ツヴァイ・ヴィルクリヒカイト
あらすじ
「俺達は現実に生きている。どれだけ憧れて求めても、幻想にはなれないんだよ」
狂の“座”が消え、女神の抱擁に包まれた世界。
黄金の獣は友との誓いを胸に。
焦熱と閃光の戦姫は高潔な軍人として。
淫婦は母であることを望み。
地星は魔女として果てた己を知ることなく。
薔薇と少年しょうじょは血の嵐に酔いながら。
邪聖は薄桃色の微風を求める。
そして麻薬の名を持つ執行官は……
Dies irae Acta est fabula――終幕した歌劇の後に始まる新たな現実と物語。
各々が各々の今を生き、流れ過ぎ去り全うする。
それこそが人間。それこそが生に真摯であること。
二人の斬首官が交わした言葉の通りに世界は回り、完結する。
だがそこに嘆きはない。
なぜなら彼らが囚われていた永劫の牢獄は消えたのだから。
世界は無限に繰り返される既知ではなくなったのだから。
それこそが女神の采配。
それこそが刹那を愛した彼への祝福。
彼女の愛で包まれた新世界で、第二の現実が幕を開ける。
「日本へ行きたまえ」
黄金が告げた言葉の真意は何だったのか。
「テレジアが、きっと待っているだろう」
スタッフ
発売日:2010年4月23日
価格:3,990円(税込み)
仕様:CD3枚組/ブックレット一冊(20P)
年齢制限;全年齢対象
備考
『Dies irae ~Acta est Fabula~』のサントラ『Neuen Welt Symphonie』に収録された玲愛ルートの後日談スペシャルドラマ。
そのためクリア後でないとネタバレ必須の内容となっている。
最終更新:2023年03月16日 00:23