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崑崙宮殿 - (2015/06/03 (水) 15:49:29) の1つ前との変更点
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[[黄錦龍]]が創法・形を用いて顕象したと思われる建物。
天空に浮かぶ中華の意匠が施された荘厳華麗な外観を湛える宮殿。
全長はやはり極大であり、妖しの霧に揺蕩いながら蜃気楼のごとく浮かぶ様はまさに崑崙――伝説の仙境を思わせる。
内部へと続く階段こそあるものの、それは地上までには届いていない。
紫禁城、銅雀台……中華の歴史上におけるあらゆる宮殿を混ぜ合わせたような外観
平衡感覚や距離感を歪める奇怪な建築様式は四次元的ですらあり、
まさに見る者を狂気へ誘う渾沌、およそこの世のものとは思えない。
現実に在らざる仙境は崑崙とも、玄都とも。玉虚、碧遊、または蓬莱、螺湮城とも。
いずれにせよ人が立ち入れる場所ではないという点は共通しており、王の閉じた楽園には、何者も侵入できない。
目に見える距離はまったく当てにならず、真っ当な踏破の仕方では、辿り着けない。
ただし、他人の言葉を馬耳東風と受け流す黄錦龍であっても、
自分自身の声にだけは耳を傾けざるをえないため、
黄錦龍の眷属とそれに内部から呼ばれた者は辿り着くことができる。
もしくは黄錦龍の酔いを醒ますことである。
宮殿から広がる異界の煙は、鎌倉中の人間すべてを変えていく[[万仙陣]]であり、
黄錦龍は宮殿の最奥で微睡んでいるだけで、三日も待たずに全世界を万仙陣で飲み込むことが可能。
宮殿内部は黄錦龍の原風景、呼吸をやめても肌から浸透してくるような超密度の阿片香と薄桃色の靄で満たされている。
この中で葛藤を抱き、これを越えねばと思った者は、万仙陣によって顕象した自分と戦うはめになる。
その強さは、強いと思えば強くなり、弱いと思えば弱くなるが、思いがどちらかに傾きすぎれば万仙陣に嵌ることなる。
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[[黄錦龍]]が創法・形を用いて顕象したと思われる建物。
天空に浮かぶ中華の意匠が施された荘厳華麗な外観を湛える宮殿。
全長はやはり極大であり、妖しの霧に揺蕩いながら蜃気楼のごとく浮かぶ様はまさに崑崙――伝説の仙境を思わせる。
内部へと続く階段こそあるものの、それは地上までには届いていない。
紫禁城、銅雀台……中華の歴史上におけるあらゆる宮殿を混ぜ合わせたような外観
平衡感覚や距離感を歪める奇怪な建築様式は四次元的ですらあり、
まさに見る者を狂気へ誘う渾沌、およそこの世のものとは思えない。
現実に在らざる仙境は崑崙とも、玄都とも。玉虚、碧遊、または蓬莱、螺湮城とも。
いずれにせよ人が立ち入れる場所ではないという点は共通しており、王の閉じた楽園には、何者も侵入できない。
目に見える距離はまったく当てにならず、真っ当な踏破の仕方では、辿り着けない。
ただし、他人の言葉を馬耳東風と受け流す黄錦龍であっても、
自分自身の声にだけは耳を傾けざるをえないため、
黄錦龍の眷属とそれに内部から呼ばれた者は辿り着くことができる。
もしくは黄錦龍の酔いを醒ますことである。
宮殿から広がる異界の煙は、鎌倉中の人間すべてを変えていく[[万仙陣]]であり、
黄錦龍は宮殿の最奥で微睡んでいるだけで、三日も待たずに全世界を万仙陣で飲み込むことが可能。
宮殿内部は黄錦龍の原風景、呼吸をやめても肌から浸透してくるような超密度の阿片香と薄桃色の靄で満たされている。
この中で葛藤を抱き、これを越えねばと思った者は、万仙陣によって顕象した自分と戦うはめになる。
その強さは、強いと思えば強くなり、弱いと思えば弱くなるが、思いがどちらかに傾きすぎれば万仙陣に嵌ることなる。
最終的にこの宮殿は、主の祈りに呼応して[[四凶渾沌・鴻鈞道人]]へと変貌した。
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