有翼のセズリア設定資料「翼人の作り方」

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有翼のセズリア設定資料「翼人の作り方」 - (2016/03/13 (日) 01:41:42) のソース

・セズリアの製作方法

 まず各パーツをそれぞれ培養槽で育てます。
ある程度育ったら次は縫合して接続します。
これを各パーツで行うことでセズリアの素体は造られます。

 次に電子部品。
これは標準兵装の軽量レーザー砲と、
主動力のオクロ機関、
そして生体複合浮遊機関と、
拡張スロットを素体に取り付けます。

 こうしてだいたいのセズリアの形が造られますが、
次はオペレーティング・システムを書き込みます。
各部の電子部品に対しての「OS」を書き込み、
そこにサブシステムデータを書き込みます。
また生体部分の神経網には、
仮想空間上のシュミレート訓練が行われ、
一定の動作を覚えさせます。
これによってセズリアにも意識が芽生え、
ある程度の訓練を積ませることで良きサポーターになります。

 最後に点検して、
各集落にセズリアが出荷されていきます・・・



・セズリアの型番

 セズリアシリーズは「セズリア計画」によって造られたものです。
製作されたシリーズとしては現在「拾参式」まで存在しており、
また改良された旧型機や、アップグレードされた機体も存在しています。
では各シリーズを説明していきましょう。

「Shezlier-1 壱式翼人」
 最初のセズリア。
元々は[[クランダルト帝国]]の機体「[[グランビア]]」に、
四脚の脚を取り付けたものである。
最初の型であるため、試験的な運用を行った。
なおこの後すぐに弐式へとアップグレードされた。
製作機数:2機

「Shezlier-2 弐式翼人」
 アップグレードされた壱式翼人。
腕を二本取り付けた試験機である。
操作系統の確認等を行った。
なおこの機体もすぐさま参式翼人へとアップグレードされた。
製作機数:4機(壱式のアップグレードも含む)

「Shezlier-3 参式翼人」
 アップグレードされた弐式翼人。
オクロ機関を積む試験を行った機体である。
あと複眼を実装した機体であるが、
攻撃力は試験機であるため、無い。
製作機数:2機(そのどれもが弐式のアップグレード)

「Shezlier-4 拠式翼人」
 アップグレードされた弐式翼人。
生体と機械を混合させた「生体複合式浮遊機関」を試験するための機体。
制御機構を生体部品に置き換え、
機械部品で構成された浮遊機関を操作しやすいようにしたものだ。
機械部品が生産しづらい環境であったため、このような形になった。
製作機数:2機(弐式からのアップグレード)

「Shezlier-5 伍式翼人」
 参式と拠式の試験結果を元手に初期量産された機体。
実弾兵装の「ガトリング」を主体に、
ヒグラート渓谷内を自由に掛けることができることを目標にした機体。
電探装置を搭載し、スウェイア細胞を利用した「侵食弾」も使用できる砲身も、
後部に搭載している。
現在も格納庫集落で防衛機体として現役である。
製作機数:だいたい20機(継続しての製作機数である。
ちなみに第一次奪還作戦では参、拠式からのアップグレードも含んだ、
6機で行った。)

「Shezlier-6 陸式翼人」
 第一次奪還作戦後、オリジナルの「ファルディシィオ」が、
「貴方達も人型で戦うと、より直感的に動けるよ?」とアドバイスされ、
四脚だけど頭を人に近づいた機体。
胴(コックピット)の上に頭を付けて、そこに複眼を取り付けたもの。
製作機数:だいたい10機(移行期だったため、伍式で良かったためもある。)

「Shezlier-7 質式翼人」
 レーザー砲身の運用が可能になった機体。
今までのオクロ機関は発掘品を使うことが多く、
出力が安定しないものだったが、
簡易的ながらも製作が可能になったため、質が向上。
そのためレーザー砲を使用できるようになったが、
溜めすぎると爆発して大ダメージを被る難点がある。
許容超過を見極める必要が有ったが、
レーザーが使えるため、使い勝手は良かった。
 オクロ機関が生産できるため、内蔵する程度の余裕もできた。
(以前は必要ならば外部取り付けする必要があった。)
また侵食弾も小型になったため、迫撃砲の弾頭程度になった。
 なおこの機体素体規格が今現在のデファクトスタンダードであり、
この規格をベースにして生産が行われている。
二脚であるため、直感性も向上していることもあるようだ。
製作機数:15機程度

「Shezlier-8 捌式翼人」
 冷却機構を導入した機体。
前までのレーザー砲身では自然放熱に頼っていたシステムだったが、
冷却装置を導入することで強制冷却してクールタイムが短くなった。
 ファルディシィオに近くなっていく機体ではあったが、
まだ神経接続オプションが一部にしか存在しておらず、
また怖がった人も存在していたため、アナログなシステムになっている。
電子兵装も頭に搭載できるようになった。
製作機数:20機程度

「Shezlier-9 給式翼人」
 神経接続システムが標準となった機体。
冷却機構も向上し、より強力な放熱を行うことが可能になった。
光学迷彩は後期型に標準搭載となるが、
前期ではオプションでしか無かった。
また一部のセズリアでは意識が発現したが、
この発見は拾式の後期に発見された。
製作機数:25機(アップグレードも多かった。
だいたいの機数の四分の一はアップグレード。)

「Shezlier-10 拾式翼人」
 光学散乱チャフが実装された。
このチャフはレーザー光を吸収する効果があり、
人工クリスタルチップとして使用されている。
これによって格段に生存率の向上と損耗率も低くなった。
 ファルディシィオのレーザー砲に変更され、
標準搭載となり、銃撃砲身も腕の下に変更された機体である。
その他は給式と変わらない。
製作機数:20機

「Shezlier-11 拾壱式翼人」
 標準ジェットエンジンを搭載。
これによって巡航速度も高まった。
またOSの一部変更もあった程度だったため、
量産性も確保された機体である。
現在の主流機。
製作機数:40機(アップグレードと生存機体も多くなったためもある)

「Shezlier-12 拾弐式翼人」
 拾式の後期に発見されたセズリアの意識体、
この扱いは大変に難しいものだったため、搭載されているのは、
ごくごく限られた機体のみであった。
この頃からメインフレームの電脳処理能力が付与されたスペックがあるため、
電子戦を想定した機体である。
肩に2つの生体複合式浮遊機関を積んだ機体となったハイコスト機である。
製作機数:12機(現在累計)

「Shezlier-13 拾参式翼人」
 最新機。主人公達が使っていた機体。
もはやオリジナルのファルディシィオを超えたとも言われている機体。
本編主人公たちの部隊が4機全員生存でメルカヴァを鹵獲に成功する快挙を成し遂げる。
生体複合式浮遊機関を3機関積んであり、
メインとサブを併用することで得られる機動性は凄まじいものがある。
光学的散乱チャフも標準で搭載され、汎用意識体も搭載できる。
(アルファのサポート意識体のシフトを積んでいた描写有り)
ハッキング能力も向上している。
ただ、コストはべらぼうに高い。量産化規格に向けて試験中である。
製作機数:8機(現在新規運用中。)