トップランディング

TOP LANDING

機種:AC, EGRETII mini
作・編曲者:相澤静夫 *1 ※ノンクレジット
サウンドディレクション:八木下直人 *2 ※ノンクレジット
ボイス、効果音:今岡史朗 *2 ※ノンクレジット
サウンド:ZUNTATA
発売元:タイトー
発売年:1988年9月下旬 (AC)、2024年12月19日 (EGRETII mini)

概要

ミッドナイトランディング』の続編にして「ランディング」シリーズの第2作目。筐体は白地に赤いラインとなった。
前作のドット絵&夜間のみの表現から、今作は88年ながら3Dポリゴンを採用し臨場感が大幅向上、昼間のステージも登場した。

作曲はタイトー外注サウンドスタッフの相澤静夫氏が担当。
当初はZUNTATAのFummyこと今岡史朗氏が作曲を担当予定だったようだが、理由あって取りやめとなったと、YAGこと八木下直人氏と共にサントラで語っている。
昼間のステージが追加されたこともあり、前作よりも軽やかな雰囲気の曲が増えている。
それぞれのメインテーマが着陸態勢ごろに終わるような長さに調整されており、効果音とナレーションだけが無機質に響く中で緊張感のある着陸を行うことが出来る。
また海外版のMain Theme系楽曲ではイントロを過ぎると音量が抑えられ、セリフや効果音にフォーカスさせるサウンドデザインとなっている。
なおスタッフロールで「アイネクライネ」が流れるのは小倉久佳氏が考えたアイデア。
小倉氏は相澤氏に「新曲の感覚で、アイネクライネを知らない人に聴かせるつもりでアレンジして」と頼んだという。*3

余談だが、コールサインに登場する「JT2610」は本作に使用されている音源チップ「YM2610」から採られているものと思われる。*4
また、本作の発売に対し、3年前に発売されたタイトー制作のレーザーディスクゲーム『タイムギャル』の主人公レイカのスチュワーデス姿の等身大立て看板が販促用に作られたことで話題を呼んだ。


収録曲 (曲順はティームエンタテイメント版に準拠)

曲名 (配信) 曲名 (ティームエンタテイメント) 補足 順位
タイトルデモ
クレジット
ハンドル位置合わせ
空港ジングル3 東京国際空港
メインテーマ1 Main Theme 1 (練習・小型機) 離陸
ROUND 1, 2, 3
評価 成功&結果
空港ジングル1 大阪国際空港
空港ジングル2 福岡国際空港
空港ジングル4 サンフランシスコ国際空港
メインテーマ2 Main Theme 2 (中型機) ROUND 4, 5, 6
空港ジングル7 ドゴール空港
空港ジングル5 リオデジャネイロ国際空港
空港ジングル6 シドニー国際空港
メインテーマ3 Main Theme 3 (大型機) ROUND 7, 8
空港ジングル8 ダレス国際空港
Failed 着陸失敗
トータル表示 失敗&結果
Staff Roll - Serenata No13 Eine Kleine Nachtmusik : Wolfgang Amadeus Mozart - 作:Wolfgang Amadeus Mozart
原曲:「Serenata No13 Eine Kleine Nachtmusik」
Name Set Name Entry
Game Over

サウンドトラック

究極タイガー -G.S.M.TAITO 2-

各空港ジングルは未収録となっている。

レジェンド オブ ゲームミュージック ~プレミアムBOX~


DISC.5に『究極タイガー -G.S.M.TAITO 2-』に収録された音源を再録。

トップランディング&ランディング・ハイ・ジャパン

各空港テーマを初めて収録しているが、空港名を明記しない曲名となっている。
また現在の「失敗&結果」は「トータル表示」として収録されているが、実際の最終クリア時のTOTAL表示時は無音である。

タイトー レトロゲームミュージック コレクション4 ライディングヒーロークラスタ


DISC.2に収録。
「クレジット」が初めて収録されたほか、空港テーマに空港名が明記されるようになった。

タイトーデジタルサウンドアーカイブス -ARCADE- Vol.4


DISC 1にデジタル録音した音源を収録。
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  • YM2610
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最終更新:2025年02月02日 12:00

*1 ZUNTATAのXへのポストより

*2 『電撃TAITO STATION VOLUME4』p. 27より

*3 音画制作所解剖室 FILE.17より

*4 タイトー作品では後に『メタルブラック』にて同様に「AREA 26-10」と命名された楽曲が存在する。また、JT2610は過去に中国の重慶江北国際空港からインドネシアのングラ・ライ国際空港へ運航したライオン・エアの便として実在した