「……んぅ」
うら若い少女の艶やかな声が周囲に響く。
「や、やだぁ……変な触り方しないでよぉ……」
分度器を思わせる太い眉毛が印象的な少女……南良原ナユナは恥ずかしそうに頬を赤らめ、深く息を吐く。
「あわわわ……」
「おぉ~……」
「………」ゴクリ
「おぉ~……」
「………」ゴクリ
その光景を眺めながら、紫色の髪を腰まで伸ばしてワンピースを着た女性……星野輝子は目を白黒させ、
褐色の肌にポニーテール、セーラー服姿の少女……牛丸ミクはアダルト雑誌を注視する中学生男子のように鼻息を荒くし、
オレンジ色の髪にブレザーの制服姿の少女……ZちゃんことマジンガーZは大きく唾を飲み込んだのだ。
褐色の肌にポニーテール、セーラー服姿の少女……牛丸ミクはアダルト雑誌を注視する中学生男子のように鼻息を荒くし、
オレンジ色の髪にブレザーの制服姿の少女……ZちゃんことマジンガーZは大きく唾を飲み込んだのだ。
「…………」
そして、この中で唯一の男である黒髪の少年……ルツもまた、目の前の光景に目を丸くしていた。
「おいおい………」
「なんだそいつは!?」
ルツが突っ込みを入れたその先では…………
「ミーヤ♪ミーヤ♪」
「あ、あはは……」
「あ、あはは……」
……クリーム色の毛皮とヤマアラシのようなトゲが生えた甲羅を持ったゆるキャラチックな外見をした生き物が、ナユナに抱きついて嬉しそうな鳴き声をあげていたのだった。
☆☆☆
遡ること30分ほど前……
ナユナ、輝子、ミク、Zちゃん、ルツの4人は、この殺し合いの会場に飛ばされてすぐに出会った。
最初は4人とも警戒していたのだが、全員殺し合いに乗る気が無い事を知ると『バラバラに動くよりも安全だ』という理由から行動を共にすることになったのだ。
そして、しばらく宛もなく会場内をさ迷っていると……今、ナユナに抱きついているゆるキャラチックな生き物がいわゆる『亀甲縛り』の状態で緊縛されているのを発見したのだ。
ゆるキャラチックな外見をした可愛らしい生き物が亀甲縛りに緊縛されているという姿にナユナ達は可哀想に思い、縄をほどいてやる事にした。
そして、縄をほどくと同時にナユナに抱きつき……現在に至るという訳である。
☆☆☆
「ハァ……あぁもう、いい加減はなれろよ」
ルツはため息を一つ漏らすと、ナユナに抱きついたままのゆるキャラチックな生き物の首根っこを掴んで、ナユナから引き剥がそうとする。
「ミーヤ!ミーヤ!」
しかし、ゆるキャラチックな生き物はナユナから離れようとはせず、いやいやと首を降った。
「ほら、お前らも見てないで手伝え」
「あ……あぁそっか」
「ワリィ。つい見とれちゃって……」
「あ……あぁそっか」
「ワリィ。つい見とれちゃって……」
ルツから声をかけられてミクとZちゃんは我に帰り、ナユナに抱きつくゆるキャラチックな生き物に手をかけた。
「よし、いいか……」
『せー、の!』
『せー、の!』
掛け声を合図にして、三人はナユナからゆるキャラチックな生き物を引き剥がしにかかった。
「み、ミーヤ!ミーヤ!!」
だが、ゆるキャラチックな生き物は無理やり引き剥がしにかかる3人に抵抗し、ますますナユナに抱きつく力を強めていく。
「あぁもう!しつこいぞお前!?」
「いい加減に離れなってば!」
「いい加減に離れなってば!」
ナユナから離れようとしないゆるキャラチックな生き物に、ルツもミクも少しイライラしてきた。
「ミーヤ!ミーヤ!!」
「いい加減にしないと怒るよ!?コラ!!」
「いい加減にしないと怒るよ!?コラ!!」
Zちゃんが青筋を浮かべながら叫んでも、ゆるキャラチックな生き物は全くナユナから離れようしない。
「ち、ちょっと!痛い痛い!痛いよ!?」
一方、ゆるキャラチックな生き物に抱きつかれているナユナは抱きついたままのゆるキャラチックな生き物とそれを引き剥がそうとするルツ達のおかげで痛みを訴え始めた。
その時。
「皆!ちょっと落ち着いて!!」
『?』
「ミーヤ?」
『?』
「ミーヤ?」
そこに、今まで黙っていた輝子が止めに入った。
「え~っと……とりあえず、ルツ君達は一度手を離そうか?」
「………えっ?」
「いや、でも……」
「いいから!」
「………えっ?」
「いや、でも……」
「いいから!」
輝子に促され、ルツとミク、Zちゃんの三人は渋々ゆるキャラチックな生き物から手を離した。
「ミ~ヤ~♪」
「あはは……」
「あはは……」
邪魔者から解放され、ゆるキャラチックな生き物は嬉しげにナユナに抱きつき、ナユナは苦笑する。
その姿を横目に、輝子はルツやミク、Zちゃんと話合っていた。
「とりあえず……無理に離そうとしても逆効果だし、しばらくは『あのまま』にしておきましょう?」
「良いのか『あのまま』で?いきなり襲いかかってきたりしないか?」
「それなら、最初に会った時に襲いかかってる筈だし……多分大丈夫ですよ」
「多分って……アバウトだなぁ」
「まぁ、いざとなったらアタシらでフルボッコにすれば良いだけじゃない?」
「いや、それはちょっと乱暴過ぎ……」
「良いのか『あのまま』で?いきなり襲いかかってきたりしないか?」
「それなら、最初に会った時に襲いかかってる筈だし……多分大丈夫ですよ」
「多分って……アバウトだなぁ」
「まぁ、いざとなったらアタシらでフルボッコにすれば良いだけじゃない?」
「いや、それはちょっと乱暴過ぎ……」
あまりに過激なZちゃんの台詞に、ミクは顔を青くして若干引いた。
話が一応決着すると、輝子はナユナに抱きついたままのゆるキャラチックな生き物に話しかける。
「君、お名前は?」
「ミーヤ!」
「ミーヤ!」
輝子からの問いかけに、ゆるキャラチックな生き物は元気に返事をした。
「そっか……『ミーヤ』っていうんだね」
「……いや、今のはタダの鳴き声だろ?」
「細かい事は気にしちゃダメだよ」
「……いや、今のはタダの鳴き声だろ?」
「細かい事は気にしちゃダメだよ」
夢の無い事を言うルツに、ミクが釘を刺す。
輝子はゆるキャラチックな生き物……ミーヤから視線を外すと、ミーヤに抱きつかれているナユナに向かいあった。
「ナユナさん、無理に離すのは無理みたいなので、しばらくミーヤ君に抱きつかれてもらっててもらえます?」
「あ……はい。抱きつかれるのは慣れてますから」
「あ……はい。抱きつかれるのは慣れてますから」
苦笑いを浮かべながら輝子からの頼みを聞いたナユナは、そのまま自分に抱きつくミーヤの頭を撫でた。
「よろしくね、ミーヤ君?」
「ミーヤ!」
「ミーヤ!」
ナユナに頭を撫でられ、ミーヤは嬉しげに返事をする。
その光景に輝子は微笑み、ルツは『やれやれ』といった感じに頭を掻く。
ミクとZちゃんも嬉しそうな笑みを浮かべたのだった。
ミクとZちゃんも嬉しそうな笑みを浮かべたのだった。
【南良原ナユナ@怪獣列島少女隊】
[状態]:健康、ミーヤに抱きつかれている
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:死にたくはないけど、人殺しはしたくない
1:ミーヤ君、離れてくれないかな……(苦笑い)
2:輝子、ルツ、ミク、Zちゃんと行動する
3:知り合いがいるなら合流する
[備考]
本編終了後からの参戦
ミーヤを『外来獣』(怪獣)だと思っています。
[状態]:健康、ミーヤに抱きつかれている
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:死にたくはないけど、人殺しはしたくない
1:ミーヤ君、離れてくれないかな……(苦笑い)
2:輝子、ルツ、ミク、Zちゃんと行動する
3:知り合いがいるなら合流する
[備考]
本編終了後からの参戦
ミーヤを『外来獣』(怪獣)だと思っています。
【星野輝子@コンクリート・レボルティオ~超人幻想~】
[状態]:健康、少し困惑
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:『超人』として参加者を助ける
1:ナユナ、ルツ、ミク、Zちゃんと行動する
2:ミーヤ君って怪獣かな?妖怪かな?
3:知り合いや超人課の同僚がいるなら、合流する
[備考]
第二期(THE LAST SONG)中盤付近からの参戦。
ミーヤを『怪獣』か『妖怪』か判断しかねています。
[状態]:健康、少し困惑
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:『超人』として参加者を助ける
1:ナユナ、ルツ、ミク、Zちゃんと行動する
2:ミーヤ君って怪獣かな?妖怪かな?
3:知り合いや超人課の同僚がいるなら、合流する
[備考]
第二期(THE LAST SONG)中盤付近からの参戦。
ミーヤを『怪獣』か『妖怪』か判断しかねています。
【ルツ@魔法使いの嫁】
[状態]:健康、人間(少年)態、精神的疲労・下
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:チセの下に帰る
1:ナユナ、輝子、ミク、Zちゃんと行動する
2:こいつ(ミーヤ)、妖精か?
3:もし、チセやエリアスがいるなら合流する
[備考]
学院編開始直前からの参戦。
ミーヤを『妖精』だと思ってます。
妖精態(ブラックドッグの姿)になっても首輪ははずれません。
[状態]:健康、人間(少年)態、精神的疲労・下
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:チセの下に帰る
1:ナユナ、輝子、ミク、Zちゃんと行動する
2:こいつ(ミーヤ)、妖精か?
3:もし、チセやエリアスがいるなら合流する
[備考]
学院編開始直前からの参戦。
ミーヤを『妖精』だと思ってます。
妖精態(ブラックドッグの姿)になっても首輪ははずれません。
【牛丸ミク(ミクラス)@怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~】
[状態]:健康、精神的疲労・下
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:人殺しはしない
1:ナユナ、輝子、ルツ、Zちゃんと行動する
2:ミーヤ君って怪獣かな?
3:知り合いがいるなら合流する
[備考]
第二期終了後からの参戦。
ミーヤを『怪獣』だと思ってます
[状態]:健康、精神的疲労・下
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:人殺しはしない
1:ナユナ、輝子、ルツ、Zちゃんと行動する
2:ミーヤ君って怪獣かな?
3:知り合いがいるなら合流する
[備考]
第二期終了後からの参戦。
ミーヤを『怪獣』だと思ってます
【Zちゃん(マジンガーZ)@ロボットガールズZ】
[状態]:健康、精神的疲労・下
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:悪い奴はフルボッコ!
1:ナユナ、輝子、ルツ、ミクと行動する
2:こいつ(ミーヤ)……なんなんだ?
3:知り合いがいたら………ま、大丈夫だろ(´▽`)(根拠の無い謎の自信)
[備考]
『+』終了後からの参戦。
[状態]:健康、精神的疲労・下
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:悪い奴はフルボッコ!
1:ナユナ、輝子、ルツ、ミクと行動する
2:こいつ(ミーヤ)……なんなんだ?
3:知り合いがいたら………ま、大丈夫だろ(´▽`)(根拠の無い謎の自信)
[備考]
『+』終了後からの参戦。
【珍獣ミーヤ@巨獣特捜ジャスピオン】
[状態]:健康、亀甲縛りをされて体力消耗・中、ナユナに抱きついている
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:ジャスピオン達の下に帰りたい
1:ミーヤ~♪(ナユナに抱きついていると落ち着く)
[備考]
本編中盤(20~30話付近)からの参戦。
[状態]:健康、亀甲縛りをされて体力消耗・中、ナユナに抱きついている
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:ジャスピオン達の下に帰りたい
1:ミーヤ~♪(ナユナに抱きついていると落ち着く)
[備考]
本編中盤(20~30話付近)からの参戦。
[エロトラップ紹介]
【亀甲縛りの罠@オリジナル】
文字通り、発動すると相手を荒縄で亀甲縛りの形に緊縛する。
SM趣味とM気質がある者にとっては『ご褒美』だが、そうではない者にとっては『拷問』に等しい。
【亀甲縛りの罠@オリジナル】
文字通り、発動すると相手を荒縄で亀甲縛りの形に緊縛する。
SM趣味とM気質がある者にとっては『ご褒美』だが、そうではない者にとっては『拷問』に等しい。