「おーい。コイツはどこにも居ないのかー?」
全身真っ赤な得体の知れない人型のモンスターが仲間を探している。
彼の名はアイツ。そしてコイツとは仲間の名前だ
紛らわしい名前をしているが、それが本名なのだから仕方ない。
彼の名はアイツ。そしてコイツとは仲間の名前だ
紛らわしい名前をしているが、それが本名なのだから仕方ない。
「困ったな……」
アイツは非常に頼りない姿をしているが、実はとてつもない潜在能力を隠し持っている。
だがそれはコイツが存在することで初めて発揮されるものだ。
本人はそこまで自覚出来ていないが、コイツと共に居ることで自分の能力が上がっていることはなんとなく気付いている。
だがそれはコイツが存在することで初めて発揮されるものだ。
本人はそこまで自覚出来ていないが、コイツと共に居ることで自分の能力が上がっていることはなんとなく気付いている。
それにアイツとコイツは元から仲が良い。
だから友人としてコイツの身が心配でもあった。
もちろん一人だけで生き抜ける自信が無いという臆病な考えもある。実際アイツはコイツが居なければかなりの弱小モンスターなのだ。
だから友人としてコイツの身が心配でもあった。
もちろん一人だけで生き抜ける自信が無いという臆病な考えもある。実際アイツはコイツが居なければかなりの弱小モンスターなのだ。
「そもそもなんで男をエロトラップダンジョンにぶち込むんだよ、おかしいだろ」
アイツには主催者の考えていることがよくわからない。
女体化トラップがあると言われても、そんな工夫するより元から女の参加者を集めた方が楽だ。そもそも女体化してようが男を犯したらホモなのでは?
ホモ投入については論外。そんなものが需要あるなんてアイツには考えられないし、考えたくもない。
ホモ投入については論外。そんなものが需要あるなんてアイツには考えられないし、考えたくもない。
「それに俺なんて人間ですらないし……」
アイツは人の形こそしているが全身真っ赤で服すら身につけないモンスターだ。明らかにエロ需要があるとは思えない見た目をしている。
もちろん世の中にそういう特殊需要があることは否定しないが、いくらなんでもニッチ過ぎる。
もちろん世の中にそういう特殊需要があることは否定しないが、いくらなんでもニッチ過ぎる。
だいたい男や変なモンスターのアクメなんて大半の人にとっては目の毒。この主催者はよっぽど狂った性癖の持ち主のようだ。
「こんな変態に命を握られてるのか、俺は……」
なんだか主催者のことを考えているだけで馬鹿馬鹿しくなってくる。
アイツは特殊性癖を差別する気はないが、別にそういう趣味があるわけでもない。だから純粋に気持ち悪いと思うし、どれだけ狂った性癖してるんだよあの主催者ってなる。
アイツは特殊性癖を差別する気はないが、別にそういう趣味があるわけでもない。だから純粋に気持ち悪いと思うし、どれだけ狂った性癖してるんだよあの主催者ってなる。
「まあこんなこと考えても仕方ないか」
考えるだけで何か嫌な気分になってきそうだから思考を切り替える。
アイツは化石発掘やトラップ処理を経験してるだけあって、そこら辺の切り替えは早い。いちいち悩んでいたらキリがない。
アイツは化石発掘やトラップ処理を経験してるだけあって、そこら辺の切り替えは早い。いちいち悩んでいたらキリがない。
「かっとビングだ、俺ぇぇえええ!!」
……いきなりそんな少年の叫び声が聞こえたので、とりあえずアイツはそちらへ向かうことにする
危険人物じゃないという確証はないが、その声のテンションはとてもではないが危険人物には聞こえなかった。
危険人物じゃないという確証はないが、その声のテンションはとてもではないが危険人物には聞こえなかった。
○
「九十九遊馬って……変な名前だな」
「アイツって名前のお前が言えたことかよ!?」
「アイツって名前のお前が言えたことかよ!?」
アイツが向かった先には九十九遊馬という少年が居た。
どうやら気合いを入れてあんな言葉を叫んだようだが、他の参加者が来ると危ないのでお互いに軽く自己紹介をすると移動するようにアイツが促す。
どうやら気合いを入れてあんな言葉を叫んだようだが、他の参加者が来ると危ないのでお互いに軽く自己紹介をすると移動するようにアイツが促す。
二人はすぐに打ち解けた。
それは遊馬の性格が親しみやすいということも大きいが、なによりも二人の間には相棒という共通点があった。
それは遊馬の性格が親しみやすいということも大きいが、なによりも二人の間には相棒という共通点があった。
アイツにはコイツという相棒がいて、遊馬にはアストラルという相棒がいた。
遊馬は最終的にアストラルと別れることになったが、アイツがコイツについて話すとアストラルとの思い出を嬉々として話してくれた。
遊馬は最終的にアストラルと別れることになったが、アイツがコイツについて話すとアストラルとの思い出を嬉々として話してくれた。
相棒と仲が良いというのはアイツとしても好感がもてる。きっと遊馬はお人好しなんだろうということもなんとなく伝わってきた。
カードゲームで世界規模の戦いになったという事態は意味不明だが、まあきっと嘘ではないのだろう。
カードゲームで世界規模の戦いになったという事態は意味不明だが、まあきっと嘘ではないのだろう。
そんな彼にアイツは一つだけ問いを投げ掛ける。
主催者を倒すと意気込んでいる遊馬にだからこそ、これだけは聞いておきたい。
主催者を倒すと意気込んでいる遊馬にだからこそ、これだけは聞いておきたい。
「主催者はきっと強いぞ。それでもお前は戦うのか?遊馬」
「そんなことは俺もわかってる。
……でも俺が諦めたらみんなが巻き込まれちまう。主催者を倒さなきゃこの殺し合いは終わらないんだろ!?」
「そんなことは俺もわかってる。
……でも俺が諦めたらみんなが巻き込まれちまう。主催者を倒さなきゃこの殺し合いは終わらないんだろ!?」
「まあそうだろうな」
「だから俺が殺し合いを止めてやるんだ。こんなところで諦めてたら、アストラルのやつに笑われちまう!
かっとビングだ、俺ぇぇえええ!!」
「だから俺が殺し合いを止めてやるんだ。こんなところで諦めてたら、アストラルのやつに笑われちまう!
かっとビングだ、俺ぇぇえええ!!」
少年の真っ直ぐな気持ちを聞いて、アイツは彼に協力しようと決めた。
「仕方ないな、じゃあ俺も協力してやるか……。よろしくな、遊馬」
「おう!よろしくな、アイツ!」
「おう!よろしくな、アイツ!」
【アイツ@遊戯王OCG】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:遊馬に力を貸す
1:コイツと遊馬の仲間を優先して探す
[備考]
《トラップ処理班Aチーム》で罠の処理をしていた影響で軽いトラップなら解除出来るかもしれません
もしかしたら《トラップ処理班Aチーム》の効果を使用出来るかもしれません
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:遊馬に力を貸す
1:コイツと遊馬の仲間を優先して探す
[備考]
《トラップ処理班Aチーム》で罠の処理をしていた影響で軽いトラップなら解除出来るかもしれません
もしかしたら《トラップ処理班Aチーム》の効果を使用出来るかもしれません
【九十九遊馬@遊戯王ZEXAL】
[状態]:健康
[装備]:九十九遊馬のデッキ&デュエルディスク@遊戯王ZEXAL
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める。かっとビングだ、俺ぇぇえええ!
1:コイツと仲間を優先して探す
[備考]
参戦時期は最終回後
[状態]:健康
[装備]:九十九遊馬のデッキ&デュエルディスク@遊戯王ZEXAL
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める。かっとビングだ、俺ぇぇえええ!
1:コイツと仲間を優先して探す
[備考]
参戦時期は最終回後
【九十九遊馬のデッキ&デュエルディスク@遊戯王ZEXAL】
九十九遊馬に支給
デュエルディスクによってカードの実体化が可能。
細かな制限に関しては、この作品が通った場合に他の遊戯王カードの制限に沿ったものとする。
九十九遊馬に支給
デュエルディスクによってカードの実体化が可能。
細かな制限に関しては、この作品が通った場合に他の遊戯王カードの制限に沿ったものとする。