さよならヒューズボックス

最終更新:

fiat500-onlinemanual

- view
だれでも歓迎! 編集
まだヒューズつかってるの?
えらそうな言い方をしてしまいましたが、別にヒューズに罪はないですね(^^;)。
ヒューズをブレーカに替えたいと思った表向きの理由は
(1)ヒューズの予備を持歩かなくて済む。
(2)不測の事態の時にヒューズがないだけで不動車になるなんていや~ん!という事。
で、表向きじゃないホントの理由は「やりたかったから」ということですハイ。
NRF110

このブレーカは和泉電気(idecという商標でも知られている)という処の工業機械や自動販売機などに使われるもののようです。
12Vに使用できますので車にも使えると言うことで、某御大がチンクに付けておられるのを以前から知ってましたが、ありがたいことにその御大より部品を頂くことが出来まして(大感謝しております)作戦が発動されました。

NRF110ブレーカユニットの画像
ブレーカはidecのNRF型サーキットプロテクタというもので0.3アンペアから15アンペアまでラインナップしています。
チンクで使用する範囲では5、8、10、15アンペアと有りますが、今回は8アンペア8系統15アンペア4系統の都合12系統としました。
専用のアダプターが別売されており、レールに取付けられるようになっておりますので、写真のように組んでみました。
今回これらの部品全て御大のご厚意で.....お礼をいっても言切れませんm(_ _)m

ユニット裏側画像
チンクの入力系はもともと3系統です。
バッテリーから(レギュレータを介して)来る「常時電源系」、イグニッションキーによってオンオフされる「ACC系」、ライトのスイッチに連動する「イルミ(ネーション)系」の三つ。
これが6つのヒューズを介して各電装部品に行くのが元々の配線。
ワタクシのブレーカはこの6つのヒューズの替りに12個のブレーカを用意して、増やした電装系に対応しようというものです。
3つの入力系は変らずに常時電源系統に6個。ACC系統に4個。
イルミ系統に2個を割当てました。

常時電源が多いのは、ヘッドライト(リレー有り)、カーステ、社外品ホーン(リレー有り)、ハザードなどの為です。

端子のアップ画像
3系統を12系統に分岐するために活躍したのが写真の端子。平端子の中でもH4端子と呼ばれるものです。プロはこういう場合どうやって、またどんな端子を使って連結させるのかわからないんですが、シロートなりにそこそこきれいに配線できたのでは....とほくそ笑んでおります。
こういった端子は秋葉原に買いに行きます。
電気工作なんてやったこと無いワタシがクルマの整備のためにラジオデパート(小さな部品屋が沢山集まってる)に出入りするようになるなんて、なんか不思議。
(2020年現在、ラジオデパートは随分と部品商が撤退してあまり部品調達がうまく行きません。ネット通販のほうが確実な状況です。)

絶縁はコルゲートチューブで。
接続がすんで考えたのは、ここでショートしちゃっちゃぁ意味がねぇということ。当り前すぎますが。で、とりあえずコルゲートチューブをさくっと刺しておくことにしました。

端子板のアップ
3系統の接続を確実にするためにブレーカ群のはじっこに端子板を設けました。特に常時電源にはアンメータからとオルタ行の5.5スケアという太い配線がくるので脱落したりすることの無いよう確実な配線をと考えた次第ですが、ホントの理由はただメカメカしくさせたかったからじゃないの?と聞かれても否定はしません(^^;
何はともあれ、これにてブレーカユニットの完成です。

さよならヒューズボックス....
ヒューズのアップ 元からあった小さなヒューズボックスとはおさらばです。
ホントはチンクの電装系ってこれでまかなえるほどシンプルで合理的なんですよね。

ユニット取付完了
ステーはアルミ板を切って曲げて穴開けて、と加工をして制作。
ブレーキフルードタンクは少し前に出さなきゃならなかったので同じくアルミですこし前にネジを出し、既存のプラスチックステーをタンクの部分だけ切残してそのベースに取付けました。
(解りづらい説明だと思いますが、要は切った貼ったの場当たり作業でした。)モット苦労するだろうと思ったけど、空間的には多少余裕があるため、あまり工作精度を求められなかったことが幸いして、なんとか完成できました。
それでも一日作業だったので本来一緒にやりたかった配線の整理は次回へお預け。
付け替えたのに配線ごちゃごちゃじゃん!と思われたでしょ、え-涼しくなってもの考えられるようになったらがんばりマース。

べつにパワーアップした訳じゃないんですが、なんか精神的に余裕が出来たっつーか、それよかまぁやり遂げ感があるっつーかでとにかく満足の出来です。
ちなみに前後2つのステーでブレーカユニットを支えてますが、後ろのステーを支点にして持上がるような状態にしてあります。これで配線のやりかえ時などもスムースに作業が出来るように配慮してみますた~。


追記

このブレーカーはスマートにまとめられていて、その後も使用継続していますが、値段を調べると、12本も使うとなれば結構な価格です。
今ならヒューズボックスを平型に改造した上でKIJIMAが出しているヒューズブレーカー平型
などを使用するのも良いかと思われます。(中国製でさらに安価なモノもあるでしょう)

(written by 大塚)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー