この作品は性的表現が含まれています。
過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください
過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください
「あ……れ……?」
マエストラーレ級の3番艦の艦娘であるリベッチオは、夜風の寒さで目を覚ます。
どうやら草原の上で寝転んでいたようで、風にそよぐ草が肌をくすぐってくる。
とりあえず、むくりと上体を起こしてみる。
どうやら草原の上で寝転んでいたようで、風にそよぐ草が肌をくすぐってくる。
とりあえず、むくりと上体を起こしてみる。
「……」
赤茶色のツインテールと、小麦肌の上に着ているイタリア駆逐艦の制服を夜風に預けながら、しばらくじっとしていた。
いつものリベッチオは天真爛漫で快活な少女なのだが、今の彼女はいつになくしょんぼりとした顔つきで俯いていた。
いつものリベッチオは天真爛漫で快活な少女なのだが、今の彼女はいつになくしょんぼりとした顔つきで俯いていた。
「エロトラップに殺し合いなんて……リベ、何が何だかわかんないよ……」
リベッチオは言葉を漏らす。
性に疎いリベッチオはエロトラップが何かすらよく分からないし、殺し合いをするとあんなヘンな男にひょうきんな調子で言われても実感が湧かない。
性に疎いリベッチオはエロトラップが何かすらよく分からないし、殺し合いをするとあんなヘンな男にひょうきんな調子で言われても実感が湧かない。
「グレに似てたあの子、本当に殺されちゃったの……?」
思い返すのは、いきなり連れてこられた挙句見せられた凄惨な光景。
1つ上の姉であるグレカーレを彷彿とさせる少女の無様な叫び声が、嫌でも頭に残っていた。
自分にもつけられている首輪――これを外そうとすると、あの少女のようになってしまう。
1つ上の姉であるグレカーレを彷彿とさせる少女の無様な叫び声が、嫌でも頭に残っていた。
自分にもつけられている首輪――これを外そうとすると、あの少女のようになってしまう。
「う~~~~~ん……」
リベッチオは難しい顔をしながら考える。
実感が無いとは言え、あのヘンな男に無理やり呼びだされてここに送られてきた超常的な能力を考えると、リベッチオが殺し合いに参加させられていることは真実と考えてもよさそうだ。
だが、その上でどうするか。もちろんリベッチオは殺したくないし殺されたくもない。できるなら早く提督やパスタの国の艦娘達が待つ鎮守府へと帰還したい。しかし、首輪も嵌められている上に、勝手に帰ろうものなら殺し合いの主催者が黙っていないだろう。
それに、リベッチオの姉妹――マエストラーレ、グレカーレ、シロッコも参加させられているかどうかも気がかりだ。
実感が無いとは言え、あのヘンな男に無理やり呼びだされてここに送られてきた超常的な能力を考えると、リベッチオが殺し合いに参加させられていることは真実と考えてもよさそうだ。
だが、その上でどうするか。もちろんリベッチオは殺したくないし殺されたくもない。できるなら早く提督やパスタの国の艦娘達が待つ鎮守府へと帰還したい。しかし、首輪も嵌められている上に、勝手に帰ろうものなら殺し合いの主催者が黙っていないだろう。
それに、リベッチオの姉妹――マエストラーレ、グレカーレ、シロッコも参加させられているかどうかも気がかりだ。
「ん~~~~~わかんないっ!」
しばらく考えていたが、これ以上くよくよしていても埒が明かないと思い、考えるのを放棄する。
「とにかくリベと同じ考えの人に会ってみようっと!」
考えるより、まずは行動することにした。
当然、リベッチオと同じ考えの者はいるだろう。とにかく志を同じとする者と協力しあえば、どうにかなると思ったのだ。
もしかしたら、リベッチオが着任している鎮守府の提督のような知略に長けた者と出会えるかもしれない。
そして、もし特別な力を持たない者に出会ったとしたら――守ってあげたい。リベッチオも、海を護る艦娘だ。深海棲艦と戦えるくらいの力はあるし、何より前身となった艦船の記憶――危険を顧みずに漂流者の救助を行ったという記憶がその想いを強くする。
当然、リベッチオと同じ考えの者はいるだろう。とにかく志を同じとする者と協力しあえば、どうにかなると思ったのだ。
もしかしたら、リベッチオが着任している鎮守府の提督のような知略に長けた者と出会えるかもしれない。
そして、もし特別な力を持たない者に出会ったとしたら――守ってあげたい。リベッチオも、海を護る艦娘だ。深海棲艦と戦えるくらいの力はあるし、何より前身となった艦船の記憶――危険を顧みずに漂流者の救助を行ったという記憶がその想いを強くする。
「さあ、イタリア駆逐艦の魅力、教えてあげるね!リベッチオ、出撃です!」
リベッチオは自分を鼓舞するように叫び、普段の快活さを取り戻す。深いことは考えず、とにかく前向きに、このエロトラップの跋扈する殺し合いへと船出するのだった。
――その直後のことだった。
ポン、という小気味のいい爆発音が鳴り、リベッチオの周囲を煙が覆う。
その爆発音の震源は、まぎれもなくリベッチオの身体からだった。
その爆発音の震源は、まぎれもなくリベッチオの身体からだった。
「――」
幸い、爆発が起こったのにも関わらずリベッチオは無事だった。
……否、無事では済まないかもしれない。主に精神面が。
……否、無事では済まないかもしれない。主に精神面が。
「んぴょおおおおおおおおおおおっ!!!!!!」
突然、リベッチオは声を上ずらせて素っ頓狂な声を上げた。
「マエストラーレ級3番艦リベッチオ、裸踊りやりまーす!」
誰に対してでもなく叫び、リベッチオはするすると自分の制服に手をかけ、服を脱ぎ捨て、最後には赤と白の縞パンツも脱ぎ捨てて一糸まとわぬ姿になった。
彼女の目は見開いて焦点が合っておらず、正気でないことは明らかだった。
彼女の目は見開いて焦点が合っておらず、正気でないことは明らかだった。
「ほっ、ほっ、ほっ、ほっ、ほっ、ほっ、ほっ、ほっ」
がに股になって脚を開き、股間を見せつけるような姿勢になった後、左右の足を交互に上下させながら、その動きと連動して左右の手を股間の上と肩の上を行ったり来たりさせる。
深夜で月夜が照らす草原の上で、リベッチオは日焼けした大事な所を左右の手で隠しながら、無我夢中で裸踊りに熱中していた。
野外で無観客にも関わらず、健康的な日焼け肌の少女が全裸で独り、三枚目の男しかやらないような裸踊りに興じている様子は、異様というほかなかった。
約5分の間、リベッチオは裸踊りに没頭していた。
深夜で月夜が照らす草原の上で、リベッチオは日焼けした大事な所を左右の手で隠しながら、無我夢中で裸踊りに熱中していた。
野外で無観客にも関わらず、健康的な日焼け肌の少女が全裸で独り、三枚目の男しかやらないような裸踊りに興じている様子は、異様というほかなかった。
約5分の間、リベッチオは裸踊りに没頭していた。
§
「……えっ」
やがて、リベッチオは正気を取り戻す。
そして、これまで自分が何をしていたかがフラッシュバックして来て、彼女の頬がぽんっ、と一気に赤くなった。
そして、これまで自分が何をしていたかがフラッシュバックして来て、彼女の頬がぽんっ、と一気に赤くなった。
「ち、違う!リベじゃない!こんなこと自分からやってない!」
リベッチオは羞恥のあまり全裸でその場に座り込み、頭を抱えて悶絶する。
(もしかして、これがエロトラップ……?)
実際にエロトラップにかかったことで、リベッチオはその恐ろしさを理解する。
あんな恥ずかしい姿を誰かに見られてしまったら、もう人前に出られない。
あんな恥ずかしい姿を誰かに見られてしまったら、もう人前に出られない。
「うう……まさかこんなすぐにエロトラップにかかるなんて……」
リベッチオは目に涙を浮かべながら、重い動きで脱ぎ捨てた衣服を手に取り、再び制服姿に戻る。
意気揚々と出発したというのに、あっという間に身体を乗っ取られて裸にされた挙句裸踊りという無様で恥ずかしいことをさせられてしまった。リベッチオに取っては、出鼻を挫かれたというレベルではない。
意気揚々と出発したというのに、あっという間に身体を乗っ取られて裸にされた挙句裸踊りという無様で恥ずかしいことをさせられてしまった。リベッチオに取っては、出鼻を挫かれたというレベルではない。
「いつの間にあんな罠が張られてたんだろ……全然見えなかった~……」
リベッチオは先ほどとは打って変わって、意気消沈しながらとぼとぼと歩き出した。
「……あれ?お尻になにかついてる?」
数歩進んだところで、リベッチオはお尻に違和感を覚える。
先ほどのトラップのこともあるので、おそるおそるスカートをめくり上げ、縞パンツを少しずり下げて小麦色の自身のお尻を確認すると――。
先ほどのトラップのこともあるので、おそるおそるスカートをめくり上げ、縞パンツを少しずり下げて小麦色の自身のお尻を確認すると――。
「なにこれ、時計?」
そこには小型の時計のようなものが張り付いていた。
その時計の針は秒を刻むごとに針を動かしており、もうすぐ分針と秒針が頂点を指す。まるで何かをカウントダウンしているようだった。
その時計の針は秒を刻むごとに針を動かしており、もうすぐ分針と秒針が頂点を指す。まるで何かをカウントダウンしているようだった。
「……?」
いつの間にか身体に張り付いた時計。カウントダウン。そして先ほどの爆発に、爆発の直後にやってしまったリベッチオの裸踊り。
「ま、まさかこれ――」
リベッチオはようやく時計の正体――先ほど自分に裸踊りをさせた犯人に気が付くも、すでに遅かった。
これは、『時限バカ弾の罠』。
特に罠の作動する予兆も音もなく、サイレントに22世紀のひみつ道具である『時限バカ弾』を対象の身体に張り付ける質の悪いエロトラップだった。
これは、『時限バカ弾の罠』。
特に罠の作動する予兆も音もなく、サイレントに22世紀のひみつ道具である『時限バカ弾』を対象の身体に張り付ける質の悪いエロトラップだった。
「きゃああああああっ!!」
ポン、という小気味のいい爆発音とともに、リベッチオは再び煙に包まれた。
――その直後、リベッチオは捲り上げたスカートをそのままに、自分の縞パンツをさらにずり下げ、おしりを半分出した姿、所謂半ケツになる。
半ケツにお尻を露出した後には、脚を蟹股に開き、腰を落として上半身を前かがみにして、お尻と両手をを背後に突き出した格好になる。
半ケツにお尻を露出した後には、脚を蟹股に開き、腰を落として上半身を前かがみにして、お尻と両手をを背後に突き出した格好になる。
そして――。
「ぶりぶり~!ぶりぶり~!ケツだけ星人!ぶりぶり~!!」
そう叫びながら、リベッチオは背後に突き出した両手と腰を上下に揺らし、強調したお尻をふりふりと振り回して踊り始めた。
ただでさえ5歳の男児くらいしかやらないような汚い芸をリベッチオのような少女がやっているので、エロトラップの効果が切れた時が思いやられる――が、今のリベッチオにはそれ以上の不運が襲っていた。
ただでさえ5歳の男児くらいしかやらないような汚い芸をリベッチオのような少女がやっているので、エロトラップの効果が切れた時が思いやられる――が、今のリベッチオにはそれ以上の不運が襲っていた。
「ぶりぶり~!いやっ、ぶりぶり~!やだっ!ぶりぶり~ぶりぶり~!誰か止めてえぇぇっ!!」
今回については、リベッチオは身体を制御権「だけ」を奪われ、正気を保ったままこの無様な芸をさせられていた。
身体を口が勝手に動き、やりたくないのにその意志に反して「ケツだけ星人」という芸をやらされる。
これでリベッチオは否が応でも自分のしていることを認識させられ、誰かにこれを見られた時の羞恥も、無様に踊らされる屈辱も、鮮度を保ったまま彼女の心に伝わる。
身体を口が勝手に動き、やりたくないのにその意志に反して「ケツだけ星人」という芸をやらされる。
これでリベッチオは否が応でも自分のしていることを認識させられ、誰かにこれを見られた時の羞恥も、無様に踊らされる屈辱も、鮮度を保ったまま彼女の心に伝わる。
「ぶりぶり~!えっ、ちょっぶりぶり~!どこ行くの!?ぶりぶり~!勝手にケツだけ星人ぶりぶり~!移動しないでぶりぶり~ぶりぶり~!」
それだけでなく、なんとリベッチオはおしりを強調する「ケツだけ星人」を踊ったまま、彼女の意思とは関係ない方向に移動し始めたのだ。
移動してしまえば、それだけ誰かに出くわす可能性も高くなるわけで、この無様な踊りを見られる確率もその分高くなる。考えうる最悪の未来が思い当たり、リベッチオは羞恥で顔を真っ赤しながらも青ざめていく。
移動してしまえば、それだけ誰かに出くわす可能性も高くなるわけで、この無様な踊りを見られる確率もその分高くなる。考えうる最悪の未来が思い当たり、リベッチオは羞恥で顔を真っ赤しながらも青ざめていく。
「いやああああっ!ぶりぶり~!ぶりぶり~!誰かたすけ……ぶりぶり~!ケツだけ星人!ぶりぶり~!これいつまで続くのぉっ!ぶりぶり~!!」
拒絶の言葉を吐きながらも、リベッチオの身体は尻を突き出してへこへこぶりぶりと踊ったまま、横移動していく。
ケツだけ星人リベッチオは、踊りながらこの殺し合いを船出するのだった。
ケツだけ星人リベッチオは、踊りながらこの殺し合いを船出するのだった。
【リベッチオ@艦隊これくしょん】
[状態]:半ケツ、ケツだけ星人、羞恥(極大)、屈辱(極大)、精神的疲労(極大)
[装備]:マエストラーレ級姉妹の制服
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから帰還する
1:誰かこれ(ケツだけ星人)止めてぇ~!
2:とりあえず同じ方針の参加者を探して、協力する
3: もし姉妹(マエストラーレ、グレカーレ、シロッコ)が参加しているのであれば、捜索する
4: 特に力を持たない一般人がいれば守ってあげたい
[備考]
※リベッチオのケツだけ星人が持続する時間は後続の書き手にお任せします。
[状態]:半ケツ、ケツだけ星人、羞恥(極大)、屈辱(極大)、精神的疲労(極大)
[装備]:マエストラーレ級姉妹の制服
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから帰還する
1:誰かこれ(ケツだけ星人)止めてぇ~!
2:とりあえず同じ方針の参加者を探して、協力する
3: もし姉妹(マエストラーレ、グレカーレ、シロッコ)が参加しているのであれば、捜索する
4: 特に力を持たない一般人がいれば守ってあげたい
[備考]
※リベッチオのケツだけ星人が持続する時間は後続の書き手にお任せします。
【エロトラップ紹介】
【時限バカ弾の罠@ドラえもん+オリジナル】
罠が作動しても音や視覚的な情報を対象に与えず、対象の身体に『時限バカ弾@ドラえもん』を隠密に張り付けるエロトラップ。
時限バカ弾とは、時間をあらかじめ指定しておき、爆発すると時限バカ弾の張り付いていた相手が意思を問わずバカなことをしてしまうというくだらないひみつ道具。
今回の殺し合いでは、「時限バカ弾」によるバカな行動は、基本的に局部を露出して行う下品な汚れ芸に限定されている。
正気を保ったままバカなことをやるか、正気を失ってバカなことをやるかは、その時に行うバカな行動によって決まる。
また、貼り付けられる時限バカ弾によって、設定されている時間とバカな行動の持続時間はランダム。
時間内に張り付いている時限バカ弾を取り除くことができれば、バカな行動をしなくて済む。
【時限バカ弾の罠@ドラえもん+オリジナル】
罠が作動しても音や視覚的な情報を対象に与えず、対象の身体に『時限バカ弾@ドラえもん』を隠密に張り付けるエロトラップ。
時限バカ弾とは、時間をあらかじめ指定しておき、爆発すると時限バカ弾の張り付いていた相手が意思を問わずバカなことをしてしまうというくだらないひみつ道具。
今回の殺し合いでは、「時限バカ弾」によるバカな行動は、基本的に局部を露出して行う下品な汚れ芸に限定されている。
正気を保ったままバカなことをやるか、正気を失ってバカなことをやるかは、その時に行うバカな行動によって決まる。
また、貼り付けられる時限バカ弾によって、設定されている時間とバカな行動の持続時間はランダム。
時間内に張り付いている時限バカ弾を取り除くことができれば、バカな行動をしなくて済む。