エキマニのボルト穴を強化する

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箱根まで全開走行で往復したからなのかエキマニ<>マフラーのガスケットが抜けちいました。(またか~(T_T))
ま、修理自体は簡単なもんだ。
エキマニを外し、面研し取付完了っ!と思った....のもつかのまエキマニをヘッドに固定する最後のネジを回しきったときイヤーンな感触。
がるるるる~。 
ネジなめました(T_T)
リコイルの出番です

用意するもの

リコイルキット
赤く曲がったハンドルを持つのがネジを回して差し込む工具。
その右のまっすぐで赤い取っ手のがネジの奥につく余分の棒を押し切る工具。そのすぐ右、クロームに輝くのがネジ穴を開けるタップ。

下穴用ドリル

かつてはキットは高価でしたが、昨今はドリルまでセットになっていて格安なものもネット通販で探せます。

作業手順

01

あらためてエキマニを外してみると、「なめた」と思ったネジ穴は、(下の方の穴です)今まで気がつかなかったのですが、すでに一度リコイルの様なモノで補修された跡があり、今回はその補修が限界にきたという事なのでした。
ネジが砕けて穴に残っておりました。

パーツクリーナーできれいにしておきます。

02

下穴開けをします。
エキマニ固定ボルトは頭が13mmのボルト。
だからM8、という軸径が8mmの規格です。
ピッチは1.25です。
リコイルキットには8.3mmのドリルを用意しろと書かれています。
そこで、近くのHCへ行きましたが8.2mmか8.5mmしか有りません。
そこでまぁさんに聞いて用意した8.5mmのドリルが写真のものです。
あらかじめ既存の穴の深さをノギスで計測すると約27mmでしたので、その位置にビニテでマーキングします。
これによって深く刺しすぎずにすむわけです。

穴の拡大は一瞬で、この作業は交流ドリルじゃなくても充電ドリルでも十分作業出来そうです。忘れちゃいけないのは穴開けの前に穴に注油しておくということです。穴自体は非常に簡単に拡張できました。 当然、穴の拡大後もよく掃除しておきます。

03

無事に穴を拡大したら次がいよいよタッピングです。
何しろタッピングで舐めれば取り返しがつきません。
人の家の前にクルマを放置するわけにも行かないし、ヘッドの換えだってそう易々と安価に手に入る訳じゃないと考えると緊張が一気に高まります。

ポイントは、
(1)潤滑剤(油)を切らさないよう吹きながらやる。
(2)最初二回転くらい差し込み、とっかかりを作ったら一旦タップを引き抜きます。
(3)削りカスを掃除し、改めて潤滑油を注します。  
(4)その後も、1回転押し込んでは半分戻し、を繰り返します。
タップが開けばリコイルは終わったも同然です。

04

次に付属の工具で小さなコイルを回しつつ押し込みますが大して力もいらずすんなり入るはずです。仕上げに押し入れたネジの奥の、余分な部分を付属の工具で押し切り、リコイル完了です。

05

エキマニを組み付けると、がっしりと閉まる感触が戻っていました。
その後全開走行しましたが全く不安なく、リペアは成功したようです。
エキスパートな人にはたかがリコイル。
されど、トーシローにはどっきどきの大冒険だったというお話しでありました。


写真提供yamame氏
(written by 大塚)

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