視線を誘うこともあったが、自分から誘うのと無理矢理やられるのとでは話が全く違う。
性欲が人の形を取ったような存在に囲まれて好き放題されるというのは、いくらグレカーレといえど恐怖すら感じるものだった。
「いい加減に……しろぉっ!」
このままでは状況は悪くなる一方だ。
グレカーレは囚人たちの包囲から脱出するべく、温存していた爆雷を地面に落とした。
グレカーレは囚人たちの包囲から脱出するべく、温存していた爆雷を地面に落とした。
次の瞬間、耳を引き裂くような爆発音と共にグレカーレごと囚人たちを吹き飛ばした。
本来、爆雷は海中に落として水中に潜む潜水艦を撃沈するためにあるものだが、それを手榴弾の如く使ったのだ。
無論、その真上にいたグレカーレも無事では済まない。だからこそ、この攻撃はあまり使いたくなかったのだ。
本来、爆雷は海中に落として水中に潜む潜水艦を撃沈するためにあるものだが、それを手榴弾の如く使ったのだ。
無論、その真上にいたグレカーレも無事では済まない。だからこそ、この攻撃はあまり使いたくなかったのだ。
「いっつつつ……」
とはいえ、グレカーレはボロボロになった制服と火傷を負いつつも、五体満足のまま囚人の包囲網を脱出することに成功した。マエストラーレ級は対潜戦闘が得意な方だし、悪運が強い自覚もある。
そのままダンジョン内を駆け、未だ爆風の煙に巻かれている囚人たちから見つからないよう通路の角に身を隠す。
そのままダンジョン内を駆け、未だ爆風の煙に巻かれている囚人たちから見つからないよう通路の角に身を隠す。
「――ほんっと、悪趣味ね……」
囚人たちが追って来ないことを確認し、ホッとして呟いた。
§
――まさか、あんな狂った催しが行われていて、それにあたしが参加させられるなんて。
エッチなトラップがある会場で為される殺し合い。いくら普段は小悪魔的な言動で提督を誘惑していたグレカーレもこれには困惑した。
そして、直後に見せつけられた凄惨な「デスアクメ」。殺されたのは、グレカーレをもっと過激にしたような雰囲気の小麦肌の少女。その光景はグレカーレにとって、普段から大人を揶揄うお前のようなメスガキはいずれこうなるのだ、と告げられているような気がして、不快というレベルではなかった。
そして、直後に見せつけられた凄惨な「デスアクメ」。殺されたのは、グレカーレをもっと過激にしたような雰囲気の小麦肌の少女。その光景はグレカーレにとって、普段から大人を揶揄うお前のようなメスガキはいずれこうなるのだ、と告げられているような気がして、不快というレベルではなかった。
「あたしはあんなダイレクトなこと言わないから!……まあ、あんな目にあっちゃったのはかわいそうだけどさ」
そう言いながら、グレカーレは爆雷によるダメージが完治した自分の肌を見つめる。
「へー、すごいじゃん。なんの薬かは知らないけど、良いもの引けちゃったね」
彼女の傍らには、薬の入っていた器が置かれていた。これは元々グレカーレのデイバックに入っていた支給品の一つだ。
「えーと……これ、なんて読むんだろ。日本語のむずかしー漢字はまだよくわかんないなー」
付属の説明書の名前欄には、「■■の薬」と大きく書いてあった。一体それが何の薬かは詳しく読んでいないので分からないが、殺し合いの再序盤から手傷を負うのはまずいと判断し、とにかく傷を癒すことを最優先に器の中にある薬らしきものをすべて服用した。すると、爆雷で受けた傷がみるみる内に消えていったのだ。
「これでまだ戦えそうね。あのヒョロ人間の思い通りになるものヤだし、帰る方法見つけないとね!」
グレカーレがそう言って、薬の器をデイバックに収めて立ち上がった、その瞬間のことだった。
通路の曲がり角から囚人の一人が顔を出し、グレカーレを捕捉したのだ。
通路の曲がり角から囚人の一人が顔を出し、グレカーレを捕捉したのだ。
「やっば……!」
囚人は狂ったように叫びながらグレカーレに性欲をぶつけようとする。
「あーもうっ、しつこい!そういうの嫌われるよっ!」
咄嗟に囚人から距離を取り、反対の方向へと逃げようとするグレカーレ。
しかし、彼女は知らなかった。彼女の進む通路の先には、彼女を『終わらせる』エロトラップが仕込まれていたことを。
しかし、彼女は知らなかった。彼女の進む通路の先には、彼女を『終わらせる』エロトラップが仕込まれていたことを。
「へ……?」
グレカーレが床を踏むと同時に魔法陣のような円形の模様がダンジョンの床に浮かび上がった。
その模様は光を増していき、グレカーレの視界を白で覆う。
その模様は光を増していき、グレカーレの視界を白で覆う。
「ちょ、なにこれ――」
グレカーレに避ける暇も与えずに、その光はグレカーレを呑み込んだ。
(何が起こって……?)
直に、光が止む。エロトラップに巻き込まれたかと思ったが、グレカーレは無事だった。
エッチなことをされるというわけでもなく、恥ずかしいところを責められている感覚もない。
が、グレカーレが無事を確認するために身体を見下ろした瞬間、目を見開いた。
エッチなことをされるというわけでもなく、恥ずかしいところを責められている感覚もない。
が、グレカーレが無事を確認するために身体を見下ろした瞬間、目を見開いた。
「むああああああああっ!?」
なんとグレカーレは、艤装から衣服、下着まで剥ぎ取られ、一糸纏わぬ姿にされていた。これまで身に着けていたものはすべて塵と化し、全裸のグレカーレの足元にデイバックが落ちているだけなっていた。
「むうっ、んむう、むぐううううっ!」
(何これっ!?何なのよコレえええええっ!!)
(何これっ!?何なのよコレえええええっ!!)
しかも、両手は鋼鉄の手枷により背中で後ろ手に束ねられ、口にはボールギャグを嵌められていて、恥ずかしいところを隠せないばかりか話すこともできなくなっており、くぐもった声しか出せなくなっていた。
「むううっ!んぐむぅっ!」
外見相応の幼さを持つ胸と股間を隠そうと手枷をガチャガチャと鳴らして外そうとしているが、鋼鉄でできているそれはビクともしない。
一瞬のうちに、何もかもを奪われて裸にされた挙句、両手を口を封じられてしまった。
グレカーレをこのような状態に陥れたエロトラップの名は、「強制装着トラップ」。
衣服を含め、元々装備していたモノを消滅させて特定のモノだけを装備させるという、モノによっては瞬時に参加者を無力化できる危険なトラップだ。
これによってグレカーレに装着されたのは、よりにもよって鍵穴の無い鋼鉄の手枷とボールギャグ。
解錠が不可能のため、拘束を解くには物理的に破壊するしかないという悪質な代物だ。
一瞬のうちに、何もかもを奪われて裸にされた挙句、両手を口を封じられてしまった。
グレカーレをこのような状態に陥れたエロトラップの名は、「強制装着トラップ」。
衣服を含め、元々装備していたモノを消滅させて特定のモノだけを装備させるという、モノによっては瞬時に参加者を無力化できる危険なトラップだ。
これによってグレカーレに装着されたのは、よりにもよって鍵穴の無い鋼鉄の手枷とボールギャグ。
解錠が不可能のため、拘束を解くには物理的に破壊するしかないという悪質な代物だ。
お尻をふりふりと振って抵抗しながら、グレカーレは最悪の状況になったことに気が付いた。
(ヤバイ……これ、すっごくヤバイ!)
嫌な汗が剥き出しの肌の上を伝う。
エロトラップの跋扈する殺し合いに、裸で拘束されて放り出されることが何を意味するかは想像に難くない。海を取り戻すために戦う艦娘であっても、裸で拘束されれば一人のオンナであることに変わりはない。その行く先は、抵抗も許されずに慰み物にされて嬲られる末路だ。
エロトラップの跋扈する殺し合いに、裸で拘束されて放り出されることが何を意味するかは想像に難くない。海を取り戻すために戦う艦娘であっても、裸で拘束されれば一人のオンナであることに変わりはない。その行く先は、抵抗も許されずに慰み物にされて嬲られる末路だ。
「むあ……!」
そしてグレカーレはハッとする。
これまで自分が置かれていた状況を思い出したのだ。
裸のまま後ろ手に拘束された彼女の目の前には、あの囚人が佇んでいた。
性欲旺盛な大男と丸腰で拘束された少女。絶望的な力の差がそこにはあった。
思わず、後ずさりしてしまう。
しかし、囚人はそれにも構うことなく、グレカーレに手を伸ばして来た。
これまで自分が置かれていた状況を思い出したのだ。
裸のまま後ろ手に拘束された彼女の目の前には、あの囚人が佇んでいた。
性欲旺盛な大男と丸腰で拘束された少女。絶望的な力の差がそこにはあった。
思わず、後ずさりしてしまう。
しかし、囚人はそれにも構うことなく、グレカーレに手を伸ばして来た。
「っ!」
グレカーレは、咄嗟にまだ動く足で囚人を蹴った。
「っ、っ、ふっ!」
何度も、何度も。追い詰められた鼠のように、げし、げしと囚人をハイキックで蹴りつける。たとえそれが急所である股間を自分を襲い来る相手に晒す行為だとしても、目の前の脅威をどうにかしないと、命に係わると感じていた。
幼気な拘束された全裸の少女が、五体満足の大男相手にキックだけで立ち向かっているという光景は、どこか滑稽で微笑ましくも、無様で異様だった。
しかし、そんな抵抗もすぐに終わりを告げる。
幼気な拘束された全裸の少女が、五体満足の大男相手にキックだけで立ち向かっているという光景は、どこか滑稽で微笑ましくも、無様で異様だった。
しかし、そんな抵抗もすぐに終わりを告げる。
――ドゴォッ!
「ふぎいいっ!?」
「ふぎいいっ!?」
そんな打撃音と少女の悲鳴が聞こえると同時に、グレカーレは悶絶しながら倒れる。なんと囚人は、ハイキックをしたことで曝け出されたグレカーレの股間を力いっぱい蹴ったのだ。
所謂金的攻撃。だがたとえ女でも、痛いものは痛い。
倒れ伏すグレカーレは、少しでも恥骨の痛みを和らげるために、足を折りたたんだまま縮こまっていた。
所謂金的攻撃。だがたとえ女でも、痛いものは痛い。
倒れ伏すグレカーレは、少しでも恥骨の痛みを和らげるために、足を折りたたんだまま縮こまっていた。
「ひっ――」
だがそれで囚人が満足するはずもなく、グレカーレの金髪を掴んで強引に起き上がらせる。そのまま彼女を黙らせるために、拳を振り上げた。
――ガチャ!
咄嗟に顔を防御しようとしたグレカーレだが、彼女の両手首に嵌まった手枷がそれを許さない。守ることすら許されず、グレカーレはモロに顔を殴られてしまった。
「ぐべえっ!」
もう一度床に叩き付けられるグレカーレ。
(痛い痛い痛い痛い痛い――)
涙も鼻水も垂らしながら、この状況をどうにかしようと考えを巡らすが、後ろ手に拘束されてはデイバックに手を突っ込むのも一苦労で、目の前にいる囚人に対処する策がまったくと言っていい程浮かんでこない。
(死んじゃう……このままじゃ……殺される……!)
グレカーレは恐怖で息を荒くしながら、囚人を見上げる。その血走った目を見て、死ぬより酷い目に遭うかもしれないとすら感じてしまう。
そんなグレカーレに残された選択肢は――逃走。幸い、じっとしていたことで恥骨の痛みは引いた――早すぎる気もするが――。グレカーレはよろよろと立ち上がり、両手を後ろに組まされたまま、腰をへこへこと揺らしながら無様に敗走する。
そんなグレカーレに残された選択肢は――逃走。幸い、じっとしていたことで恥骨の痛みは引いた――早すぎる気もするが――。グレカーレはよろよろと立ち上がり、両手を後ろに組まされたまま、腰をへこへこと揺らしながら無様に敗走する。
「あっ!?」
しかし、NPCである囚人にそれをわざわざ見逃すほどの慈悲はプログラムされていない。
艤装も失った上に後ろ手に拘束された身体ではとにかく走りづらく、逃げ足は格段に落ちていた。グレカーレはすぐに追いつかれ、真正面に向き合わされる。
艤装も失った上に後ろ手に拘束された身体ではとにかく走りづらく、逃げ足は格段に落ちていた。グレカーレはすぐに追いつかれ、真正面に向き合わされる。
「ひゃら……ひゃめへ――」
――ドゴォッ!
「がふっ……」
囚人は力いっぱいの拳をグレカーレの腹にめり込ませる。
両手を後ろ手に組んでいることで防御もできないグレカーレは、地肌にそれをモロに受け、後方に大きく吹き飛ばされる。
両手を後ろ手に組んでいることで防御もできないグレカーレは、地肌にそれをモロに受け、後方に大きく吹き飛ばされる。
「ぎ……は……」
ボールギャグの間から吐息を漏らし、カエルのように股を開きながら仰向けに寝転がるグレカーレ。
今度こそ一貫の終わりか――と思われたが、ここに来て彼女の悪運の強さが発揮された。
再び彼女のいる床に、魔法陣の模様が浮かび上がり、そこから放たれる光がグレカーレを包み込んだ。
今度こそ一貫の終わりか――と思われたが、ここに来て彼女の悪運の強さが発揮された。
再び彼女のいる床に、魔法陣の模様が浮かび上がり、そこから放たれる光がグレカーレを包み込んだ。
――そして光が止んだ頃には、グレカーレの姿はそこにはなかった。
§
――転移トラップ。
所謂テレポートを参加者に強要するもので、会場内の無作為の場所へと飛ばされるトラップ。参加者の状況によっては脅威になり得るものだが、グレカーレにとっては間一髪の助け舟になった。
尤も、それがグレカーレにとって幸せになるものかは不明だが。
尤も、それがグレカーレにとって幸せになるものかは不明だが。
転移された先で、グレカーレは小麦色の肌から恥ずかしいところまで何もかもを晒したまま、とぼとぼと歩く。
(何とかしなきゃ何とかしなきゃ何とかしなきゃ……!)
たとえ難を逃れたとしても、グレカーレが衣服を剥ぎ取られ、両手を拘束され、口を封じられていることに変わりはない。しかも、デイパックは元の監獄風のダンジョンに置き去りにしてしまった。これで正真正銘の丸腰に拘束具をつけられたまま、殺し合いの会場に放り出されたことになる。
普段の彼女からは想像もつかないほどに思いつめた表情で、グレカーレは夜風の寒さに身震いしながら必死に考える。
普段の彼女からは想像もつかないほどに思いつめた表情で、グレカーレは夜風の寒さに身震いしながら必死に考える。
(何とかしなきゃ何とかしなきゃ何とかしなきゃ……でもどうやって……どうしたら……!)
このままでは攻撃手段がキックだけに限られ、碌な抵抗ができない。仮に他の参加者に助けてもらうとしても、ボールギャグで口が塞がれているため、事情を話すのにも手間取ってしまうだろう。そもそも、これから会う殺し合いの参加者が自分を助けてくれるとも限らない。NPCに出会うかもしれない。
(姉さん……リベ……シロッコ……提督……!)
グレカーレは、鎮守府にいた姉妹艦と提督の顔を思い浮かべながらも、その足を止めない。
(こんなところで諦めないんだから……絶対こんなエロトラップなんかに負けたりしないんだからぁっ!)
こんな状況に陥っても絶望せずに自ら動けるのは、腐っても艦娘といったところか。
絶対に生きて帰還してやる――そう心に誓いながら、グレカーレは、裸で拘束されたまま、浮遊大陸を彷徨い歩くのだった。
絶対に生きて帰還してやる――そう心に誓いながら、グレカーレは、裸で拘束されたまま、浮遊大陸を彷徨い歩くのだった。
§
――だが、グレカーレにとってはあの時囚人に負けてボロ雑巾のように捨てられて死んでおいた方が幸せだったのかもしれない。
監獄風のエロトラップダンジョンでグレカーレが服用した薬――あれは「蓬莱の薬」。飲んだ者は不死者と化し、永遠の苦しみを課す呪いの薬。
つまるところ、多少の制限があるとはいえグレカーレは不死ともいえる回復力を身に着けているのだ。
しかし、今のグレカーレの状態はどうだ。
衣服を剥ぎ取られ、すべての支給品を失い、両手と口を拘束されて使えない――まさに、性欲旺盛な者に対して「襲ってくれ」と言わんばかりの無力な状態。
抵抗も許されず、簡単に死ぬことも許されず、逃れられない苦しみを受けるしかない――それが現在のグレカーレなのだ。
彼女を待ち受ける運命とは、如何に――。
監獄風のエロトラップダンジョンでグレカーレが服用した薬――あれは「蓬莱の薬」。飲んだ者は不死者と化し、永遠の苦しみを課す呪いの薬。
つまるところ、多少の制限があるとはいえグレカーレは不死ともいえる回復力を身に着けているのだ。
しかし、今のグレカーレの状態はどうだ。
衣服を剥ぎ取られ、すべての支給品を失い、両手と口を拘束されて使えない――まさに、性欲旺盛な者に対して「襲ってくれ」と言わんばかりの無力な状態。
抵抗も許されず、簡単に死ぬことも許されず、逃れられない苦しみを受けるしかない――それが現在のグレカーレなのだ。
彼女を待ち受ける運命とは、如何に――。
【グレカーレ@艦隊これくしょん】
[状態]:蓬莱人、全裸、後ろ手拘束状態、口枷状態、股間・頬・腹部に打撲痕(急速回復中)
[装備]:鋼鉄の手枷、ボールギャグ
[道具]:なし
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから帰還する
1:どうすればいいの……!?
2:エロトラップなんかに絶対負けない!
[備考]
※蓬莱の薬について、首輪起動or爆発による死亡以外の不死の程度については後の書き手にお任せします。
※グレカーレに装着された鋼鉄の手枷とボールギャグには鍵穴がなく、解錠不可能です。拘束を解く場合は物理的な破壊に限られます。
※グレカーレのデイパック(蓬莱の薬(使用済み)+不明支給品入り)は監獄風のエロトラップダンジョンに落ちています。
[状態]:蓬莱人、全裸、後ろ手拘束状態、口枷状態、股間・頬・腹部に打撲痕(急速回復中)
[装備]:鋼鉄の手枷、ボールギャグ
[道具]:なし
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから帰還する
1:どうすればいいの……!?
2:エロトラップなんかに絶対負けない!
[備考]
※蓬莱の薬について、首輪起動or爆発による死亡以外の不死の程度については後の書き手にお任せします。
※グレカーレに装着された鋼鉄の手枷とボールギャグには鍵穴がなく、解錠不可能です。拘束を解く場合は物理的な破壊に限られます。
※グレカーレのデイパック(蓬莱の薬(使用済み)+不明支給品入り)は監獄風のエロトラップダンジョンに落ちています。
『支給品紹介』
【グレカーレの艤装@艦隊これくしょん】
艦娘の標準装備。
これを装備して海を駆け、砲撃、魚雷、爆雷などの多彩な攻撃で深海棲艦を撃沈する。
マエストラーレ級の特徴として、爆雷による対潜攻撃が得意な傾向にある。
その他、火力と装甲が他の標準的な駆逐艦と比べて若干高め。
【グレカーレの艤装@艦隊これくしょん】
艦娘の標準装備。
これを装備して海を駆け、砲撃、魚雷、爆雷などの多彩な攻撃で深海棲艦を撃沈する。
マエストラーレ級の特徴として、爆雷による対潜攻撃が得意な傾向にある。
その他、火力と装甲が他の標準的な駆逐艦と比べて若干高め。
【蓬莱の薬@東方project】
グレカーレに支給。
八意永琳が千年以上前に作った不老不死の薬。
服用すると蓬莱人の特徴を得て不老不死となるが、同時に死にたくても死ねなくなる。
此度の殺し合いでは首輪の爆破、およびデスアクメによっては死亡するよう制限されている。
グレカーレに支給。
八意永琳が千年以上前に作った不老不死の薬。
服用すると蓬莱人の特徴を得て不老不死となるが、同時に死にたくても死ねなくなる。
此度の殺し合いでは首輪の爆破、およびデスアクメによっては死亡するよう制限されている。
『エロトラップ紹介』
【監獄風エロトラップダンジョン@オリジナル】
その名の通り、監獄を模した構造のエロトラップダンジョン。
中には檻が多数存在し、大量の囚人たちが参加者を襲おうと徘徊している。
傾向として、対象の装備を変更したり、拘束具を強制装着して無力化するエロトラップが多い。
【監獄風エロトラップダンジョン@オリジナル】
その名の通り、監獄を模した構造のエロトラップダンジョン。
中には檻が多数存在し、大量の囚人たちが参加者を襲おうと徘徊している。
傾向として、対象の装備を変更したり、拘束具を強制装着して無力化するエロトラップが多い。
【強制装着トラップ@オリジナル】
予め設定されている装備を、トラップにかかった者に強制的に装着させるエロトラップ。
その際、対象が元々装備していたものは下着も含め、余程特別なものでない限り塵と化し、消滅する(デイバックは例外)。
結果的に全裸に剥いた上で特定のモノ「だけ」を装備させる悪趣味かつ危険なトラップ。
グレカーレの場合、解錠不可能な手枷とボールギャグを装着されて致命的な状態へと転がり落ちた。
予め設定されている装備を、トラップにかかった者に強制的に装着させるエロトラップ。
その際、対象が元々装備していたものは下着も含め、余程特別なものでない限り塵と化し、消滅する(デイバックは例外)。
結果的に全裸に剥いた上で特定のモノ「だけ」を装備させる悪趣味かつ危険なトラップ。
グレカーレの場合、解錠不可能な手枷とボールギャグを装着されて致命的な状態へと転がり落ちた。
【転移トラップ@オリジナル】
対象を会場内のランダムな場所へとテレポートさせるトラップ。
一見地味だが、NPCが跋扈する場所に飛ばされることもあれば、複数人で行動している時はパーティが分断されるため危険。
一方で、危険な状況から逃がしてくれる側面もある。
対象を会場内のランダムな場所へとテレポートさせるトラップ。
一見地味だが、NPCが跋扈する場所に飛ばされることもあれば、複数人で行動している時はパーティが分断されるため危険。
一方で、危険な状況から逃がしてくれる側面もある。
『NPC紹介』
【囚人@オリジナル】
浮遊大陸上に設置された監獄を模したエロトラップダンジョンに潜む、性欲旺盛な大男。
女を見つけると見境なく襲い掛かるようプログラムされており、それ以外の知性は持たない。
中にはイレギュラーとして男色傾向の囚人もいるかも……?
【囚人@オリジナル】
浮遊大陸上に設置された監獄を模したエロトラップダンジョンに潜む、性欲旺盛な大男。
女を見つけると見境なく襲い掛かるようプログラムされており、それ以外の知性は持たない。
中にはイレギュラーとして男色傾向の囚人もいるかも……?