「しかしマジかよ………まさか別の世界からも参加者が集められてるとは思わなかったぜ。オイラあんたの姿を見て、てっきりそういう『個性』の持ち主だとばっかり………」
「それを言うなら私達も同じですよ。まさか超人が存在せず、超常能力に目覚めた人間が繁栄した世界が存在するとは………」
「全くじゃ、ワシも生まれてこの方別の世界の人間に会うのは初めてだわい。長生きはするもんじゃのう」
「それを言うなら私達も同じですよ。まさか超人が存在せず、超常能力に目覚めた人間が繁栄した世界が存在するとは………」
「全くじゃ、ワシも生まれてこの方別の世界の人間に会うのは初めてだわい。長生きはするもんじゃのう」
エロトラップとNPCひしめく殺し合いの会場たる浮遊大陸に存在する森の一角にて、そんな会話を繰り広げる者達がいた。
一人は顔を覆うマスクに短いマントといったヒーローを思わせる格好に、まるで葡萄のような頭髪をした100cm程度の小柄な体格の少年。
もう一人は筒状の頭部に緑がかった体色をした明らかに人間ではない人型の生命体で、さらに右腕からは禿げ上がった頭の男性老人が生えているという理解を越えた異形であった。
一人は顔を覆うマスクに短いマントといったヒーローを思わせる格好に、まるで葡萄のような頭髪をした100cm程度の小柄な体格の少年。
もう一人は筒状の頭部に緑がかった体色をした明らかに人間ではない人型の生命体で、さらに右腕からは禿げ上がった頭の男性老人が生えているという理解を越えた異形であった。
雄英高校ヒーロー科一年A組に在籍するヒーロー候補生『モギタテヒーローGRAPE JUICE』こと峰田実。
悪行超人の魔の手から人類を守る新世代正義超人(ニュージェネレーション)の一人、若き超人ニルスと老超人ジージョマンの合体超人バリアフリーマン。
それが彼らの名である。
悪行超人の魔の手から人類を守る新世代正義超人(ニュージェネレーション)の一人、若き超人ニルスと老超人ジージョマンの合体超人バリアフリーマン。
それが彼らの名である。
二人(正確には三人)はこの浮遊大陸に移動させられて程なくして出会い、お互いが殺し合いに乗っていない事を確認出来たことから現在まで知り得る限りの情報交換を行っていた。
なお、普通の一般人であればバリアフリーマンのような異形を見れば怯えて逃げ出すなり攻撃を繰り出すなりの反応を見せかねない所だが、峰田のいた世界では人の姿を逸脱した異形型の個性の持ち主など別段珍しくなかった為、大きなトラブルもなくコンタクトに成功していた。
なお、普通の一般人であればバリアフリーマンのような異形を見れば怯えて逃げ出すなり攻撃を繰り出すなりの反応を見せかねない所だが、峰田のいた世界では人の姿を逸脱した異形型の個性の持ち主など別段珍しくなかった為、大きなトラブルもなくコンタクトに成功していた。
「………それにしてもあのヒエールとかいう悪(ヴィラン)、はっきり言ってヤバすぎるだろ………普通のバトルロワイヤルならまだしもエロトラップダンジョンとか発想がまずヤベェ!ていうかあんな将来有望そうな褐色ロリを見せしめであの殺し方とか、どういう神経してやがんだ!オイラが主催者なら絶対にやらねえ!!」
「ワシも同感じゃぞ峰田とやら。エロい罠に引っ掛かったオナゴの姿を見るならまだしも、あのような無惨な殺し方をするなどどうかしておるわ!あの娘はあと10年もすれば大器になっておっただろうに、もったいない事を~!!」
「二人とも怒る方向性がおかしいでしょうが!?」
「ワシも同感じゃぞ峰田とやら。エロい罠に引っ掛かったオナゴの姿を見るならまだしも、あのような無惨な殺し方をするなどどうかしておるわ!あの娘はあと10年もすれば大器になっておっただろうに、もったいない事を~!!」
「二人とも怒る方向性がおかしいでしょうが!?」
殺し合いの主催者であるヒエールに対して怒りを露にするものの、明らかにベクトルがおかしい峰田とジージョマンにニルスが即座にツッコミを入れた。
それもそのはず。
峰田は「モテたいから」という唯一無二の理由でヒーローを志し、あらゆる場において隙あらばセクハラ行為を繰り返すため担任であるプロヒーロー・イレイザーヘッドからも『性欲の権化』とすら認識されるほどの筋金入りのスケベ。
ジージョマンはかつてスウェーデンにおいて寝技の達人と称される程の実力者だったが、あまりにもスケベすぎる性格が原因で超人協会の怒りを買い呪術師の手によって木に封印された過去があり、現代において改心した後も『戦慄のエロ核弾頭』という異名で呼ばれるレベルのエロジジイぶりを見せている。
ある意味二人は似た者同士であった。
それもそのはず。
峰田は「モテたいから」という唯一無二の理由でヒーローを志し、あらゆる場において隙あらばセクハラ行為を繰り返すため担任であるプロヒーロー・イレイザーヘッドからも『性欲の権化』とすら認識されるほどの筋金入りのスケベ。
ジージョマンはかつてスウェーデンにおいて寝技の達人と称される程の実力者だったが、あまりにもスケベすぎる性格が原因で超人協会の怒りを買い呪術師の手によって木に封印された過去があり、現代において改心した後も『戦慄のエロ核弾頭』という異名で呼ばれるレベルのエロジジイぶりを見せている。
ある意味二人は似た者同士であった。
「バリアの爺さん達………オイラは決めたぜ、この殺し合いをぶっ潰す。ここで立ち上がらなきゃ流石にヒーローは名乗れねぇ。よかったらオイラに力を貸してくれねえか?」
「ホエホエ、お安い御用じゃ。人類を守るのが正義超人の使命じゃが、何よりあのヒエールとかいう馬鹿者にはワシ自身一発当ててやらんと気が済まんからのう。どうせ願いを叶えるだの賞金だのも嘘っぱちじゃろうしな」
「二人とも………」
「ホエホエ、お安い御用じゃ。人類を守るのが正義超人の使命じゃが、何よりあのヒエールとかいう馬鹿者にはワシ自身一発当ててやらんと気が済まんからのう。どうせ願いを叶えるだの賞金だのも嘘っぱちじゃろうしな」
「二人とも………」
決意と共に固く握手を交わす二人の姿にニルスは静かに頷いた。
性格はこの通りだが、やはり両者は正義を守るという根っこの部分は忘れてはいなかったのだと。
性格はこの通りだが、やはり両者は正義を守るという根っこの部分は忘れてはいなかったのだと。
「とりあえずこの首輪を外したりする為にも仲間を探しに行かなきゃならねえが………オイラ達が行く先には確実にエロトラップに引っ掛かってる女の子達がいるだろうな?」
「うむ、そこにすかさずワシらが駆けつけ、涙するオナゴ達を助け出すという寸法じゃな?」
「分かってるじゃねえか爺さん。そうすりゃきっと『ありがとうございますヒーローの皆さん、このご恩は一生忘れません!ていうか今お礼をさせてください!抱いて!』となる可能性も………」
「ホエホエ、さあ早くオナゴ達………いやさ参加者達を探しに行かねば~っ!」
「うむ、そこにすかさずワシらが駆けつけ、涙するオナゴ達を助け出すという寸法じゃな?」
「分かってるじゃねえか爺さん。そうすりゃきっと『ありがとうございますヒーローの皆さん、このご恩は一生忘れません!ていうか今お礼をさせてください!抱いて!』となる可能性も………」
「ホエホエ、さあ早くオナゴ達………いやさ参加者達を探しに行かねば~っ!」
前言撤回。
下心丸出しの二人にニルスは呆れて物も言えなかった。
下心丸出しの二人にニルスは呆れて物も言えなかった。
グニッ
何か柔らかい物を踏みつけるような音が森に響いた。
音の主はバリアフリーマンの足元。
音の主はバリアフリーマンの足元。
ズボォォォォォ!!
体長1mを越える牙を生やした巨大なミミズが、突如草むらから這い出て二人に襲いかかってきた!
あからさまにNPCだ!
あからさまにNPCだ!
「ヒョエエ~ッ!やってしもうた~っ!」
「何やってんだよ爺さん!オイラ達がNPCに教われてどうするんだよ!誰得だろ!?」
「何やってんだよ爺さん!オイラ達がNPCに教われてどうするんだよ!誰得だろ!?」
とにかくこの怪物の相手をしなければ話にならない。
前途多難な気配を感じつつも、二人のスケベヒーローは戦闘体勢を取らざるを得なかったのだった。
前途多難な気配を感じつつも、二人のスケベヒーローは戦闘体勢を取らざるを得なかったのだった。
【峰田実@僕のヒーローアカデミア】
[状態]:健康、主催者への怒り
[装備]:ヒーローコスチューム@僕のヒーローアカデミア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本行動方針:ヒーローとして殺し合いを止める
1:とりあえず参加者を探す、エロトラップに引っ掛かった女の子ならなお良し。
2:バリアの爺さん何してんだよ!
3:知り合いが呼ばれてないか気になる。
[備考]
※参戦時期は原作26巻、超常解放戦線との決戦前です。
※制限により個性『もぎもぎ』の粘着力が弱体化しています(本人はまだ気がついていません)
[状態]:健康、主催者への怒り
[装備]:ヒーローコスチューム@僕のヒーローアカデミア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本行動方針:ヒーローとして殺し合いを止める
1:とりあえず参加者を探す、エロトラップに引っ掛かった女の子ならなお良し。
2:バリアの爺さん何してんだよ!
3:知り合いが呼ばれてないか気になる。
[備考]
※参戦時期は原作26巻、超常解放戦線との決戦前です。
※制限により個性『もぎもぎ』の粘着力が弱体化しています(本人はまだ気がついていません)
【バリアフリーマン@キン肉マンⅡ世】
[状態]:健康、主催者への怒り
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本行動方針:正義超人として殺し合いを止める。
1:とりあえず参加者を探す。若い女性ならなお良し。
2:やってしもうた~っ!
3:万太郎達は呼ばれているか気になる。
4:そういえばワシらは死んだはずでは………?
[備考]
※参戦時期はデーモンシード編での死亡後です。
※ニルスとジージョマンの両方の首に首輪が取り付けられています、片方の首輪が作動すると連動してもう片方の首輪も作動します。
[状態]:健康、主催者への怒り
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本行動方針:正義超人として殺し合いを止める。
1:とりあえず参加者を探す。若い女性ならなお良し。
2:やってしもうた~っ!
3:万太郎達は呼ばれているか気になる。
4:そういえばワシらは死んだはずでは………?
[備考]
※参戦時期はデーモンシード編での死亡後です。
※ニルスとジージョマンの両方の首に首輪が取り付けられています、片方の首輪が作動すると連動してもう片方の首輪も作動します。
『NPC紹介』
【おおみみず@ドラゴンクエストシリーズ】
体長1mを越える巨大なミミズの魔物。
目が退化している為、匂いで獲物を探す。
これといって特殊な能力は持たないが、亜種はふしぎなおどりを踊ったり、超巨大だったりもする。
またこの殺し合いの舞台に生息する個体は、やたら体表がヌラヌラしているらしいが理由は不明である。
【おおみみず@ドラゴンクエストシリーズ】
体長1mを越える巨大なミミズの魔物。
目が退化している為、匂いで獲物を探す。
これといって特殊な能力は持たないが、亜種はふしぎなおどりを踊ったり、超巨大だったりもする。
またこの殺し合いの舞台に生息する個体は、やたら体表がヌラヌラしているらしいが理由は不明である。