痴漢。
それは社会から逸脱した異端者。
まっとうな人間達から罵られ、批判され……それでも己が在り方を貫き通す者。
求めるものは容易に得られず、ただ生きることさえも困難を伴う道を歩む者。
それは社会から逸脱した異端者。
まっとうな人間達から罵られ、批判され……それでも己が在り方を貫き通す者。
求めるものは容易に得られず、ただ生きることさえも困難を伴う道を歩む者。
女性の敵であり、世間的に叩かれるべき存在。それが痴漢。
しかしそんな痴漢にも様々な人間が居る。
全員が全員、一方的な行為を楽しむことを目的としているわけじゃない。
全員が全員、一方的な行為を楽しむことを目的としているわけじゃない。
「エロトラップダンジョンで行われるバトル・ロワイアル。その参加者に逸脱者の俺が選ばれたわけか」
鷹取迅は。
痴漢としての生き様を貫く逸脱者は自らが殺し合いに招待されたことについて納得していた。
痴漢としての生き様を貫く逸脱者は自らが殺し合いに招待されたことについて納得していた。
願い事にも賞金にも興味はないが、エロトラップダンジョンという単語や主催者の言葉でわかった。
きっとこれは逸脱者の開いた殺戮だ。ならば同じ逸脱者であり、その道を極めた迅が参加者に選ばれたことにも納得がいく。
きっとこれは逸脱者の開いた殺戮だ。ならば同じ逸脱者であり、その道を極めた迅が参加者に選ばれたことにも納得がいく。
「だが……あの少女は逸脱者じゃない。あれではただの殺戮(レイプ)に過ぎない……!」
感度三千兆倍で強制的に殺された少女。
彼女はどう見ても一般人だ。逸脱者(こちら)側の人間ではない。
だから少女を殺した主催者の行為に対しては一切の納得が出来ないし、許容する気もない。
彼女はどう見ても一般人だ。逸脱者(こちら)側の人間ではない。
だから少女を殺した主催者の行為に対しては一切の納得が出来ないし、許容する気もない。
「俺の望む痴漢(戦い)はこんなものではない!」
迅はあの少女のことを何も知らない。しかし逸脱者を見極める観察眼が彼女はこちら側の人間じゃないと告げている。
そもそもやり方があまりにも強引だ。快楽を共有していたとは言い難く、牝の素質もない少女を一方的に殺戮するなど痴漢の風上にも置けない。
そもそもやり方があまりにも強引だ。快楽を共有していたとは言い難く、牝の素質もない少女を一方的に殺戮するなど痴漢の風上にも置けない。
「あんな殺戮(レイプ)をした理由はわからないが……俺は痴漢(仲間)たちのために。陵辱(希望)のためにお前という暴走列車を止める!」
きっとこの殺し合いには様々な参加者が呼ばれている。
だが彼らが全員、逸脱者や牝の素質を秘めた者とは限らない。主催者の口振りからするに、ただの一般人も巻き込まれていることだろう。
だが彼らが全員、逸脱者や牝の素質を秘めた者とは限らない。主催者の口振りからするに、ただの一般人も巻き込まれていることだろう。
それではレイプと何も変わらない。そんなものを痴漢とは呼ばない。
だから鷹取迅は主催者を打倒することを決めた。
ただの痴漢だからこそ、許せないものがある。
だから鷹取迅は主催者を打倒することを決めた。
ただの痴漢だからこそ、許せないものがある。
状況は最悪だ。
相手は一度自分を拉致して会場へ連れて来た存在。正攻法で戦って勝てる可能性なんて限りなく少ない。
相手は一度自分を拉致して会場へ連れて来た存在。正攻法で戦って勝てる可能性なんて限りなく少ない。
だがそれがどうした?
鷹取迅にとって。
痴漢(彼)にとって逆境はいつものこと。それでこそ人生だ。
鷹取迅にとって。
痴漢(彼)にとって逆境はいつものこと。それでこそ人生だ。
だから逸脱者である痴漢(彼)には主催者が何者だろうが関係ない―――
「―――俺はこの腕で未来を切り開く!!」
痴漢(愛)のために!!
【鷹取迅@GOD FINGER 迅】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:主催者という暴走列車を止める
1:逸脱者を発見したら痴漢する
[備考]
参戦時期は最終回後。制限は後続の書き手にお任せします
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:主催者という暴走列車を止める
1:逸脱者を発見したら痴漢する
[備考]
参戦時期は最終回後。制限は後続の書き手にお任せします