キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS
【きゃぷてんつばさに わーるどふぁいたーず】
| ジャンル |
サッカーアクション |
&amazon |
| 対応機種 |
PlayStation 5 / Nintendo Switch / Xbox Series X / S / PC Steam |
| 発売・開発元 |
バンダイナムコエンターテインメント |
| 発売日 |
2026年8月27日 CS版 / 2026年8月28日 Steam版 |
| 定価 |
8,470円 税込 通常版 |
| レーティング |
CERO:A 全年齢対象 |
| 判定 |
なし
|
| ポイント |
キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONSの続編 世界観ならではの派手な演出と迫力の技再現 オリジナル選手制作のパーツが大幅増加 |
| キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS / キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS |
「世界よ。これがサッカーだ。」ワールドユース編を舞台に繰り広げられる激闘のネオサッカーアクション
概要
バンダイナムコエンターテインメントより発売された家庭用『キャプテン翼』シリーズの最新作。前作『
キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS』から約6年ぶりの続編となる。
原作の「ワールドユース編」をベースに、原作者・高橋陽一監修のオリジナルストーリーやIFシナリオを楽しめるモードを搭載。参戦国は全22ヵ国、110体以上のプレイアブルキャラクターが収録されている。
評価点
- 世界戦ならではの圧倒的なスケールを誇るシナリオ構成
- 世界各国の強豪たちが集うワールドユース編を舞台にしているため、前作の国内大会やジュニアユース編を遥かにしのぐ重厚かつ広大なスケールのストーリーが展開される。
- 世界トップクラスのライバルたちがそれぞれの誇りをかけて激突する群像劇として仕上がっており、世界大会ならではの緊迫感とスケール感がプレイヤーの興奮を誘う。
- 世界観を象徴する派手なスーパーシュートのオンパレード
- 各国の代表選手やオリジナルキャラクターが繰り出す必殺シュートのバリエーションと演出が極めて充実している。
- 物理法則を無視した超次元な軌道やエフェクトを伴うド派手なシュート演出が次々と繰り出されるため、試合を通じて派手な大技の応酬を楽しむネオサッカーアクションとしての爽快感が抜群である。
- オリジナル選手制作におけるパーツの自由度と大幅な増加
- エディットモードで選択できる髪型、顔のパーツ、アクセサリー、スパイクやユニフォームなどのカスタマイズパーツが前作から大幅に増加している。
- パーツのバリエーションが拡充されたことで、より自分好みのオリジナル選手を細部まで再現・作成できるようになり、アバター制作の幅と愛着が格段に深まった
- アクション性の拡充とボリュームの大幅な増加
- シュート以外のパス、ドリブル、タックル、ブロックにもスーパームーブが新規追加され、フィールド上の駆け引きが前作から深まっている。
- 110体を超える圧倒的なプレイアブルキャラクター数と150種類以上の新規ムーブが実装されており、参戦国数も全22ヵ国に倍増している。
- 原作ファンを魅了するBGMとサウンド演出
- 牧野忠義氏が手掛ける全80曲以上の壮大なBGMや「燃えてヒーロー」のアレンジバージョンが試合展開を熱く盛り上げる。
- 前作の「育成・周回ゲーム」から「試合重視」への方向転換に対する評価の割れ
- 試合そのもののテンポや駆け引きの面白さを評価する声がある一方で、前作の「New Heroモード」に代表されるような、複数の学校や友情ルートを渡り歩いて選手を何周も育てるRPG的な育成・周回体験が大きく削られたことに対して不満の声が上がっている。
- また、自由なチームビルディングを行えた「DREAM TEAM EDIT」や独立した大会モード(CHAMPIONSHIP)が削減されたため、一人用モードのやり込みやリプレイ性をどこに見出すかでユーザー間の評価が大きく分かれている。
論争点
- ラフプレイ表現の強化と映像化による過度な悪目立ち
- 原作の展開やキャラクター性を忠実に再現した結果、肘打ちや過激なスライディングといった強力なラフプレイアクションがゲーム内でも強化・再現されている。
- 原作通りの描写ではあるものの、今作の高精細なグラフィックと迫力あるムービー演出によってカットイン表示されることで、スポーツゲームとして「なんでこれがセーフなんだ?」と疑問を抱く声が多く、余計に粗暴さや悪質さが強調されて目立ってしまう。その一方で、現実のサッカーから逸脱した超次元なプレイぶりを「バカゲーとして楽しめる」と肯定的に受け止める意見もあり、評価が分かれている。
- 全日本代表の優勝展開に対するリアリティとフィクションの温度差
- シナリオの結末として日本代表が世界の強豪国を破って頂点に立つ展開は原作通りの流れである。
- しかしながら、現実のFIFAワールドカップにおいて日本代表がベスト8の壁に阻まれているリアルな情勢と比較した際、世界の超強豪をなぎ倒して優勝するという展開に対してファンタジーとしては熱いと捉える層がいる一方で、流石にやりすぎであり現実味が薄く白けてしまうと感じる層も存在し、リアル志向のサッカーファンとの間で受け止め方に議論が生じた。
- アクションの複雑化による大衆性と競技性のバランス
- 前作に比べてキー操作やアクションの選択肢が大幅に増えたことで、対戦ゲームとしての駆け引きの幅が広がったと評価する声がある。
- 一方で、直感的に大技を繰り出す爽快感が薄れ、格闘ゲームのような入力精度の要求やシステム把握のハードルが上がったと感じる層も存在し、評価が分かれている。
問題点
- 相手の強制ムービーシュートによる理不尽な高難易度
- 前作と同様に、特定の試合イベントで相手チームがプレイヤーの防ぐ手段がない「強制ムービーによる失点(ムービーシュート)」を繰り出してくる仕様が継続している。
- 特にアルゼンチン戦などの屈指の難所に多く盛り込まれており、プレイヤーがどれだけ完璧な立ち回りをしても強制的にゴールを奪われてしまう。サッカーゲームにおいて自力で防げない複数点の失点を背負わされる調整はきつく、理不尽なストレス要因として強く批判されている。
- 前作主人公と今作主人公の別人物化および怪我離脱設定
- 今作のオリジナル主人公は前作の主人公とは異なる新しい別人物として設定されている。
- 前作の主人公は「怪我により第一線を離脱した」という設定で処理されているが、わざわざ前作の主人公と今作の主人公を別々に分ける必要性に対する疑問や、前作で手塩にかけて育て上げた愛着のある主人公が怪我で不遇な扱いを受けていることに対する悲しさや落駄を抱く層が多く、この設定変更についてプレイヤー間で強い批判を呼んだ
- 今作のオリジナル主人公が空気
- プレイヤーが作成したオリジナル主人公は物語に登場し原作キャラクターと交流するものの、物語の大筋にはほとんど影響を与えない。
- 会話の選択肢が用意されているものの展開が変化せず、主人公が無口で人格描写も乏しいため、プレイヤー自身の選択でキャリアや物語を変えていく体験が十分に実現されていないという批判がある。
- さらに、キャンペーン中でも作成した主人公がすべての試合で常に操作対象になるわけではなく、育成・カスタマイズの自由度も前作から大幅に減っている。
- シナリオ展開の省略およびアニメーションの削減と実況処理の多用
- 日本でのライバル達の高校編や試合などの一部展開が大幅に省略されており、それに伴いムービーやアニメーション演出による丁寧な描写もカットされている。
- 重要であるはずの試合や物語の過程がダイジェストや実況テキストの解説のみで済まされるというお粗末な処理が増加しており、ストーリーを追う上での盛り上がりや没入感が大きく削がれている。
- オンライン対戦時の回線依存性とフレーム落ち
- 各種必殺ムーブやカットイン演出が重なった際、画面の処理落ちが発生し、オンラインマルチプレイにおいて入力遅延が生じやすい課題が存在する。
- UIの煩雑さと育成周りのテンポの悪さ
- キャラクター育成やカード解放・編成画面などのUI階層が複雑で、メニュー間移動のロードやテンポの重さがストレス要因となっている。
- キャラクター性能差と対戦バランス
- 110体以上の大所帯ゆえに、一部の強キャラクターや強力なスーパームーブに依存した立ち回りが極めて強く、対戦環境における多様性に課題が残る。
- キーパー視点などの新カメラ演出に対する好悪
- ゴールキーパー視点でスーパーシュートに対峙する新カメラ演出が導入されており、原作さながらの脅威を体験できる工夫がなされている。
- この迫力を肯定的に捉える意見がある一方で、対戦時の視認性低下や試合のテンポを削ぐと感じるプレイヤーもおり、演出の挿入頻度に対して意見が散見される。
- CPUによる過剰でしつこいタックルと試合テンポの悪化
- 敵のディフェンダーが頻繁に強力な必殺タックルを仕掛けてくるため、シュートやパスのチャージが常に中断されやすい。
- 回避しても硬直中に攻撃される状況が多く、さらに長い必殺技の演出が何度も発生することで、試合がたびたび中断されてテンポが削がれるという不満が指摘されている。
- 理不尽に感じられる試合中の細かなミッション条件
- 試合ごとに「指定選手のアシストで特定のキャラに得点させる」などの細かい達成条件が課されるが、相手の特殊セーブやキーパーの強化によって阻まれやすい。
- 条件を満たそうとして妨害され、試合に勝利しても進行上の条件を満たせない場合があるため、同じ試合を何度もやり直す強いストレスにつながっている。
- キーパーの過剰な強さとシュートの通りにくさ
- 「パーフェクトセーブ」や「ミラクルセーブ」などにより、強力な必殺シュートが何度も止められる。一般的な選手が放ったシュートでも防がれることがあり、得点条件がある試合でセーブが続くと進行が滞りやすい。
- カスタム要素・技習得の自由度の低下
- 前作では複数の選手から技を習得して自分だけの選手を作る楽しみがあったが、今作では習得・装備できる技の自由度やパッシブスキル等のカスタマイズ要素が大幅に削られている。
- 操作の簡略化に伴うゲーム性の単調化
- キャラクターごとの能力値が廃止されたりドリブルやタックルの選択肢が減ったりしたことで、選手の個性が薄れ、状況に応じた戦術的な読み合いが浅くなったという指摘がある。
総評
- 6年ぶりの最新作としてアクション性・ボリュームともに大幅な進化を遂げたファン必見のアクションゲーム。
- キャラクター数や迫力の演出、BGMは絶大な評価を受ける一方、操作やUIの煩雑さ、対戦環境のバランス面における課題から、ユーザー間では賛否が分かれる結果となった。
最終更新:2026年10月11日 16:46