間欠ワイパー化しよう
趣旨
FIAT500のワイパーはオンかオフのみで、現代車のような間欠ワイパーはありません。
なので微妙な小雨の日には手動でワイパースイッチのオンオフを行う必要があります。
雨の日に乗らないのであればよいのですが、普段使いの場合はこれは結構煩わしいものです。
そこで、市販のワイパーコントロールシステムを取り付けて、快適化しようという訳です。
なので微妙な小雨の日には手動でワイパースイッチのオンオフを行う必要があります。
雨の日に乗らないのであればよいのですが、普段使いの場合はこれは結構煩わしいものです。
そこで、市販のワイパーコントロールシステムを取り付けて、快適化しようという訳です。
2022/05/09追記:
この配線では『ワイパーが勢い余ってホームポジションを行き過ぎてしまい、自動停止位置を飛び越して次のサイクルに入ってしまう。』ことがある様です。
詳しくは間欠ワイパーの補機(停止前のスローダウン用リレー考)を参照していただき、そちらを理解し上でご自身で判断してください。
この配線では『ワイパーが勢い余ってホームポジションを行き過ぎてしまい、自動停止位置を飛び越して次のサイクルに入ってしまう。』ことがある様です。
詳しくは間欠ワイパーの補機(停止前のスローダウン用リレー考)を参照していただき、そちらを理解し上でご自身で判断してください。
素材
ミツバサンコーワ ワイパーコントロールシステム IS-0403
配線=赤、青、黄、あれば白各色、各0.75sq)
圧着端子=ギボシ端子オスメス、250型平端子メス(ヒューズボックス接続用と必要に応じてテスト用)
配線=赤、青、黄、あれば白各色、各0.75sq)
圧着端子=ギボシ端子オスメス、250型平端子メス(ヒューズボックス接続用と必要に応じてテスト用)
必要な工具
ニッパー
端子用圧着工具
テスター
絶縁テープ、両面テープなど
端子用圧着工具
テスター
絶縁テープ、両面テープなど
作業手順
01
ワイパーコントロールシステムの内容。
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開封するとこのようなセット内容。
ビス留めのブラケット付き。
↓

ビス留めのブラケット付き。


02
配線経路の確認。
残念ながらワイパーコントロールシステム説明書の配線方法ではよくわからなかったので、先達のありがたいブログを元に配線図を起こしました。
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Wiper Ctrl SW=ワイパーコントロールスイッチ。
既存のワイパーモーターやそれに絡むヒューズボックスの配線がどのようになっているかの確認のために、元の周辺の配線も描いてあります。
これはFIAT500Rの場合の配線図(以下同)です。
F、Lでは配線の色やメーター周りの配線が若干異なる程度で、ワイパーの回路的には同じかと思います。
↓

既存のワイパーモーターやそれに絡むヒューズボックスの配線がどのようになっているかの確認のために、元の周辺の配線も描いてあります。
これはFIAT500Rの場合の配線図(以下同)です。
F、Lでは配線の色やメーター周りの配線が若干異なる程度で、ワイパーの回路的には同じかと思います。
注)エーモンの0.75sq配線に白がないので赤で代用しています。
注)ヒューズの取付け位置やアンペア数がこれで正しいかは自信がありませんので、ご自身で確認してください。
注)稀にノーマルではない配線経路にされているケースもあるので、念のため純正配線図と見比べて確認してください。
注)ヒューズの取付け位置やアンペア数がこれで正しいかは自信がありませんので、ご自身で確認してください。
注)稀にノーマルではない配線経路にされているケースもあるので、念のため純正配線図と見比べて確認してください。
ワイパーコントロールシステムの部分のみ抜粋するとこのようになります。
↓

この配線で
→元々のワイパースイッチで通常どおりの動作。
→ワイパーコントロールシステムを噛ませると、今までのワイパースイッチとは別に単独でオンオフ含めて動作。
となります。
つまり、ワイパーを動かすスイッチが二つになります。
↓

→元々のワイパースイッチで通常どおりの動作。
→ワイパーコントロールシステムを噛ませると、今までのワイパースイッチとは別に単独でオンオフ含めて動作。
となります。
つまり、ワイパーを動かすスイッチが二つになります。
注)この時点でトランクルームからキャビン内へ渡る配線はどこを通すかを、車両にてよく確認しておきましょう。
注)ワイパーコントロールスイッチの取付け位置も予め決めておきましょう。
注)ワイパーコントロールスイッチの取付け位置も予め決めておきましょう。
ワイパーコントロールスイッチ本体からの赤線は、500のヒューズボックスの1に接続します。
↓

↓

03
配線作業。
(1)仮設配線。
ワイパーモーター配線のカプラーから配線をいきなり1本抜くのは怖いため、 先ずは仮設配線で動作確認をします。
↓

ワイパーモーター配線のカプラーを外し、250型平端子で仮設配線を作って繋いでみました。
↓

仮設配線による動作確認は成功です。
注)ワイパーはガラスが濡れた状態で初めてほどよい摩擦で動くようになっているため、乾いたガラスにワイパーを当てたまま動かすのはやめましょう。
ワイパーモーターに負担が掛かり、モーターが焼ける原因になります。
必ずこのようにワイパーを起こした状態でテストをしましょう。
ワイパーモーターに負担が掛かり、モーターが焼ける原因になります。
必ずこのようにワイパーを起こした状態でテストをしましょう。
(2)本配線化。
元々あった配線用の穴が後付け装備の配線で埋まっていたのでキャビンに配線を通す位置が悩ましい…。
意を決して新たに穴を開けました。
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鉄板に配線が擦れて被覆が破れるとショートするので、グロメットを取り付けてあります。
元々あった配線用の穴が後付け装備の配線で埋まっていたのでキャビンに配線を通す位置が悩ましい…。
意を決して新たに穴を開けました。
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キャビン内。
赤、白、黄、白の陰に青が見えているのがワイパーコントロールスイッチ用の配線です。
(3)ワイパーコントロールスイッチの取付け。
ボディに両面テープでも良いのですが、今回は同じ場所にハザードスイッチも付けたかったので、アルミ板でブラケットを製作しました。
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採寸しつつ、厚紙で型を作ります。
ボディに両面テープでも良いのですが、今回は同じ場所にハザードスイッチも付けたかったので、アルミ板でブラケットを製作しました。
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ワイパーコントロールの表示が隠れてしまうので、プリントステッカーシートで表示を作っておきました。
ワイパーコントロールスイッチは両面テープでブラケットに貼り付けてあります。
ワイパーモーターブラケットのボルトを利用して、ボディに取付けて完成です。
小雨の日にワイパースイッチを頻繁に操作する手間がなくなり、とても快適になりました^^。
(written by MEX)