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  • 闇に穢された太陽 -The Dark Night of Badgirl-

etorarowa @ ウィキ

闇に穢された太陽 -The Dark Night of Badgirl-

最終更新:2021年10月30日 02:30

etorarowa

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だれでも歓迎! 編集
この作品は性的表現が含まれています。
過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください




















ある所に、殺し合いに巻き込まれた少女がいました

その少女は、何処かで踏ん反り返ってるであろう主催に対し、大声で自分は殺し合いなんかに乗らないと宣言しました

説明の時に見せられた光景は少女にとっては恐怖そのものでしたが、信じてくれた元の世界の友人たちや家族たちを期待や信頼を裏切らない為に、勇気を振り絞ってこの殺し合いに挑むのでした、まるで特撮のヒーローの如く








―――ですが、現実は余りにも非情で残酷なものでした

なにもない筈の平原に仕掛けられた罠のスイッチを踏んでしまい、閉じ込められたのは触手壺の中

幼さに似合わぬ体躯は壺の中のドリル触手や吸盤触手の格好の餌。少女はこんな卑劣な罠には負けないと根気を見せるも、性の悦びを知らぬ少女が初めての『気持ちいい』に耐えれるはずもない

吸盤触手に突起を吸われ、ドリル触手に刺激され、最初は恐怖で泣き出しそうになり、段々と快楽の味を覚えヨガり、最後には快楽に負け絶頂と同時に失禁するほど喘いでしまった

脱出する体力もなく、ただただ嬲られるだけの少女に対し、皮肉にも救ってくれた二人がいました
少女は朧気な意識の中で思いました、ヒーローが助けに来てくれたのだと、しかし



二人の男は正義のヒーローなんかではなく

他者が破滅するように導き、それを愉しむ



悪人よりも邪悪な



――――人の形をした悪魔でした


○ ○ ○

「マジか、マジなのかよ……くそっ!!」

紺碧の夜星が笑う、この滑稽で陳腐な舞台を駆ける少女の影
混迷満ちた闇を往き裂く白い翼の如く、少女は大地を駆け抜ける

西城樹里、283プロ所属アイドル、アイドルユニット『放課後クライマックスガールズ』の一人
アイドルというよりも男の子寄りのボーイッシュな外見、走る姿は宛ら姫を救いださんとする王子様

だが、今の彼女の内心は余りにも動揺していた
最初はたちの悪いドッキリだと思っていた、巫山戯た外見の男は何かしらの3Dだと思っていた

だが違った。モニターに映し出されたアへ狂って死んだ少女、今自分が置かれている状況

示された現実は、絡み合った事実として彼女の心を蝕んでいる
そして、思い返すのはルール説明での男の言葉

『まずは一つ、この殺し合いは、オークだとかゴブリンだとか、所謂NPCってのがいてね。……そいつらは率先して君たち参加者を性的な意味で襲いかかるように細工しているんだ』
『他にも、これは特定施設に限定されるわけだけど、参加者を淫らに狂わせるような罠も沢山あるのさ。所謂エロトラップダンジョンってやつ』

「………みんなはっ……!」

恐怖と焦燥から、駆けゆく足も早くなる。明確な焦りと、身内の心配に思考が支配されていた
そも、此処に他の放課後クライマックスガールズが居るのかすらもわからぬ状況下、巻き込まれたのが自分『だけ』ならば最悪の中でもまだマシか

西城樹里は過去の経歴と風貌に似合わず優しい人物である。ユニット随一の常識人で、仲間思い
全力で走る時間の中、恐怖と焦燥は収まり、冷静な思考を取り戻しつつある

まず大前提として、殺し合いなんかには乗らないし、殺しなんかしてたまるか
漸く掴んだ『自分』を、こんな馬鹿げた事で投げ捨ててたまるか
自分が築き上げてきた、自分の熱意を、仲間の信頼を、自分自身の最初の気持ちを、裏切ってたまるかと

「……此処までくれば、大丈夫か?」

殺風景な草原を抜け終え、たどり着いたのは何処かの町並み。夜の暗闇すら塗りつぶさんと輝く建造物に飾り付けられた照明や路地街頭の波濤
突入するや否や、少し進んだ先にある、照明が余り届かぬ路地の一角にある古びたレンガ建ての一軒家の中に入り込む

「だ、誰かいませんかー?」

入場早々、先ずは人がいるかの確認。性善説を鵜呑みにするわけではないけれど、返答者がやばいやつだと分かれば即座に逃げる準備はある
建造物の中は、荒れた物品が散乱している、軽いゴミ屋敷の様を呈している

散乱物は砕けた木箱に腐った果実、千切れたであろう首飾りの宝石、古ぼけた衣類

「……最初からこうだったのか? いや実は誰かいるとか……?」

最初に目的してこの有様だ、誰がいるかは兎も角「何かがあった」というのは素人目でも一目瞭然だ
照明が届かず、薄暗い建物の中、少女は気になるものを見かける

「……水滴?」

床のタイルに、水が滴ったようなシミ。それはまだ乾いておらず、気になって指で触れてみる
感触はなぜか粘っこく、無色透明だ

「……うわ……。なんて場合じゃない、か」

思わず触れてしまったことに少し後悔するも、湿りっけの具合からして、誰かがこの場所にいるのは確か

「……あれ?」

耳を澄ませば、ヴヴヴヴと何かが振動している音。この場所に機械類らしきものは見当たらない。となれば聞こえてきたのは建物の奥
そしてもう一つ、西城樹里の耳に入ったのは、声である

「………ぁっ………ぁっ………ぁっ………」

か細いながらも、はっきりと聞こえる。流石に声だけでは誰かとは確実に分かるわけではない
勿論危険人物である可能性も否めない、けれど―――

「………っ!」

歯を食いしばりながらも、音源らしき奥へ向かう。行く手を塞ぐのは古びて固くなった扉。何故か鍵がかかっており、素手でこじ開けるのは無理
鍵を探す時間すらもったいない、偶然壁に置いてあった斧を持ち、扉ごと鍵を破壊。扉を蹴っ飛ばし、西城樹里は音源の元凶と対峙しようと部屋へと飛び込み

目の当たりにすることとなった







――その少女は両腕を壁に縛られ、蹲踞のポーズを取らされていた


――その少女の全身は不自然に『白く』濡れていた。そして少女の真下にはポタポタと水滴が溜まっていた


――その少女の瞳には光がなかった


――その少女の口元から、白い液体がこぼれ落ちていた


――その少女の胸先には、ピンク色で親指ほどの何かが刺激を与えるように震えていた




―――その少女は、下半身から白い液体を垂れ流し、その突起は胸先と同じく、ピンク色の何かで振動を与えられ続けていた






「――――――――――――――え?」

西城樹里の思考は、虚無に呑まれた。いや、呑まれざる得なかった。震え出た言葉は、自身の理解を超えた『理不尽』すぎる光景であったから
夢であって欲しかった、どうして彼女が、どうしてこんな目に?

一番幼いながらしっかりしていて、正義のヒーローが大好きで、自分に「やさしい一等賞」なんてくれたこともあった
狂気に陥りそうな頭を、無理矢理右手で強く掴む。頭に掛かる圧が、辛うじて自分を正気に戻してくれる
そして、絞り出すように、言葉を漏らす

「―――か、ほ?」


小宮果穂、西城樹里と同じく283プロ所属のアイドルユニット『放課後クライマックスガールズ』のメンバーの一人
年相応に好奇心が強くて、純粋で、元気いっぱいで、特撮のヒーローが大好きで……
西城樹里が放クラの常識人ポジならば、小宮果穂は放課後を照らしてくれる太陽だ

「―――じゅり、ちゃ、ん? ……あ、ふぁ、あ、あああぁ――――――!!!!」

茫然自失となっている西城樹里に、小宮果穂が気付いた。そして『何か』が決壊した
それは、友達に見られてしまったことによる羞恥心なのか、単純に限界に達したのか、海老反りポーズのまま、アーチ状に無色透明の液体を吹き出したのだ

「あ……」

その光景を、樹里は目を見開いて、嗚咽を溢しながら、力なく見届けるしかなかった


○


「お〜、果穂ちゃん盛大にイッたっぽいかぁ〜、隣の部屋までイイ声してたぜぇ」


陰鬱とした静寂を引き裂くように、隣部屋から出てきた一人の男。いかにもチャラ男と言うべき風貌の茶髪の青年
青年の目に映る果穂は首を前に垂らし、ぐったりとしている。その状態に青年はいやらしい笑いを浮かべ、満足げな表情

「……ま、そりゃ丹念にほぐされてちゃなぁ。ま、俺もちょっとは楽しませてもらったけどさ」
「―――!」

男の独り言を、樹里は聞き逃さなかった。『俺もちょっとは楽しませてもらった』?という言葉を

「……どういう、意味だ?」
「ああ、ちょっと口の方で、つまみ食いつまみ食い。いやぁ初音ちゃん相手にやった時と同じぐらいに気持ちよかったぜマジで。そろそろ温まってきたし下の方も楽しみたい所なんだが……つーか誰? いつからここにいたわけ? いや可愛いんだかいいけどさ?」

上機嫌に言葉を連ねる男であったが、その最中にようやっと樹里の存在に気づき、彼女に言葉を向ける
が、等の男は多少疑いながらも樹里が「かわいい」事で特に疑いもしなかった

「……もしかして、その子の知り合い?」
「―――そうだと、言ったら?」

樹里がどういう目線で自分を見ているのか知ってか知らずか、一切空気を読まずペラペラと男は喋る
樹里に近寄り、彼女を見定めながら

「しっかしなぁ、この子初音ちゃんと同じぐらいの背丈してんのにボディはいい感じに立派と来た! しかも喘いでる声もヨガってる姿も可愛ってもんだ」
「………」
「しかも『私はこんな事に屈したりなんてしない』なんて言っておいて気持ちよくなっちゃうんだからさぁ、まあさっきまで触手壺の中でお楽しみされてたんじゃ仕方ないよなぁ、女の子は気持ちい事には滅法弱いもんなぁ」
「……………」
「あ、俺も俺で上の方は楽しませてもらったから、次はいい感じにほぐれた下の方を―――」


―――言い掛けた男の顔に、右ストレートが飛んだ

「ぐべらっっっ!?」

地面を響かせる鈍い音と共に、男の身体が叩きつけられる。男にローターの紐が引っかかり外れ、果穂はローターから解放された

「ちょっ、ちょっタンマ! いやだなぁ一時の気の迷いだっての! ほら、まだ下の方はやってないから、だから許して、許してって!」

痛む頬を抑えながら、樹里に対して反省の色が見えない謝罪をする。――樹里の表情は余りにも黒かった、男への怒りと、理性と本能がごちゃまぜになったような表情で、再び男に殴りかかろうとしていた
殴打音に反応してか、果穂は悲しそうな顔で、光の灯らぬ瞳孔のまま樹里を見つめている


「おーっと、悪いがちょっと黙ってくれねぇか、そこのアンタもだ」


その寸前、新たな男の声と背中から銃口を向けられた気配が、樹里の衝動を抑え、引き戻る
樹里が背後を振り返れば、まるで蝿をそのまま擬人化させたような黒い男。向けている銃口は黒い自動小銃のようなものなのか
だが、確かなのは、自分の生殺与奪の権利がこの突然現れたハエ男に握られてしまったということ。その事実が樹里の衝動が引いた理由の一つでもある。そして――


『ご機嫌よう、悪いお嬢さん(Mauvaise dame)』


樹里の耳に、声が響く。ハエ男でも、チャラ男でもない第三の声
ノイズが混じったその声は、西城樹里に向けての音声でもある


「―――誰だよ、お前」


衝動は引いたとて、その身に包む怒りは収まらない。かつての不良時代がぶり返すような、そんなドスの聞
いた声が、樹里の口から発せられる


『――落ち着き給え。君が怒っている理由は明白だ、「彼女」の事だろう?』
「―――っ!」
『だから落ち着き給えと言っている。なぜなら「私」は彼女を助けた側の人間なのだから』
「……それは、どういう意味だよ……!?」

動揺する樹里に対し、『声』の主はノイズ混じりのまま語り始めた

『まずは彼女、小宮果穂の事だな。彼女はその男の言っていた触手壺とやらに囚われていたようでだな』
『その時私と同行していたそこの彼……北ノ城くんに触手壺を破壊してもらい彼女を救出したわけだ』
「俺からしちゃガラでもねぇがな」
『だが、あくまで私達は「助けだ」たけ。元々何かしら情報を聞き出せればよかったのだからね』
「こっちとしちゃさっさと殺しちまっても良かったんだがな」
『……だが、人が目を離している隙にそこの下品な男が彼女で色々と遊んでいたようだ。最も、彼女は助けた当初はかなり出来上がっていたようだからね』

淡々と語る『声』の説明。その間に北ノ城と呼ばれたハエ男の相槌が入る

『その後はだいたいそこの下品な男が好き勝手していたのを観察させてもらっていたのさ。……まあ、聞いていただけではあるが、彼女も存外―――』
「そんな事あるわけねぇだろっっ!!!!!!!」

『声』を塞ぐ用に、樹里の怒号が響き渡る。北ノ城は銃口を向けたまま、チャラ男の方は「あれ、俺まさかの放置プレイ状態?」なキョトンとした表情で話に聞き入っていた

『……戯言はここまでにしておこう。これ以上は君が自滅しかねないからね』
「………果穂を、どうするつもりだ」
『答えを早まるな。話はまだ続いている』

樹里の思考は、早く果穂を助けてあげたいという気持ちと焦りに塗れている
だが、銃口を向けられている状態で下手な動きなんて出来るわけないし、『声』の言う通りこのまま堪え切れずに行動をとってもそれこそ自滅する
今は、『声』の話を聞くしか無いのだ。黙って話を聞く。『声』に対し言葉を返す。西城樹里にはそれしか出来ない

『前提として、彼女の身柄は私達が預かっているという前提である。正直な話有力な情報が取れなかった以上はそこの男に譲り渡してもいいと思っている』
『だが、どうやら君はそこの彼女が大切なようだ。親友とも言っても良い関係と見受ける』
「わかってんなら、さっさと果穂を返しやがれ!」
『……はぁ。……私達は彼女を助けた側の人間だ。なのに恩人に対してその態度は些か失礼ではないのかね?』
「……ッ!」

思わず出た感情論に正論を返され、思わず口が詰まる。事実ならこの二人は果穂を助けた側の人間。果穂がひどい目に合ったのはあくまでチャラ男であって、自分たちには関係のないこと、と言い張る魂胆丸見えである

『ならば、君が私達に対してすべきは、「誠意」を見せることだ。君次第では最低でも彼女の安全は約束しよう』

――『声』が示す「誠意」。一見すればどういうことなのか理解に苦しむ。だが、西城樹里は理解した

小宮果穂の生殺与奪の権利は声の主が握っている。なんならチャラ男に渡してもいいと思っている連中だ
西城樹里は小宮果穂を見捨てるという選択肢を取ることは絶対にない
現状、西城樹里は小宮果穂という『脅迫材料』を声の主に叩きつけられている
そして、その結論の上で西城樹里はその答えへと辿り着く

「……てめぇらの仲間に、なれって事かよ………!」
『だとすれば、どうする?』

ノイズ越しの『声』でも分かる、明らかにその言葉には嘲笑が入り混じっている。樹里の心理を見据え、品定めるように

『私達には情報が足りない、そして人手も足りないのだ』
『この殺し合い、淫靡で下品な単語が関わっているが、余りにも足りない『情報』こそが本質だと思っているのだよ、私は』
『だからこそ、他に割け、情報を集めうる人員が欲しい』

理不尽なルールに、理不尽な会場。その中で圧倒的に足りない情報。声の主が望むのは情報だ
古来より情報の有無は戦争の情勢すらも左右する重要な要素
情報を得るための人員、それが声の主が望む事柄である

北ノ城が銃口を下ろす。声の主が何かしら事前に指示していたからなのか。それを樹里が知る由はない
声の主は沈黙する、チャラ男の方は状況を整理するので精一杯

「……アタシは」

遠回しに、「小宮果穂を助けたければ、私のもとに付け」と言っているようなもの
たしかにそれで果穂が本当に助かるならそれでいいのだろう、チャラ男が何をやらかすとしても背後の北ノ城という男が強硬手段に出るだけと思われる
だが、それで本当に最善と言えるのだろうか? もしこいつらがどうしようもない、それこそ戦隊ヒーロー物で言う巨悪の類だったのなら、自分はもう二度とあの煌めかしい放課後に戻ることが出来なくなる

『――どうしたい? 君の自由意志を、私は尊重しようというのに』

嘲りが透けて見える、声の主の言葉。『果穂を助ける』という前提であるならば、この問いに対し自由意志など尊重されてはいない
これは一種の脅迫。断れば果穂の身柄はあのチャラ男によって蹂躙される。最初から選択肢なんて

「……アタシ、は」

言葉が続かない。喉の奥が詰まったかのように、張り裂けそうな心に堪え切れず、言葉が出ない

(もしかして、俺、果穂ちゃんお持ち帰りできそうな予感!)

尻目にチャラ男、お持ち帰りチャンス到来? なんて内心ガッツポーズ

「―――アタ、シ、は―――」

なんと答えればいい? どうすればいい? 選択出来ない、選択するには、彼女にとって余りにも重すぎる
だが、そんな彼女に対し、助け舟を渡したのは意外な人物


「こたえなくてもいいよ、樹里ちゃん」
「……果穂」


小宮果穂の声だ。だがその顔は汗と涙と白濁液でぐちゃぐちゃで、樹里の知っている果穂とは余りにも凄惨で、それでも振り絞るように、慰めるように果穂は樹里へと話しかける


「こんな、悪い奴らなんかに、樹里ちゃんがのらなくても、いいん、だよ……」
「……それじゃあ、果穂は」
「そうだね。私も樹里ちゃんも助かる方法が、それしかなくても、そうしちゃったら、樹里ちゃんが、私の知ってる優しい樹里ちゃんじゃ、なくなっちゃうかもって……」
「………」
「私は、負けたくない。こんな卑怯な人たちなんかに。樹里ちゃんを悲しませる奴らに、だから、私のことはいいの。樹里ちゃんは、樹里ちゃんのままで」
「………待てよ、まってく、じゃあ、果穂は」

小宮果穂は、この場にいる全員が思っていたよりも、その心は強かった。あんなひどい目に会ったというのに、光の灯らぬ瞳だというのに、そのか細い言葉には確かに、揺るぎない確固たる意志が宿っている
それは、彼女が憧れたヒーローとしてのあり方。アイドルとして、信じてくれる人たちを笑顔にするという決意

「……私は、多分。戻れない、のかも」
「……そん、な」
「………でも、信じて、私は、屈したりなんて、しない。例えどれだけ酷いことをされても、身体も頭も滅茶苦茶にされても、それでも私は――みんなのことを、信じる、から」

言葉はとぎれとぎれ、顔も紅潮して正常ではない。それでも果穂は樹里に語りかける。「負けないで」と、こんな悪い奴らに屈しないで、と

「……大丈夫。少しは、慣れた、から」
「――――――――――――――――」

無理をしてニッコリと笑う果穂の顔は、西城樹里にとってあまりにも辛い光景であった
もし、果穂の言う通りにして、それで果穂がどうなってしまうかなんて、想像したくなくても、否応に想像できた
その光景が、西城樹里にとって何よりも一番、悍ましい光景であった
小宮果穂のその優しさが、西城樹里にとって何よりも傷になる
西城樹里は何も言えなかった、何も言葉が出なかった、ただ、ぽかんとした間抜けな顔のまま

声の主も、北ノ城も、果穂の言葉をただただ黙って真面目に聞いていた

―――そろそろアウェー感に耐えきれなくなったらしい一人を除いて


「そっかぁ〜、果穂ちゃんは慣れたんだぁ。果穂ちゃんが望んだことなら仕方ないよなぁ〜」
「は?」
「……はぁ」

チャラ男である。わざとらしい台詞を吐いて、果穂へと近づく。樹里は理解が追いつかず言葉が漏れ、北ノ城はチャラ男の行動を予期出来たのか呆れ果てたため息が出る

「じゃあ、樹里ちゃんは自由になって果穂ちゃんは俺のものけってーい!!」
「ま……まって、そこ抓まれたら―――ひぎぃっ!」

チャラ男の突発的な行動に、さしもの果穂も動揺、チャラ男に胸先の突起を強く抓まれ、甲高い声と共に勢いよく背中が浮く



――――やめろ――――


「おーおー良い反応するんじゃないのさ、じゃあ次は両方で……ほいっと!」
「はぅぅぅぅっ!!」

今度は両手で、両方を抓む。再び果穂の声と共に背中が浮く



――――やめろ――――


「良いじゃん良いじゃん! 初音ちゃん以上のイイ反応! これぜってーイジメがいあるって! 『正義のヒロインは友人を助けるためにその身を捧げる』的な同人誌とかAVとかで売ったらぜってー売れる!」
「じゅり、ちゃ、わたしの、ことはいい、から。ふぁ、ああああああああああっっ!」


――――やめてくれ――――


「ふぁ、ふぁあ、ああ、いっぎっっぃぃぃぃっ!」
「下のは感度抜群じゃん! クニクニしたらマジ気持ちよさそうに喘いでくれるなぁ!」


――――やめてくれ!――――


「……はぁ……はぁ……はぁ………」


何度かの軽い絶頂を連続で行わされいた。チャラ男はまるでヴァイオリンに小便を書けるかの如く悪意なのか愉楽なのか、その両方の気持ちなのかで、小宮果穂の身体を弄び続ける

「……で、テメェはどうすんだ。テメェが黙ったままじゃあのガキはいつまでもあのままだぞ」

見かねた北ノ城が未だ黙ったままの樹里へと声をかける。それは果穂への同情心なのではなく、あのまま最悪小宮果穂が壊されるのは此方側にとっても都合が悪いからだ
等の樹里は顔面蒼白で、手足は震えたまま、悪夢のような光景に、先の選択を決められずにいたまま
だが、心は叫んでいる、叫び続けている。「もうやめてくれ」と


「――じゅり、ちゃん」


ふと、果穂の声がする。雫が溢れそうな瞳で、それでもまだ、此方に向けて


「…………―」
「わかった!! わかったから!! 聞こえてんだろ! 協力する! だから果穂には手を出さないでくれぇ!!!」

込や果穂が口を開き『それ』を言うその前に―――――西城樹里の心は、巨悪に屈した

同時に北ノ城が三度果穂に手を出そうとしたチャラ男に向けて突進、チャラ男を突き飛ばしそのまま拘束

「つーわけだ、ちょっと大人しくしてろ」
「で、でめっ……」
「三下が調子こいてんじゃねぇぞ、死にてぇか?」
「ひぃぃぃっっっ!!!」

抵抗するチャラ男に銃口を向け威圧、チャラ男は命の危機に思わず怯み抵抗をやめる。そして


『――ご協力、感謝する』
「――――――――――――――――――――ちく、しょう」

『声』が久方ぶりに音声を流す。樹里はただ、誰にも聞こえないような呟きを溢す。一目散に果穂に駆け寄り、拘束を外し、液に塗れた彼女の身体を構わず抱きしめる

「……ごめん、ごめんな……」

情けなくて、自分の無力さに、涙が溢れ出る。だが、果穂の瞳に、仄かに輝きが見えた気がした

「……ごめんね、樹里ちゃん。こんなんじゃ、私、ヒーロー失格かな、あはは」
「………」
「でもね、だから……負けないで。――私も、負けないから」

その励ましの言葉を切り目に、小宮果穂は一時の眠りに付く
涙を拭い、西城樹里は立ち上がって前を向く

○

再び静まり返る部屋。疲労から眠りこけた果穂は別部屋で休んでもらっている。チャラ男の背後には銃口を向けた北ノ城

「――それで、アタシはどうすればいい?」
『人や物を探して欲しい、別に一緒に行動しろとは言わん。出来る限りの情報を集める事が優先事項だ』

声の主の要求は変わらず情報集めの手伝いである。屈してしまった以上は従うしか無い
だが、今は屈しても、いずれは果穂を助け出すと、西城樹里の覚悟は決まっている

『一人では心細いだろう、念の為そこの下品な男を同行させてもらう』
「そりゃどうも……こいつは放っておいても碌な事をしなさそうだからな」
「ありり、なんか俺許された感じ?」
「―――ッ」
「あ、待って、ジョーク、ジョークだってばあははははは………」

声の主の言葉に対し、反省の色が見えない発言をして、案の定に樹里に睨まれ弁解するチャラ男
最もチャラ男としても、本能的に声の主に従わなければ自分が碌な目に合わないと自覚したから
実際『小宮果穂に手を出した』という弱みを握られているようなものであるからだ、大多数に知られれば彼の立場は面倒なことになるのは明白

『……まあ君が彼を監視するのならそれで何も問題は無さそうだな』
「もしまたやらかすぐらいならまた痛い目にあってもらうだけ」
『ではもしもの時は念入りにしたまえ』
「俺全く信頼されてねぇどころかボコられること前提?!」
「いや、あたりめぇだろ」

と言うか、樹里及び声の主一派の方でチャラ男の扱いは完全にそういうものだと固着してしまっていた

「……おい行くぞクソ野郎」
「ちょっと樹里ちゃん? 無理やりエスコートされるのは別に悪くないけど俺には伊藤大祐って名前がありましてねってイデデデデデデデ引っ張るの痛いってぇ〜!」
「少し黙れ。………約束は、守ってくれるよね」
『ああ、約束しよう。小宮果穂の安全は私達が保証する。彼女を救うために存分に働き給え、ジュリ・サイジョウ。―――それともう一つ』
「……なんだよ」

チャラ男――伊藤大祐の腕を引っ張り、果穂の安全の確認をしてからそそくさと出ようとする
『声』から、ノイズが消え去り、若い男の声へと変化する

『――呼ぶ名前が無いのは不便だろうから、名乗っておくこととしよう

そして『声』は、こう名乗った


―――「犯罪卿」と』


○ ○ ○


「………へへっ、上手く言ったみたいだな、旦那」
「……見事に彼女は踊らされたようだ。最も、あの男の行動が思いの外有効に働いたようではあるが」

西城樹里と伊藤大祐が去った建物の中、そこにいるのは二人の人影
一人は北ノ城篤、先程のハエ男
そしてもうもう一人、蛇の如き金色の瞳を持った、銀髪の男――それこそ、先程樹里に話しかけていた『声の主』。『犯罪卿』の名を騙った男である

「まあ、俺達は別に嘘は言ってねぇからな。あいつに気付かれるようにはしたがよ」

二人が『小宮果穂を助けた』という言葉は嘘偽りはない。銀髪の男が北ノ城を言葉巧みに招き、情報を得るために小宮果穂を助け、この建物までやって来た
だが、伊藤大祐が小宮果穂に近づけたのは全くの偶然ではない。男は伊藤大祐が近くにいるのを気付いた上で、わざと聞こえるように話し、移動した
そして少しばかし席を外して、伊藤大祐と西城樹里が接触して良いタイミングで登場すれば、それで良い

西城樹里の方に関しては先に気づいたのは北ノ城の方だ。最も、その時は見かけた程度で、何かしらの『脅迫』して使えるかどうかは考えてはいたが、まさか偶然にも此処にたどり着いたどころか、小宮果穂の知り合いとは思いもよらなかった

西城樹里には小宮果穂を、伊藤大祐は先程の所業を。脅迫するにはうってつけのネタだ。材料としては質が良いとは言えないが、あまりにも情報が成さすぎる状況下で出来たのならば及第点である

「……最初はつまらん催しと思っていたが、こうも事が運べば楽しまざる得ないというものだ」

銀髪の男は、樹里とは直接接触せず支給品に入っていた蝶ネクタイ型変声機で自らを偽った。「犯罪卿」の名を名乗ったのは一種の遊び心
あの「犯罪卿」がいるかどうか分からぬが、いるのならばそれは愉快なことにはなりそうだ、との期待も込めて

「オレは神輿に乗らせてもらうだけなんだがな、最初は胡散臭いと思ってたが、中々に楽しめそうだ。良い籤を掴ませてもらったお礼だ、旦那には付き合ってやるよ」

北ノ城篤は不敵に笑う。あの時は予想外に予想外が重なってチャンスを掴みそこねた。この男の事も胡散臭いとは思っていたが、ただの人間にしては中々に頭の回る人物
そして何よりも、この男は上の権力への興味は然程ないということ。男が望むのは自らの愉悦を満たすこと、それが出来る権力があるのならその程度に落ち着くだけの話である

「そう言ってもらえると助かるよ。君と私は対等なビジネスパートナーだ。これからもよろしく頼む」
「……だが良いのか? あの伊藤大祐ってやつだ。オレが言えたタチじゃねぇが、あれぜってー裏切るだろ」
「――だからこそ彼女に同行させたのだよ。彼だからこそ」

○


(――あーあ、これからどーしよーかなー)

町の外から出た何処か、NPCに気付かれぬように西城樹里と共に行動する伊藤大祐は、内心考えていた
自分の行動が原因とはいえ、かなり面倒な立場になってしまったのだから
自分の失態をお遊びが他参加者にばら撒かれて、色々と疑われては流石に動きづらい
樹里の付添、というわけだが実際は自分も樹里に監視されている立場だ

(まあ樹里ちゃんにぶん殴られた分は後で身体できっちり返してもらうとして、問題はあの蝿野郎と声だけの野郎だな)

彼の思考のメインとなっているのは西城樹里とあの例のハエ男こと北ノ城篤の方だ。前者は隙を見てとっ捕まえて無理矢理やっちまえばいいが、後者はそうは行かない

(あの格好コスプレなのかなぁ……でもあの銃本物っぽかったしなぁ……。つーかあれ完全反則だろ! こっちとら覗いてみたらナイフ一本しかなかったってのに)

北ノ城のコスプレっぽい格好は一旦置いといて、伊藤大祐の支給品には武器の類はナイフのみ。流石に銃を相手にナイフ一本など自殺行為にも甚だしい

(あ、でも冷静に考えたら樹里ちゃん襲ったついでに奪えばいいか、武器あるのか知らないけど)

などと言う短絡的な思考を巡らせながらも、どう考えても不機嫌な樹里になんとか取り入ろうと考えている

(……俺も樹里ちゃんもあの声だけ野郎……「犯罪卿」だったか? に弱み握られてる立場は変わんないからぁ……それをなんとか利用できれば…っと)

伊藤大祐は、自らの理想とするプランを張り巡らせながらニタリと笑う。それは女を狙うケダモノの顔と変わらずない、下卑た下品な男という評価が全くもって相応しい男そのものであった


【伊藤大祐@シークレットゲーム COOE:Revise】
[状態]:顔に殴打痕(小)
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ナイフ@現実、ランダム支給品0〜1
[思考]
基本:生存優先だけど、それはそれとして自由気ままに楽しむ
1:今はなんとか樹里ちゃんに取り入る
2:殴られたお返しは後で身体でしてもらうぜ、樹里ちゃん?
3:あの蝿野郎と犯罪卿はいつかぶち殺してやる
4:もしチャンスが有れば果穂ちゃんを堪能したい
[備考]
※参戦時期はREBELルート、死亡後



○



(――果穂、大丈夫だ。私は誰も殺さない。殺したりしない)

自分に正義のヒーローなんて似合わない。だが、それでも偽善であろうと「自分」は決して捨てたりしない

(「犯罪卿」……アタシは、アタシ達はお前たちなんかには二度と負けない)

自分も、果穂も。いるかどうかわからないけども、夏葉も、凛世も、智代子も
放課後クライマックスガールズは、こんな殺し合いなんか、絶対に屈したりなんてしない

こんな事ただの理想の押しつけだ。けれども、そんな「くだらない」気持ちでも、貫き通せれば、それは綺麗な虹になるのだから



【西城樹里@アイドルマスター シャイニーカラーズ】
[状態]:健康、果穂に対する罪悪感(小)
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0〜3(そのうち一つに『禍々しい』何か)
[思考]
基本:こんなくだらない事で「自分」を投げ捨てたくない
1:今は「犯罪卿」に従うしか無い、だけどずっと良いように扱われているつもりはない
2:このクソ野郎(大祐)に気を許すようなことはしない
3:果穂、アタシは……
[備考]
※参戦時期は後続の書き手におまかせします

「つまり、あいつが出し抜いてくれる方が都合がいいことになるかもしれない、と?」
「ああ。それは小宮果穂に対しての交渉材料にもなりうる」

北ノ城の疑問に、銀髪の男は得意げに答える
男曰く、真に重要なのは「伊藤大祐は西城樹里を襲う」という事。彼の武器が何であれ、本気で襲うのならば伊藤大祐は手段を選ばないだろう
その時、西城樹里はどういう手段を取るか? 勿論抵抗するであろう、基本的に相当の手練でなければ女は男の腕力には勝てないのは明白
ならばどうする? 西城樹里は支給品を使うしか無い。銀髪の男は、その結果に期待しているのだ

「彼女がどのような支給品を、どのような武器を持っているかはわからない以上、分の悪い賭けではあるがな。本来ならば、ちゃんとした地盤を作り、仕込みを作った上でやりたかったのだがな」
「………いや、それなら問題ねぇかもな」

銀髪の男の一抹の不安に対し、ある憶測から北ノ城はある説明をする。北ノ城は西城樹里のデイバッグから何かしら禍々しい気配を感じたのだ

「………あいつの持ち物から妙なもんを感じた。呪いの武器の類かどうかは知らねぇが、もし使うってことになりゃ」
「良いことを聞いたよ。………その時を、特等席で見れないは残念だがね」

もしも大祐が行動を起こし、何かしらの弾みで西城樹里がそれを手にとり、最悪彼女の手のひらが血に染まることがあれば、彼女自身が自分自身が築き上げて来たもの全てを自らの手で壊してしまうことになる
そして逆に、伊藤大祐の魔の手にかかったのならば、その事実は小宮果穂への「脅迫材料」となる

「では、私達は当分はこの街を拠点として行動することとしよう、もしかすれば書物店の類があるかもしれないからな。付き合ってもらうぞ、北ノ城」
「いいぜ。アンタと付き合っときゃ、甘い汁据えそうだからな―――ミルヴァートンの旦那」












悪魔はなぜ人を誘惑し、悪に手を染めさせようとするのか

彼らにとって、善き行いをする者に悪事を働かせる事こそが最大の娯楽だからだ

有事依頼、悪事ほど人間を魅力的に惑わす禁じられた愉悦はこの世にはない

真の悪とは、それに対する追求を本質とするものだ

『悪』とは、人が定めた規律から倫理からかけ離れ、超越せしもの





1911年のロンドンに、英国におけるあらゆるメディアを手中に収める実業家がいた

その男はその裏で、人の弱みを握り脅迫を繰り返しては、その者の破滅する姿を見て楽しむ『悪』そのものであった

時には清廉潔白な議員の、護衛の警官を脅迫し議員の家族を殺させ、議員を悪へと堕とした事もあった




彼にとっては平和の治世も、戦乱の時代も関係ない。彼にとっての権力は、自らの愉悦を満たすための道具

その『悪』の名こそ―――『脅迫王』チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンである

【チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン@憂国のモリアーティ】
[状態]:健康
[装備]:蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0〜2
[思考]
基本:自らの愉悦を満たすために行動する
1:『約束通り』小宮果穂の身柄は丁重に扱う
2:西城樹里と伊藤大祐を利用し情報を集める
3:当分はこの街を中心に行動、書物店等を探し適当な資料を集める
[備考]
※参戦時期は死亡後

【北ノ城 篤@血と灰の女王】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0〜3
[思考]
基本:今度こそチャンスを掴んで生き残り、のし上がる
1:ミルヴァートンの旦那に付いて、甘い汁を吸わせてもらう
[備考]
※参戦時期は最低でも10巻以降
※D・ナイト「蝿の王」が使用可能かどうかは後続の書き手におまかせします

【小宮果穂@アイドルマスター シャイニーカラーズ】
[状態]:衣服の乱れ、体中が濡れている、性感度上昇(小)、睡眠状態、
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0〜3
[思考]
基本:正義のヒーローとしてこの殺し合いを認めません!
1:私は負けない、樹里ちゃんも、みんなもあんな「悪」に屈したりなんてしない! 私は信じてます!
2:???
[備考]


【蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン】
チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンに支給。阿笠博士が江戸川コナンに渡した蝶ネクタイ型のボイスチェンジャー。ただし声を聞いたことがない人物までは真似ることは不可能

【ピンクローター×4@現実】
伊藤大祐に支給。文字通り4つのピンク色のローター

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