神聖ミテルヴィア

神聖ミテルヴィア Holy Mitervian

国旗追加(2023/07/09)

北半球文化圏で信仰されている空鯨教(ヴィーア教)の総本山。
 陸鳥期などで黄金期を迎えるが、南北戦争に入ると求心力を失っていく。
それでも信者たちの間では一度は巡礼するべき地として重要な存在であり続けた。

 

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国旗
公用語 ミテルヴィア語
首都 聖都アーケー
最大の都市 サマ自由区
通貨 聖符
メルパゼル・エイン
国歌 空鯨はみちびく
民族構成

自由区民は
在留資格者
中心である
聖鯨区
ミテルヴィア系
その他

98%
2%
自由区
メルパゼル系
アーキル系
フォウ系
ミテルヴィア系

40%
30%
20%
10%

キャラクター・パレット

1:系 2~3:系 4~6:系

概要

大陸北西部のフォウ王国メルパゼル共和国の国境に挟まれて存在する小さな宗教国家。
人口は80万人程度であり、その国土に対して人口の分布は極めて小さく国土にあるいくつかの街や村に集中している。
ヴィーア教の宗主国であり、聖都アーケーは信者は一度は巡礼に向かう地とされる。

基本的に国民はすべてヴィーア教の敬虔な信者であり、外部への旅行は例外を除いて禁止されその一生をその地にて全うすることが求められている。
そのため、経済活動のため設置された外国人らの"一時的"居住・商業活動区域である自由区を除けば国土にはミテルヴィア系以外の住人は居ない。
空中艦の存在はそれが機械式であっても断固として認めておらず、同国上空の飛行物体の通過はスカイバードどアーキル連邦軍駐留艦隊の出入りを除いて禁じている。

第一紀以降、各国が目覚ましい工業化を遂げる中でも頑なに古来の生活様式を維持し続けていたが、第三紀の終わりの"ミコレグ大彗星の夜事件"以降は一転して近代化を図った。
この国の歴史は外部との接触にあまり影響されてこなかったことから、近代化前・後で語るべきだろう。
近代化後は宗教国家でありながら積極的に技術を取り入れる方針を打ち立てており、あまりに地味すぎて誰も記憶していないが、相乗りの形ではあるが人工物体を世界で三番目に打ち上げたのもこの国である。(ヴィーア教の黄金ディスク)


 

ラスティフロントでの位置づけ

ラスティフロントにおける神聖ミテルヴィアは、ヴィーア教の信者やスカイバードに対して畏敬の念を持つキャラクターにとって唯一無二の、聖なる国という認識で存在しています。
所謂教会に相当するものは寺院として各地に建設されており、遠くに行く余力のないものはその場所で祈りを捧げます。
ミテルヴィアの国民は聖鯨区と自由区で描かれ方が大きく異なります。
聖鯨区は外部の情報にあまり触れていないため、自分たちがこの世で一番清らかな身分にあり幸せだという認識にあります。
一部の子供や青年は年貢を納めるために上京した商人から外の世界のことを知って、脱出を企てるかもしれません。
それは好奇心のためであり、国民が困窮しているわけではないことに注意してください。
対極的に自由区では、ミテルヴィア国民でありながら各国の人から情報を仕入れつつ、宗教グッズ販売などで強かに暮らしている人たちを描くことができるでしょう。
どちらにせよ彼らに自国または連邦軍への兵役義務はないため、ミリタリーアクションをさせる場合は何らかのこじつけが必要です。

 

歴史

文化(教義)

ヴィーア教で守るべきとされている教義や教えを箇条書きで解説します。

前提知識

  • 人は大罪を背負っている (終末戦争の描写がやけに詳しくおそらくそのことを言っていると思われる)
  • その罪は調停者の出現によって拭われると信仰されているが、調停者の記載が曖昧すぎて信者によっても解釈が異なりまくっている
  • なにか大事なことに直面したとき、驚いたときに左手で拳を作り胸を当て、目を閉じる
  • 挨拶の際は同じように拳を胸に当て、手を伸ばして互いの拳に触れる
  • 握手は悪手 (手のひら=秘めるべき心の中身を直に接するため)
  • 酒は片手で持てる容器を1週間に1杯まで (左腕がやけに太いミテルヴィア人は多いという噂だ)
  • クルカはスカイバードの使徒である
  • 追記:例外としてきわめて行儀の悪いクルカは同じく大罪を背負っている (アーキルから持ち込まれたクルカのことを指していると思われる)
  • ラドゥ教はヴィーア教の二次創作だというのがミテルヴィアの公式見解である
  • 故にラドゥ教信者もやろうと思えば巡礼できる (グッズを買ってほしい)

教え

  • 人は、高みを目指してはならない (人ごときが空を飛ぼうなんて考えるな)
  • 空は、人にとってあまりにも広すぎる地獄である (心の汚れた人にとっては空はキレイすぎて心が火傷するよ)
  • 空鯨は、常に天井におはす (空を飛んで良いのはスカイバードだけじゃなきゃやだ)
  • 心に拳の空を持て (いつも心にスカイバード)
  • 調停者降臨の日を待て (ずっと祈ってればいつか許してもらえる)

 

政治

教皇 1名、世襲制
空鯨大主教 3名、世襲制
政務大神官 知事に相当
外務大神官 大使に相当
神務大神官 官僚に相当

政務巫女 聖鯨区や自由区の巫女さん 仲間内でカーストがあるらしい
従軍巫女 連邦軍についていって教えを説いたり元気づけたりしている

  • 国自体が小さいこと、毎日単調なことから各地から上がってくる報告を元に簡単な取り決めをするだけで政務ができている
  • 宗教祭事が日々の関心事で、それを回すことが最も大切だと考えて政策決定している
  • 基本的に教皇と大主教、大神官の代表らの密室で製作が決定される
  • 彼らも信徒であるため結構まともに働いている
  • 非民主的だがおそらく北半球で最もクリーンな政治をやっている

 

外交

帝国関連

  • クランダルト帝国を地獄からも追放された悪魔の国と訴えている また、それに加担する国も同罪としている(南パンノニア、六王湖、ネネツ、バセン、スクルフィル等)
  • 補足:バセンもミテルヴィアと同じくスカイバードを崇める国ではあることを認識しているが、ヴィーア教は人が神に跨ること、空をとぶことを認めていないためである

北半球関連

  • ラドゥ教はヴィーア教の二次創作としているため、好意的解釈により例外的に許されている
  • メルパゼルの宗教(仮称:炊飯器信仰)は解釈不一致の邪道二次創作としており、改宗を強く勧めている
  • 第一紀以降はさすがに態度を改め、国内で空を飛ぶ乗り物を使わなければ良いとしている
  • 北半球系各国に外務大神官を派遣している。

経済

基本的に地産地消、慎ましく生き、一定数の貢物を納める小さな世界であったため、商業活動という物自体が根付かなかった。
しかし、周辺国家が近代的商業を初めて国際貿易が頻繁になってくると、安い穀物が大量に流入してくることとなり相対的に国民の暮らしは貧しくなった時代があった(飛鳥期)
ミテルヴィアは、商業を欲にまみれた汚れた活動と認識しつつもそれを受け止める必要ができたため、「ミテルヴィアじゃないんだけどほぼミテルヴィアの土地で、ミテルヴィア人じゃない人がチョットの間だけ、年貢を納めるための汚れ仕事をしてもいい土地」として自由区を設置。
良い落とし所を見つけたことで近代社会に頑張って適応している。

そのため通貨は存在しないのだが、一応引換券みたいな"聖符"が流通しており、労働に対してそれを渡すことで外部の穀物を手にすることが可能だ。
もう地産地消の慎ましい生活には戻れそうにもない。
なお自由区では平然とメルパゼル・エインが流通している。

 

軍事

第三紀の終わりまで、アーキル駐留艦隊が存在した。
ほぼ動くことのない艦隊で、アーキル軍にとって最も効率の良い収入源でもある。
以降は国軍を持ち、真の近代独立国として国際社会に参入した。
 

560年~ 駐留艦隊設置
クリヴナ級駆逐艦x1、高速護衛艦 ツァーラツァ・エカセリネx3、パノラマノラx2
バリアンテ飛行小隊x1

594年~ バレエガルタ事件を受けて艦隊増強
エル=クラッド級防護巡空艦x1、コンスタンティン級駆逐艦x1、クリヴナ級駆逐艦x2、高速護衛艦 ツァーラツァ・エカセリネx1、国境防衛艦x2
バリアンテ飛行小隊x1、ユーフー飛行小隊x1

619年~ 艦隊緊急徴用法発動
高速護衛艦 ツァーラツァ・エカセリネx1
飛行隊なし

626年~ 艦隊再配置 新造艦を配備したとアピールした
ゼン級x1、ニッポディア級x2

630年~ 書類ミスで3日間存在した幻の艦隊
第6警備艦隊 コンスタンティン級x12
22特務隊 テュラン級駆逐艦x8
テマ・テマ輸送護衛艦隊 武装商船x9、商船改装空母x2
ゼン級x1、ニッポディア級x2

630年~ ふたたび戻る 何故かニッポディア級が減っている
ゼン級x1、ニッポディア級x1

643年 ミコレグ大彗星の夜事件
艦隊は解体された

650年 ミテルヴィア郷土防衛軍の設立
エル=クラッド級防護巡空艦x1、シグニット級駆逐艦x2
フォイレMk-2 飛行小隊x6
グリペン級戦闘空雷艇 雷撃小隊x1

 

 

特筆事項

最終更新:2023年07月09日 18:30
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